砂糖多めで書けてたらいいなの精神
「ねえ、れーじ六月ってジューンブライドっていうんでしょ?」
「どっからその知識を仕入れてきたんだ?」
というか、そうか六月ってそんな時期ではあるのか
「彩葉と結婚しないの?大学生?ってやつになって籍入れてもいいって言われてるのにまだ入れてないんでしょ?」
「………あ~、まあ、うん…ちょっとね?」
確かに、紅葉さんからも『早く籍を入れないと彩葉が誰かに盗られるんちゃう?』と定期的に脅されてるし、朝日兄さんからも『はよ結婚して俺にご祝儀を払わせろ』と謎の脅迫を受けてはいるが二人で話し合ったうえでいつ籍を入れるかは決めている。
まだその日が来ていないだけである。
「………もしかして、れーじ大学で彩葉以外の女の子と………」
「ないないないないない」
何でかぐやとかヤチヨとか朝日兄さんとかから定期的に浮気を疑われなければいけないのか?
俺、そんなにチャラそうに見えるのか?
「じゃあ、何で彩葉と結婚しないの?彩葉のこと嫌いになっちゃった?」
「それもないから!結婚はするから!!今年中にはちゃんとするから」
「………れーじがそういうなら信じるけど、あんまり彩葉を待たせちゃったら駄目だよ?」
「そっすね」
我が妹ながらその通りだと思う。
「じゃあさ、ツクヨミで結婚しちゃえば?」
「ヤチヨ?それってどういうこと?」
「実はね~~前々から実装しようと思ってたシステムがあってね~それのテスターを彩葉と零士にお願いしようと思ってね」
「それが結婚システムだよ」
ゲーム内で結婚するってことか………どこぞのデスゲームみたいだな
「というわけでテスターとして他にも何人か誘っておくからね」
「あいあい」
「というわけで、皆さんには今から結婚してもらいます」
「デスゲームみたいなノリで話すな」
「てへ★」
「結婚ってどういうことだい?」
「ツクヨミに新規実装予定の新システムだと」
「ゲーム内で結婚するってこと~?」
「そうみたい」
テスターとして呼ばれた
「つまり、新アイテムの『誓いの指輪』を分割してお互いに着けたらシステム的に結婚になるのか」
「指輪から炎は出ないからね、安心していいよ」
「定期的にそのネタ出すのはなんなん?」
「冗談はこのくらいにしておいて、二組分のアイテムを用意したからせっかくならプロポーズしながら渡してみようか」
ヤチヨは無茶ぶりが好きですね!!
ゲーム内でとはいえ真実にプロポーズするとは思わなかった………結構どきどきするな
「真実」
「優斗君」
優しく僕の名前を呼んでくれる彼女がいつも以上に愛おしく見えてくる。そうか……伊織もこんな気持ちだったんだな
「真実、今日も明日も10年後も100年後も僕と一緒に歩いてくれませんか?」
「あなたとなら1000年だって歩いていきたい」
そう言って、僕が差し出した指輪を真実は嬉しそうに受け取ってくれた。
………早く大人になって現実でも結婚したい
やっぱり、プロポーズするってなると緊張するな………
「彩葉」
「零士」
「俺と………「私と結婚してください」え?あ、はいお願いします」
ん?思わず返事してしまったがこれって?
「ふふ、逆プロポーズしてみた。結構緊張するね」
「…はは、彩葉には一生勝てないな」
この作品、事あるごとにプロポーズさせてる説あります。