青い空と菅笠と(仮名)   作:通りすがりの赤城さん

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 遅れました、ごめんなさい。(待ってる人あんましいねぇべけんども...)
 戦闘描写の構想とか思案ばっかやってたらこんな遅くなりました。
 あと明確にストーリーがある作品だからおかしな事にならないかとかそこら辺も含めて難航したっていうのもあります。実際にストーリーを読みながら入力してましたからね。
 それでは、粗末な作品ですが、どうぞお楽しみください。
 あ、先生は女先生で決定しました。投票してくださった4人の方々、ありがとうございます。やっぱ好きなんスねぇ、オレっ娘との百合。


第1話・カガリと先生のお話・

 

----------ミレニアムサイエンススクールにて

 

「カガリ!カガリはいるかしら!?」

 

 ドアを強く開ける音と共に、ややキレ気味にオレを呼ぶ声が聞こえた...。も少し静かに開けて欲しい。

 

「なんだよ、早瀬。オレこれから外出する予定だったんだけど?」

 

「悪いけど、その予定はキャンセルしてもらうわ。外出するから一緒に来てほしいの」

 

 オレを呼んだこの菫色のツーサイドアップの髪が特徴的な生徒の名は早瀬ユウカ。オレ、戸隠カガリが在籍する今やキヴォトスの三大マンモス校と呼ばれる学校のセミナーと呼ばれる生徒会相当の組織の会計を務める同い年の生徒....。ご苦労さまだね。

 よかった、なんかお叱りを受けるのかとハラハラしたよ。でもなんだってオレを連れて行きたがるんだろうな。

 

「オレこれから他校に知り合いに会いに行くんだけど...」

 

「ごめんなさい、こっちも火急の用事なの。私とD.U.地区に行ってもらうわよ。ミレニアムだけじゃない、各校の治安が荒れて機能が障害をきたしている。連邦生徒会へと問いただしに行くわ。」

 

「あー....、サンクトゥムタワーに行くのかぁ。もしかしてオレをお手頃なボディガードとか思ってます?」

 

 そういやこの間風力発電所がシャットダウンしてたっけね。矯正局からも一部ゴロツキ共が脱走してたとも聞く。ヴァルキューレに行った同胞がボヤいてたな。

 でもオレにだって用事はあるんだよ...許せ早瀬......。なんか韻を踏んでたな。

 

「ふ〜ん?そんな事言うのね?貴女が爆発事故起きた時擁護したのは誰だったかしら?テスト勉強は?大暴れして事故を起こした時は?貴女を助けてあげたのはどこの誰だったのかしらね?」

 

「そのお務め、誠心誠意全力でもって全うさせていただきますッ!!」

 

「ふふ、頼りにしてるわよ?」

 

「Yes!!Mam!!」

 

 オレもうこの人さ頭上がんねぇ気がする....。

 

 

 

---------ミレニアムサイエンススクール駐車場

 

 

 

「......。」

 

「...んん〜?」

 

 オレが愛車の中でルートを検索してる間、助手席でずぅ〜〜〜〜〜っと早瀬がオレを睨んでた。照れるから止めてけろ。

 

「まだ出発しないの?」

 

「そそくさと出発してもいいけど、吹っ飛ばされたかねぇだろ?」

 

「....それもそうね」

 

「だぁ〜ろう?ちょ〜っと待ってな?あぁ^〜....よし来た。ルート設定完了。シートベルトは...つけてるな?んじゃあ、出発ほら行くど^〜」

 

 ルート設定を終えたオレはようやっと愛車の【もりんちゅ昴号 弐式】のギアをドライブに入れD.U.地区....連邦生徒会の本部があるサンクトゥムタワーへと向かった。あえ?もりんちゅ昴号の初代はどうなったって?ハッ...吹っ飛んだよ。オレの目の前でな。良い奴だったよ

 

 

 

--------------数刻経ち、現在D.U.地区

 

