超かぐや姫!~超人に脳を焼かれた廃人~   作:三流ゲーマー

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小説版超かぐや姫!買いました。
彩葉ママの語録が凄いですね…お腹痛くなりました…

ここだけコソコソ小話
七夜君は危ないチョーカー型デバイス(クロスオーバータグの元)を作ってる☆


電子の歌姫と大胆な宣言は女の子の…?

「ねぇねぇ彩葉~七夜~そろそろスマコンの使い方教えて~」

 

どうやらもう辛抱たまらないといった様子だ。

それに何故だか七夜もこの部屋でログインさせられるようだ。

 

「このコンタクトレンズ型デバイスを目に入れて、視線で操作をすると網膜から脳に投影が…」

 

「これを目に入れんの?怖くない?」

 

「聞いて?」

 

デバイス関連(オタトーク)は聞き流された

 

「七夜の耳に付けてるのは何~」

 

興味はスマコンから移ったようだ

耳に付けているそれはブルートゥースイヤホンのような装置だった。

 

「スマコン専用の拡張装置だよ。これを付けてると聴覚情報からの伝達速度が…」

 

「彩葉~これでいい?」

 

「だから聞いて?」

 

やっぱり聞いてもらえないオタトーク

 

三人は準備を終え

 

【ツクヨミ】の中へログイン(ダイブ)した。

 

 

 

水の中に潜るような景色が目に移ってから一気に浮上する

浮上する感覚が終わるとそこは【ツクヨミ】内のマイルームだった

姿鏡に映っているのは、現実と同じダークブラウンの髪色に山伏の様な衣装に身を包み、高下駄を履き身体を覆い隠せそうなほど大きな龍の翼を持った【ツクヨミ】での姿である【NANAYA】の姿であった。

少し体を動かしてみたり視線や聴覚の感覚を確かめる

ダイブ時の同期ズレやVR酔いの感覚もない万全(オールグリーン)

あんまりもたもたしてると我儘娘(かぐや)が何をしでかすか分からないので

ちょっぴり恰好付けではあるが窓から飛び出して隣の建物の屋根に飛び移るそのまま

都市の入口方向へ建物を飛び移りながら向かった。

 

 

 

「金髪陽キャのかぐや姫…」

 

我儘娘(かぐや)の姿は金髪に若草色と朱色の着物コーデに、金キラの月の髪飾りに大きな水引で足元はかぐやの行動力を代弁したかのようなスニーカー

なだらかなストレートのロングヘアに沿って長いウサ耳が垂れていた。

 

「……キャラクリは個人の自由だしいいとして、その犬は何?」

 

「犬DOGE!連れてこれるんだ!」

 

犬DOGEなるものを抱えて目を輝かせていた。

無理もないこの世界(ツクヨミ)に初めて来たら目に映る全てが新しくて、面白くてたまらないのだから

 

「揃ったし行こ」

 

現実の酒寄彩葉と同じ紫がかった黒のショートの髪と緑の目に、額には赤いひし形のフェイスペイント

狐の尻尾と耳、それが【ツクヨミ】での彼女の姿だった

 

「ちょいまち…」

 

「「?」」

 

【ツクヨミ】内ではNANAYAの姿はかなり広まっているので面倒ごとにならない様にスキンを変えた

 

「何それ超面白い!」

 

「………」

 

それは左右の目が別々の方向を向いた不細工なトカゲの着ぐるみだった。

 

「それと一緒に歩くのちょっと嫌だな…」

 

「顔が割れてるから面倒ごとを回避するためなんだ…」

 

出来る事なら着たくないやい!

