我が義妹を守るため、私は魔法少女を許さない   作:茶庵

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 どうも、茶庵でございます。
 何かプリキュアを見ていて、次第に魔法少女ものを書きたくなってきまして、それにプラスして悪側サイド、またお兄ちゃんをはやしたくなったので書きました。
 見切り発車で書き始めたのでどうなるか分かりませんが、自分的には最後まで書き切りたいと思っております。
 長編になると思われますのでどうぞ暇な時に見ていってください、後ここが見にくいと思いましたら、ご指摘いただけますと幸いです。話がつまらないと言われたら泣きます。

 本編どうぞ!ゆっくりしていってください。


第一話 義妹との出会い、そして破滅の一歩

 ある日の夕暮れ時、カラスがもうすぐ来る暗闇へと向かい飛び去る中、子供向け絵本を持ちながらとても穏やかな笑顔で、音痴な鼻歌交じりに帰宅する青年がここに1人。

 

「ふんふ ふふん ふんふ〜♪」

 

 周りの人は、この時間になると必ず現れる、とても音痴ながら楽しそうに鼻歌を口ずさむ青年の帰りを毎日、店の終わりや帰宅するのだという合図に使用している。

 

「ふんはは〜 ふんふふふ〜 ふんふん〜♪」

 

 音痴なのに、心休まる心地のいい歌声に皆、今日1日の終わり、と感じずにはいられない。

 

「ふんふふんふふ〜……あぁ、今日もたくさんの子どもたちが俺の読み聞かせを聞いてくれた、ああ〜ここまで続けてきてよかった〜♪」

 

 そう言うと青年は先ほどにもまして軽やかなステップで帰路につく。

 

「俺が読み終わると皆とても楽しそうに手をパチパチと叩いてくれる。それが俺にとって心の安らぎなんだよ〜」

 

 そう言うと青年は子どもたちの笑顔を思い返し、先ほどにもまして軽やかなステップを踏む、そして浮かれていた。

 

 

 

 

 その時

 

坊主! あぶねぇぞ!

「うん?」

 

 青年は浮かれていて周りをよく見ていなかった、そのため信号無視のトラックに気づかず……

 

 

 

ドカン!!

 

 

 と轢かれてしまった。

 

「う…………あ……?」

 (な、何が起こったんだ? 痛い、冷たい、痛くて周りの状況は分かるのに整理ができない。何、この赤いの? 俺の体から流れてきてる。俺今日、トマトジュースなんて持ってきてないんだけどな。)

 

 そうアホな事を思うのも無理はない、痛みで思考がまとまらず、普通自分が轢かれるだなんて誰が思うだろうか。

 だが、守もそこまで馬鹿ではない……そんな馬鹿ではない、はず……

 

 (あ〜あ、そうか、周りの人はあたふたしているのに何を言っているのか分からない、そして俺の前にある少しへこんだトラック、そして俺から流れる赤黒い液体、そして痛むのに動かないこの体。俺轢かれたのか。)

 

 その結論へ思考が纏まらないながらも行き着く守。

 

 (……嫌だな〜ここで死んじゃうの、だけどこの血の量じゃもう間に合わないかな、ハハッ、俺はこんな死の方なのか……悲しいな、もっと小さい子供たちの笑顔をみたかったな〜、でももう叶わないや、あ〜あ、ひとりぼっちは嫌だよっ! 怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!)

 

 どんどんと死へと近づく恐怖、それを感じ守は涙が溢れてくるような感情が込み上げてくる。だがもう涙腺から涙がこぼれることはなく、それにしたがって、大人たちが青年の恐怖に気づくことはなく、青年は恐怖と一緒に暗闇へと意識を落して行くのであった。

 

□□□□□□            □□□□□□

 

「産まれましたよ! 元気な女の子です!」

 

 ある日この世界に新たな命が芽吹く、このことを知るのはこの新しい命の関係者だけ、その他の人たちには祝福の言葉をかけれどどうだってよいこと。

 

 

 

 この命がもたらすのは混沌と破滅の物語、はたまた愛と希望の物語、この物語はいくらでも変わってしまう、全ての者の動き次第で変わってしまう。

 さあさあ気おつけておくれ、この子はまだ平和の子。

 平和な世界を作る力の種、全てを制し全てを治める力の子。

 悪を許す魔法の子、悪の心のない純粋な子。

 私は貴方を愛するよ、清らかな心は全てを束ねる力がある。

 

 

 

 『う……うん……うん?』

 

 青年は意識を浮上させた、恐怖と孤独と一緒に落ちた青年は今目を覚ます。

 

『ここは、どこだ?暗いな、て言うか何で俺は轢かれたのにまだ意識あるんだ?そもそも一回落ちたよな……』

 

