其れは、『最高』の【例外】 作:『墓場に非らず』(はかばにあらず)
昔の話。
※注意!
原作強者が詰め詰めの盛り盛りです‼︎
雨が降っていた。
「…………!」
「…………っ!」
土砂降りの豪雨の中、煌めくのは雷光に有らず。
「──早く、下がってくれ‼︎スヌスムムリク師を連れて!」
「……分かった」
「……承知した!」
「……」
「…………!」
やがて、頑強な筈の古代伝説級の剣がガリン、と折れて弾け飛ぶ。
対してそれを受け止めた前腕は
「…………」
「…………」
……だが、武具の残骸を投げ捨てた暴虐的な王威を纏う男が眉一つ動かさないのに対し、無傷の人は微かに表情を歪めている。
──
『────』
ドォンッ‼︎と衝撃音が上がる。
『大陸最高の魔法都市』と謳われた魔法都市の門前で、巨大な影が泥と雨水を王冠の如く跳ね飛ばす。
──それは荘厳であった。
踏み締める足は頑強で、ゆらめく尾と翼は艶かしくも如何なる名剣よりも鋭い。
所在なく彷徨う爪腕さえも力強く、雨に濡れるその容貌は角と牙と鋭き眦備えた、恐ろしきものであった。
「『──ロクフェル」』
金とも銀ともつかない光沢を纏う
「──我に友は要らん」
立ち塞がる『最高』に神話級の特典武具を向ける、荘厳なる『最高』相手に小揺るぎもしない莫大な王気を放つのは、【
「……随分と溜め込んだようだな。その全てを差し出し、跪け」
侵略国家アドラスターの
「──そうすれば最後に殺してやる」
「『──そうすれば私は、友を失う」』
虐殺などなんら厭わぬ、絶対強者だ。
『──オオオオオォ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎』
──『最高』は比類無い存在だ。
その身は最硬の金属で形作られ、灼熱から極寒まで凡ゆる温度変化を通さず、天地海のみならず遍く全ての魔法が通じない。
身に纏う超振動は万物を砕き、翻る翼は重力の首木を断ち、口からの分子振動による熱線は山をも吹き飛ばす。
「はああああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
──素で、この世の大多数に勝る存在が、
そして、当然のようにその頂点を手に入れた、
「…………ふん」
斬撃の才に長けた【
──五爪が太陽に匹敵する超高温の斬線を作り、瞬間後、爆轟の地平を拓いた。
「あぁ、ひゃあぁ……」
拳使いの王【
──振り下ろされた拳が都市一つの大きさに等しい陥没を空け、
「あれが、人の戦い、なのか……」
重力にて押し潰す【
──巨像の翼が重力のうねりを引き起こす、黒く、白く、引き千切って押し潰し、圧壊と破断を繰り返すそれは必死に逃げる魔法都市の住人が絶望する破壊の太極だ。
「『AA────ー』」
【
──詠唱、歌唱、震動、波動、振動、合わさる轟音は先触れだけで天地を消滅させ、
──放たれた《
「…………硬いな」
そして、自分自身である
──……だが、必殺の轟砲を相殺した
『オオオオオ…………ッ‼︎』
「ぐ、っ……‼︎」
……大重量、超耐久、高剛力を併せ持つ筈の悪魔像が地に二本の線を掻きながら、後退させられる。
……それと等しい筈の活動体が巨大な陥没の底から這い上がる。
『最高』こそは人を超える能力で創造主すら遥かに凌駕した十四もの超級職に就く怪物中の怪物だが──
灼熱の斬爪を、
地を堕とす鉄拳を、
重力の太極を、
音轟の波砲を、
界頂たる剛躯さえ、
──【覇王】は、踏み越える。
「──……我が武器に頼る事になるとはな」
……取り出されるは、斧。
名も無き、斧。
「『──‼︎」』
『最高』ですら怖気を震う、斧。
……敗因を挙げるとするならば、『速度』だろう。
「受けろ」
元より『最高』の速度はようやく音速に届く程度。
十四の超級職も圧倒的な攻性能力と地上最大の防性能力程には速度に寄与せず。
「『──っ」』
──何より、【
斯くして〈絶対消滅〉の理を持つ斧は、
身に纏う震動も、
無疵たる理も、
最硬の
二位一体の半身を──、──諸共に断ち割った。
「ガッ、ハ……」
血を吐く、血を吹く。
それは、生まれて初めての、命に関わる重傷だった。
『オォ……、オ……』
悪魔像としても、それは同じ。
地に崩れ落ち、身じろぎ一つ取れない。
「無様だな、死ね」
【覇王】も無傷ではない。
斧が反動を与える装備だったのか、その動きには負傷した者のぶれがあり、その貌には内から力を受けたような傷が有る。
──ある、が。
しかし、二本の足でしっかり立っている。