 

 

 

 

 

 

 

 

ツクヨミは、昔の日本を彷彿とさせる和風建築と、空に浮かぶ魚や船といった近未来の景観が組み合わさった空間である。それに合わせてか、ツクヨミ内のプレイヤーの衣装も和服風の物が多い

街に入ると新規プレイヤーのかぐやの前に月見ヤチヨのお供のFUSHIが現れる

 

「初ログインおめでとう!ツクヨミではみんなが表現者。君も何かをして人の心を動かしたら運営からふじゅ~がもらえるんだ。まずは初ログインボーナスをプレゼント!ふじゅ~を使って君の好きなクリエイターを応援しにいこう!」

 

ふじゅ~とは便利なもので【ツクヨミ】の中だけに留まらず現実でも電子決済として使えるものだ

【ツクヨミ】の中で誰かの心を動かしたとスマコンを通して計測される心理的数値で運営から送られてくるというものだった。

 

何処からそのお金出てるんだマジで

 

稼いだふじゅ~で推し活するもよし

アバターを飾り付けるもよし

現実で使ってもよし

とっても便利なのだ(二回目)

 

「面白そうなもんが死ぬほどある!超楽しい!」

 

「今日は用事があるから、ちゃんとした案内はまた今度な」

 

かぐやが少し前を歩き、彩葉と七夜がその少し後ろを並んで歩く

幼い子供とその両親の様だ

 

 

 

七夜が不細工なトカゲの着ぐるみを着てさえいなければ…………

 

 

 

 

 

「私みたいな貧乏人でもここでならいくらでも遊べるんだよね」

 

足湯につかりながら()()()()()()パフェをつつく

かぐやも目を輝かせながらパフェを口に含むが…

 

「んっ...味しな~い」

 

「味とか匂いはまだ全然ムリみたいよ」

 

だから()()()()()()なのだ

 

「網膜と聴覚伝達だけだと出力不足なんだってさ。他にも倫理面だったり健康面だったりとか壁は多いみたいよ」

 

「なんでそんなに詳しいのよ」

 

「や~工学系に興味があるのが一つと、もうちょっと反応速度を早くできないかなぁ…と」

 

「今でもとんでもない反応速度なのにまだやるんだ」

 

「コントローラーを通さないといけない分、反応が遅れるんだよね…どうにか脳波操作できないもんかなぁ…」

 

「そんなんだから大会()()になるんでしょ」

 

「出禁言わないで…殿堂入りって言って…」

 

NANAYAの配信は基本的にゲーム配信だ。あとたまに雑談

その中でも【ツクヨミ】でもっとも熱いゲームKASSENをメインにしていたが

公式大会で常にソロ(ボッチ)で参加しているのにチームの連携と戦術がものを言う

SENGOKUや多数対多数のバトルロワイアルのRANNSEで相手をソロで蹂躙しつくし

個人戦のSETSUNAに至っては全試合10秒以内とかいうとんでも戦績をたたき出す始末

チーター疑惑も出たが管理人の月見ヤチヨの調査が入り曰く

 

「小麦粉の様に真っ白潔白雪景色~」

 

だそうだ

そんなもんで強すぎて大会出禁である。悲しいね

 

だが最強と戦いたい血の気が多いゲーマーや強さにひかれた家来達(リスナー達)のおかげで

どうにか生活費を捻出出来るようになった。

時折公式大会の特別枠として解説やエキシビションには呼ばれる模様

エキシビションはともかく解説は断っちゃう人見知り属性があることを記しておく

 

 

 

 

 

美少女二人と珍生物(着ぐるみ)はツクヨミの沿岸部にいた。今日ここで月見ヤチヨのミニライブが開催される。

 

「握手券当たったんだろ~いいなぁ~どういう訳だかちっとも当たらないんだよ…」

 

「ドヤァ…」

 

うれしさのあまり狐の尻尾と耳がぴくぴく動いている

人間に無い部位をこんなに自然に動かせるとは恐るべし【ツクヨミ】

 

「ねえねえさっきヤチヨと話した」

 

とんでもないこと言いだした

 

「あれはチュートリアル、皆会うんだよ」

 

 

 

 

「キタキタキタキタ!これがないとツクヨミの夜は始まらない!今夜のヤチヨミニライブ!今夜も完全生中継をツクヨミ各地でもお届け中で~す!」

 

今日も今日とて高いテンションの女性ライバー忠犬オタ公が実況を開始する

インタビューさせろと追い回され殆ど一日鬼ごっこの興じたのが懐かしい

 

