プロジェクトセカイ feat  仮面ライダー   作:ミッツー116

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緩い回
エピローグと四コマくらいの話の詰め合わせです。


第七話

 

 

 第七話 「エピローグ」

 

 

 昼休み、中庭に優二たち8人は集まっていた。昼食を皆で食べ今後のバンド活動について話そうという目的だ。

 

 

 「それじゃ目標の解説を頼む、志歩隊員」

 「なんの隊だ」

 「『俺たちのバンド再結成隊』だ」

 「『俺たちのバンド再結成作戦』とは言ってたけど隊の名前は作ってなくないか?」

 「あれ、そうだっけ」

 「何でもいいよ」

 

 

 どうでもいいこだわりの話を切り上げ志歩が話を進める。

 

 

 「まぁ、簡単にまとめるけどとにかくまずは私たちの演奏のレベルを上げる、それでどっかのライブハウスでライブをする。第一目標としてはこれね」

 「ライブ!青春っぽい!学園祭とかでしたいな〜」

 「まぁ最初はそれでもいいかもね、曲も最初はカバーでいいし。でもゆくゆくは自分たちの曲でやりたいかな」

 「俺たちも同じでいいのか剣?」

 「いいんじゃない?」

 

 

 取り敢えずの目標をたてる。今はまだ夢物語だが練習を続ければ実現可能だろう。すると線記が口を開く。

 

 

 「それじゃ、もう一つ決めなきゃな」

 「もう一つ?」

 「バンド名決めないとだろ」

 「わ〜!いいね!はい!『幼なじみの仲良しバンド』がいいと思います!」

 「却下」

 「え〜!」

 「俺たちにちなんだもの…『仮面ライダーズ』とか」

 「東映に怒られるぞ」

 「訴えられたら負けるからなそれ」

 

 

 しばらく案を出し合うがなかなかいいのが出ない。英単語帳などでかっこいい英語を調べるがどうせなら意味にもこだわりたい。すると一歌が閃く。

 

 

 「あ、獅子座流星群って英語でなんて言うのかな」

 「うわ!取られたぞ!」

 「思いつかなかった僕らが悪い」

 「まて、まだかっこ悪いかもしれん」

 「えーと、『Leonids』かな」

 「取られたー!」

 「かっこいいなこれは…」

 

 

 線記が悔しがりながら地面を転がる。なかなか良いものを見つけた、あとはこれをアレンジなどしよう。

 

 

 「くそ、どうする…『ジャングルジム』とかにするか」

 「ありそうではあるけどね」

 「ふーむ」

 

 

 優二が頭を捻っているとふと鞄からビギンズスフィアを取り出し見つめる。

 

 

 「『BEGINS』って英語としてかっこよくない?」

 「あ、自分のライダー名入れよとうしてる」

 「お前らのは無理だろ」

 「いやそんなこと…」

 

 

 三人は自分たちのスフィアを取り出し起動させる。

 

 

 『デュアル!!』『ガン!!』『ソード!!』

 「俺たちのバンド名は『DualGunSword』だ」

 「強そう」

 「すぐ解散するタイプの大学生バンドみたいじゃん」

 「偏見がひどい」

 「それ抜きにしても意味が欲しくないか?」

 「どういう意味なの?僕わかんない」

 「『始める』とかだな。全バンド付けれる」

 

 

 そう言われ少し悩む。そもそも正確に言えばバンドを始めるというか再結成に近い、そこまで考えて閃く。

 

 

 「『RE'BEGINS』は?」

 「あぁ、なるほど。それならピッタリだ」

 「いいじゃん、かっこいい」

 「僕を置いて行かないで」

 「再始動とかそういう意味になるな」

 「一回離れちゃったけどもう一回始める俺らにはピッタリだろ」

 

 

 改めて紙に書いてみる。うん、いい名前が出来た。これからの活動を共にしていくに申し分ない出来だ。

 

 

 「それじゃあ俺たちは『RE'BEGINS』だ!」

 「一歌たちは?最終形になったか?」

 「うん、曲名と合わせて『Leo/need』になったよ」

 「いや~バンドっぽくなってきた〜!」

 「放課後になったらミクちゃんたちにも見せに行かないとだね」

 「そのまま練習しようか」

 「俺叩けるかな…」

 「案外いけたぞ俺は」

 

 

 そういいながら教室に戻ろうとする。改めて思う、また幼なじみが一緒にいられるようになってよかった。一度は忘れてしまったが思い出せたのも大きい、長い間頭の中にあった違和感がようやく消えーー

 

 

 「っ!?」

 

 

 頭痛が走る、怪人が現れた時とはまた別の痛み。脳裏に映像が走る、知らない男が自分に話しかけてきている。知らない男か?また何か忘れているんじゃないのか。そう思うも一歌たちが遠くから呼ぶ声に気づき無視する。今はこちらを優先、そうするべきだと思うから。

 

 

ーーずっと大切なことを忘れているような気がする。

ーー思い出せないなら思い出さないままでいい。

ーーでも、もし思い出すのなら。

『それは終わりの始まりだ』

 

 

 RE'BEGINS編 完

 

 

 RE'BEGINS短編①『変身ポーズ』

  セカイで優二と新一が話している。

 

