そっくりさんノ牢屋敷生活   作:蒼天 極

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そっくりさんのタロット占い

《sideエマ》

 

 ヒロちゃんとノアちゃんが大喧嘩して数日後、ボクとハンナちゃん、シェリーちゃんの三人は再び牢屋敷の外にある高い塀の元へとやってきていた。

 と言うのも前回は看守を連れたカレンちゃんがいてキチンと調べられなかったから、再び調べてみようと言う話になったのだ。

 

「この塀の向こうに行けたら、外部と連絡が取れると思うんだけど……」

 

「そうかも知れませんね。

 メチャクチャ高いですけど、カレンさんにお願いしたら協力してくれるかもしれませんし!!」

 

 あれから数日しっかり休養を取った事ですっかり元気になったカレンちゃん。

 あの子は水晶を作る魔法を持っていて、前回はそれでこの塀と同じくらいの高さの足場を作っていた。

 カレンちゃんが協力してくれるならばきっとここを超える事ができるだろう。

 

 しかし問題はカレンちゃんは脱獄に否定的な考えを持っていると言う事。

 最初は断られるだろうけど、何回もお願いして協力して貰えば…………。

 

「……多分、この塀を越えても意味がないと思います」

 

「ハンナちゃん?」

 

 突如否定的な考えを示したハンナちゃん。

 彼女は悔しそうな表情を浮かべながら続ける。

 

「前回ここへ来たときから感じていたんですが、微かに潮の匂いがしたんですの。

 それにカレンさんも、もしここを突破できたら海産物が採れるのにとおっしゃっていて……

 恐らく、ここはどこか遠くの島なんじゃないかしら……」

 

「島……」

 

 ハンナちゃんの言葉に、塀に耳をつけて耳を澄ませてみると、本当に微かではあるが波の音が聞こえる。

 ……そう言えばゴクチョーも島って言ってたし、魔女図鑑の規則にも監獄島って書いてあったような……?

 

「つまりここは絶海の孤島ってやつなんですね!!」

 

「そしてこの島全体を塀で囲っているのなら、ここからの脱出は相当難しいですわ……」

 

「そんな……塀を越えられたとしてもこれじゃあ……」

 

「イカダを作っても塀の向こう側へは運べませんし、あっちで材料を見つけて作ったにしてもイカダで脱出しても遭難するのがオチでしょうしね。

 これは詰みと言うやつでしょうか?」

 

 明るい声色で想像したくもない最悪な結論を口にするシェリーちゃん。

 それを聞いたハンナちゃんは青ざめて小さな声で何かを呟き始める。

 

「詰み……ダメ、ダメよ。

 なんとかしてここを出ないと……早く……早く…………」

 

「ハ、ハンナちゃん、大丈夫?」

 

「大丈夫なわけないじゃない!

 おぞましい化け物が常にわたくし達のことを見張っていますのよ!!

 それに今はまだ平和ですけれど、きっと殺人事件が起きてしまいます!!」

 

「ハンナさん……」

 

「もうこんな所は嫌ですわ!!

 いつかわたくし達もあんな化け物に──」

 

「えい!」

 

 直後、凄まじい音がして私とハンナちゃんは飛び跳ねてしまう。

 すぐに音のした方を見ると、塀に拳をつけているシェリーちゃんの姿。

 彼女が塀を思いきり殴りつけたのだ。

 

「ハンナさんが可哀想で見てられなくって、塀を破壊しようと試みたんですがダメでした。

 この塀はカタイ!!」

 

「素手でどうにかしようという思考がどうにかしてますわよ!!」

 

「シェ、シェリーちゃん、ハンナちゃん、ヤバいかも……」

 

 塀の近くの森の方を指差す。

 そこから壁を殴った音を聞きつけた看守が迫って来ていた。

 私達が逃げ出そうとしていると認識したのだろう。鎌をかかげた看守は、いつもよりもずっと移動速度が速い。

 

