リアル系ロボットゲームなのに世界観が違う!   作:紅乃 晴@小説アカ

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第15話 目覚めろ!アルファアーマー!

 

 

ハワイ諸島、カイルア・コナ基地にあるパイロット養成所は、地球軍内でもトップクラスの教育機関として、その厳しさで有名な場所であった。

 

規律正しい生活を叩き込む軍人教育を基礎に、ハウンドアーマーに関する知識は操縦技術だけに留まらない。

 

簡易的な機体修理の方法、それに付随する技術面の知識、さらには脱出後を想定したサバイバル術まで、訓練生が受けるカリキュラムは実に多岐にわたる。

 

今回の調査委員会護衛任務に選ばれたパイロットたちは、そんな苛烈な訓練を潜り抜けた養成所の上澄みであった。

 

不運にも、特A型の位相収束砲によって戦死したパイロットたちもいる。

 

だが、彼らを含めてなお、56訓練師団に所属するパイロット候補生の中から今回の任務に選ばれた者たちは、将来を期待される逸材であることに疑いの余地はなかった。

 

「ねぇ、テル。あれ見えてる……よね?」

 

「あぁ、見えてる」

 

半ば廃墟となった建屋の屋上に集結した訓練生、テルリード・サーキスと、彼の幼馴染であるカイ・ローベルトは、そこからでもはっきりと視認できる光景を見つめながら、短く言葉を交わした。

 

つい先ほどまで自分たちを死地へ追いやっていた特A型V.L.T。

 

実際に相対したことで、その脅威と恐ろしさは身に染みている。

 

何より、絶対的な強者としての圧倒的な存在感に、本音を言えばただただ呑まれるしかなかった。

 

そんな特A型V.L.Tが、屋上に集結する自分たちなど眼中にないとばかりに、今は別の存在と対峙していた。

 

全高50メートル級の特A型と、真正面から向き合えるサイズの存在。

 

雷王、ボルテリガー。

 

その両者を遠目に見つめていたテルリードに、カイが再び声をかける。

 

「あんなハウンドアーマー……訓練学校でも習わなかったよね」

 

「あぁ、習わなかったな」

 

「じゃあ……この基地の最新鋭機ってことか」

 

「あぁ、最新鋭機だろうな」

 

「いや、そんなわけないでしょ!?」

 

メインストーリーでも割と天然なやり取りをするテルリードとカイに、後ろで様子を見ていたカレンが思わず鋭くツッコミを入れた。

 

だいたい、あの“ボルテリガー”と叫ばれた機体は、何もかもがおかしいのだ。

 

嵐のように現れ、さらに物理的にもハリケーンを引き起こし、その上で合体する。

 

自分たちが養成所で悲鳴を上げながら叩き込まれてきた「戦場の常識」を、根こそぎ覆しているような存在だった。

 

そもそも、ハウンドアーマーに「パイロットが叫んで起動する」ようなシステムはない。ないったらないのだ。

 

「何もかもおかしいでしょ!? 位相収束砲をバリアで受け止める!? どこから飛んできたかも分からない奴と合体する!? 技術的にありえないでしょ!」

 

合体なんて技術がどういう理屈で成立しているのかも不明だ。ナノマシン制御でも、あんな芸当ができるわけがない。

 

目の前で起こっている現実についていけず声を荒げるカレン・シュバイドは、まだあどけなさの残る赤髪と赤い瞳を持つ少女だった。

 

カレンの生まれは、レイラ・ストームと同じく軍人家系。父は地球軍本部に所属する上層部の人間である。

 

伝説的な活躍をした父に見劣りしないよう努力を重ねてきた秀才であり、養成所でも飛び級でテルリードやカイと同じ56訓練師団に入隊できるほどの実力を持っている。

 

そして、カレンの父……ハインツ・シュバイド。

 

本来、メインストーリーではカレンの父はすでに故人であるが、この世界では生存しており、しかもダンの率いた「ミラクルイーグルス」のメンバーの一人なのだ。

 

そもそもの話。

 

カレン・シュバイドというキャラクターは、第一世代ハウンドアーマー「トリプルゼロ」に乗って戦死したパイロットの娘として、外伝『デスロード編』をプレイすることでミッシングリンクが埋まる重要なメインキャラクターだった。

 

だが、この世界では違う。

 

「トリプルゼロで二段ブーストを使ったバカ」とか、「捕まる前に相手を殺せば殺せると言ったアホ」とか、「メインカメラがやられただけと言って視界なしでB型を沈めた変態(インフィニティランカー)」とか。

 

そんなトンデモ機動で地獄を切り開いたパイロットが存在しているせいで、本来なら戦死しているはずの父が生きている。

 

ゲームシナリオでは、トリプルゼロのテスト中に死亡したことで「落ちこぼれの娘」と揶揄われ、それを見返すために努力を重ねてきたのがカレンという少女だった。

 

だがこの世界では、父が伝説の遊撃手として名を刻んでしまったせいで、逆にそれが強烈なコンプレックスになっていたりする。

 

「落ち着いて、カレン。ひっひっふーだよ」

 