 

ステージの中央に巨大な鳥居。そしてその上にこの場の主役である月見ヤチヨが現れる。

 

 

 

「おまたせ!ヤオヨロ~神々のみんな今日も最高だった~?」

 

正直今日は最低な日であったが、これだけで最高な日に上書きされた

 

その言葉に歓声があがる。

 

かぐやも興奮して二人の肩をゆするが、

二人は全く気付かない

ヤチヨしか目に入って無い

 

「うんうんよ~し!今宵もみんなをいざなっちゃうよ~!Let's go on a trip!」

 

ライブが始まった。

ヤチヨが歌うのは「星降る海」

優しく静かな歌だった

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブが終わった。

観客からは歓声があがる

 

 

「うぅ、うっ、うっヤチヨ...」

 

彩葉ガチ泣きである

 

「あぁぁ…削れた心に染み渡る…」

 

着ぐるみで隠されてるがとんでもない顔してる七夜

 

限界オタク極まり

 

 

「感謝!感激!雨アラモード!ううっヤチヨは果報者なのです☆」

 

ヤチヨは鳥居の上で飛び跳ね感謝を伝えていた

 

 

「…?」

 

なんだか最近見たような…そんな思考が形を成す前に

 

 

「ここでお知らせ。ヤチヨカップっていうイベントを開催しま~す」

 

とんでも発表にかき消された

 

会場がざわめく

 

ヤチヨのおとものFUSHIがある映像を空に映す

 

・参加資格があるのはツクヨミの全ライバー

 

・一か月の期間の間で獲得した新規のファンの数が多いライバーが優勝 

 

・優勝者にはヤチヨとのコラボライブの権利を進呈

 

イベントの概要だった。

 

「うっそコラボッ?」

 

「マジかコラボ!?」

 

ヤチヨはこれまで配信のコラボは数あれど、

ライブはすべてソロなのである。つまり――

ヤチヨカップの優勝者は史上初、ヤチヨとコラボライブができる人物になるのだ。

 

 

「「なに?誰とぉ?」」

 

二人は脳が溶けていた

 

「じゃあ彩葉、七夜一緒にやろ!」

 

気軽に言ってくれるかぐや(お姫様)

 

「大会出禁の最強チャンプ様はともかく私らみたいなモブとやるわけないじゃん。こういうのは最初から誰になるかだいたい決まってんの」

 

「出禁いうなーあと君らがモブなら大抵の人は背景以下になっちゃうぞー」

 

文武両道、才色兼備。家賃・学費・生活費の全てを自力で賄う超人女子高生酒寄彩葉に

電柱から生まれ月から来た謎の成長速度のかぐやのどこがモブだ

 

その時ライブの余韻を裂くように

牛車…虎が引いてるから虎車か

そんな仰々しい物がやって来た。

 

そして虎車が切り裂かれるような演出と共に現れたのは2人の男と1人の男の娘。

 

Black onyX(ブラック・オニキス)

 

通称黒鬼

リーダー 帝アキラ

(らい)

乃依(のい)

の三人で構成されたプロゲーマーチームだ

実績も凄まじく

onlyXcup:優勝(NANAYA出禁)

MADRABBITSCUP:優勝(NANAYA出禁)

crazyMOONCUP:優勝(月見ヤチヨと同率並びにNANAYA出禁)

 

数多くの大会優勝実績(NANAYAの居ない大会)

大量のスポンサーを抱えた

ツクヨミ最上位のライバー集団だ

 

「よう子ウサギども!お前らの帝様がきたぜ!」

 

ゲーム配信と雑談枠のみの七夜と違いアイドル活動もしているので、

ゲームをあまりしない層や女性ファンも多くいるので

最強ゲーマーではあるがファンの主な層がゲーマーばかりの七夜とは

ファン数が文字どうり違う

黒鬼と戦った時に乃依(のい)がトラウマを発症するほどボコボコなんて生温い勝ち方をしたときに管理人(ヤチヨ)が介入するほど燃やされたりもした。

 