「に、逃げよう!!」

 

「い、一体どこへ逃げるんですの!?」

 

 走りながらもなんとか思考を巡らせてみる。

 看守から逃げ切るためには────

 

 

 “ゲストハウスへ向かう”

 

 “牢屋敷へ戻る”

 

 “とにかく逃げる” ◀︎

 

 

「わからないけど、とにかく逃げよう!!」

 

 

 ◇

 

 

《sideカレン》

 

 さて終活も終わり、一番仲良くなっていたであろうメルルさんとも別れの挨拶は済ませ、この世から旅立つ準備が整って早数日。

 奇跡と言うべきか、オレはまだ生き長らえる事ができていた。

 

「カレンさん……あぁ、よかった。

 まだ生きてます……」

 

「運の良いことにね。

 それにしても……あの人まだ殺しに来ないな……」

 

「わ、私としてはカレンさんを殺すのは諦めてくれると嬉しいんですけど……」

 

(カレンさんのお料理美味しいですし、何よりこの子はなんだか他人とは思えないから……。

 でもレイアさんがこの子を狙ってるのは私が煽ってしまったせいですし……せめて先にノアさんを狙ってくれれば……)

 

「……それってノアちゃんなら殺られてもいいって事かしらん?」

 

「いいいいえ! そ、そんな事ありませんよ!

 殺人事件なんて起きて欲しくないに決まってるじゃないですか!!」

 

「冗談だよ。てか、慌てすぎだって」

 

 さてはこの子、腹黒だな?

 慌てて弁明するメルルさんに苦笑しながらポンポンと頭を撫でる。

 

 ……あ、やべ。これセクハラになるじゃん。謝っておこ。

 

「あら、カレンちゃんとメルルちゃん。姉妹仲良くお話し中かしら?」

 

「あ、ま、マーゴさん……。

 他の人にも言ってますが、私達はお友達ですが家族というわけでは……」

 

「そうそう。まだ外堀埋めてる最中なんよ。

 それで、なんかご用かい?

 今なら夕飯のリクエスト、作れる範囲で受け付けてるよ」

 

「あら、うれしい。

 今日は刺激的なものが食べたい気分だったの。作れるかしら♡」

 

 そう言って怪しく微笑むマーゴさん。

 ……この人が刺激的って言うとなんだか魅惑的に聞こえるのは何故だろうか?

 思い返してみればこの人ナノカさんと同室だし……恐らくスケベな性格の子達をまとめたんだろうなぁ。

 

 刺激なら辛いものでいいかと考えていると、「あぁ、そうそう……」とマーゴさんが思い出したかのようにこちらを見る。

 

「最近……アンアンちゃんとカレンちゃんが倒れてから、レイアちゃん達の様子が変よねぇ?」

 

「あぁ〜……今回の一件でノアちゃんとヒロちゃんが大喧嘩しちゃって。

 それがちょっと尾を引いてるんだよね」

 

「できればなんとか仲直りして欲しいと思っていますけど……」

 

「そう。でもそれだけじゃないの」

 

「と言うと?」

 

「最近、レイアちゃんも少し変わってきたと思わない?」

 

「!」

 

 聞くと、なんでもレイアさんは最近ヒロさんとも距離をとって一人でいる事が増えた上に、オレとすれ違うときに一瞬とは言え目を細めるようになったとのこと。

 その上性格面も、なんだか心の余裕が無さそうに見えるようだ。

 

「これは私の予想なんだれど……レイアちゃんは魔女化が始まっていて、もしかしたらあなたが狙われているのかも……」

 

「そんな……レイアさんがカレンさんを……」

 

 ……普段必要最低限のはなししかしないマーゴさん。

 しかしどうやら彼女は人間観察に長けていたようで、レイアさんの僅かな変化から魔女化の進行を察してしまったようだ。

 