「私は!! 至って!! 冷静よ!!」

 

「とりあえず落ち着けな、お前ら」

 

的外れな呼吸法を教える天然のカイにヒステリー全開なカレン。

 

常識はずれなボルテリガーの出現で荒れる訓練生たちを見て、教官であるデルベルトは逆に冷静になっていた。

 

そんな騒がしい彼らの横に鎮座するのは、両脚部が吹き飛ばされ弾薬も底を突いたフレデリックのアーマライトと、特A型の近接攻撃をモロに受けて大破寄りの中破になったリンのレイヴンアームズである。

 

煤汚れたワイシャツのボタン上二つ外し、デルベルトから貰ったミネラルウォーターを煽るフレッド。

 

その視線の先には轟々と燃える基地の中に佇むボルテリガーの姿があった。

 

「改めて見ると……ホントとんでもない機体に乗ってるんだなぁ、隊長。……ターレン大尉。目が覚めたか?どこか痛むか?」

 

フレッドの横には、サバイバルキットに入っている寝袋の上に寝かせられたリンがいた。

 

最低限の治療と、手持ちスキャナーで軽い健診した結果、地面に叩きつけられた衝撃だろうか、片腕が折れているのと、肋骨にもヒビが入っているのがわかった。

 

「……ツ……す……」

 

痛み止めのモルヒネを打ったせいで意識が混濁しているのか、無理に動くこともできない彼女は、寝袋の上で小さくボソボソとこう言った。

 

「ん?なんだって?隊長に伝えることでもあるのか?」

 

「……あの……デカブツ……次は……コロス……」

 

「うん、元気いっぱいだな」

 

隊長が絡むと、この子言うこと聞かないからな。

 

それはミラクルイーグルス全員の認識である。

 

ちなみに、今回のレンネル島への同行についても「頷くまでテコでも動きません」と半ば脅迫じみたリンの具申を受けて、フレッドとアルが早々に「うん、隊長に任せよう」と匙を投げた、というのが真実であった。

 

そんなフレッドとリンの会話を機体の集音マイクで聞いていたカイが思わずこう思った。

 

(なんかバーバリアンみたいなこと言ってる……)

 

(バーバリアン隊長の副隊長も、またバーバリアン……アマゾネスかな?)

 

(ナノマシン回線が使えるからって私も巻き込んで変な会話しないでくれない?)

 

ナノマシンによる恩恵であるS.W.I.S(スウィス)(Solid Wave Interface System)は、機体を中継させて脳波でコミュニケーションを取るという、独自の通信回線を有している。

 

これにより、脳内でのイメージのみで作戦内容を伝達したりと、通信モジュールの高速化が図られたが……今回は無駄遣いも良いところであった。

 

「あの、少佐。これって……俺たちが見てよかったものですか?」

 

そんなナノマシン適性のある訓練生たちをよそに、デルベルトはリンを介抱しているフレッドにそう問いかける。

 

今回の件は、あくまで訓練の一環として調査委員会の護衛を請け負ったものだ。デルベルトたちは、あんな「勇者ロボ」のことなど知らされていないし、そもそもあんなものが存在することすら知らなかった。

 

そんな彼らが特A型と戦った上に、ボルテリガーまで目撃してしまったのだ。

 

「さてなぁ。調査委員会も吹っ飛んだからな。……下手すりゃ証拠隠滅のための銃殺刑だが、まぁ何とかなるだろう」

 

「何とかなるんですか、それ……!?」

 

現に、特A型が現れなければ調査委員会は、何としてでもUnknown01(ボルガー)の存在を隠蔽したはずだ。

 

フレッドが同行した理由は、銃殺刑に処される予定だったダンの救出、あるいは延命措置。本国の仲間が何らかの手を打つまで、時間を稼ぐための計画だった。

 

だが、そんなもの……もはや意味をなさない。

 

特A型がこの基地に現れた時点で、地球軍本部にとっては想定外もいいところだ。

 

加えて、調査委員会の担当官も全員戦死している。

 

これからどうなるかなど、わかったものではない。

 

それに……。

 

「今は、あの特A型をどうにかするしかないだろう。あれを倒しきれなければ、俺たちの終わりに変わりはないのだからな」

 

ミネラルウォーターに口をつけるフレッド。言っていることは絶望的だが、その表情と声色には、どこか余裕があった。

 

彼の視線を追うと、その先には特A型と向き合うボルテリガー。

 

デルベルトも、そしてフレッドも知っている。

 

あのゲテモノロボットに乗るパイロットが、人類最強であるということを。

 

 

 

 

あんまりな展開に置いてけぼりを食らう主人公たちをよそに、特A型と睨み合うボルテリガーの間では、わずかにだが〝異文化〟の交流が行われていた。

 

【エーテリアス。やはり現れたな。そしてVウェポン……いや、ボルテリガーよ】

 

【ノクロス……いえ、特A型。貴方は私の敵です……!!】

 

ボルテリガーにユニオン・コネクトすると、なぜか聞こえる特A型側の声。

 

やはりこれは……ナノマシンによる S.W.I.S(スウィス)と同じ作用が働いているのだろう。

 

S.W.I.S(スウィス)はナノマシンを介してパイロットとハウンドアーマーを接続し、機体制御AI、ガルダリア・エンジン、各種センサーを高速通信ネットワークとして統合するシステムだ。

 

その性能はナノマシン投与量によって上下するものの、基本的な機能は共通規格となっているため、ハウンドアーマーの操作性を簡略化する大きな一助となっている。

 

つまり、今特A型……エーテリアスがノクロスと言った存在は、脳波……またはV.L.Tが有するコミュニケーションの一種なのだろう。

 

エーテリアス自身も、以前に自らを〝ゼブロイド〟と名乗っている存在だ。

 

もしかすると……敵は単なる機械ではないのか?