そんな黒鬼――

特に帝アキラを見て彩葉は七夜の後ろに隠れる。苦手意識があるようだ。

 

「なになになに?」

 

「ちょっと背中貸して…」

 

 

 

「また祭りが始まるな」

 

「俺って今日も作画良すぎ...でしょ?」

 

「俺たちに優勝してほしいよな?底なしの夢を見せてやるぜ!」

 

ファンサを欠かせないアイドル達

 

「というわけで俺たち優勝するから。ヤチヨちゃんコラボよろしくね」

 

なんとまあ大胆不敵だが、積み重ねてきた実績を考えれば、優勝候補の一角である黒鬼にとってはいつもの宣言に過ぎないのだ。

 

「そういう運命ならもちろんヤチヨは従うよ~最高なライブを約束するからみんなドシドシ参加してね!一緒にハッピーになってめでたししちゃお~!」

 

「「しちゃう~」」

 

もうメロメロだった。

彩葉はまだいい。見れる顔だが、

七夜お前着ぐるみでよかったな8000年の恋も冷めそうなだらしなさとキモさ全開だぞ、その顔

「冷めないゾ☆ずっと待ち続けてたんだゾ☆」

彩葉と七夜(かぐやの)を取られた気がしてかぐやが力強く前にでる。

 

 

「ヤチヨォォォ!!かぐやがヤチヨカップ優勝する!そんで絶対コラボライブする!彩葉!七夜!――ンぐっぐぐっ!」

 

慌てて口を塞ぐが遅かった。

宣言の大半は聞かれてしまった上に…

 

「ななや?」

 

「ななやってまさかNANAYAか?」

 

「マジ!?チャンプ来てんの!」

 

もう変装(着ぐるみ)も無駄そうだ

 

「いとかわゆし」

 

「あんたはいつも勝手に!!」

 

「何してくれんだ!また出歩きにくくなったろ!」

 

わちゃわちゃとしていると

 

「ほいでは!ライブは一旦ここでクローズ。皆とちょこっとお話させてね。さらば~い!」

 

ライブの終了をヤチヨが告げた後、分身して観客たちの方へ

 

「楽しくなりそうだな子ウサギども!いい子にしてろよ!…乃依大丈夫か?

 

「大丈夫♡俺ってきょうももももも…」

 

「駄目そうだな」

 

黒鬼達も帰るようだ。

…………悪いとは思ってます

 

 

「さっきの約束もう忘れたの?」

 

「ねぇ彩葉も七夜も一緒にやろう!」

 

「聞けよ…」

 

お説教は効果がないようだ…

 

「ムリムリムリ小娘が!」

 

FUSHIの辛口な一言

 

「お忘れかなぁ?ヤチヨライブの参加はライバー限定なのです」

 

誰が呼んだかロリなヤチヨ略してロリヨの登場だ。

 

「そっか、じゃあかぐやライバーになる!準備準備~」

 

そう言ってかぐやはログアウトしていった。やりたいことをやりたいようにやって去っていった

まさしく嵐の様だ

 

「あっはっ今日はじゃあ...これで」

 

推しの摂取で限界寸前の彩葉もログアウトしようとするが

 

「待って!忘れ物」

 

ロリヨが接近し、彩葉の両手を握る。彩葉のチケットは握手券付きである。

 

「あの...ありがとうございました」

 

限界化寸前最後に残った理性でどうにかお礼を言って彩葉もログアウトしていった

 

「ねぇ…七…また逃げられちゃった…」

 

七夜のチケットには握手券がついていない上にライブは終わっているとはいえ、自分のファン達のせいで推しに迷惑をかける訳にはいかないのでどさくさに紛れてログアウトしていた。

 

「いつも来てくれてありがとね...彩葉、七夜…」

 

 

 




頑張りました

ここだけコソコソ小話ロングの予定だよ見たいのを選んでね☆

  • 七夜のツクヨミ初ログイン
  • 彩葉と七夜が友達になった話
  • 黙って両方書け!
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