ネタが古いように見えるは何故かって?私の世代がばれるからだよ?
『すまん、レイジ。三者面談なんだがちょ~~~~っと仕事が立て込んでて行けそうにないわ』
「………それは分かったけど、今何時だと思ってんだ?」
『夜の七時だろ?』
「夜中の4時だわ!!!もはや朝だわ!!今どこ居るんだよ!!!」
『ここ?ネオドミノシティってところらしい、モーメントがどうとかって…あとカニっぽい髪した人に助けてもらった』
「5D’●じゃねえか!!」
なんでさらっと異世界転生してんだこの人は!!ちゃんとそのメ蟹ックにお礼言っとけよ!!
『まあとにかく、学校には連絡しておくから悪いけど』
「分かった、分かったから………なんやかんやでいつもの事だろ?気にすんなよ」
というか、推定異世界なのにつながるのか?
『ああ、進路とかについてはお前の好きにしていいからな!!彩葉ちゃんと田舎で2人で暮らすとかでも』
「あいにくと、やりたいことがあるからそれは無いな。」
魅力的ではあるけど
『そうか、やりたいことあるなら頑張れよ』
「そういや、次はいつ帰ってこれそうなんだ?」
『次元転送システムの修理に2年はかかりそうだからそれからかな~~?』
なんかすごい名前の装置が出てきたけど気の所為だろ………そんなのあるわけない、次に帰ってくるのは2年後か…
「俺、とっくに大学生になってるわ」
『意地でも卒業式までには帰ってくる』
すんごい決意のこもった声で返してきた。二年はかかりそうなことを一年以内で終わらせる宣言したぞこの人………頭おかしいんじゃないかな?いい意味で
『ま、とにかくそう言う事だから、彩葉ちゃん達と仲良く暮らせよ』
「分かってるよ。」
もう二度と距離をとるなんて愚かなことはしない
『それと、おめでたになったらいつでも連絡して来いよ!そん時は仕事放棄してでも………』
思わず、電話を切ったがまあいいだろう。
「まだ高校生だっての//////」
婚約しているとはいえお互いに未成年であるため節度のあるお付き合いを心がけている。
そういうことをしたことがないと言えば嘘になるが、ちゃんと付けるべきものは付けている。
そんなこんなで朝の5時になってしまい、二度寝しようにもできる時間ではなかったためちょっと筋トレして、勉強をして過ごした。
「ふぁぁぁ~~~…」
「眠そうだね?零士?」
「ああ、師匠が三者面談に来れないって連絡が朝の4時に来てな」
「なんでそんな早くに…って三者面談どうするの?」
「まあ先生には俺からも伝えとくしそん時にどうするか確認するかな?」
多分二者面談って形に落ち着くだろうな、一年の時もそうだったし
「彩葉こそ、三者面談大丈夫か?紅葉さん来るんだろ?」
「うん、その時に私のやりたいことをちゃんと伝えようと思ってる。」
「…でも、ちょっと不安だから勇気を分けてほしい」
そう言って彩葉は繋いでる手に力を込めてきた
「…彩葉なら大丈夫だって信じてる。彩葉が凄い奴だってことは俺が一番知ってる。」
我ながらキザなセリフを吐きながら繋いでる手を絡めた。
「……うん//ありがと////」
「あ~~~ゴッホンゴホン、お二人が仲良いのは知ってるけど、ここ天下の往来で通学路なんだよね?知ってる?」
「「!!////////」」
「いや、二人揃ってそんな初心な反応は無理ないかな?もはや熟年夫婦の貫禄を出してた癖に」
「彩葉~~~、いおっちと仲良しなのはいいけどイチャイチャしすぎじゃないかな~~?」
「そしてお互いに手を全く放す気配すらないという。凄いね、ある意味」
「お、俺ちょっと職員室行かなきゃだからまた後でな!!////」
誤魔化すようにして職員室に向かった…嘘はついてないよ?
