プロジェクトセカイ feat 仮面ライダー 作:ミッツー116
このためにストーリー部分見返すとみのり意外ちょっと不機嫌気味ってなりました。
ーーもし、目の前で誰かが困っていたらどうする?
助けるべきだ。誰だってそう習ったよな。
ーーもし、それが自分じゃどうにも出来なかったらどうする?
動く前に気づけたらいいが、もし動いたあとに気づいたら?目の前に迫る絶望が、自分にはどうしようもなかったら?
ーーもし、自分しか動けなかったらどうする?
選択肢なんかない、俺はそう思う。俺しか動けないなら俺がやるしかない。あの時もそうだった。
「あっ!!」
運動会、一人の少女がリレーのバトンの受け取りをミスして落としてしまう。それまでのチームのリードがなくなり、足の速い方ではない少女では再びリードを作ることも出来ない。
「ふっ!ふっ!」
前をぐんぐんほかのチームが離れていく、目から涙がこぼれ落ちる。自分のせいで皆を悲しませてしまう。潤んだ目では足元がよく見えず、アンカー手前で転んでしまいバトンが転がっていく。その時、アンカーの少年がバトンを拾い叫ぶ。
「任せろ!みのり!」
走り出した少年は全力の力を出して駆け抜ける。目の前にいる他チームとの距離をどんどん詰め、あと一人を残すのみだ。絶対に追い抜いて見せる、そうでなければ優しい幼なじみを悲しませてしまう。そう決意して走り抜けるなか、目の前でゴールテープは切られた。
第一話 「太陽と出会う日」
部屋に鳴り響くアラームを止める、久々に嫌な夢を見た。自分にとって苦々しい過去の記憶。気分を変えようと窓をあける。
「うーん、いい天気だ!」
陽光を身体に浴びると全身に力がみなぎるのを感じる。今日から本格的に新生活のスタートだ。早速準備をしなければ、掛けてある制服に着替え階段を駆け下りる。そのままキッチンに向かうも誰もいない。この時間なら恐らくあそこだろう、そう思いさらに奥に進むと別のドアがある。
「おはよ〜う!父ちゃん母ちゃん!」
「あぁ、おはよう太陽」
「ちゃんと顔洗ったのあんた?」
ドアを抜けた先には大きなオーブンなどが置いた部屋で両親が小麦粉の固まり…パン生地をこねている。パン屋である実家の早朝の日課だ。父は近くに置いてあるラップで包まれたパンを拾い太陽に投げ渡す。
「ほい、朝飯」
「サンキュ」
父からパンを受け取るとキッチンに戻り冷蔵庫を開ける。中にあるウィンナーや卵を取り出し焼いていく。焼き上がったのを確認すると昨日の晩にのこった米と一緒に弁当箱に詰めていく。
「あれ、本当に自分で作ってくる」
「そりゃそろそろ高校生なんだから、独り立ちの時を考えないとな」
厨房から戻ってきた母がこちらに声をかけてくる。恐らく弁当を作りに来てくれたんだろうが、高校生からは自分で作る宣言を事前にしていた。
「一人暮らしって、あんた進路とか決めてるの?」
「いやぁないけどさぁ。みのりくらいはっきりやりたいこともないし」
アイドルを目指す幼なじみのことを考える。幼い頃からずっと一つの夢を追いかける姿を見ているからこそ羨ましく感じる時もある、そこそこ器用な方ではあると思うが何かに目標のようなものを抱いたことはない。
「しっ!完成!それじゃ行ってきまーす!」
「車に気をつけるのよ〜」
洗面所に向かい顔を洗い歯を磨いたあと外へと向かう。そして意気揚々と外に飛び出すと、隣の家のインターホンを押す。
「おばさ〜ん、みのり呼びに来た〜」
『あ、太陽くん。あの子まだ降りてきてないから上がって呼んで来てくれない?』
「ん?珍しいな…」
そこまで朝に弱くもないと思うが…前日にアイドルのDVDでも見ていたのだろうか。ドアを合鍵で開けると階段を上がりみのりの部屋をノックする。
「みのり〜いるか~?…返事ないな」
やはり眠っているらしい。仕方ない、乙女の聖域だが押し入らせてもらおう。ドアを開けるとベットでスマホを見ている茶髪のパジャマ姿の少女が見える。幼なじみである『花里 みのり』だ。
「あれ?起きてんじゃん」
「…」
「おーい、みのり〜?」
声をかけても反応がない。何時もならスマホにここまで夢中になることはない、一体何を見ているのだろうか。スマホを横から覗き込み。
「『桐谷 遥、電撃引退!?』…あっ」
「う…」
見ている記事を確認すると察する。『桐谷 遥』、人気アイドルグループであるASRUNに属するトップアイドル、みのりにとって特別な存在だ。どうやらグループが解散したのを機に芸能界そのものを引退したらしい、太陽が読み上げたあとみのりが現実に戻り叫び声を上げる。
「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???」
ーーーーーーーー
「そんな…そんな…」
(うーむどうしたものか)
既に昼休みになったがみのりの調子が戻らない。恐らく自力でもそう時間はかからないと思うが…それまで放置する必要もないだろう。ここは人肌脱ぐとしよう
