超かぐや姫!~超人に脳を焼かれた廃人~   作:三流ゲーマー

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ここだけコソコソ小話
沢庵侍は毎回上限スパチャ☆


思春期のドギマギと家族で?

私は、物凄く困っていた。

恋を理解してしまったのは良い

いや、良くないが

色々すっ飛ばして同居しているのも良い

いや、良くないって

兎に角困っていることは、私が相当色ボケだったということだ。

お風呂上がりの七夜の濡れた髪に心臓が跳ねたり

今までは気にならなかった筈の、汗ばんだ鎖骨から目が離せなくなったり

海に行った時に見た割れた腹筋が頭から離れなくなったり

本当に色ボケ過ぎて困っている

ソファーで寝たふりをした時は本当にどうかしてたと思う。痴女一歩手前だったし

抱えられて部屋に運んで貰った後、頬の熱とゆるみが朝まで取れなかった

 

かぐやもかぐやだ

一緒にお風呂に入るのは良いけど、私の体を触りながら感想を言うな。なにが

 

「彩葉柔らかくて触ってると気持ちいいね~」

 

だ!七夜に聞こえたらどうするんだ!

 

かぐやが寝室を分けたのに私か七夜の布団に潜り込んで来る

七夜に追い出されてから私の布団に七夜の匂いを身にまとった状態で私の布団に潜り込んで来た上に、わ、私のむ、胸を…………

お陰で変な夢を見た。跳び起きた時に、わ…私をしゃぶりながら眠りこけてたかぐやを反射的に引っ叩いてしまったこともあった。七夜が驚いて部屋の扉をノックしてくるくらいかぐやが泣き出してしまった。

恰好が格好なので七夜を部屋に入れる訳にも、捕まえたかぐやを解放する訳にもいかなかった

それに夏期講習中もうちでかぐやと七夜が何をしているのか気になって全然集中出来なくて、注意されたこともあった

 

私わるくないもん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は非常に困っていた

俺が彩葉の事が好きなのは今更だから良い

良くないが

交際はおろか、告白すらしてないのに同居しているのも良い

良くないって

まぁ要は、お年頃の男の子には同世代の女の子二人との同居は大分刺激が強いということだ

同居前からパジャマ姿にドギマギしていたというのに、お風呂上りの無防備な姿が非常に魅力的で…

コホン……

ソファーで眠っていた彩葉の下着が見えない程度にめくれ上がったスカートを見てしまった時は

本当に理性を保つのが大変だった。

彩葉の方を見ないようにしながら横抱きにして、彩葉の部屋に運び込んでから

冷水シャワーをたっぷり浴びた。高ぶった熱は何とか冷めた。

 

かぐやもかぐやだ

兎に角薄着で抱き着いてくるのはやめて欲しい

抱きつかれる度に、確かな女性的な柔らかさや触れる髪の毛のくすぐったさとそこから香る匂いで何度理性が千切れそうになったか分からない

特に布団に潜り込んで来るのはやめて欲しい。同居前から何度か潜り込まれて居たが、彩葉に追い出されてから潜り込んで来るのは本気で辞め欲しい。

彩葉の匂いを身にまとっているので、二人分の甘い匂いで眠れたもんじゃない

 

俺の理性は一体何時まで持つのだろうか……………正直な話もう色々辛抱たまらんです…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「七夜!水族館連れてって!」

 

朝食を三人で食べていると突然かぐやが言い出した

いきなり何を言い出すのか

というかライブの練習はどうした

かぐやが持ってきたチラシは、此処から電車で一時間ほどの所にある水族館の案内だった

なにがかぐやのセンサーに刺さったのやら……

まぁここ数日ライブ練習も頑張ってたし、息抜きに連れて行ってやるか……

 

「はいはい…連れて行ってあげるよ」

 

「あんまり甘やかさないでってば…………」

 

彩葉から苦言がくるが

 

「…………駄目?」

 

必殺涙目上目遣いのおねだりで

 

「ぐぬ………」

 

あっさり敗北した彩葉も、今日は夏期講習が無いので三人で水族館に行くことにした

 

 

 

 

 

「うひょ~魚いっぱい!」

 