 

 

「荒事に巻き込まれずに到着できたな」

 

「まさか、戦闘を一回もすることなく到着できるなんて...。何はともあれ早く行かなくちゃ」

 

 あれからミレニアムを発ち、オレと早瀬は無事にD.U.地区....連邦生徒会の本部があるサンクトゥムタワーの麓まで辿り着いた。それにしても高い...。

 

「カガリ、あんまり見上げ続けてると首を痛めるわよ?」

 

「もう止めるところだ。あんまり見上げ続けてると首が他界他界する...」

 

「......。」( 눈_눈)

 

「ごめんて....というかその目をするのは別人な気が...」

 

「うるさい!ほら、早く行く!!」ゲシゲシッ

 

「あだだだだ!!ごめん!ごめんって!!」

 

 オレは早瀬に脛をシバかれながら足早にタワーの内部に入っていった。いい所を的確にぶち当ててくんの悪質すぎる。

 

「いたた...」フラッ

 

「さては親指と人差し指イったな?」

 

「貴女のその鎧硬すぎるのよ!ほら、行くわよ?」

 

 やっぱり痛かったみたい。

 

 

 

-------------タワー内部、ロビーにて

 

 

 

 あれから....今何階にいるんだろう。取り敢えずなんか偉そうな人達が居そうな場所に着いたはいいものの、早瀬のお目当ての人物がなかなか見つからないようで....

 

「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!......うん?隣の大人の方は?」

 

「首席行政官。お待ちしておりました。

 

「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長が、今の状況について納得のいく回答を要求されています。」

 

 おぉ、来たみたい。お目当ての人物を見つけたのか、道中で出くわしたトリニティ総合学園の治安維持組織、正義実現委員会の副委員長の羽川ハスミさんに同じ学園の自警団守月スズミさん、ゲヘナ学園の風紀委員会に所属する火宮チナツさん。この人達もその人物の元へ向かって行った。

 

「あぁ......面倒な人達に捕まってしまいましたね」

 

 首席行政官と呼ばれた尖った耳、青いインナーカラーの特徴的な黒い整った長髪が特徴的な人がすんごい嫌味ったらしく言い放った。

 

「こんにちは、各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会、風紀委員会、その他時間を持て余してる皆さん」

 

 おうおう、おっかねぇこと....ありゃ相当キてるぞ。しかもシレッと言ったよな....今。暇って言ったよな...。

 

「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!連邦生徒会なんでしょ!」

 

 早瀬、キレた!!早瀬のその一言を皮切りに居合わせた生徒達が一斉に文句....じゃねぇ言及をし始める。内容は、やれ矯正局から停学中の生徒が脱出しただのスケバン共が出回って治安維持が困難だとか戦車やヘリが不法に流通しだしたとか....そんな内容だった。そういやこの間うちの風力発電所もシャットダウンしたなぁ....あれは酷かった。

 取り敢えずオレは相変わらず離れた所で静観に徹するとしよう。窓をボケーッと眺めてたら程々に離れた場所から爆煙が巻上がった。

 

「あ、爆発しとる」

 

「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ会わせて!」

 

「......。」

 

 ちょっと不味いか?早瀬が捲し立て始めた...

 

「な、なあ早瀬...少し落ち着いたr「カガリは黙ってて!!」アッハイ...」

 

 速攻で却下されました。あとそこ、そんな哀れみを含んだ残念なモノを見たような目で見るのを止めなさい。惨めになってくるでしょうが。

 

「連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」

 

「......え!?」

 

「......!!」

 

「やはりあの噂は......」

 

「うん、まあ...知ってた」

 

「え、知ってたの?」

 

「うん」

 

「言ったとて憶測の範疇を出ないから確実性がなくてな...。失礼、話の腰を折った」

 