「みのり!お前はそれでいいのか!?」
「ふぇ!?」
「遥に憧れてアイドルになるんじゃかったのか!皆に希望を届けるんじゃかったのか!それともここであきらめるのか!?」
「!」
みのりの目に光が戻っていく、本当に立ち直りが速い。
「そうだよね!遥ちゃんのことは残念だけど…遥ちゃんにもらった分、今度は私が皆に希望を届けなきゃ!」
「その意気だ!ここは屋上を解放してるらしい!そこで練習するぞ!」
「おー!」
太陽とみのりが叫んだあと教室を出て屋上に向かっていく。階段を駆け上がり、ドアを開ける、桐谷 遥が座って本を読んでいる。
「あ、お邪魔します桐谷遥さん。…え?」
「ごめんね、なるべく邪魔にならないようにするからね遥ちゃん!…ぇ」
2人は一度階段を降り教室に戻る。
「ここは屋上を解放してるらしい!そこで練習するぞ!」
「おー!」
太陽とみのりが叫んだあと教室を出て屋上に向かっていく。階段を駆け上がり、ドアを開ける、桐谷 遥が座って本を読んでいる。
「「えぇぇぇぇぇ!!!???」」
「きゅう…」
「あ、気絶した」
ーーーーーーー
ペチペチペチ
「う、うーん」
「お、起きた」
「あ、太陽くん。なんだ夢か〜そうだよね、同じ学校に遥ちゃんがいるわけないよね」
「それではこちらをどうぞ」
「どうも、桐谷遥です」
みのりの頬を優しく叩いていると目を覚ます。現実に戻って心地よい夢をかみしめているみのりに現実を伝える。
「夢じゃなかったー!?」
「面白いやつだろ?こいつ」
「そうだね、こんなに好きでいてくれるなんてうれしいな」
「は、ははははは遥ちゃん!?何でここに!?」
「そりゃ同じ学校だからでしょ」
驚くみのりに対し青い髪をした小柄な青年が声をかける。それをみたみのりは首を傾げる、先ほど気づかなかったがこんな子もいたのか。それに、何処かでみたことがある気がする。
「さて、みのりも起きたし悪いんだけどまた自己紹介してもらえるか?」
「…起こしてからすれば一回で済んだくない?」
「まぁまぁ」
青年を諌めると遥はみのりの方を向く。それだけでみのりはドキドキしている。
「は、はるかひゃんに見つめられてる…」
「え、えーと…必要ないかもだけど自己紹介するね」
「ひゃ、ひゃい!」
「私は桐谷遥。今年から普通科に入ってみんなと一緒に学園生活することにしたからよろしくね」
「は、はりゅかひゃんとぎゃくえんしぇいきゃちゅ…うえへへへ」
「滑舌がぐちゃぐちゃになっちまった」
「遥ちゃんファンの中でもヤバい部類に入るよこの子」
「それじゃあ、次は葵の番だよ」
「僕のいるのかなこの子…」
葵と呼ばれた青年が必要性に疑問を感じながらみのりに向きあう。
「僕は蒼刀 葵。一応遥ちゃんとは幼なじみだよ」
「…一応ってなに?ちゃんと幼なじみでしょ?」
「うざ絡みやめてね」
彼の自己紹介が気に食わなかったのか遥が詰め寄る。その仲良さそうな二人を見ると何かを思い出したかのように叫ぶ。
「あ!分かった!」
「!?な、なにが?」
「葵くんってネットに色んなチャレンジ動画上げてるよね!昔遥ちゃんがゲストで出た『有名人のお友達』って番組に出てた!」
「よく覚えてるね、僕遥ちゃんと違ってテレビにはあんまり出てないけど」
「遥ちゃんが出てる番組は何回も擦り切れるくらい見てるもん!」
「…あぁそう。」
その言葉に少しうんざりしたような顔をするも流す。2人の自己紹介を聞いたからには今度はこちらの番。
「俺もさっきしたけど一応するぜ!俺は日比谷 太陽!クラスは1-A!気軽に名前で呼んでくれ!」
「よろしくね、日比谷くん」
「華麗なスルー、これが元トップアイドルの男避けか」
「あ、ごめんね?ついクセで。えっと…よろしく太陽くん」
「…それで、そっちの子は?」
葵がみのりの方を指す。
「ふぇ!?わ、私!?」
「そりゃそうでしょ」
「私も聞きたいな」
「ひゃ、ひゃい!はにゃしゃとみにょり、いちにぇんA組しゅっしぇきびゃんごう21びゃん趣味は振りコピ特技はキャッチふりぇーずをちゅけることでちゅ!」
「なんて?」
「一瞬持ち直してたけどね」
「は、はい!花里みのり、1年A組出席番号21番趣味は振りコピ特技はキャッチフレーズをつけることです!って言った」
「翻訳がいるのこの子?」
「これが幼なじみパワー」
「…誰か上がってきてない?」
全員の自己紹介を終えたあと、葵が階段を駆け上がってくる音に気づく。どうやら話しながら上がってきてるようだ。
『はっきりしなさいってば!!いい?ちゃんと話すまで返さないからね!!』
「何か喧嘩してね?」
「巻き込まれても面倒だし貯水タンクの裏に隠れようか」
そういうと順番にはしごを上がっていく。最後になった太陽が上がろうとしたとき、ドアが勢いよく開く。
「ほら!そこ立ちなさい!」
「うん…え?」
こちらに背を向けるように立つピンク髪の少女に促され、その前に水色の髪をロングにした大人びた容姿の少女が困り顔で立つと自然と太陽が目に入る。
(しー!しーー!)