 さてどう言い訳したものかと考えていると、突如マーゴさんは思い付いたかのように手を叩く。

 

「こう見えて私、占いを趣味にしているの」

 

「占い……ですか」

 

「と言ってもお金を稼ぐのが趣味でその手段と言った所だけれどね。

 でも私の占いってすごーく当たるって評判だったのよ。

 よければカレンちゃんのこれから進む未来について……占ってあげるわ」

 

「でもお高いんでしょう?」

 

「普段は有料なんだけど、カレンちゃんのことが心配だから今回は特別。

 無料で占ってあげる♡」

 

「……なーんか、悪質な霊感商法の勧誘に聞こえますな〜」

 

「あら、怪しいと思うなら別にいいのよ。

 ……でも私、カレンちゃんのこと、心配してるのは嘘じゃないのよねぇ」

 

 彼女はそう言っているが、微かに目が笑っている。この人絶対嘘ついてる。

 ……しかしオレ自身レイアさんがオレを狙っているのは既に気づいているし、運命も受け入れている。

 故に占った所で身の破滅しか出てこないだろう。

 

 ……どうせ結果は分かってるんだ。

 マーゴさんの占いとやらがどれだけ的中するのかを一喜一憂するのも、暇つぶしとしてはアリかもしれない。

 

「……ちょっと怖くなってきたなー。受けてみようかなー」

 

「その割には棒読みくさいのだけれど……決まりね。

 それじゃあこっちに来てちょうだい」

 

 

 ◇

 

 

 こうしてマーゴさんの占いを受けてみる事にしたオレと付き添いのメルルさんは、普段拘束時間や消灯時間に利用している監房へとやって来た。

 

 しかしマーゴさんの監房は全面をカーテンで覆われ、部屋の中央にはテーブルと椅子。

 まるで占い師の館かのようなレイアウトが施されていた。

 い、いつの間に……

 

「すごい……マーゴさん、お部屋を飾りつけたんですか?」

 

「えぇ。時間はたっぷりあったし、過ごしやすいようにリノベーションしたの。

 簡単だしあなた達もしたらどうかしら?」

 

「そうだねぇ。ぶっちゃけベッドだけってのも過ごしにくいし、かと言って水晶で作った椅子は身体が痛くなるから、部屋をレイアウトするのはアリかもしれない」

 

 そんなに時間はないだろうが、それでも僅かな時間は快適な空間で過ごす事が出来るからな。

 時間があるときに計画を立てて部屋の魔改造をしてみようか。

 

「さ、こっちに座ってちょうだい。

 早速占っちゃいましょ」

 

 そう言って促されるがままに席に座ると、テーブルを挟んだ向かい側の椅子に腰掛けたマーゴさんは怪しい微笑みを浮かべながら、カードの束をシャッフルすると、その中から三枚のカードを机に広げる。

 

「タロットカード占いなんだ」

 

「えぇ。3枚のカードが過去、現在、未来を示しているの。

 まずは過去を表す一枚目……」

 

 そう言って左端のカード……過去を示すカードを開いたマーゴさん。

 カードの中に書かれていたのは輪っか。

 

「これは運命の輪の逆位置ね。

 運命の輪は正位置ではチャンスや幸運を示すものなんだけれど、逆位置ではアクシデント、急速な悪化を示しているの。

 そう言えばカレンちゃんが倒れてから、レイアちゃん達と随分と関係が悪くなったわよね?」

 

「確かに……」

 

「凄い、当たってます……」

 

 確かにノアちゃんの一件でヒロさんとノアちゃんは大喧嘩。レイアさんはオレとノアちゃんを殺害対象に定めたし、たまに一緒に行動してたナノカさんも我関せずだった。

 正直グループとしては既に破綻しかかってると言っても過言ではない。

 

 占いが当たると言うのもあながち嘘ではないのかもと考えていると、マーゴさんはなんの前置きもなく現在に当たるカードを開いた。

 