 そう言いながらから闇のなかで思案していると。

 

「う、あ!」

『? 何か聞こえっ! うわ! 眩し!?』

 

そう言うと世界は光を取り戻す、と言っても目の前にスクリーンが投影されてその光で目がやられただけである。

 

『な、何じゃこりゃ? 何か聞こえたと思ったら変なスクリーンが出てきたんだけど!? て、何か映像が右へ左へズレたりするんだが?』

「あ!」

『!?』

「お母さーん! 光ちゃんが起きたよー!」

「あら、そう起きたのね!」

『?』

 

 突然、とてもデカい声が横から聞こえてくると思うと、ドタドタと走る音と共にその子の親と思われる人物を呼びに行く、そして話を聞いていると光ちゃんと呼ばれているのはこの体の子だと分かる。

 

「おはよう、私の可愛い光ちゃん、お腹が空いたの?」

「うあ〜、うあ」

「うふふ、ちょっと待っててね」

 

 そう言いながら、俺、いやこの子を持ち上げ笑顔でこの子の名を言う。とても美しい女性だった。艶のある黒髪、ぱっちりと大きな瞳、整った顔、どれをとってもこの女性を貶せるわけがない程の美しさだった。

 そしてその笑顔からは、この子をとても大事にしているのが見て取れた。

 

『わーお、ふつくしぃ』

「あと、明ちゃん、起きた事を伝えてくれるのは嬉しいけど、大きな声を出して走っちゃダメよ、光ちゃんがびっくりしちゃうから」

「うぅ、はーい」

「はい、よくできました」

「! うん!」

 

 母に叱られしょぼくれる姉もとい、明へ母は困ったな、と言うような笑顔を向けると、屈み頭に手を乗せて褒める、そうすると、みるみる笑顔になっていき元気よく返事をしうへへと言う。とても嬉しそうだ。

 

「はい! 光ちゃん!」

「あ!」

「ふふ」

『…………』

これは何という感情なのだろうか、百合の間に挟まるおっさんならぬ親子の間に挟まるおっさんにならないか?

 

 などと、わけのわからぬことを考える守なのであった。

 

 

ブオオーン

『! ……………は?』

 

 

 

 

 

 

□〜3年経過〜□

 

 

 3年経過して分かった事がある、まずはこの子の容姿、母親があれだけ美しいのだからこの子もたいそう美しくなるのだろうと思ったのだが、その予想は的中した。

 と言うか父親もとんでもなく美しかった。母親が黒髪黒目の儚げな印象だったのとは違い、父親は金髪金目と活発な印象を与えられる。

 そして姉は黒髪金目の髪からの儚げな印象から目での夜空に光る星のような両親とは違った美しさを醸し出している。

 そして我が妹(血縁関係無し)はと言うと。

 

「お母、さん」

『キャァァァァ!! 可愛い! 可愛い! 可愛い! 我が義妹(いもうと)最高! なに!天使なの!? 天使なのか! 我が義妹は!』

 

 とこのように俺がなるくらいには可愛く金髪黒目、太陽のように明るい髪を持ち、黒目は何もかもを飲み込みそうな雰囲気を醸し出す、とてもうーつくしーーーー! 義妹となったわけだ。

 ? 何? 何故義妹かって? そら俺らは一心同体(一方的)だからだよ。

 あと他にもこの世界には人の悪意から生まれると言われている悪魔っていうのとそれと戦う魔法少女ってのがいるらしい。……ま、それはこの世に生を受けてから少し経ったら何か法螺貝の音と共に入ってきた情報何だが、まあ、この世界のテレビ番組で言ってる悪魔の生まれる理論と、俺の頭に入ってる悪魔の生まれる理論の情報は決定的な違いがあるんだが……そこはおいおい。

 

 それよりも今はこっちの方が大事だ、母親が鬱になっちまったよ。

 初めの頃の兆しはあった、光ちゃんが夜泣きをするんだが半年が経った位からどんどん顔が暗くなっていったんだよ。

 

 そしてこの前起こったんだ、限界だったんだろうな、この前光ちゃんが抱きつきに行ったんだよ、俺いつも通り可愛いーーー! て叫んでたんだが、手が触れた瞬間には突き飛ばされてたんだ。

 わけがわからないだろ? 俺もそうだったよ、幸い着地する場所にクッションがあって怪我はしなかったが光ちゃんは泣き出しちまってな、母親の方も泣き出しちまってどうしたらいいか俺には分からなかったよ、そもそも俺この体の主導権ないからどうしようもないが。

 

 とこのような事があったんだよ。…………はぁ誰に話しかけてるんだか、どれだけ光ちゃんに話しかけても返事がなくて、こんなに誰とも話せないのが苦痛だなんて、思わなかったな、あぁ、光ちゃんと話したいよ〜

 

 とグチグチ言いながら光を眺める守。光を眺めるしかやることがないのと、光を好きなことから眺める、そして当の光はと言うと。

 

「お母さん、遊ぼう」

「………………」

「お母さん」

「………」

「おかあ――」

「うるさいっ!」

『なっ!』

 

 そう言うと母親は机にあった物を投げつけ―――

 

「うわぁぁぁ……」

『は?』

 どんなに心が参ってても普通子供に物を投げつけるか、普通? 自分の子だぞ!

