神様「特典は?」俺「俺の推しに丈夫な体を」   作:とくめい

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ブラッキー「そもそもあいつに何したらああなるんだ?」

鬼畜メガネ「……達磨にしたあと串刺しにした」

ブラッキー「え」

鬼畜「その後あいつが気絶したな」

ブラッキー「マジかお前」

合法ロリ「あはぁ♡」


鬼畜メガネ

「やっほージェイ! あれコハルちゃんどしたの?」

 

「今日は休みだ」

 

 

 最近、ふらふらと消えては現れてを繰り返すこの女を追い払えていないことが今最大の問題なのではないかと思うことがある。

 謎に良識がある所為でギリギリ追い払えないんだよなこれが。

 

 

「ねージェイー、()ろ? 一緒に逝こ?」

 

「断る、一人寂しくあの世で笑ってろ」

 

「笑ってるのは確定なんだ」

 

「お前が死んだことに喜ばない筈がない」

 

「あは、さっすがジェイ、私のこと分かってる」

 

「いやでも理解させられるからな」

 

 

 コハルがいない時はすぐこれだ、ただひたすらに心中を提案してくるイカれ女。

 それがピトフーイだと気付くのにそう時間はかからない、というより初対面で気付かされた。

 

 

「私は知りたくてジェイのことを知りに来てるのに」

 

「勝手にしろ、それでも俺はお前を殺すつもりはない」

 

「えー」

 

 

 背後からのしかかっている様はただの童女なのだが、実際は俺より年上であり"分かってて"この様な手段を取っている。

 

 

「んふふ」

 

「気味が悪い、後鬱陶しいから離れろ」

 

「はーい、ざーんねーん」

 

 

 一応、こいつが俺に目を付けている間はこの狂人が野に放たれないという利点はある。

 下手するとラフコフなんかよりタチの悪い存在になりかねないと言うのもある。

 

 

「あ、そうだ」

 

「……」

 

「コハルちゃんを殺したら    

 

 

 瞬間。

 凄まじい音と共に、ピトフーイの隣へ剣が落ちた。

 

 

「あはっ」

 

「お前がレッドになろうがオレンジになろうが勝手にしろ、と今の俺は思っている訳だが」

 

「うんうん」

 

「コハル達に手を出すのであれば、俺とて手段は選ばない」

 

 

 ……殺意を込めたってこいつは喜ぶだけなのは承知している。

 だが、それでも越えてはいけないラインを越えようとするのならそれ相応の態度を示すだけだ。

 

 

「ぁ……は……!」

 

「……はぁ」

 

 

 これを見て恍惚としているんだからほとほと救えない。

 手に負えん獣に懐かれてしまったものだと何度も思う。

 

 

「……ま、その手段は取らないけどね〜」

 

「どうだかな」

 

「だって君、そんなことしたら意地でも殺してくれないでしょ」

 

 

 逆に聞くが、殺しても復讐になり得ない相手を殺すと思うのか。

 そういう奴にはそいつにとっての生き地獄を味合わせた方が良いに決まってる。

 

 

「俺は善人じゃないからな」

 

「ぷっ……ははは! どの口でそんなこと言ってんのさ!」

 

「正真正銘この口だ」

 

「かつて剣聖とまで呼ばれた君がお人好しじゃなかったら、助けられた人達は何に救われたって言うのかなぁ?」

 

「……落伍者の罪滅ぼしにだろうよ」

 

「あはははは!」

 

 

 俺は逃げて、逃げたその先でも更に逃げた。

 今俺がここにいるのはそういう理由だし、その罪悪感を糧とした偽善に走っていたこともまた事実。

 

 

「君ってばほんっと最高! 殺して!」

 

「断ると何回言えば理解する?」

 

「何度でも、だって私は君にゾッコンだし?」

 

「気味が悪いな」

 

「んひひひひ……」

 

 

 ほんとにこいつその容姿でしちゃいけない表情をぽんぽんするよな、その所為で鬼畜だの何だのと今でも言われ続けているんだがどうしてくれる。

 

 

「こーんな美少女に好かれてるんだから素直になっちゃえばー?」

 

「お前にそう言う感情を抱いたらそれこそ終わりだ」

 

「ひっどいなー」




鬼畜合法ロリとかどこ需要なんだろう……
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