「え、えーと…」
「ちょっと!どこ見てんのよ!ごまかすつもり!?」
幸いピンク髪の少女は頭に血がのぼっているのか気づいていない。この間に何とかせねば、とはいえはしごは音が鳴りそうだしどうするか。
「太陽くん困ってるね」
「あれ…雫だ」
「知り合い?」
「Cheerful*Daysのセンターの日野森雫ちゃんだよ!遥ちゃんとは歌番組とかで何度か共演してて…」
「うん、声量抑えようか」
「一緒にいるのはQTの桃井愛莉…確かバラエティによく出てた」
(確か最近やめたんだっけか)
太陽もアイドル知識があるので2人の正体に気づく。その2人がなぜケンカしているのか、自分はどう逃げればいいのか。
「昔の後輩に聞いたのよ…あんたが他のメンバーと上手くいってなくて、移籍だの引退だの噂されてるって」
「それは…」
「何とか言いなさいよ!中途半端が一番良くないのよ!ファンの人たちにも失礼でしょ!」
(やばい、長くなりそうだ)
長引けば長引くほどバレる可能性も上がる。何とか早い内に離れなければ。
「どうする?もう出ていく?」
「えぇ!?」
「確かに…結構かかりそうだよね。盗み聞き続けるのもあれだし」
「…待って、彼無茶しようとしてない?」
葵の言葉に太陽の方を覗き見る。見るとはしごを諦めドアから中に逃げようとしている、どう考えてもはしごより音が出そうだが極限状態で判断を誤ったらしい。どうにか止めなければ、そう思った時勢いよく開かれたドアが太陽の鼻頭に直撃する。
「あいたぁ!?」
「あ!?」
「へ!?だれ!?」
「ん?何か当たった?」
「うわ!すごい鼻血出てますよ!」
「…これはもう限界かな」
下の騒ぎを見て隠れる意味がないと判断したのか葵が飛び降りる。それに続いて遥も飛びみのりははしごを使う。
「太陽くん、大丈夫!?」
「らいひょーふひゃない」
「悪い、誰かいるとは思わなかった。これハンカチ」
「テンキュー」
ドアを開けた男からハンカチをうけとり、鼻に当てる。悪い男ではないのだろうが、そんなことより気になることがある。勢いよく入ってきたこのイケメンは、なぜずっとデカいピンク髪の男の首根っこを掴んでいるのだろうか。
「あ、あんたら何処から…まさかずっと盗み聞きしてたわけ!?」
「私たちが先にいたとこにそっちが入ってきたんですよ、先輩」
「あんたは…桐谷遥!?こんな所で何してんのよ!?」
突然上から降ってきた相手にピンク髪の少女ー愛莉が驚きながら問い詰める、それに対し遥もすこし喧嘩腰だ。そんな中水色の髪の少女ー雫は後から入ってきた青年に話しかける。
「拳治くん、その一緒にいる子はどうしたの?」
「こいつか、ストーカーだ」
「ご、誤解です!ストーカーじゃありません!」
「…あんた、烈じゃない。何してんのよこんな所で」
大きな否定の声を長身の男が上げると愛莉がその男の名前を呼ぶ、どうやら知り合いのようだ。
「愛莉、どういう関係だ?」
「まぁ一言でいうと私のファンよ。よくライブにも来てくれたし、握手会で軽く話したこともあるから覚えてるわ」
「あぁそれで勘違いして…」
「ストーキング行為を…」
「よく聞くやつだ」
「ちゃうて!!」
既に男子三人のなかでストーカー認定を受けていることに抗議の声を上げる男ー烈は何とか腕から抜け出そうとする、どのみちこの距離で逃がすことはないと判断し掴んでいる男ー拳治が手を離すと烈は地面にぶつかる。
「あいた!…そもそも!この学校にあいりん…桃井先輩がいるのだってさっきのことですから!」
「今なんか愛莉を変なあだ名で呼んだぞこいつ…」
「アイドルオタクにたまにいるやつ…」
「い、インターネット上なら問題ないと思うぞ俺は」
それだとこの場で言うことには問題があることは変わりない。どうも昼休みに何処か静かな所で昼食を取ろうとしたことが発端らしい。
『どこで食うか…ん?』
『雫!ちょっとついてきなさい!』
(…!?あれってあいりん!?何でこんなところに…!生徒!?ここの!?同じ学校ってこと!?え、ていうか一緒にいるのCheerful*Daysの日野森雫ちゃんでは!?え、仲いいのは知ってるけどこんな所で…声をかけ、いやダメだろ!プライベートに踏み込むのはドルヲタとしてド三流…いやでも認知もらってるし挨拶くらいなら…いやしかし2人が何話すか気になる…こっそりついていくとか?)