 

 そう言い守は叫ぶ、彼は子供が一番大事だ。それは彼の前世での考えであり今世での考えであった。そのものにどんな考えや過去があろうと怒るほどには。

 そしてそれが前世、今世での初めれの妹ともなれば。

 

『ざっけんなよ! 俺の可愛い可愛い、光ちゃんに何してくれんだよ!』

 

 そう叫んでいると視界の端に赤い線のようなものが通り過ぎる。

 

『は?』

 

 それは血だ、そしてその血を流すのはもちろん…………

 

「うわぁぁん、痛いよ、痛いよぉぉ…お母さぁぁん!」

『光ぃぃぃぃぃ!!!!』

 

とそこへ

「ただいま! お母さん、てどうしたの!? お、お父さん! ひ、光が血流してるよ!」

「ああ! ほんとだ! 救急車! 救急車に連絡しないと!」

 

と連絡をするお父さん

 

 

 

□□□□□□        □□□□□□

 

 

 

「傷跡が残るでしょうね」

「「『そんな……』」」

 

医者の言ったことに3人は開いた口が閉じないでいた。

 

「ど、どうにかならないんですか!」

 

そう言う父に医者は首を横へ振る。

 

『………………』

 

その言葉を聞き、医者へと泣きつく父と姉を観ながら俺は…

 

『あの女絶対に許さない』

 

 と密かにされど見逃せぬ程にどす黒い炎の素は燃えるのであった。

 

 

 

□□□□□□        □□□□□□

 

 

 

 時は経ち今俺はと言うと。

 

「最後の、家族旅行だ」

「…………」

「う、うん」

「うん……」

 

とんでもない地獄の旅行へと来ていた。

 これは何故か、時は遡り………

 

 

「お母さんは精神病院に入院することになりました」

「そ、そうですか」

「はい、ですがここで一つ提案があるのですが……」

「な、何でしょうか」

 

 そう父、星村(ほしむら) 太陽(たいよう)が問うと

 

「お母さん、星村(ほしむら) (ゆき)さんが精神病院へ行くと数年、または十数年会えなくなってしまいます」

 

 その言葉に太陽は頷いた。

 

「なので当病院は1度だけ最後の家族でのお楽しみをしてもらう事になっています。ですがこれは強制ではありません、なので断っていただいても――」

「行きます!」

 

 とのことらしい。…………馬鹿じゃないの? 普通子供に当たって精神病院起こりになった親と最後の家族旅行って言って行かせるか? 俺のいた前の世界じゃこんな事絶対にないぞ。

 

 と思いながらも数日が経ち、家族旅行最後の日が訪れた。

 

 

そしてこの日が物語の始まりの1ページ

 

 それは唐突に、幸せだと思うものには誰も考えていないような事が起きた。

 

『? 何か寒気がしたような、気のせいかな』

 

 そう守が思い楽しそうな家族団らんの光景を見ていたその時。

 

「ケケケッ、家族団らんで楽しそうだな〜?」

『あ?』

 

 それは唐突に起こった、突然後ろから声をかけられ皆が振り返った、後ろには誰もおらず気のせいかと、思い進もうとしたその瞬間、視界がブレいつの間にか親たちと離れていた。そして自分以外の全てが真っ逆さまになったと思い困惑していると。

 

「ケケケッ! 2人もガキが釣れたなぁ!」

「イヤー!」

「助けて! お母さん! お父さん!」

 

 そう頭が魚頭の悪魔が2人の足を掴み宙吊りの状態言うと、姉妹は恐怖からか親に助けを求め叫び声を上げる。

 

「明! 光!」

「っ!………」

 

 2人は助けを求めるが親の2人は一般人、悪魔にかなうはずがないと2人も分かっているので不用意に近づけず、様子をうかがっていると、何処かから、とてつもない速さで何かが飛来する。

 

「!? 何奴!」

「おいたはダメよ? そんな事する子には、大量の針をあげる」

 

 そうワンピースにフリルをたくさんこしらえ、お腹の辺りに長細いポーチをつけた紫と黄色のうまい具合にマッチした衣装を着る紫髪の確か見たことがあるけど、誰だったけな…………

 

「ビアス!? 魔法少女がもう来んのかよ!?」

 