もう一度、斧を振るうのを『最高』には止める事はできない。
「──《真火真灯爆龍覇》」
『最高』、
「……お前は」
「な……、故e……』
神業。
「──友を助ける。当然の事だろう?」
睥睨するはこの時代で、『最高』が世界の頂点とならなかった理由の一人。
──【
「……‼︎」
振り下ろされるのは空間を削る巨掌。
降り立つのは『最高』にも負けぬ巨躯。
「助けが要るか、『最高』よ」
『Be……、rぅ……」
飛び降りたのは麗人たる機械人形。
『王殺し』の銘を持つ機械巨人、決戦兵器五号【ベルドリオン】。
『──おぅい……、大丈夫だか、『最高』どん……』
「ぎga、レ、m……」
都市の残滓。
その向こうから覗く、都市より尚巨大な優しき顔は神話級〈UBM〉【巨竜王 ドラグギガント】──真名をギガレウム。
「「「──困るんだよねー、色々と!」」」
「きyaッ、ト……』
割り込む八百の影は〈マスター〉と名乗る者、シュレディンガー・キャット。
「……ハハハ、これ程までに、掻き集めて来るとはな……‼︎」
『最高』の結んだ友誼が呼び集めた異種混成、世界最高峰の敵勢に──、
──【覇王】は、凄惨に、笑った。
「まぁ、この〈ギガ空洞〉ができたのはその後。スヌスムムリク師が復帰した後なんだがな」
──現在、大陸中央・
それは荒廃の色濃い大陸中央部にて最も自然の色濃い場所。
「興味深い話を聞かせて頂きました」
「大分端折ったからな、語れる事はまだまだあるぞ」
「おや、それは嬉しいですね。──では、続きは道中で」
「ああ、行くぞ。
「はい」
【覇王】との決戦の地に空いた海抜最深
原作で名前出たら色々変わるかもしれません。
【覇王】と【龍帝】はどこまで盛れるか。
:『最高』
一時期、世界一超級職に就いた存在だった。
本人曰く、「
└【獣王】
二位一体の存在であり、同質の存在故に従属キャパシティをなんとかできる『最高』が就いた故に『巨像ステが活動体に差し込まれる→差し込まれて増加したステが巨像にも適用される→上がったステがまた差し込まれる→巨像に適用される……』……というただでさえバグみたいな奴が就いてるのに更なる深刻なバグが発生しそうなループを器の限界まで繰り返す事でENDが1000万台を超越したらしい。
……ただ元から高くない(※『最高』比)AGIは100万台に留まるくらいしか(※『最高』比)強化されなかった。
……それが、同等以上のAGIを持ち〈絶対消滅〉の理を持つ斧を振るう戦闘技巧で一枚上手だった【覇王】相手の敗因となった。
:ファトゥム
当代の【地神】にしてマスター。
単独では全く『最高』に勝てない。
:ギガ空洞
めっちゃジャングル。
ここから発生したり繋がったりした細かいヒビが大陸各所に通じている。
:リンブ
七大国家の一つ。
ギガ空洞を囲い、利益を得て来た都市国家十三の同盟連合国家。
冒険者を尊ぶ。
└カルディナ
この世界だと成立してない。
原作改変。
:ロクフェル・アドラスター
故人。
以前に『最高』と会っている。
……なんか【覇王】一つで『最高』を圧してる。
……なんかヤバい威力になった斧振ってるのに五体満足で生きてる。
……最期まで、『最高』とは友達にならなかった。
……原作より強いかもしれない。
:スヌスムムリク
健在。
以前に『最高』と会い……。
『最高』にとって数少ない歳上の存在。
色々教わった。
【覇王】の手で重傷を負ったが、復帰して【覇王】との決戦に参戦した。
:黄龍人外
故人。
以前に『最高』と出会い、友達になった。
人で初めて『最高』と渡り合えた存在。
活動体をレジェンダリアルーツの特殊な長命種と誤魔化し里帰り(偽)したら色々あって【獣王】に就いた『最高』が他の超級職に手を伸ばした原因。
原作より強いかもしれない。
……SP3で一番ヤバいのはこの人だと思うの。
:ベルドリオン
健在。
以前に『最高』と出会い、色々あって、色々あって、今も友達。
愛称はベル。
煌玉人をモデルにした人間大の活動機体を作った。
『最高』にとって珍しい経過年数・出身地・製作者・大きさ・強さなどが近く、共通項の多い友達。
原作より強い。
:ギガレウム
健在。
以前に『最高』と出会い、色々あって、友達になった。
今も【巨竜王】。
たまにギガ空洞及びその周辺に姿を見せる。
原作と同じくらい?の強さ?
:キャット
健在。
以前に『最高』の元に出向き、めっちゃ色々あって、友達になった。
原作とそう変わらぬプチプチ。
……なんとかして本体を出せないか、何度も交渉した。
ひどいレベルでバランス