『お前…何やってる?』
「で、今に至ります」
「「「…」」」
烈の話を聞いてしばらく黙るも男子は口を開く。
「…今のなにが誤解だったんだ?」
「自供でしょ、今白状したよこいつ」
「もう通報していいか?」
「待ってって!」
このままでは本格的に不味い、前科がつくのは勘弁だ。四苦八苦していると愛莉がため息をはく。
「もういいわ、急に引退したし心配させちゃったのよね?」
「あいりん…!」
「そんな話だったか…!?」
「そうやって甘やかすからこういうのが生まれるんだと思うけどね」
「うっさいわね!そんなことより続けないといけない話があるのよ」
「「「このストーカー疑惑より…?」」」
「誤解やって!」
まだストーカーの話題から抜け出せない男子は置いといて愛莉は遥の方に向き直る。
「あんたよ!あんた!盗み聞きの件まだ途中よね!」
「あ、そっちに戻るんですね先輩」
「てっきりそっちの子との喧嘩に戻るのかと」
「それはこんなに人居ちゃ話せないでしょ!」
「もうほぼ上で聞いたけどね僕ら」
遥はそろそろ付き合ってられないのかため息を吐いて口を開く。
「ここにいるのが邪魔なら出ていきますけど…いや、それはだめか」
「はぁ!?なんでよ!」
「私はともかく、この子はなにか目的があってきたはずなので。そうだよね花里さん?」
「へ!?私!?」
「そうだよ、俺もすっかり忘れてたわ。ダンスの練習に来たんだよ俺たち」
「「「ダンス?」」」
太陽の返答にアイドル三人組が聴き直すと、太陽がみのりを指さしながら答える。
「俺は付き添いだけどな、みのりの日課みたいなもん」
「ダンスするんだ」
「ん?この学校にダンス部なんかなくね?」
「別に学校とは限らないんじゃないですか?ストリートダンスとか」
「意外だな」
「あ、いやそういうのじゃなくて…遥ちゃ…桐谷さんたちの前で言うのも恥ずかしいんですけど私、アイドルを目指してるんです」
「アイドルぅ!?あんたがぁ!?」
「驚きかた失礼すぎるぞ愛莉、別にいいだろ」
みのりとアイドルのイメージが愛莉のなかで繋がらなかったのか大きな声で驚く、少し間を置いてみのりに質問をはじめる。
「…あんた、それって何処かの事務所に応募してるってこと?」
「は、はい。次は遥ちゃんのいたモリプロに送ろうかなって」
「モリプロォ!?あんたアソコの倍率分かってんのぉ!?」
「全部に驚くなお前」
「いやでもすごい大手ですからねアソコ」
「…別に毎回誰かしらは受かるんだから運次第じゃない?今までは勝率どんな感じなの」
「えっと…50回くらい応募してて…最高記録は一次審査突破で、二次審査は通ったことありません…」
「…諦めたら?」
「梯子外すの早すぎやろ」
一瞬カバーしようとした分愛莉より残酷だ。
「…諦めた方がいいわね、向いてないわよあんた」
「…」
「おい愛莉、さっきから言い過ぎだぞお前」
「残酷でも事実よ、アイドルってあんたらが思ってるよりずっと才能が物を言うの。必死に努力しても才能がそれを追い込す…その上、才能ある人間が努力もしてくる。向いてないやつにはとことん厳しい業界よ」
愛莉の言葉はどこか自分にも言い聞かせているような様子だ。遥も何やら暗い顔をしている、もしやダンスの話を出した事自体間違いだったかと太陽が後悔し始めたとき。
「それでも…私、諦めません!」
「っ!あんた、私の話聞いてたわけ!?向いてないって…」
「私、最初から自分が向いてると思ってないので!向いてないかも知れないけど…それでも誰かに希望を届けたい!」
みのりはまっすぐと言葉を紡ぐ。それを受ける愛莉は何も言えない、あまりにも今の自分にとって眩しい輝きが彼女にはあった。
「それに、私信じてるんです!『今日がいい日じゃなくても、明日いい日になるかもしれない』って!!」
「それって…!」
「っ!」
みのりの言葉に今度は遥と葵が反応する。ここで自分の言葉が出てくると思わなかったのか驚く遥に対し葵は歯ぎしりをしているかのようだ。
「だから何回失敗しても諦めません!遥ちゃんみたいに、皆さんみたいな皆に希望を届けるアイドルになれるまで頑張ります!」
「あんた…」
みのりのまっすぐな言葉にアイドル三人は少し辛そうな表情をしている。…何故かその横で烈も苦しそうな顔をしている。
「…どうしたんだお前」
「眩しくて…灰になりそうです」
「お前ドラキュラとかだったのか?」
『ふふふ、でも私も好きだな、今の言葉』
「…今の誰の声だ?」
突然聞こえてきた声に太陽が首を傾げる、辺りを見回すが誰もいない。
「な、なに?まだ誰か隠れてるわけ?」
「…そうなると僕と遥ちゃんより早く来てることになる」
「おーい、どこだ〜?」