「二枚目のカードは隠者の正位置。これはどう読むべきかしら……そうね」

 

 直後、マーゴさんは怪しい笑みを止め、真剣な表情をこちらに向ける。

 

「カレンちゃん、単刀直入に聞くから正直に答えてちょうだい。

 あなた、自分の置かれた状況に気がついているのではなくって?」

 

「!!」

 

「……それはどう言う意味かな?」

 

「あなた、レイアちゃんが自分を殺そうとしてるって……気づいているんでしょう?」

 

 マーゴさんはそう言いながら隠者のカードをひらひらと見せる。

 過去にオレの友人がタロットカードにハマってた事があるから、カードの意味はなんとなく覚えている。

 隠者は確か……思慮深い、悟りを開くと言ったところか……。

 

 なるほど、つまり自らの状況を悟って、どう行動するかを既に決めていると解釈したって訳だ。

 完全にその通り。どうやらマーゴさんの占いが当たると言うのは本当だったようだ。

 

「……正解。実はレイアさんがオレを殺そうって呟いたのを聞いてしまってね」

 

「そう。それで、あなたはそれに対してどう対処しようと考えているのかしら?」

 

「……カレンさんは何もしないと……潔く運命を受け入れると言っていました」

 

「変に抵抗したら他の子が危ないかもしれないからね。

 それにオレがくたばったとしても、事情を知ってる二人がいるから魔女裁判で犯人を吊れるはずだよ」

 

「あら、諦めちゃったのね。

 となると最後に訪れるのは破滅かしらね」

 

 メルルさんがオレの手をキュッと握る中、マーゴさんは愉しげに微笑みながら、未来を示す最後のカードをめくる。

 その直後、マーゴさんは「あら?」と表情を変える。

 

「……最後のカードは審判の正位置ね」

 

「審判の正位置……確か復活や再生を表すカードだっけ……?」

 

「よく知ってるわね。今までの活躍が認められ、再びチャンスを与えられるって意味なの」

 

「あ……! それならこのカードはレイアさんが分かってくれて、殺すのを待ってくれるって読む事ができます……!」

 

「んなバカな……」

 

 魔女因子の厄介さはよく知っている。

 一度魔女になったら完全に理性を殺意に持っていかれ、もはや会話なんて出来ないはずだ。

 だと言うのに分かってくれる? 助かるかも? ……ないない。

 

「多分死ぬ可能性の方が高いと思うぞ」

 

「そうね。本当にそう言う未来が訪れるとは限らないもの……。

 でもこれはカレンちゃんのたどり着く未来の一つである可能性も否定できない。

 これからの行動で破滅を食い止める事が出来るかもしれないわね。」

 

「話しましょう!」

 

「え?」

 

 マーゴさんの言葉を聞いたメルルさんがふんすっと鼻息荒く立ち上がりオレの手を掴む。

 

「一度レイアさんとお話ししてみましょう!

 そしたら何故カレンさんを殺そうとしてるのか、理由が分かるはずです!!」

 

(助かるかもしれないなら助けてみせます。

 レイアさんを唆したのは私なんだから、ちゃんと責任をとらないと……!)

 

「え、えぇ!?

 で、でも話すって言ってもメルルさんが危ないんじゃ……」

 

「わ、私治癒の魔法を持ってるので怪我は大丈夫ですから……! いざとなったら私が癒してみせます!!

 マーゴさん、占いありがとうございました……!!」

 

「ちょ、ちょっとメルルさん!