 そこから七神首席行政官の話をざっくりまとめるとこうなる。連邦生徒会長が失踪したことによりサンクトゥムタワーの最終管理者も居なくなったと。そいで行政制御権が無いなった....と。まあ、そうなるよな〜....全く。これだから中央集権制は()

 

「認証を迂回できる方法を探していましたが......先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした」

 

「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」

 

「はい。この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです。

 

「!?」

 

「!」

 

「この方が?」

 

「"私が?"」

 

 早瀬、火宮さん、羽川さん、そして『先生』と呼ばれるこの世界では全くと言っていい程見ないヘイローの付いていない大人の女性。普通大人といえば獣人かこれまで何度もシバいてきた機械みたいな連中しかいないもんな。いや、それよりもな?

 

「なんかコントみたい」

 

「フンッ!!」ゴスッ!!

 

「お゛ぉ゛ッ!!」

 

 ンアーッ!!早瀬の膝蹴りが俺の太ももの裏側、装甲に覆われていない部分をモロに直撃した....。いたい、クッソ痛い。

 

「"大丈夫!?"」

 

「ゴ、ゴメン...ノンデリハツゲンデゴメン....」

 

 渾身の一撃が直撃し崩れ落ち、蹲るオレに先生と呼ばれる女性が心配そうに近づいてきた....。アッ...スゴい美人さん。

 

「こんなのは気にしなくても結構です。それで、この先生はいったいどなた?どうしてここにいるの?」

 

「コンナノ....コンナノッテ...」

 

「え、えぇと...キヴォトスではないところから来た方のようですが......先生だったのですね」

 

「はい、こちらの先生は、これからキヴォトスの先生として働く方であり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です」

 

「行方不明になった連邦生徒会長が指名......?ますますこんがらがってきたじゃないの......」

 

「"こんにちは"」

 

「こ、こんにちは、先生。私はミレニアムサイエンススクールの......い、いや、挨拶なんて今はどうでもよくて......!」

 

「そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと......」

 

(い、言ったァ─────!!!うるさいって言いよった!!)

 

「ッ!!」キッ

 

「ピィッ!!」

 

「"え、えぇ〜と、よろしくね?"」

 

「んんっ!!続けますと......先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました。連邦捜査部『シャーレ』。単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての学園の生徒たちを制限なく加入させることすらも可能で、各学園の自治区で、制約無しに戦闘活動も可能です。何故これだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったのかは分かりませんが......」

 

 いや、本当になんで作ったんだろうな。早瀬の眼光に怯えてる間に凄い内容の情報が公開されてた...。理論上はなんでもできる。これが一つの部活に与えられた権限だってのか....いや、七神首席行政官も『単なる部活ではなく』とは言っていたが...。

 

「ははっ....マジかよ。すげぇなシャーレ...」

 

「"よかったらは入部してみる?シャーレに"」

 

「え?」

 

「"え?"」

 

「.......ん〜。取り敢えず考えておきます」

 

「"うん、分かった!"」

 

 あら^〜、可愛い。と、先生の笑顔に和んでると凄い顔で七神行政官に睨まれた。一々長いから首席なんて付けてられねぇわ!

 それとこっからざっと30kmほど離れた外郭地区に件のシャーレの部室となる場所があるらしい。なんでもその建物の地下に連邦生徒会長のお下知で『とある物』なる物が持ち込まれているらしい。

 

「先生をそこにお連れしなければなりません。モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど......」

 

 七神行政官がそう呼びかけたら通信機からホログラムの少女が姿を表した。なんかもっふりしたピンク髪のツインテ少女だった。気怠げそうにその少女は言葉を紡ぐ。

 

「シャーレの部室?......ああ、外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?」

 

「大騒ぎ......?」

 

「矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの。そこは今戦場になってるよ」

 

 さっき爆発してた所じゃねぇか─────ッ!!!!