「……真実、綾紬さん…見た?」
「うん…見た」「私も………」
「「「結局、あの二人手を繋いだまま職員室行ったよね??」」」
「というわけで、うちの保護者なんですけど三者面談に出れなさそうです。」
「うん、伊織それは分かったけど」
「どうしたんですか?」
やっぱ進路の事とか考えると大人がいないとまずいのかな?でも、代わりの保護者が居ないんだよな~~
「なんで酒寄とずっと手を繋いでるんだ?」
「あ//////」
朝、稲葉達に声を掛けられたときのままで職員室に向かったため彩葉の手を離すのを忘れていた。
「やっと気づいたの?//////」
彩葉が気づいてなかったことをツッコんでくるが離さなかった時点でお互い様だろと思う
「まあ、とにかく三者面談の件は分かったから教室に戻りなさい。」
「はい、失礼します。」「失礼します」
そう言って職員室を後にして、教室に向かった
「いや~~。若いっていいですね。」「そうですね~~~」
先生たちがなんかほっこりしてたが気のせいだ!!////
そして、三者面談当日………事件がたくさん起きた………
「よう、零士」
「なんで朝日兄さんが
紅葉さんが何か急用とかで来れなくなって変わりに来たとかだろうか?
「零士の保護者としてきたんやけど?」
「なんて?」
なんで俺の保護者としてきたのだろうか?師匠が来れないことについては彩葉くらいにしか言ってなかったはずだが
「零士のお師匠さんから俺に連絡があったんだよ、『三者面談に行けなさそうだから代わりに義兄にあたる朝日くんに息子のことをお願いしたい』って」
「……そっすか//」
「あ、もしかして照れてる?」
「照れてないし!!////」
照れてないったら照れてない!!
「れーじ、遊びに来たよ!!」
「ヨヨヨ、保護者枠を取られちゃったよ」
「何故、かぐやとヤチヨまで居るの?」
かぐやに至っては遊びに来たって言ってるし………
「三者面談?ってやつに来たの!」
「レオが来れないから代わりにってことでヤチヨ達に白羽の矢が立ったの」
とりあえず、分かったことが一つだけある………この中に嘘つきが居ることだ。
「なんでかぐや達が居るの?てか、お兄ちゃんもいるし」
誰が嘘をついてるか確認しようとしたら彩葉と紅葉さんがこちらに気づいた。
「朝日、零士君、久しぶりやね。そちらのお嬢さん方は?」
「母さん、久しぶり」
「お久しぶりです。紅葉さん、こっちは妹のかぐやと姉貴のヤチヨです」
「ヤチヨです」
「………かぐや」
かぐやは不満たらたらと言わんばかりの表情でヤチヨは黒い笑顔と言わんばかりの顔で挨拶をしていた。
「ところで親御さんは?」
「うちの親ってか保護者なら今、異世界らしいのでいません」
「零士君も冗談言うんやね?????」
どちらかと言えば普通の人である紅葉さんは何言ってんのこいつ?って顔してこっちを見てるが嘘はついてない。というか
ヤチヨ(AIライバー、月の住人、8000歳)
かぐや(電柱生まれ、実年齢一桁、月の住人)
伊織零士(今は純正の人間、月人と地球人のハーフ的な存在、試験管ベビー)
師匠(あほ、人類最強候補の一人、推定異世界にいる、職業不定)
………改めて、俺たち家族のこと振り返るとまともな経歴どころか年齢がおかしいやつが二人いるし、出生がまともじゃないやつしかいない。
「まあ、俺の保護者どこか適当なところあるんで多分海外ですよ」
「ああ、そう言う事」
なんとか海外であるということで納得?してくれたようだ、説明めんどいし俺も師匠の仕事云々については話半分にしか信用してない。
「今日は俺が零士の保護者ってことで三者面談に出るんよ」
「あら、そうやったの。」
前から思ってたが、朝日兄さんと紅葉さん自体はそんなに険悪な感じはしないよな、というか紅葉さんも普通に納得するんだ………それより
「なんでかぐやはずっと俺の後ろに隠れて威嚇してんの?」
「………だって、あの人が彩葉にたくさん酷いことしたんでしょ?」
「まあ、かぐやから見るとそうなるのかな?」
「れーじは怒ってないの!!いっつも彩葉の為に怒ってるじゃん!」
「あ~、まあ色々あってな」
紅葉さんのやり方に思うところがないわけじゃないが、京都で色々話した時に気づいてることもあるためあんまり悪い印象は持っていなかった。