 ……あぁもう、じゃあねマーゴさん。運が良かったらまた!!」

 

「えぇ。あなたが救済される事を祈っているわ。

 また会いましょ♡」

 

 まだ希望があるとすっかり信じ込んでしまったメルルさん。

 心配性で引っ込み思案な泣き虫少女とは思えない程の腕力に引きずられながら、マーゴさんの房を後にした。

 

 

 

「最後のカードは悪魔の正位置(破滅)が来るようにしてたはずなのだけれど…………。

 ……これは、破滅していく様は見れなさそうね」

 

 

 ◇

 

 

「レイアさん!」

 

 その後、ラウンジを掃除していたヒロさんからレイアさんがどこにいるかを聞き出す事に成功したメルルさんは、オレを引きずりながら彼女の向かったと言う湖へと向かう。

 どうやら予定は済んだのか、湖へと向かう道を戻ってきていたレイアさんと鉢合わせた。

 

「……あぁ、キミ達か。一体どうしたんだい?」

 

「大事なお話があるのですが、今よろしいですか?」

 

「申し訳ないね、レイアさん。

 オレは別にいいんだけどメルルさんがどうしてもって……」

 

「うん? 別に構わないよ。一体どうしたのかな?」

 

「単刀直入に伺います。えぇっと……その…………」

 

 レイアさんを止めようと意気込んでいたメルルさんだったが、オレを助けようと思った程度ではその心配性な性格は治らない。

 失敗したらどうしようと悩んでいるのか、先ほどの勢いはすっかり無くなってしまった。

 

「あの……えっと……」

 

「……用がないなら後にしてもらっていいかな?

 こう見えて私も忙しくってね」

 

「あうぅ……」

 

「あ、待って。オレが話すから」

 

 ……ぶっちゃけマーゴさんにあそこまでお膳立てされたとしても、オレが助かると言う希望は持てないし、今でもこのまま運命を受け入れた方がいいとすら思っている。

 

 だけどメルルさんがここまで頑張ってくれたのだ。それならばいつまでも腐ってないで、やれる事をやってやる。

 なーに、最悪メルルさんだけでも逃がせばいい。

 オレならばそれくらい朝飯前だ。

 

「……それで、なにかな?」

 

「レイアさんはオレと話したくないかもだから、余計な事は言わずに単刀直入にいかせてもらうけど「私も混ぜてもらっていいか?」……ヒロさん?」

 

 腹を括っていざ本題に入ろうとした次の瞬間、なんとそこにヒロさんが乱入してきた。

 ……え、一体なんでヒロさんがここに…………?

 

「ひ、ヒロさん、どうしてここに……」

 

「……最近のレイアは様子がおかしいと思っていた。

 そんなときカレンとメルルが居場所を聞いたから、もしかしたらその件かと思ってな」

 

「それなら一緒に来れば良かったのに……」

 

「掃除をしていたんだ。中途半端で投げ出すのは正しくないから終わらせてきた」

 

 なんでも残っていた彫刻を早く、丁寧に磨き上げ、掃除用具を早急に片付け、最短距離で歩いて屋敷を抜けると、全力疾走で追いかけて来たようだ。

 なんと言うか……大喧嘩してストレスが溜まっていてもヒロさんはヒロさんだった。

 

「私の様子がおかしい?

 はは、ヒロくんは一体何を言っているのかな」

 

「バレてないとでも思ったか?

 ここ最近の君は「あ、待ってヒロさん。ここからはオレが」……カレン」

 

 ヒロさんを手で制し発言権を貰うと、レイアさんが痺れを切らさないうちに今度こそ本題に入ろうと────

 

「っ!?」

 

 ────したが、オレの視線が捉えてしまった。

 森へと駆け込むエマさん達の姿と、それを追いかける看守が。

 

 普段ならば脱走を企てたんだろう? 懲罰房で頭冷やしてこいやと見捨てるが、今回はそうも言ってられない。

 食料を調達する為によく森に入るが、確かあの辺は落とし穴のような枯れ井戸があった筈だ。

 

「ごめん、一旦話はあと!

 レイアさん、話しはまた後で!!」

 

「あ、カレン!!」

 

 嫌な予感を感じたオレは一時この場を抜け出し、エマさん達を追って森へと入った。

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