『こっちこっち、おーい』
「なんかそっちの…花里?のポケットから聞こえてこないか?」
「え?でも携帯くらいしか…」
そういうとみのりはポケットからスマホを取り出すと、画面からミクが飛び出している。
『ふ〜やっと気づいてくれた』
「お〜…なんだこれ?」
「なんかの動画開けっ放しにしてたんじゃないの」
「わわっ!消さなきゃ!」
『うーん、違うんだけどな。説明するより…えいっ♪』
ミクが可愛らしい声を上げるとスマホが光り出す。
「うわっ!なんだこれ!」
「わわわっ!私の携帯〜!!」
ーーーーーーーー
光が止み、目を開ける。そこは先ほどまでいた学校の屋上ではなく何処かのドームのようだった。
「えぇ!?どこここーー!?」
「な、なんなのこれ!?何かのドッキリ!?」
「だとしたらオーバーテクノロジーの番組すぎるでしょ…」
あまりにも突然の展開に驚いて周りを見渡す、何やら人も集まり今から何か始まるようだった。そんなとき何処からか声が聞こえる。
「あ、きたきた。お~い、こっちでーす!」
「ん、なんか俺たちのこと呼んでね?」
「あいつか、行ってみるか」
遠くからこちらに向けて一人の青年が手を振っている。少しでも手がかりを求め8人は声の主に向かう。
「えっとまずは急に呼び出してすみません、ここに呼び出したのはわけがあって…」
「じゃあそれをさっさと教えてもらえる?暇じゃないんだよね」
予想外の状況に苛立ちを覚えているのか葵が急かす、その言葉に対し青年は少し怯えながら答える。
「えっと…すみません、呼び出した子もすぐ出てくるので…これどうぞ」
そう言ってそれぞれに手渡しで何かを渡してくる。渡された物、光り輝く棒…つまりは。
「サイリウム?」
「ライブですか!?」
「なんでちょっとはしゃいでんのよ」
「はい!出てきますよ!」
ステージがライトアップされたステージのジャンプ台から三人の少女が飛び出してくる。一人は先ほど出てきたミク、残りの2人は。
「ん?あれ鏡音リンじゃないか雫。ほら一歌が好きな」
「あら、本当だわ。それじゃあもう一人の子もバーチャルシンガーなのかしら」
「いやいや!なんでミクたちが実際にいるのよ!」
「わー!みんな可愛いー!」
「こっち向いてー!」
「ノリノリだなぁ」
「これライブ終わるまで待つの?」
そういいながらそれぞれライブをみる。そんなとき、みのりは遥がくらい顔をしているのをみる。
「えっと…桐谷さん、大丈夫てすか?」
「…同い年なんだし、敬語じゃなくて大丈夫だよ。私もみのりって呼んでいい?」
「ふぇ!?ひゃ、ひゃい!大丈夫れす!」
「ふふ、私も名前で呼んでほしいな」
「わ、分かりました!っじゃなくてわ、分かったよ!遥ひゃん!」
緊張するみのりに笑みを浮かべながらステージに向き直る、ステージの盛り上がりに合わせて客席に色鮮やかな光を観客が作り出している。
「ねぇ、みのり。私のライブ、みたことある?」
「もちろん!倍率がすごくて実際のライブにはあんまり行けなかったけどライブDVDを何度も何度も…」
「じゃあ、私のファンの人がサイリウムを青くしてくれるのは知ってるよね。あれ、ステージから見るとすごく綺麗なんだ」
そう語る遥の顔は会ってから見てきた顔とは全く違う。とても愛おしいものを思い返すような、それでいて寂しそうな顔をしている。
「客席全体が青色1色になってキラキラ輝いて海みたいになって…その一つ一つが私に会いに来てくれた人って言うのもこそばゆいけど幸せで…もう見れないんだけどね」
そう言って舌を出しながら笑う遥ちゃんは犯罪的な可愛さだ。その染み付いたアイドル仕草からして彼女がアイドルとしてどれだけ努力してきたか分かる。そんな彼女がどうしてアイドルを辞めてしまったのか疑問に思ってる内にライブが終わる。
「いや~いいライブでしたね」
「いや、こんなにノッてくれるとは思わなかった。それじゃ!ミクちゃんたちのところに案内しますね」
「え?握手会とかある感じですか」
「こいつ本来の目的忘れすぎだろ。」
青年の案内でドーム内を進んでいく。
「そういや名前まだ聞いてなくね?」
「あーちょっと僕の名前ややこしいので、ここの説明の時にしますね」
「?そっか」
「あ、みんなー!連れてきたよー!」
そういうとライブ終わりで休憩してるミクたちに向かって青年が走っていく。
「わ!ありがと~セカイくん!」
「わ〜!やっと皆に会えたー!やったねネライちゃん!」
「うん!ついにって感じ!」
そう言って盛り上がる三人をみて改めて驚く、やはり何処からどう見ても初音ミクと鏡音リンだ。バーチャルシンガーである彼女たちが何故実際にいるのか、今から納得いく説明が得られるのだろうか。