 「俺は最初は右手が1号で左手はクウガ、ゼロワンで両手を開いて途中にジオウに変わる」

 「俺は最初はバルカンのローンウルフでゲイツの回し方して2号になる」

 「あの二人なんの話してんだ?」

 「変身ポーズの話だって、意味わかんないけど」

 「俺右手突き出すくらいしか知らないからなぁ、お前は」

 「僕も適当につきだしただけだよ」

 

 

 RE'BEGINS短編②『志歩が好きなところ』

  「ねぇねぇ〜志歩ちゃんはつるくんの何処が好きなの〜?」

  「(答えないと一生聞いてきそうだな…適当に)顔」

 

ガラガラ

  「お前顔しか好かれてないらしいぞ剣」

  「な!?盗み聞き!?」

  「たまたまタイミングがあっただけです〜。いやぁ、とんでもない事言われたな〜」

  「つ、剣。違うから…」

  「…」

 

 しばらく間を置いて剣が口を開く。

  「…僕イケメンだしそりゃそうじゃない?」

  「…自己肯定感すごいなお前」

 

 

 RE'BEGINS短編③『剣が好きなところ』

  セカイに到着した志歩が教室の前に来ると中から線記と剣の声が聞こえてくる

 

 「お前は志歩のどこが好きなの?」

 「可愛いところかな」

 「お前も顔かよ」

 (そもそも顔も可愛くないでしょ私)

 「説明してあげるよ、まずは目がつぶらで…」

30分後〜

 「ここからは体つきなんだけど…」

1時間後〜

 「性格もかわいくて…」

 「も、もういいから…////」

 「あ、やっと入ってきた」

 「お前気づいてたのかよ」

 「顔だけじゃなくて耳もいいんだよ」

  

 

 RE'BEGINS短編④『咲希の距離感』

  「いっちゃ〜ん」ダキッ

  「わっ咲希!?」

  「ほなちゃ〜ん」ダキッ

  「ふふ、どうしたの咲希ちゃん」

  「志歩ちゃ〜ん」ダキッ

  「ちょっ恥ずかしい…」

  「ゆうく〜ん」ダキッ

  「うぉっ」

  「しんく〜ん」ダキッ

  「暑い」

  「せんく〜ん」ダキッ

  「咲希〜」

  「つるく〜ん」ダキッ

  「志歩ちゃんもくる?」

  「い、行かないから…」

  「じゃああとでしてあげるね」

  「いらないから!」

 

〜〜〜〜〜〜

  「咲希って男女問わず誰にでもあの距離感なのかな」

  「仲良くなればそうなんじゃないか?」

  「…ちょっと心配にならないか、それ?」 

  「大丈夫だろ、ほら」

 

 

 視線の先には新一がいた。その目線は一歌に抱きついている咲希に向けられている。

 

 

  (俺が…守らねば…!)

  「謎の使命感に燃えてる奴がいる」

  「むしろホントに彼氏とか出来た時を心配すべきか」

 

 

 RE'BEGINS短編⑤『仮面ライダーなに?』

  「線記くんって仮面ライダーなに?」

  「ん?どういう意味だ」

  「あぁ、そう言えばまだ名前ないのか」

  「そういや優二と剣は名乗ってたな…」

  「新一も俺の顎殴りに来たときに名乗った」

  「別にそれが主目的ではない」

 

 その言葉に線記は考えるが、そもそも疑問がある。

 

  「いる?名前。別に呼びゃいいじゃん本名」

  「えー!あったほうが絶対かっこいいのに!」

  「お前は何もわかってない」

  「ライダーの話か中身の話かややこしくなりそうな時がありそうじゃない?」

  「お前らが変なことしか言わないから剣が正論言ってる」

 

 名前を考えるためにほかのライダーの名前を思い浮かべる。

 

  「ビギンズ、それに新一はデュアルって言うのか…となると俺はガン?」

  「2文字は短い…いや僕が借りたのもそうか」

  「でもそのまま過ぎないか」

  「そんなん剣の名前流用よりましよ」

  「いやそれは本家にもいるから」

  「お前が仮面ライダーセンキにしたら笑うがな」

  「うーん…あ!仮面ライダーロックは!?」

 

 その提案に優二たちは考える。

 

  (ロック…銃使いだからか)

  (ロックオンってことね)

  (ベルトの音声かな?)

 

  「いいんじゃね」

  「中々オシャレだ」

  「だろ!いや~俺ってセンスあるなぁ〜」

 

 戦記は改めて自分のつけた名前について考える。

 

  (ギタリストのロッカーだからロック!完璧だぜ)

 

 

 RE'BEGINS短編⑥『ファッション事情』

  「お前らは服にこだわりとかあるのか?」

  「俺はいわゆる概念ファッションってやつ」

  「高校生なんだから当然よ」

  「やっぱあるのか、俺もマネキン買いは卒業すべきか?」

 

ガラガラ

  「なんの話?」

  「ファッションの話」

  「…なぁ、剣って自分の顔イケメンだと思ってるんだよな?」

  「思ってるよ」

  「なのにファッションはあんまりこだわりないんだよな?」

 

 しばらく考えるが剣は首を傾げながら答える。

 

  「イケメンだから何着ても似合うし気にしなくてよくない?」

  「「「イラッ」」」

 

〜〜〜〜〜〜

  「わぁ!?この縛られた着ぐるみ何!?」

  「助けて」

 

 

 




 ここまで見ていただきありがとうございます。次はまた人物紹介を挟んで新章1話になります。これをあと四回するので優二たちの次の出番ははるか先。一部メンバーは出る予定ではありますが変身はしないと思います。
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