お隣の様子が急におかしくなってしまった   作:納豆伯爵

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この作品であんまり焦点を当てていない乃依くんのお話です。


乃依君が遊びに来た

ピンポーン

 

「んあ?誰だこんな早くに…」

今日はかぐやとヤチヨは配信で彩葉はバイトで今送ってきたばかりだからまだ時間じゃないはず…

「って、乃依?」

遊びに来たのはまさかのブラックオニキスの乃依だった。

 

『…やっほーセンパイ遊びに来たよ』

「遊びに来たってお前…まあいいけど」

んな、事前連絡もなしにと思ったがなんかいつもと様子がおかしかったのでとりあえず招いた。

 


 

「んで、どうして俺んとこに来たんだ?」

「え?なんとなくだけど?」

「追い出すぞクソガキ…」

とりあえず、雷さんに連絡とるかと思いスマホを取り出すと

「待って、誰にも連絡しないで…」

乃依がこちらの手を掴んで止めるように懇願してきた。

「はじめっからそう言え、何があったんだよ」

「実は…センパイに相談があって…」

相談ねえ、俺が力になれるのか?

「俺、実はアキラの事が好きなんだよね…」

 

「ふーん、朝日さんの事がね~…え!?マジで!?

「おおまじで////」

「それで?何でそれが俺に相談することになったんだ?」

俺、周りから朴念仁とか鈍いとか言われる機会多かったから多分こういう相談には力になりにくいと思い聞いてみた。

「センパイ、彩葉ちゃんと結婚してるしアキラも信頼している様子だったから何かいい攻略法知らないかな?って。あと、アキラが京都に戻ってた時に母親にも気にいられてたって」

「俺は酒寄家特攻なんて持ってねえよ…」

婚約はしたけど、籍はまだ入れれてないし…朝日さんはいつか〆る…

 

「やっぱり、変かな?男が男を好きになるのって…」

「変じゃねえよ、それ言ったら俺なんて初手プロポーズだぞ?それこそ変だろ」

「それはまた違うんじゃ…」

そうだろうか?結局本質的には一緒な気がする。

「少なくとも、俺はお前の好きって気持ちを笑わねえよ。つか、人の気持ちを笑えるほど偉くもないし。」

「かぐやちゃんが告られてたら?」

「俺か師匠が出てきてその場でそいつと殴り合う。俺らより弱いやつにかぐやは渡さん!!」

「シスコンじゃん…」

「朝日さんだっておんなじことするさ、だって俺の事最初は気に食わなかったみたいだし。」

初対面の頃になんで敵意をむき出しにしていたのか一度聞いたことあったがその時の回答は『彩葉の近くに男が居るのが嫌だ』ってシスコン全開の理由だった。認めた理由も『彩葉の為にあそこまで俺に啖呵切ってやり切るやつだったから』って言ってたな。

「なんか、話が逸れちまったな。あー、要はその気持ちを変に思う必要も隠す必要もないって話なんだわ。」

「どうして?」

「お前が信じて惚れた酒寄朝日って男がどんなやつかはお前が一番知ってるだろ?」

 

そいつは人の気持ちを鼻で笑うようなやつか?「違う」

そいつは人の気持ちを変だと一蹴するようなやつか?「違うよ」

そいつは人の本気を馬鹿にするようなやつか?「絶対にしないよ」

 

「なら、それが答えだよ。まあ、あっちは大人だから色々考える可能性は高いけど、少なくとも乃依が言ったように人の気持ちを笑ったり変だって言ったり、馬鹿にするようなやつじゃないよ。」

「うん…」

「おっし、悩みが吹き飛んだなら俺が鍛えてやろうか?師匠ほどじゃないけど俺も現実で腕っぷしは強いんだわ。」

「聞いた、文化祭で机割ったって」

「どこで知ったんだよ…」

あんとき、稲葉にめちゃくちゃ怒られたんだよ…

「それでさ、結局彩葉ちゃんをどうやって堕としたの?」

「俺も知らん。」

「なんで知らないの!?」

かぐやとかヤチヨは知ってるみたいだけど何故か教えてくれないんだよな~~

「旦那としてそれはどうなの?センパイは彩葉ちゃんの事いつから好きになってたの?」

「え!?普通に恥ずかしいから言いたくないんだけど////」

「言わなかったら彩葉ちゃんにあることないこと吹き込む」

「脅しじゃねえか!?」

やめてね、それは俺に一番効く攻撃だから。

「まじで笑うなよ////」

「笑わないよ、俺もセンパイと一緒で人の事笑えるほど偉くないし」

 

「ひ、一目惚れだよ////」

「え?まじで?」

「まじで、ていうか今にして思うとって感じだな、自覚したのは別の時だし。」

「いつ気づいたの?好きって気持ちに?」

 

「ここに引っ越してきた時、彩葉が隣にいることに安心感を覚えたときに自覚はしたかな?」

これ、オフレコで頼むな。まじで誰にも言ってないやつだから

「待って俺たちと対戦したときに彩葉ちゃんの事名前で呼んでたじゃん」

「いや、あんときは無我夢中すぎて…」

「普通にあの時の映像、アキラに見せてもらったことあるけどどうとも思ってない相手の為にあんなにキレることないと思うよ?」

まじか!?でもな~あんときは普通に友達だと思ってたし友達が泣いてるのが許せなかっただけだしな~

「彩葉ちゃんはホントによくこの朴念仁堕とせたね。」

「相談相手が悪かったな、かぐや曰く俺はアルティメット朴念仁らしいから」

「センパイは付き合ってくださいって言われて買い物に一緒に行くって勘違いするタイプだよね」

「お前、ほんとに俺のことなんだと思ってるの?」

俺、そこまで鈍くはないよ?

「いや、自分の気持ちに気づくのに1年半もかかるようなやつに対しては妥当な評価だと思うよ?」

「それ言われるとなんも言えんわ…」

というか、俺の話はどうでもよくないか?

 

「なんかセンパイの話聞いてたら、俺が悩んでるのが馬鹿らしくなってきた」

「どこがどう良かったのか分からんが、それなら良かった。」

「俺も初手プロポーズしたら受け入れてくれるかな?」

「それだけはやめとけ」

まじで油断すると一生いじられ続けるぞ。

「ま、なんにせよ悩みが解決したんなら良かったわ。真面目な話してたら腹減ったなラーメンでも食べに行かね?」

「かぐやちゃんたち誘わなくていいの?」

「二人とも配信中だからムズイだろ、彩葉もバイトに行ってるし。それに今日は酒寄家に心を奪われた男の集まりだから女の子には秘密な!!」

「なにそれ~~~、ラーメンはセンパイの奢りね!」

「おっし、それならいい店知ってるからそこ行くぞ~」

 

そして、二人でラーメンを食べに行った。

 




彩葉に心を奪われた零士と朝日に心を奪われた乃依君のお話でした。

番外編として書いてほしいこと

  • 結婚挨拶
  • 文化祭
  • 稲葉と真実の出会い
  • バットエンド√
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