「それじゃ、まずは自己紹介だよね。私は…」
「初音ミク…でしょ?そういうのはいいからここのこと説明してくれる?」
「人の自己紹介遮るなよ」
「こんなとこいつまでもいてられないよ。」
「しょんぼり…」
落ち込むミクをなだめるリンやネライと呼ばれた少女を見ても一切動じた様子がない葵をみて一同ちょっと引く。少しして少年が説明を始めようとする。
「えーと、ミクちゃんの立て直しに時間がかかりそうなので僕から説明します」
「お願い」
「待って待って!やる!やるよ〜!」
「それじゃ、お願いミクちゃん」
「も〜」
頬を膨らませながら立ち位置を交代すると説明を始める。
「ここはね、皆の想いで出来たセカイって場所なんだ。」
「セカイ?」
「想いでできたとは?」
「ここはね、みのりちゃん、遥ちゃん、愛莉ちゃん、雫ちゃんの4人の想いで出来た場所なの」
「それで?何のための場所なの?」
「結論を急ぐなよ」
よほどさっさと帰りたいのか葵は話を急かす。
「うーん、何かしなきゃいけないってわけではないけど…やってほしいことはあるよ。ここは皆が本当の想いを見つけると曲ができるから、それを見つけて欲しいくらい。」
「…今の話だと僕ら関係ないよね?何でここに呼ばれたの?」
「それは彼…セカイくんから説明があるよ」
「…ここと同じ名前だ」
「ね?ややこしいで…!?」
言葉の途中で突然青年、セカイの表情がそこまでの何処か柔らかな物から別人のように険しくなる。
「なんだ?どうしたんだ」
「どうやら君たちを呼んだ理由が始まったみたいだ」
そういうとセカイは天に向けて手をかざすとモニターのようなものが現れ映像が映し出される。
ーーーーーーーー
そこは少し前まで日常の世界だった。仕事の電話をしながら歩くサラリーマン、買い物にいく親子、授業をサボった学生などが歩くただの町中。しかし今はそれら全てが悲鳴を上げるか何も言わないかのどちらかだ。
「撃てー!!」
警官隊が一斉に手に持った銃を発砲する。目の前には深い煙、そのなかにいる目標に向かって放たれた弾丸は金属音のようなものをいくつも鳴らす。
「っ!弾が…」
全弾撃ち尽くしてしまったことに気づくもさすがに仕留めているだろう。そう思った次の瞬間、盾にしていたパトカーが吹っ飛ぶ。
「え」
思わず惚けた声がでる、視線の先には身体から煙を上げた異形が立っている。筋骨隆々とした全身、顔の周りに生えたたてがみ、全身をトゲの生えた拘束具に覆われた大男。レオノーネイムがそこにいた。
「うーー」
悲鳴を上げる間もなく警官の身体が吹っ飛ぶ。地面を何度もバウンドしたあと少しの痙攣のあと動かなくなる、周りの警官もパニックになりながら弾を込めた拳銃で応戦するが効果はない。誰もどうすることも出来ないまま被害者だけが増えていく地獄がそこにはあった。
ーーーーーーー
「な、なんなのよこれ…!何かの映像…?」
ショッキングな映像に言葉を失う。このタイミングで突然映画などを流すわけがないが現実とも思えない、困惑する一同を前にセカイが説明を始める。
「あれは今外で実際に起きていること、奴らを倒して欲しくて太陽くんたちを呼んだんだ」
「倒す!?あれを!?無理無理無理!!」
「さすがに拳銃より強いパンチは打てない」
「もちろんそのままじゃないよ」
そういうと台座に置かれた4つのドライバーを取り出す。
「これを使って…仮面ライダーになってほしい」
「仮面ライダーって…変身!ってやつ?」
太陽が手を斜めに突き出すポーズをしながら問う、それに無言で頷きながらブランクスフィアを取り出し手渡す。するとそれがオレンジ色に輝きだす。
「!?まさか一瞬で色がつくなんて…」
「?よく分かんないけどこれで使えんのか?」
「うん、こうならないと本来の力が出ないんだ」
「よし!それじゃあ向かうぜ!どうやったらここ出れるんだ?」
「あぁ、スマホのUntitledって曲を止めれば…って使い方!」
ドライバーの説明をする前に太陽がセカイから出ていく。
「いっちゃった…」
ーーーーーーー
「いた!覚悟しろよお前!」
外に出た太陽は町中を駆け回りレオを発見する。ドライバーを取り出すと装着しスフィアも取り出し、首を傾げる。
「やべぇ!使い方分かんねぇ!」
「ウォォォォォォ!!」
レオが咆哮とともに突撃してくる。近づいてきたレオの突進をかわすと後方の車に激突し動かなくなる。
「え?死ん…だ…」
あっけない終わりを感じると車が持ち上がる、ぶつかった車をそのまま持ち上げそのまま投げつけてこようとしていた。
「ぬおぉぉぉぉ!?」
投げられた車の下を滑り込むようにかわす。命からがら逃げたと想うと、前に来ていたレオの鉄拳がドライバーにめり込み吹っ飛ぶ。
