『天照』
「おいおい、反則だろ…」
上から降り注ぐ光の塊、光の柱がアキオに襲い掛かる。
どうしようもないのかアキオは避けようとしない、あきらめた表情で光を見ている。
「アキオ!!」
「大将、じゃあな」
「いけません!!『ホワイト…」
そうする途端に光が消える、まるでもとからそこになかったかのように…
後ろからガタッっと音がしリリスの声が聞こえる。
「アラタ!」
「待たせたな!ヨウ、リリスみんな」
「やっとか…、よしこの戦い終わり。俺もう眠いからさ」
いつの間にか黒い世界から解き放たれて、ボロボロの校舎が目に入る。気づかなったが結構壊してしまった。アラタの【崩壊現象】と俺の『天照』…
後で、直してくれる人に謝ろ
波の音が聞こえる。
ガヤガヤと人の声も聞こえる、美味しそうな匂いもするし潮の匂いもする。
「おい、ヨウ!手伝えよ」
「んーー、無理ーーー」
「寝てんじゃねぇよ」
そうここは、南の島。
学園長に校舎をぶっ壊した罪で働かせられている。まぁ俺は寝ているが…
「んじゃ、みんな終わったら起こしてね」
お休みーと言って寝る、呆れた表情でこっちを見てくるみんなと心の中ではしゃいでいる二人。
寝ながら俺は思う、これは前途多難だな、と
「おい、おい起きろよ」
「いやーー、ムリーー」
「何で寝るときは幼く見えるのだろう…」
アラタは溜息交じりにそう言ってヨウをかつごうとすると、”電撃が走る”
「痛っ!!」
「触らないで頂けますか?」
「だからね」
「誰だよ?」
すると目の前に二人の幼女というか少女が出てくる。
一人は無表情で髪の色が独特なロングヘアー、もう一人は知っている。
「よう、イヴに…?誰」
「気安く呼ばないで、死んで」
「私はアダムと申します。魔王候補」
「ははは、随分なご挨拶で…」
完全に敵視されているのは嫌でも伝わってきた。目つきが人に向けるものではないからだ。俺なんかしたかなー?
「主である、私のヨウに触ると次は殺しますよ。」
「いや、いっそここで殺すのもありだよ?」
「マジかよ…!!」
アラタは身構える、身構えたところでどうにかなるわけではないのだがやらなきゃ”死ぬ”と本能で察知してしまったのだ。
【魔道書】でも姿を作れる魔道書は強い魔力を持っている、しかも二人。
「おい、やめろ」
ムクッと起き上り言葉を発するのは毎回のように顔を見ている親友の姿だった。
「お、やっと起きたか」
「悪いなアラタ、俺の魔道書はお前を敵視してるみたいなんだ。そしてこれは皆に内緒で頼む」
「いいさ、俺はお前に嫌われてなきゃ」
「ありがとう」
「さぁ、温泉行こうぜ!皆待ってるし」
ん?”みんな”
まぁ、いいか
「おい、二人とも戻ってくれ」
「はい、わかりました。」
「はーい」
一人は首飾りに、もう一人は指輪に
「さぁ行こうぜ、ヨウ」
二人で温泉まで歩いていく。
「遅いですよ、二人とも!」
「これはどういうことだ?アラタ」
「え?何が」
「何がじゃないだろ?何でみんないんのかって聞いてんだ…」
そう、皆いるんだ。先生も貧乳ツインテールもレヴィも殺人キック女も球体女も…
皆、裸じゃないだけまだいいがこれは…まずいな
「おせーじゃねぇか、にーちゃん達」
「不純です///」
「うわー、ヨウさんいい体つきしてますねー。」
「うわわわ////」
「ま、入ろうぜ?」
「お前、分かってんのか?さっきの見たろあいつらはマズイんだっ」
言い終わる前に指輪と、首飾りが輝き出す。マズイ、これはマズイ状態だ。
俺の人生が終わるかもしれない
「何してるんですか?ヨウさん」
「浮気?」
どちらも目の光が消えてらっしゃる!
皆は困惑している、レヴィとアラタは見たことあるからそこまでだけど…
「お、落ち着け。話せば分かる、な?」
「無理です。」
「ダメだね。」
俺の記憶はそこから途絶えた。
気づくとそこは布団の中だった。
おそーなった