バイトの帰り道に突如携帯が鳴りだした。
『君の家族は預かった、返してほしければ街はずれにある廃墟に一人で来い』
「あ”!!」
俺の家族を預かった?返してほしければ?何を言ってるんだこいつは?
「てめぇ…誰の家族に手ぇ出したのか分かって言ってんのか?もし傷一つでもつけてみろ…お前に明日の朝日は拝めねぇと思えよ!!」
絶対に助ける!!無事でいてくれ!彩葉!!かぐや!!ヤチヨ!!
「FUSHI、さっきの電話の奴が誰か逆探知できるか?それか彩葉達の位置情報」
『位置情報なら出来るが、誰かまでは無理』
ヤチヨと分離する形となったFUSHIだが、電子生命体らしくある程度のハッキングやらなんやらは可能である。
「上等、場所さえ案内してくれれば全員助ける。そいつが何者かなんてどうでもいい」
たとえ神だとしても悪魔だとしてもぶっ飛ばして家族を守る。
俺の誇りに懸けて…
ブロロロロロ…
例の廃墟に到着し、バイクを停めた。
『ここにヤチヨとかぐやと彩葉がいる』
「分かった、道案内ありがとな」
『そう思うならさっさと家族を助けてこい』
「そりゃそうだ」
廃墟の前に立ち、扉を開く。その先に、椅子に座る3人の姿があった
「彩葉!!かぐや!!ヤチヨ!!」
「「「零士(れーじ)!!」」」
とりあえず、大きな怪我とかはしていなさそうで一安心していると
『よく来たな、化け物』
「誰だ、センスない仮面しやがって」
『この良さが分からんとは…哀れなやつだ』
謎の仮面野郎が俺と彩葉達の間に現れた。
「俺が哀れかどうかなんて一マイクロも興味ねえからさっさと家族を返せ」
『お前が俺に勝てたら返してやろう』
「ぶっ殺してやる」
その会話がゴングの合図だった
「はっ!」『フッ!』
お互いにけん制しながら、決定打を与えられずにいた。
『流石は化け物、なかなかやるな』
「それ、煽ってるつもりか?お前ごときが俺をどう呼ぼうがどうでもいい。俺は俺を人だと認めてくれた家族と友達のために戦うだけだ」
『やはり、貴様は面白い』
やはり?俺はこいつとやりあったことあったのか?…どうでもいいよ、そんなのは全部終わらせてから考えればいい
「オラぁ!!」
『グッ、やるようになったなレイジ』
やるようになった?なんでこんな上から目線なんだ?
「そう思ってんならくたばれ」
そう言いながら、顔面に向かって渾身のパンチを繰り出すが
『まだまだ甘い』
いとも簡単に止められてしまった。
「あめぇのはどっちだよ」
そのままサマーソルトキックを繰り出す。
『グオッ!あ、仮面が…」
仮面野郎の仮面が外れてその素顔が露わになった。
「な、なんであんたがこんなことしてんだよ…」
「よお、レイジ。元気してたか?」
「答えろよ!!師匠!!」
その正体は予想外の人物だった。
「レ、レイジ?落ち着け?」
「落ち着けるわけないだろ!!俺は……俺は!!あんたのこと本当の親父のように思ってたのに!!」
まさかの人物の裏切りともいえる暴挙に対して落ち着けるわけなかった。
「彩葉に!かぐやに!ヤチヨに!俺の…俺の大切な家族に手を出しやがって!!家族を傷つけるやつは俺の敵だ!!」
その相手が例え、親のように慕っていた相手だったとしても許せるわけがなかった
「レイジ、これを見ろ」
「あんたの言葉に今更耳を貸すとでも思ってんのか?何を見せたところで俺はもう止まれ…」
【ドッキリ大成功!!】
「は?…はぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~!!」
ドッキリってどういうことだ?俺を混乱させようとしてんのか?そんなことで止まるわけないだろ!
「零士、私たち怪我一つどころか拘束すらされてないよ」「れーじ、ごめんね」「FUSHIも手伝ってくれてありがと☆」
三人の無事な姿を見て走りだして抱きしめた。
「れ,零士///」「苦しい///」「どうしたどうした?」
「三人とも、無事でほんどうによがっだ…よがっだぁぁぁぁ。」
怖かった、3人にもしものことがあったらって思うと気が気でなかった、ずっと不安だった。
「うん、零士助けてくれてありがとう」「れーじはかぐや達のヒーローだね!」「かっこよかったよ」
「改めて、説明するぞ。レイジ、今回は【いろかぐヤチを誘拐してみるとレイはどこまでブチギレるか検証】って企画を実施した」
「おい、発案者を連れてこい」
今この場で半殺しにしてやるから
「発案は俺だ、お前がどこまで強くなったか知りたくてな」
なんで俺の地雷を一番知ってるはずの師匠が容赦なく踏み抜きに来てんだよ!!
「言いたいことは分かった、でも二度とこんなことしないでくれ…家族が危険な目にあうのも、親に裏切られるのも嫌だ…」
「分かってる、悪かったな試すようなことして3人は責任もって俺が送る。お前ももう帰れ」
「…3人にもしものことがあったら、例えあんたでも敵と見なすからな」
「10年早いから安心しろ、あと今回の映像はツクヨミで全編ライブ配信してるから」
「3人が無事ならどうでもいいわ」
むしろ、家族に手をだすとどうなるのかという抑止力にもなるかと思いスルーした。
「あ、あの零士さん?そろそろ話してくれるとありがたいなって///」「いや」
「れーじが見たことないくらい彩葉に甘えてる!!」
「彩葉シャットダウンしかけてない?大丈夫?」「だいじょばないです///」
家に帰りついてから、寝るまでの間ずっと彩葉をあすなろ抱きしていた零士でした。
っていうね! ドッキリやったらこんなことになるってお話でした
番外編として書いてほしいこと
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結婚挨拶
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文化祭
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稲葉と真実の出会い
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バットエンド√