「おごっ…!?ゴホッ!ゴホッ!」
猛烈な吐き気と痛みに咳き込む。ドライバーがなかったら腹を貫通していただろう、無事を確認するために手でドライバーをなぞると地球儀部分の弓がスライドすることに気づく。
「ハァッ、ハァッ…」
痛みに耐えていると周りの景色に気づく。自分と同じように痛みに呻く人、何も言わない人、遠くで泣いている子ども、あの怪人に傷つけられた人々であふれている。顔を上げるとこちらに興味をなくしたのか次の獲物を探しに行き始めている。
「おい…!」
その背中を呼びとめる。何も言わなければこのまま生き延びることも出来ただろう、だがそのチャンスを逃してもどうしても言いたいことがあった。
「お前…言葉通じんのか?だったら答えろよ…」
レオに向かって喋りかける、何も応えない姿に苛つき周りを指さしながら叫ぶ。
「何でこんなことが出来るんだよ!何が目的なんだ!」
感情をぶつける太陽に対してレオの表情は変わらない、思考能力がないのか、こちらをなんとも思っていないのか分からない。だが自分のやることは分かったとスフィアを構える。
「そうかよ…だったら!」
『タイヨウ!!』
スイッチを押したスフィアをベルトに装填しそのまま弓を戻す、スフィアが顔を描き内包したエネルギーが全開になる。
「変身!!」
『CHANGE THE TAIYO!!』
太陽の周りに筒のようなものが現れ炎が噴き出す、そのまま炎は太陽の周りを球状に包み込む。炎の熱に包まれながら太陽の身体が異形に変わる。
全身がオレンジ色に包まれ炎の模様がスーツに刻まれ、ヘルメットの頭頂部も炎の揺らぎのように波打っている。
陽光の戦士、仮面ライダータイヨウが誕生した。
「お前は…俺がぶっ倒してやる!」
「ウォォォォォォ!!!」
「オォォォォォ!!!!」
お互いに叫びながら相手に向かって走っていく、間合いに入ると相手の顔面に両者の拳がめり込む。そのまま雄叫びとともに何度も繰り返し同じ行為を続けるとタイヨウの方が吹っ飛ぶ。
「くそっ!」
地面を削りながら悪態をつく、目の前の獅子頭の力が自分をはるかに超えているのは分かったが負けるわけにはいかないのだ。こいつにいい様にされるなどはらわたが煮えくり返る、そう思っていると身体の節々から炎が上がる。
「なるほど…そういうことか!」
自分の力の使い方を理解すると背中から炎を噴射させレオに向かって飛びかかり掴む、予想外の接近法に相手が対応する前に強烈な頭突きをかます。
「っ!」
「ガァッ!」
自分自身も痛みを感じながら掴んだ片手を離し腹に炎で勢いをましたパンチを食らわせレオを吹き飛ばす。
「ハァハァ…まずいぞこれ…」
日頃常に動き回っていると自負している自分がもう息が上がり始めている。始めての命がけの戦闘やそもそも他者と殴り合いの喧嘩などしたこともないし、この炎を生み出すのが体力を使う。戦闘に転用するとなるとなおさらだ。
「もうちょっとコンパクトに戦うか…」
レオに向かって走りながら炎を両手に纏う程度に抑える。単純にエネルギーの塊なのか纏うだけでその部分に力がみなぎるのを感じる、これなら先ほどのような殴り合いでも負けない。そう思っているとレオの口が開く。
「ガオォォォォォッッ!!!」
「!?」
レオが大きく叫ぶとその雄叫びが全身に衝撃波となりぶつかる。火花を上げながら後ろに吹っ飛ぶと耳からひどい金切り音がする、平衡感覚も狂うのを感じながら顔を上げるとレオが大きく息を吸っている。どうやらこれをひたすら繰り返すつもりのようだ。
「舐め…るな!」
レオの開けた口に向かって炎を噴射する、深呼吸していたのもあって炎が面白いくらいレオの口に吸い込まれる。
「ゴアァァァ!!」
レオが口を押さえながら地面を転がる、これならもう咆哮攻撃は出来ない。追撃のために立ち上がろうとすると、力が抜けて膝から崩れ落ちる。
「ハァ…ハァ…くそっ…」
反省したにも関わらずすぐにまた同じ理由で体力を消耗した。しかも今度は先ほどより消耗が大きい、すぐに勝負を決めなければこちらが危なくなる。顔を俯かせながら目だけ相手を見る、レオは立ち上がっている。ここはカウンター狙いで弱ったままを演じることにする、すると相手がこちらに背を向ける。
「(なんだ逃げる気…いや)おい!まて!」
ライダーの視線の先、レオの向かう場所には親とはぐれた小さい子。それに向かってレオは身体のトゲつき拘束具を外すとぶん投げる。
「こいつ!」
最悪だ、やつには自分が思った以上の邪悪な意思があった。先ほどの自分の怒りからこの状況を見逃さないと判断したのだろう。
(追いつくのは炎を使わないと無理だ!)