「れーじらしくないよ!!いつものれーじならあの人に対して『初めましてお義母さん、彩葉の旦那です。あなたじゃ彩葉を幸せにできないので俺が幸せにします』くらい言うよ!!」
マジで京都でのことがなかったら多分言ってる
「…かぐやには難しいかもしれないけど、あのやり方が紅葉さんなりの愛の形だったんだよ。」
「愛の形?」
「やり方はぶっちゃけヘッタクソだと思うけどさ、彩葉は優しい子だからその優しさを悪用されないように身を守る術を覚えてほしかった結果が自分と同じように生きるように仕向けることだったんじゃないかって思うんだ」
「確かに彩葉、超超超いい子だもんね」
「俺たちの周りって人間が出来てるやつらしかいないから知らないかもしれないけど、世の中には悪い奴だってたくさんいるからそういう奴らの魔の手から彩葉が自分を守れるようになってほしかったんだと思う」
本当にやり方はヘッタクソだと思うけど
「それに、俺の好きって気持ちとかぐやの好きって気持ちは一緒か?」
そう聞くと、かぐやは首を横に振る
「だろ?それと一緒であのやり方が紅葉さんなりの好きって気持ちだったんだよ。やり方はどうかと思うけどな」
そう言いながらかぐやの頭を撫でるとくすぐったそうに笑った。
「っぷ、ククク…」
かぐやを宥めていると朝日兄さんが面白いものを見たと言わんばかりに笑っていた。
「か、母さんに向かって『ヘッタクソ』って…」
「そこなんすね」
「………零士君、随分好き勝手言ってくれたね」
背筋が凍るような低い声で紅葉さんが声をかけてきた
「あくまで、あなたと話した時に思った俺の考えですよ。何処まで当たってるのかとか知りません」
まったく的外れな事言ってる可能性はあると思ってる
「子育てしたことない君にそこまで言われるとは思わんかったわ」
「ちょっとお母さん!……零士」
彩葉が紅葉さんを咎めようとしたが俺はそれを止めて本心を伝えた
「そこまで言われるやり方だったってことですよ」
「おかーさん!!彩葉を育ててくれたこと、あなたのやり方のおかげでかぐや達は彩葉に出会えたからそこは感謝してるけど!!彩葉にしてきたことは許してないから!!彩葉にはもうかぐや達が居るから!!」
一触即発の雰囲気を感じたかぐやが自分の気持ちを紅葉さんに伝えていた。
…最後のあっかんべーは必要だったのだろうか?
「零士君はどう思っとるの?」
「俺も貴方と京都で話すときまで大体同じ気持ちでしたよ。でも今はあの時と明確に違うことが一つだけあります」
「それは?」
「俺が絶対に彩葉を幸せにしてみせる覚悟です。…何年経ったってこの気持ちがぶれることはありません。」
「零士!!」
俺の決意を紅葉さんに伝えると彩葉が抱き着いてきた。
「零士が私を幸せにしてくれるだけじゃない、私も零士の事を幸せにしたい。」
「彩葉…」
「それが夫婦になることだと思うから」
「彩葉と零士君の決意は分かったし、特に反対もせんから一旦離れたら?」
「「////////////」」
「いや~彩葉もやけど零士もぞっこんすぎるやろ、知ってたけど。」
「帝~あれいつもの事なんだよね」
「二人のイチャイチャオーラを日ごろから浴びるヤチヨ達の身にもなってほしいのです」
「そういや、彩葉が先に面談じゃなかったか?////」
「そ、そうだね!行こ、お母さん//////」
そう言って彩葉は紅葉さんの手を引いて行った。
「逃げたな」「逃げたね」「彩葉~~また後でね~~」
「逃げてません~~~!!////時間どおりです~~~!!////」
「零士、ありがと」
「無事、やりたいこと言えたんだな」
「うん、お母さんに分かってもらえた。次は零士だよ、待ってるからね」
彩葉の三者面談も無事に終わったようで自分の番が来た
「そういや、結局誰が保護者としてくるか決めてなくね?」
「おいおい、ここは義兄たる俺しかおらんやろ」
「いやいや、お姉ちゃんであるヤチヨしかいないよ」
「ふっふっふ、れーじの事を一番知ってるのはかぐやだよ!!」
もう全員置いていこうかな?
「それやったら、義母である私でもいいんやないの?」
「紅葉さん!?」「お母さん!?」
紅葉さんが悪乗りしてきたが、仮にそうなると先生混乱するのでは?