 なんでも連邦生徒会に恨みのあるチンピラ共を先頭に大暴れしているらしい。巡航戦車までいんのかよ。

 あっ、ピンク髪の少女が昼餉のデリバリーがどうのと言って通信切りよった。七神行政官が震えてる。あれ絶対ぶちギレたよな。

 

「"深呼吸でもする?"」

 

「......だ、大丈夫です。......少々問題が発生しましたが、大したことではありません。」

 

 先生がすんごい気遣ってる...。あ、なんかこっち見た。なんか変な予感がする。こういう時のオレの予感ってよく当たるんだよ...。

 

「な、何?どうして私達を見つめてるの?」

 

「ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです」

 

 ああ、うん。もう察した。なんとな〜く、そんな気はしてたよ。うん。

 

「あ、んじゃあ七神行政官。オレ降りて先に準備してますね。車に全部載っけてますんで」

 

「はい、頼りにしてますよ、戸隠さん」

 

「......えっ?ちょっと、カガリ!?」

 

「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。行きましょう」

 

「ちょ、ちょっと待って!?カガリ!?ど、どこに行くのよ!?」

 

 早瀬がなんかオレを呼んでるけどまあいいや。無視しちゃえ、無視。あ、そうだ...。

 

「先生、外出たら少し待っていてください」

 

「"え、私?"」

 

「ええ、ちょいと先生に渡したい物が一つありまして...」

 

「"う、うん。分かった!"」

 

 よし。先生が頷いて了承をしていたのを尻目にオレはサンクトゥムタワーを出て駐車場に向かった。

 向かった先に停まっていたのはオレの愛車だ。もりんちゅ昴号 弐式のラゲッジルームを開けオレは直ぐさま装備を整える。筒袖の袴、そしてその上にインナーに相当する戦装束を着て、脛当て、佩楯、小手、胴に順番に鎧を着る。この鎧ヒヒイロカネっていう特殊な素材でできてるんだよ。だから大砲とかが直撃しても平気。『鎧』はね。んでもって今回は比較的軽装備。簡単な肩当てと外套、マフラーをつけてチェストホルスターに愛銃『ツイン・エグゼクター』二丁を右脇、左脇にしまう。ポーチを複数つけたベルトポーチを巻き、長脇差を差して太刀を佩く。最後に『三ツ菅笠』が刻まれた鉢金巻いて菅笠を被ればお着替え完了。撫で斬り少女 まぢかる☆カガリンの完成だ。今回はアサルトライフルを持っていこう。愛車に積まれた武装の中から....そうだな、AK-12を持っていくとしよう。マガジンを収納したマガジンポーチを胸部に装着し、準備は完了した。そして、最後にこれも持っていくとしよう。

 

「防弾ベストにUSP-45....これくらいあったっていいだろう...」

 

 2つの装備を携え、オレは先生、早瀬達が待つサンクトゥムタワーの玄関へと歩を進めた。

 

「お待たせしました。さあ、征こうかッ!!」

 

ちなみにオレが即効で出て行った後皆で自己紹介し合ったらしい。いいな...。

 

「オレも自己紹介したかった...」

 

「後でだってできるでしょう?早く行くわよ」

 

「あい」




「"えぇ〜と、改めてよろしくね?"」
「あ、どうも。ミレニアムサイエンススクール2年生、『戸隠カガリ』と申します。どうぞよろしくお願いします」
「"ユウカと同じ学校なんだ"」
「えぇ、そうなんですよ。まあ、オレ本当は百鬼夜行の出身なんですがね」
「"ふぅ〜ん。じゃあ、よろしくね。頼りにしてるよ、カガリ(後で鎧着させてくれないかな〜...)"」

 女先生のイメージとしては....まずはポニテですね〜。んでもって160cmくらいかな。程よい具合いに胸部、臀部共に豊かであって欲しいと思います。某よわよわ先生も考えたんですがこっちの方がしっくりくるんですよ。まあ、先生の設定はこんな感じですかねぇ。
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