「にしても、かぐやホントに大人気ライバーになったよな」
「現実世界でコラボカフェもしてそれがかわいい上においしいと大盛況♪嬉しいですな~♪」
確かに、かぐやの人気はもはや一つの社会現象と言っても差し支えないと思う程度には凄いものになってはいるが…
「かぐやの荷物が俺の部屋まで浸食しだしたのは別の問題じゃないか?このタンバリンとかいつ使うんだよ…」
「てへっ♡」
ライブで使うからと次々にものを増やし続けていき、彩葉の部屋を完全に浸食しかけていたため一部の荷物を零士の部屋に移していたがその量が半畳を優に越す量になっていたため掃除を手伝っていた。
「というか、かぐやも稼いでることだし引っ越しするか、貸倉庫とか借りるのがいいかもな」
「引っ越し!いいねいいね!早速、彩葉に相談してくる!!」
しまった、余計なことを言ってしまったか…すまん、酒寄。というかかぐやのやつ殆ど片付けせずに帰りやがったな…しょうがない、あからさまなごみは捨てとくか…
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「ぶっ壊れてんなぁ」
そこには3画面すべてにかぐやの配信が流れていた
『どうした、朝日?』
部屋の主たる
「結構、面白いチャンネル見つけてな~。なんだか、楽しそうじゃん。
『ふ、妹が心配ならそういえばいいのに』
同じ兄という立場として弟妹が心配という気持ちに気づいた雷がそうこぼした。
「うるせぇ」
ただ、彩葉の近くに
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「お疲れっしたぁ…」
ふぅ~、バイト終わった終わった、帰ったら昨日のかぐや達のライブ配信をみようかな~
そういえば、師匠から『お前、バイクの免許あるだろ?知り合いから譲ってくれるって話になったからお前のところに送ったわ。はっはっは』
pipipi…
「ん?かぐやから電話?珍しいな…もしもし?」
「伊織ーーーー!!!どうしよーーーーー!!!彩葉が死んじゃうーーーーー!!!!!!」
「うおっ!!落ち着けかぐや!!酒寄に何かあったのかていうか今どこにいるんだ!!」
「不動産屋さんの前…いろはが急にしゃがんで体が熱々になってるの!!どうしよーーー!!」
しゃがんで、体が熱いか…熱中症の可能性があるな
「かぐや、お店の人に事情を話して中で休むようにしておけ、俺も今からそっちに向かう。」
『中途半端が一番あかん』
『弱みを見せたら、足元すぐすくわれて終いや』
『あんたにできるんか?』
『あまちゃんのあんたに一人暮らしなんてできるわけあらへん。どうせ無理や』
母の声が聞こえる気がする。私が家を出ると話した時に言われたこと…
「酒・・・寄!、酒寄!」
「彩葉!大丈夫?」
「か…かぐや・・・伊織くん?」
はーよかった、目が覚めたみたいで・・・
「今!何時!?バイトに行かなきゃ!!」
は?何言ってんだ?
「いやいやいや、さっきまで倒れてたんだぞお前!行かせるわけねえだろ!!バカか!!」
「連絡ならしてあるから!ゆっくり休も?ね?」
「よし、バイクにサイドカーあるから酒寄を病院まで連れて行くわ」
まさか、師匠がバイクを送ったとは言っていたがサイドカー付きのものとは思わんかった。未来予知でもしてんのかあのオッサン・・・
「い、行きたくない…お金だってかかるし…」
「お金の問題じゃない、お前の健康の問題なんだ。」
「そんなん、かぐやに任しときって!」
「それに…休んでる暇ない…勉強だって、ダメになったら奨学金も…こんなんじゃ…」
酒寄…お前…
「なんで彩葉は一人で頑張らなきゃいけないの?」
「彩葉しなないで~っ!!!!!!」
「そんな大げさな、人は簡単に死なないよ…」
「映画とかだと人ってすぐ死ぬじゃん!!わ、私たくさんワガママ言って迷惑かけちゃったし…っ」
「大丈夫だ、かぐや。少し休んだら酒寄も元気になるから。泣きやめ!よーしよしよし」
なんか最近かぐやの事、妹扱いしてくる機会が増えた気がする…別にいいけど
「それで、学費も生活費もすべて自分でまかなうことが家を出る条件だったの…」
おうふ、学費と生活費を一人で稼いでいるのは聞いたことあったが想定以上に完璧主義の母親だな…
「この部屋ではじめての朝の事は、よく覚えてる。なんにもなかったけど『自分の力で生きるんだ』って思ったら、なんでもできる気がした」ウンウン
これ、ちょっと待てボタンない?ツッコみどころしかなかったよ?
「お母さん厳しすぎじゃん!!宇宙人から見ても激やばおかしいって!!絶対変!!」
「大丈夫だ、地球人の母親がみんなこんなはずじゃないから!!…多分!!」
というか、こんな母親ばかりだったらある意味エリート国家になってるぞ日本…!!
「かぐやと伊織君には…」
「まあ、ある意味でうちはうち。よそはよそってやつだな。家族、友達と言っても本人じゃないから、分からないこともある。けど、酒寄」
「何…?」
「一人で頑張るのも大事だと思うけど、辛くなったり苦しくなったりしたら誰かを
「私…お母さんに言われて…一人で生きていかなきゃいけないって思ってた…」
「うん…」
「誰かを頼ってもいいの…?それは弱みを見せたってことにならないの…?」
酒寄…そんなこと考えてたのかよ…馬鹿野郎が!
「さっきも言ったけど、
嘘偽りのない本心を…本音を伝えることはできたと思う…
「う…うわあああああん…!!本当はお父さんが死んでしまって悲しかった!お兄ちゃんが家を出て行ったときに置いて行ってほしくなかった!お母さんに認められたかった!!」
「そうか…つらかったよな。今は全部吐き出していい。全部聞くから…」
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「本当にごめん////」
我に返って気づいてしまったが、
「違うぞ、そういう時は
「うん、ありがとう…」
「ご飯出来たよ!今日のメニューはネギみそショウガと卵おじや、あつあつだからフーフーして食べてね!」
美味しそうな匂いに、体が空腹を伝えるのが分かった。
「ちょー、うまい」
それは、心の底から出た本心であった。そんな彩葉の感想にかぐやは
「でーしょぉぉぉぉぉぉぉぉう!」
超どや顔をかましていた。
「そんじゃあ、酒寄もご飯食べれるくらい元気になったみたいだし俺も自分の部屋に戻るわ。かぐや、今日と明日は配信お休みして酒寄の看病をしてやってくれ。」
「わかった!」
伊織君が帰ろうとしている…待って…
「待って…置いてかないで…」
思わず口に出してしまった、まだここに居てほしいという彩葉の願いに伊織は
「わかった。酒寄がいいって言うまで、ここに居る。どこにも行かないから安心しろ。」
「ご、ごめ…ありがとう////」
思わず謝ろうとしてしまったが、そんな言葉を望んでいるわけじゃないと思い感謝を伝えた。
「おう」
短い返事であったが、確かに安心感のある返事に心から安心した。それと同時に彩葉は
(そうか私、伊織君の事…好きになってしまったんだ…)
はい、お気づきの方もいたと思いますが。ヒロインは彩葉になりました。
文字数が3000字オーバーとかいう超大作(自称)頑張った!(自画自賛)
誰かに頼るのが弱さではないというセリフについては私個人の考えを反映させている部分もあります。なぜって?私、ハイキューが大好きなんですよ。つまりはそういうことだ(ポケイン)
実際、何文字くらいのほうが読みやすい?
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1000字前後(今くらい)
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2000字前後(頑張ればいけそう)