七夜はちゃんと超人スペック家族の一員だよ☆
次の日酒寄の家に行くと
「………なんかデカくなってないか…」
「だよね…」
赤子は明らかに成長していた。
げっぷ出来るようになったとかそういう次元じゃない
昨日までが0歳児とすれば1歳児ほどにまでサイズアップしていた。
「今更だけど人類じゃないよね…」
「だよね…」
なんかもう理解の範疇を超えてる
ゲーミング電信柱から飛び出した赤ちゃんの時点でとっくに超えてたけど
うちの親に連絡してきいてみようかな…解剖するって言いかねないからしないけど
「今夜はミルク係俺がやるからな。ちゃんと寝なさい…隈…メイクで消しきれてないよ」
三時間おきのミルクを上げる作業は、想像している以上にキツイ物なのだろう
彼女の眼もとにはメイクで消し切れていない隈がくっきりと出ていた。
しかも腹を痛めて産んだ実子でない、赤の他人…人?のなのだ
その苦労は、計り知れない
推定宇宙人の珍生物の抱っこを酒寄から変わる。抱っこされる相手が変わってぐずるかと思ったが大人しく俺の腕の中に抱かれている
「イダダダダ!?」
前言撤回。前髪引きちぎる気かこの珍生物
「キャキャキャ♪」
おうおう喜んどる喜んどる
「大丈夫?」
「平気」
あ…なんか今の夫婦ぽっいなんてアホな考えが頭をよぎると
「ふぇ…」
前髪を何本も引き抜いて、さっきまで上機嫌だった珍生物がに急にご機嫌斜めになった。
だが、何故だか何を求めてるか分かる気がする
「酒寄ーオムツ取ってー交換しなきゃだー」
「なんで分かるのよパパかよ」
「ング!?」
パパ呼びは破壊力高いっす酒寄さん…
「……助けてくれるのはありがたいけどやっぱりこれ以上西尾に迷惑かけたくない」
酒寄彩葉は西尾七夜の憧れである
理由こそ異なれど自分一人の力で生きていくそれを実行出来る強さに憧れた。
酒寄彩葉は学費と生活費をアルバイトで稼ぎその上で成績は進学校であるわが校で常に一位で
他の事も人並み以上にこなせてそれを維持する努力も惜しまないそれを鼻にかけたりもしない
何もかも中途半端で誰に記憶にも残らないような親の庇護下にいて脛をかじらないと生きていくことの出来ない、誰の期待にも答えられない、
凄く輝いて見えた。
だからあの時、
「……迷惑だなんて思ってないよ…パニックになってたからでも俺を頼ってくれてうれしかった」
「西尾…」
「だから気にせずに頼りなさい♪」
うれしかったこれは噓偽りのない本音だ。
でもね…それだけで、見ず知らずの赤子の面倒を見るのを手伝うなんて言えるほど、
俺は、高潔じゃない見返りを求めちゃうんだ
配信で
【ツクヨミ】で浴びせられる賞賛の声よりも
価値があるんだ
この三連休は今までで一番楽しい三連休だった…
だったんだけど………
「ねぇ~おなかすいた~ミルク頂戴~」
そんな喜びも月まで吹っ飛びそうだ。
「またデカくなった!?」
はいとっても短いです。
ここだけコソコソ小話ロングの予定だよ見たいのを選んでね☆
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