SAO 光の魔装使い 作:夜見
sideフェンサー
私は突然声をかけてきた黒衣の剣士と金髪の少年と短い会話を交えて再び死地へ歩き出した。
「私は戦って前へ進み続け……死ぬの……」
私はそんなことを自分にしか聞こえないような声でそう口にした。
あぁ……視界が揺らぐ……
ずっと迷宮区に潜り続けたせいだろう。
だがこの程度どうとでもな……る………………
バサッ……………………
sideフウ
フェンサーは
「もうすぐこの奥の怪物が復活するから」
と言うとそのまま奥へ歩いていく。
彼女は死んでしまわないだろうか……
そんなことをふとかんがえ歩き去る彼女を見つめていると、ゆらゆらと彼女が不自然に揺れ、そのまま流れるような動きで迷宮区の石畳にバサッという乾いた音を立てて倒れた。
へっ……………………………………
突然のことで反応が遅れてしまった。
……隣を見るとキリトがガコン、
と音がしそうなほど顎を落として驚いている。
「ね、ねぇ……どうすれば……いい?」
「そうだな、とりあえず運ぼうか……」
どうやってだよ……おい……どうやって運ぶつもりだよ……おどろき過ぎて頭イカレちゃったの?
「……おい、そんな頭イカレちゃったの?みたいな顔をするなよ、俺にだって考えがあるんだよ」
顔に書いてあったみたい
気をつけないと(・ω<) テヘペロ
「で?その方法っていうのは何?」
「あぁ、一応な。」
まぁ、何かあるらしいし
side??
「ん……」
心地よい風が頬を撫で、柔らかい芝生が寝転がる私の体を押し返す。
でも、おかしい、わたしは迷宮区にいたはず。
なぜ風が吹いているのだろう?
もしかして、死んだのかな?
私の戦いは終わったの?
恐る恐る目を開けると………そこには木漏れ日が輝く黄昏色に染まった空があった……
とりあえず周りを見回すために上半身を起こす。
するとすぐ横にはあの金髪の少年、いや少女が眠っていた。
一見可愛い男の子だがよく見るとしっかり体は女の子なのですぐには気づかなかった。
その奥には剣に頬をあずけ眠る黒衣の剣士がいた。
二人とも実に気持ちよさそうに寝ている。
ふふっ、という微笑みが自分の顔に浮かぶ……
あぁ……こんな風に笑うことが出来たのいつぶりだろう。
とても幸せな光景だ、こんな光景が続けばいいのに……
そんなことを考えていると
「むにゃ……」
という謎の言葉を発して少女が起き上がる。
あたりを見回し私の顔を見つめる。
するとバチッと音がしそうなほどの勢いで目を開くと
そのまま横の剣士の襟首を掴みぐわんぐわんと揺らしまくる。
「んべらふ!?」
……どうやら剣の柄に顔をぶつけたようだ。
「んだよ……」
「起きたよ!目を覚ましたよー!」
「ん?あぁ、おはよう、フェンサーさん」
「えぇ、おはよう」
とりあえず挨拶されたので返しておく。
「ここにいる理由わかるか?」
首を振る、覚えていないのだ、怪物を狩りに歩いた後から。
「だろうな、まぁそれが正しいのかもしれない」
そういい剣士は自分の頭を掻く。
とりあえずアンタは俺達と分かれてすぐに意識を失い
倒れたんだ、それを俺達がここまで運んだ。
それを聞くとわたしはあぁ……倒れたのか……
と思うとともに死ぬところだったのに、戦いが終わるのにそれを邪魔された……と思い腹が立った。
「どうして……どうして助けたの!」
「目の前に倒れたやつがいれば助けるに決まってる」
「わたしはあそこで死ぬべきだったの!」
「死ぬべきって何?」
「私は迷宮区で倒れた!なら迷宮区で死ぬのが当然でしょう!?」
「たすかったんだからそれでいいだろ?」
フェンサーは乾いた笑みを浮かべ呟いた
「今ここで助かっても……どうせみんな死ぬのよ……」
sideフウ
「今ここで助かっても……どうせみんな死ぬのよ……」
その言葉をつぶやいた時のフェンサーの顔をボクは怖くてみることが出来なかった……
あぁ……ボク自身もこのゲームを生きてクリア出来るなんて心の底では思っちゃいないんだ……。
「それにな、勘違いするなよ。
俺がアンタを助けた理由はあんたが死ぬと同時にマッピングしたデータがきえるのはあまりにも惜しいんだ。
何日も潜りっぱなしだったなら相当なデータを集めたはずだろ?」
「だったら持ってけばいいじゃない。」
そういうとフェンサーはウィンドウを操作して羊皮紙を出すとそれを放った。
それをキリトは受け取ると、
「あと、死ぬならこれからあるボス攻略戦で死んだらどうだ?その方が貢献できるだろう。」
もうボス部屋は見つかっていた事は聞いていた。
そして今日その会議があることも。
「今日時期にその攻略会議がある。
それに参加したらどうだ?」
「悔しいけど一理あるわ……」
そう言うとフェンサーは市街区の方へ足をむけるとスタスタと歩きさって行った
おつかれさまでした
また近々更新させていただきますのでよければ閲覧ください。