小さな子供の様にはしゃぎながらグルグル回りながら海中トンネルを進んで行くかぐや

 

「危ないからちゃんと歩きなさい!」

 

母親の様にかぐやを追いかけていく彩葉を見て笑いが漏れてしまう

夏休みのでそれなりに混み合っている海中トンネルで過ごすこの瞬間は

本の中やテレビの奥でしか見たことがなかったもので

それを今自分が感じられているのが途方もなく愛おしい

 

「っと…」

 

「にへへへ~」

 

彩葉から逃げ回っていたかぐやが胸に飛び込んで来たので、しっかりと抱きとめる

 

「あんたは本当に!…」

 

「まぁまぁ……」

 

かぐやをを放してから、目尻を吊り上げながらかぐやを叱る彩葉を宥める

その隙にかぐやは彩葉の後ろに回り込み

 

「とりゃぁ!!」

 

「きゃぁ!?」

 

「うぉ!?」

 

突き飛ばされてバランスを崩し、俺の方へ倒れこんできた彩葉を受け止める

 

「「!?!?」」

 

受け止られて顔を上げた彩葉と目が合う

今までにない程顔が近くて、心音が早くなって頬に熱が籠っていく

緑の目に泣き黒子、筋の真っ直ぐ通った鼻、形の良い唇。それらを際立たせるメイク

それに思わず生唾を飲み込んでしまう

顔を突き合わせた彼女の顔もまた赤くなっていった

俺の視線は彼女の唇に吸い込まれて行き…………

 

「ママ~あのお姉ちゃん達とっても仲良し~」

 

「こ、こら!あんまりじっくり見ちゃダメよ!」

 

そんな親子の会話で茹りかけた脳みそが正常に作動しだす

周囲を見渡すと生暖かい視線やら冷たい視線やら怒気を孕んだ視線が此方に向けられていた

 

「「!?」」

 

受け止めてからどれぐらいくっついていたか分からない身体を反射的に離し飛び退く

飛び退いた距離的に彩葉も勢い良く離れたのだろう

 

「「かぐや!!!」」

 

「……てへ☆…………やっべ!?」

 

俺達は赤くなった顔を誤魔化すように、器用に大声を出さないようにかぐやを怒鳴りながら逃げるかぐやを追いかけていった

 

「いひゃい!いひゃい!ふはりで、ほっへひっはらないで~ごえんあさい~」

 

それなりに反省していたのかすぐにかぐやは捕まった

お仕置きに彩葉は右の、俺は左の頬を引っ張ってやる

キチンと機能していない口で泣きながら謝罪をしていたので許してやることにした。

 

 

 

 

 

「へぇ…ここにもクラゲ水槽あるんだ」

 

クラゲのみが展示された水槽の前に立って、思わずそんな声が漏れてしまった

そんなに前じゃないはずなのに懐かしい気がする

 

「?…………何か思い出があるの?」

 

彩葉がクラゲを見る俺の視線が気になったのか声を掛けてきた

 

「まだこっちに来る前にちょっとね」

 

俺が爆発する前どうしても辛くなった時に一人で水族館に向かって、クラゲの展示された水槽を何時間も眺めて気持ちを宥めていたことを話した

 

「そっか………」

 

二人掛けの椅子に肩が触れ合うような距離で座りながら話していた

 

「「…………」」

 

ほんの少しの沈黙

視線の先では、かぐやが展示されたクラゲの水槽にへばり付きながら見ていた

 

「!」

 

彩葉の手が俺の手に重ねられる

 

「…………辛くなったら何時でも言ってね……」

 

「…うん」

 

きっともう、俺は前のように追いつめられることは無いだろう

 

 

 

重ねられた手の指をどちらともなく絡めあう

 

「ねぇ……」

 

「…………なに?」

 

「………………………………なんでもない」

 

「…………なによそれ」

 

「ゴメン…………いつかちゃんと言うから…………」

 

「…………うん

 

俺は君の事が好きです

俺は口が上手くないので、着飾った言葉は言えません

それに俺はヘタレなのですぐに告白もできません

それでも…

それでも……

そう遠くない時にこの気持ちを伝えます。

もしその時は俺の気持ちを受け入れてくれますか?




短めのオリジナルエピソードです。いかがでしょうか?

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