 『あ! そうそう魔法少女ビアス、確か全国魔法少女人気チャートで10位代に入ってた人じゃん』

 

 と、彼女ビアスを思い出していると父親が。

 

「ビ、ビアスさん! 娘を、明と光をどうか助けてくださいッ! お願いしますッ!」

 

 と、ビアスに頭を下げていた。母親は、顔を俯かせている。

 

「……分かりました。助けますのでお二人は下がっていてください」

 

 そう言いながらビアスはポーチから針を数本取り出し。

 

「危険ですので」

 

 悪魔の脚へと投擲する。

 

「へへ!当たるかよ!そん――」

「それはどうかしら」

 

 そう言うと悪魔の太ももに痛みが走る。そして…

 

「チッ、なんだこれ、ん? まて、ビアスの戦い方は……もし―――!?」

 

 そう、悪魔が気づいた時には時すでに遅し、悪魔に刺さったほかの針には無い輝きを放つ針の穴に突然糸が出現し。

 

「『半返し』」

 

 そうビアスが言うと悪魔の皮膚の薄皮に針が刺さっていき、悪魔とビアスの手元に糸が出現し外れないようにしっかりと固定される。

 

「ま!まず――」

「そぉれッ!」

「グォァァァ!?」

 

 ハンマー投げの要領で悪魔を振り回し、壁に叩きつける。

その拍子に2人は悪魔の手から抜け落ちる。

 

「これでフィニッシュ、針よ、彼の者を覆へ『針千本』」

 

そう彼女が言うと1本の針が無数に増えていき、やがて悪魔を覆う程の数になり悪魔に降り注ぐ。

 針が悪魔目掛けて降り注ぎ、土煙が舞う、そして晴れていき姿を現したのはひび割れどんどんと光の粒子になっていく悪魔の姿であった。

 

「ふ、ふぇ? お、終わったの?」

「明! 光!」

「「ブェッ!」」

 

終わった事に姉が戸惑いキョロキョロしていると泣きながら父親が突撃し、姉妹揃って何とも間抜けな声を出し、俺も吹き飛ばされた感覚を襲う。

 

「よかった、よかったよッ!」

「お父さん?」

 

『いったぁ、痛くはないけど痛い、何なんだこれ、って!? お父さん! めっちゃ泣いてる! 滝みたいにドバドバ涙が溢れてる!』

 

 そう、守が父親にツッコミを入れていると

 

「2人とも大丈夫だった? 怪我はないかしら」

 

 そう言いながらビアスが近づいてくる

 

「あ! お姉さん! 助けてくれてありがとう!」

「あ、ありがとう」

「ビアスさん! ありがとうごじゃいますッ! ありがとうごじゃいますぅぅ!」

「…い、いえいえ、市民を守るのが私たち魔法少女の役目ですから」

 

 そう言い父親の顔面崩壊しながら涙を流し、何度も頭を下げまくる父親を見て若干顔を引きずらせながら大したことないというビアス。

 

「それに今回の悪魔は階級は怪人クラス、それも異能を使ってこなかったので下位くらいの実力ですので、皆さんに怪我がなくて良かったです」

 

 そう言う彼女に渋々ながらも頭を下げ続けるのを辞めた。

 

 

 

□□□□□□        □□□□□□

 

 

 

「へぇ、あなた明ちゃんって言うのね」

「うん!」

「あなた、素質があるから魔ほ―――」

 

 そうして暫し雑談をしていると、そこへ…………

 

 一瞬、何かが吹き飛ばされた音し、前から彼女の姿が消える、振り返るとそこには、横たわる彼女の姿が。

 

「あ〜らら、弟が殺られちまったか、だからあれほど油断するなと言ったのに…」

 

 そう言う魚頭の悪魔はそう言うと光たちの方へ振り返り。

 

「殺されちまったもんは仕方ない」

 

 そう言うと光たちに目で追えない速さで近づきまず光を、そして明を捕まえようとし、針が伸ばした手に飛来するのでそれを後ろに引く事で回避する。

 

「その子たちから…離れろ!!」

「うわ怖、すんごい顔で睨んでくるんだけど…ま、この子供一人でいいか」

 

 そう言うと光を脇に抱えて走り出す悪魔。

 

「ま、待て!」

「待たないよー!」

 

 光を抱え逃走する悪魔に、彼女は止めようと針を持ち走り出そうとするも、先程の不意打ちで負傷し上手く走れず取り逃してしまう。

 

「クソっ!」

 

 そう言いどんどんと遠ざかっていき、そのことに悪態をつきながらも必死に追いかけるのであった。




         ――今日のひと言――

 魔法少女の名前と衣装をどう表すのかが難しい。意味を持たせたい。
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