この作品の更新は100話を区切りにしようかなとは思っておりますが、多分そこまで書けるかわかりません。
この話は、かぐやの卒業ライブの後からのお話になります。
かぐやを守れずに強制ログアウトさせられた俺の目に信じられない光景が広がっていた。
「彩葉……かぐや………どこにいるんだ?」
俺たちは同じ部屋からログインしていたはずなのに部屋には俺以外誰もいなかった
「探さなきゃ……」
腕だけじゃなく、全身が痛みを訴えているが二人を探さないといけない、きっと何処かで待っている。
「彩葉………かぐや………どこだ………俺はここに居るぞ………出てきてくれ………」
明日は一緒に買い物に行こうって約束してたじゃないか………ドッキリでもしようとしてんのか?
「質が悪いぞ………いまなら怒らないから出てきてくれよ………」
かぐやにももっと色んなところに行きたかった、夏しか知らないあの子に秋の心地よさも冬の寒さも春の温かさも教えれてない。
彩葉には、もう一人で悩んで抱え込まなくていいと伝えられていない。
部屋の中をひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してもひっくり返してひっくり返してもひっくり返してもひっくり返しても
俺以外、誰もいない…二人がどこにもいない…
「まだだ、この部屋にいないだけで世界中のどこかにはいるんだ…」
そう思わないと心が折れて折れて砕けてしまいそうだった。
「探さなきゃ、きっと二人は泣いてるはずだ」
そうして二人を探すために外に出た。最初は、二人と出会ったアパートに向かった、こっちの部屋にいるのかと思いドアを開けたが誰もいなかった。
次に学校に向かった、彩葉の事だからきっと勉強してるかもしれないと思った、ここにもいなかった。
朝日さんに連絡して彩葉の実家を教えてもらった。実家に向かって彩葉を探していることを紅葉さんに話した。実家にも帰っていなかった。
稲葉も諌山も綾紬も彩葉を探すと申し出てくれた、3人は学校があるから手が空いてる時だけお願いした。
ブラックオニキスのみんなも探すのを手伝ってくれた。流石大人気プロゲーマーだ、一気に手がかりが見つかるかもと思った。
168回目の2030年9月12日を迎えた、未だに何一つ手がかりが見つからなかった。
その間に色々起きた、まず稲葉と諌山が彩葉の捜索をやめた。理由はどうでも良かった
336回目の2030年9月12日を迎えた。未だに何一つ手がかりが見つからなかった。
続いて、ブラックオニキスの雷さんと乃依が捜索をやめた。理由はどうでも良かった
あれから何回目の2030年9月12日を迎えただろうか、未だに何一つ手がかりが見つからなかった。
世界中旅してまわったが何一つ見つからなかった。
「伊織君!!」
彩葉が懐かしい呼び方で俺を呼んだ、思わず振り返った
「彩葉!無事だったんだな!!どこにいたんだ!!怪我してないか!!」
見つかった!!見つかった!!最愛の人が目の前に現れた!!そう思い、思わず目の前の彩葉を抱きしめた。
「い、伊織君!?落ち着いて、私だよ!綾紬だよ!!」
目の前の彩葉が何か言っているがやっと彩葉が見つかったそう思うとどうでも良かった。
「かぐやは?かぐやは何処にいるんだ?あいつは寂しがりなところがあるから探さないと、絶対何処かで泣いてるはずなんだ」
後は、かぐやだけなんだ二人を見つけて明日は買い物に行こう。パンケーキ食べたり、アクセサリー見たり色々、やりたいこと全部やろう。
そう思っていると目の前の彩葉からビンタされた
「私と彩葉を見間違えないで!!」
そう言われて初めて、目の前の人間が綾紬だと気づいた
「悪い……」
「伊織君、私ね君と同じで彩葉が好きなの」
なんとなくそんな気はしていた。
「でもその前に私は彩葉の親友だからわかることもあるの、そんなボロボロで傷だらけの伊織君が彩葉達を見つけたとして笑顔になれるの?」
彩葉達が笑顔になれるのかって?そんなの………
「分かんねえよ……分かんねえよ!!」
俺は、あの日二人に置いて逝かれたんだ
「教えてくれよ!!二人がどこにいるか!!どうやったらもう一度会えるか!!」
「い、痛い」
「俺は二人にもう一度会いたいんだ、そのためなら
「……教えてくれよ………誰か………教えてくれよ………どこにいるんだよ………」
「会いたいよ………」
「やりたいことも言いたいこともたくさんあるんだよ………」
どんな我儘だって俺は受け入れるから………どんなお願いだって笑顔で受け入れるから………もう一度だけでいいから………会わせてくれよ………
「伊織君、少し休んだ方がいいよ。その間、私が彩葉とかぐやちゃんを探すから」
休む?休むって何だっけ?あぁ………でも綾紬の腕の中でならよく眠れそうだ………
「起きたら二人を探すから………絶対に見つけて見せるから………」
「うん、分かってる。」
彩葉、かぐや………悪いな、俺………ちょっと疲れちゃったみたいだ………
「あぁ、そこにいたんだな………二人とも………俺も今からそっちに行くから………待っててくれよ………」
目を閉じる前に二人の姿が宙に映ったように見えた。
書いてる時に泣いてました。感情移入しすぎだろ……いいことだけどさ