「そ、それなら私が零士の奥さんとして参加する!!////」
「彩葉さん!?////」
想定外の事態にどうしようかと悩んでいるとそこに綾紬が現れた
「伊織君、なんか面白いことになってるね」
「他人事だと思って…」
「もう全員で参加したら?」
「それは三者面談ってより両家顔合わせに先生が巻き込まれてるだけじゃね?」
「家庭(が)訪問してきてるだけだから大丈夫だよ」
何処が?
「てか家庭訪問ってガキの頃の記憶だけど、親と本人と先生くらいじゃなかったか?」
「誤差でしょ?」
「誤差ではないだろ」
「れーじ、芦花とイチャイチャしてたら彩葉が嫉妬しちゃうよ?」
「お前等の処遇をどうしようか話してただけだからセーフです!!」
「酷いわ!零士、ヤチヨというものがありながら!!」
「唐突に修羅場を展開しないで!!俺が好きなのは彩葉だけだから!!」
「お、零士のお家芸の『彩葉一筋発言』」
「人の必死の弁明をお家芸扱いしないで下さい!!」
「伊織、時間だから早く教室入れ」
この時の先生が救いの神に見えた
「失礼します。」
「はい、そこすわ…椅子足りなくないか?」
「…ちょっと取ってきます。」
結局、保護者として朝日兄さんとヤチヨとかぐやが参加することになった。
「えっとですね、改めて伊織君の進路についてなんですが…」
「はい、東大の理Ⅰを受験して工学部に進みたいと思ってます」
「うん、それは聞いたけど将来的にやりたいこととかあるのか?」
「えっと、色々あるんですけど…まずはVRに関わりたいと思ってます。」
VRというより、ツクヨミに関われないかとは思ってる。
理由としては
①自分の特異体質であるアシムレイトについての研究がしたいこと
②月世界について、改めて詳しく知りたい気持ちが多少はあること
そして何より
ヤチヨがYACHIYOCUPを開いたからかぐやがライバーになった。
かぐやがライバーになったから彩葉に笑顔が増えた。
彩葉に笑顔が増えたから朝日兄さんたちブラックオニキスと知り合えた。
ツクヨミがあったから、父さんのことを知ることが出来た。
ツクヨミがあったから、かぐやを取り戻すことが出来た。
ツクヨミがあったから、人を愛することを知ることが出来た。
だからこそ、たくさんのありがとうをくれたツクヨミに何か恩返しがしたいと思う。
「俺にたくさんの大切な人たちとの絆をくれたツクヨミに恩返しがしたいってのが理由です」
理由はぼかして伝えたが先生は納得していた様子で笑った
「そうか、今の成績なら合格できるとは思うが、ボーダーラインのちょっと上くらいだから油断せずに勉強続けるんだぞ」
「はい」
「せんせ~~、れーじの学校での様子教えてください!!」
「いいですよ。まず一年生の時のことですが…」「「フムフム」」
「先生!!////」
「つ、疲れた」
「お疲れ様、零士。はいお茶」
「ありがと」
あの後、結局一年の時のやらかしというかあの頃は若かった的なエピソードと彩葉と仲良くなってからの無自覚イチャイチャというシリーズを語られた。
「れーじ、一年生の時に猫拾って遅刻してきたことあるんだって彩葉知ってた?」
「彩葉と仲良くなってからは無自覚に周りにあま~~~いオーラ振りまいてたんだ~~しかも婚約前から」
前者については、身に覚えがあるし猫が離れようとしなかったのが原因。
後者に関しては、付き合ってからの事ではなくて一年の秋ごろのストーカー事件のあたりから出してたと言われて恥ずかしくなってる。
紅葉さんは仕事があるらしく、あの後まっすぐ京都まで帰った。去り際に『私の事も『お義母さん』と呼んでええよ』と言われたが恐れ多くて言えるわけない。
朝日兄さんも予定があるところを無理やり開けてくれてたみたいで、三者面談が終わったあとは速攻で帰っていった。
ソファでもたれかかっていると彩葉が肩に頭をのせてきた
「………ちょっとだけこうさせて」
「………分かった」
「彩葉~~れ~~じ~~~?ご飯できた…よ…ヤチヨ、毛布もってきてあげよ」
「どうしたの?かぐや?…ああ、そう言う事ね」
「「すぅ………すぅ………すぅ………」」
2人そろって、ソファで眠っていた。
本当に六千字到達しました。
このお話でやりたかったことは以下の通りになります
①零士が紅葉さんの事をどう思ってるのか
②かぐやが紅葉さんに啖呵を切る
③零士と彩葉の進路について