だがそれをすれば今度こそ体力を使い果たす。そうなれば奴を倒すことは不可能、大勢を救うならあの子供を見捨てるべきなのかもしれない。そこまで考えたあと、子供の泣く姿が夢で見たみのりと重なる。
次の瞬間、全身から炎を噴き出し飛び出していた。間違いなく間違った判断、これで勝てる可能性は激減した。レオの狙いどおりだろう、奴のとなりを通りすぎる、湧き上がる怒りと共に一つのことを誓う。
「ぜってぇぶっ倒してやる!!」
レオを抜き去り拘束具を追いかける、ぐんぐん距離が縮まる、あのときと同じ景色、あの頃は届かなかった、だが。
「俺は!あの時の俺じゃない!」
拘束具を抜き去り炎を纏った蹴りで上に打ち上げる。子供の命を守った直後全身から力がぬけ、膝をつく。
「作戦…成功ってか」
見上げた先にレオがいる、奴が掲げた拳が脳天に突き刺さる。
「がっ!!」
意識が遠のく、それでもここから離れるわけには行かない。それに気を良くしたのか何度も何度も頭に拳が突き刺さる。
(みのり見てんのかな…泣いてないといいけど)
幼なじみが心配してないかと考えながら上を見る、掲げられた拳越しに空を見上げるとレオの足を掴む。謎の行為に理解が及ばないレオに話しかける
「さっきも言ったんだが」
「?」
「作戦成功だ」
空から降ってきた炎の固まりがレオに激突する。
「グオァァァァァァ!!!??」
「それ何か分かるか?さっきお前が投げた拘束具、だからここから動かなかったんだ」
あの勢いで炎を噴射したあと動けないことは分かっていた、そのために動かないですむカウンターとして仕込んだ一撃。こちらのダメージも相応にあるが拘束具が溶け始めて外せなくなった相手のダメージのほうが大きい。
「じっとしてたら多少動けるようになったから…終わらせて貰うぜ」
『FINISH THE TAIYO!!』
ベルトを操作し必殺技を発動させると全身が燃え上がる、それを利用し天高く飛び上がり飛び蹴りの体勢をとる。
「タイヨウキーーック!!」
炎を纏った飛び蹴りがレオを吹き飛ばす。火花を上げながら立ち上がるレオを背に拳をうえに上げる、戦い中にフラッシュバックした光景を思い浮かべながら叫ぶ。
「俺こそ、一等賞だ!」
そう宣言すると全身から力が抜け変身が解除される、そのまま地面に倒れ込むと猛烈な眠気が出てくる。
(血とか出てないな…あのマスク頑丈だ…)
この眠気はただの疲れなのか、外傷はないが脳にダメージがいっているのか。
(でも、まぁ…いい夢見れそうかな)
設定
仮面ライダータイヨウ
太陽が変身する仮面ライダー。炎を使った肉弾戦を得意とする。炎を出すのは太陽の体力を著しく消費するため発射するより纏うような使い方が多い。
レオノーネイム
ライオン型の怪人。圧倒的なパワーによる攻撃を得意とする。時期としてはまだ怪人の活発化が始まったばかりのため言語能力はない。しゃべれたら笑い声はキヒャヒャヒャ。
次回予告
「何で私たちがあんたの練習を観なきゃならないのよ!」
「本当の想いってどういう意味なんでしょうね」
「また戦うの?」
「もっと簡単な理屈なら動いてもいい」
『第二話 交差する拳』
「俺の拳は痛いぜ?」