 

【そこまで……この星に住む有機生命体を守りたいか……肉体を持ちながらも、未だに競争という輪廻から出られぬ愚か者たちを!!】

 

「な、なに?声が……声が聞こえる……?」

 

俺は前と同じく両腕に機械が備わる独特なコクピットにいるが、後部座席にいたストーム少尉は……なぜか半ドーム状のモニターを頭から被るような姿勢で座っていた。

 

彼女の座席がなぜそうなっているのかも疑問だが……特A型側から聞こえる声に、彼女も困惑している。

 

俺は困惑を振り払って、エーテリアスと会話する相手に言葉を吐いた。

 

「特A型……いや、ノクロス!お前たちの目的は一体なんだ!?」

 

【貴様に答える必要は……ないっ!!】

 

そう端を発した特A型は、3本の収束砲すべてを使い、射撃体勢をとった。

 

「ムラクモ中尉!収束砲が来ます!」

 

見ればわかる!ストーム少尉の声と同時に、脳内へ流れ込んでくる情報。

 

俺はボルテリガーの左に備わる操縦桿を大きく押し込み、そして〝叫んだ〟。

 

「グランドブレストォーッ!」

 

グランドブレスト。

 

それは、ボルガーの動力源であるガルダリア・ドライブを、ボルトモジュールに搭載されたガルダリア・ブースターで底上げし、エネルギーが機体全体を通して前面へと展開される防御技だ。

 

防御フィールドと化したそれは、極光を伴って発射された特A型の収束砲すべてを受け止めてみせた。――そして、それだけでは終わらない!

 

「お返しだ……!リフレクトォォスマッシャァアーッ!」

 

受け止めた位相収束砲のエネルギーをさらに圧縮して打ち返すカウンター技、リフレクトスマッシャー。

 

拳を突き出すように放つその一撃は、真っ直ぐに特A型へと向かってゆく。

 

だが、その光は銀色の装甲に食らいつく前に、跡形もなく消え去った。

 

【無駄だ】

 

特A型は、物理的な射撃攻撃を含め、自機から発せられるエネルギー収束砲も無効化する流体エネルギー膜を積んでいる。

 

人類側がV.L.Tの収束砲を技術転用して作り出した武装もあったが、そのことごとくが特A型には通用しなかった。

 

特A型は、強大な戦闘力を持つと同時に……V.L.T同士の戦闘をも想定した存在なのではないか?

 

そんな考察が、前世であったことを微かに思い返す。

 

「チィ!やはり遠距離武器は無効化される……。だから、近づいて叩く!!」

 

俺の意思に呼応するように、ボルテリガーのブースターが光を放った。

 

地を滑るように一気に加速し、ガルダリア・ブースターから放出された力場が、稲妻となった拳を形作る。

 

さらに腕部に備わるドリルの回転も加わり、近距離戦で絶大な威力を誇る爆発力が、その拳に宿った。

 

「ガルダリア・ブースター、出力最大!サンダーボルトォ……バンカァアアーーッ!!」

 

距離を詰めた勢いのまま、握りしめた拳を特A型の脇腹へと叩きつけた。

 

凄まじい衝撃波と鈍い音が辺りに響き渡るが……驚くほど手応えが感じられなかった。

 

「効いて……いないのか!?」

 

サンダーボルトバンカーを受けて後方に下がる特A型だが、まるで何事もなかったかのように地上に降り立ち、こちらを見据えている。

 

【ノクロスへのダメージ確認できず。どうやら流体エネルギー膜を操り、別次元へダメージを放出したようです】

 

「流体エネルギー膜って、もはや何でもありじゃない!?」

 

俺と同じく、S.W.E.Sの影響を受けているであろうストーム少尉は、脳に強制的に叩き込まれる情報の熱に顔を歪めながらも、今の状況をはっきりと認識している。

 

本当に、V.L.Tの機体はデタラメなものが多い。

 

次元の向こう側にダメージを逃すなんてぶっ飛んだ性能を有していることに加え、個体によってはブラックホールを作り出し、それを纏った爪で引き裂いて重力波を生み出すなど……無茶苦茶なシステムの、とんでもない技術を使う。

 

それこそが特A型なのだ。

 

【その機体では……このノクロスには勝てないぞ、エーテリアスに選ばれし者よ!】

 

そう声を上げながら、隠し腕でエネルギー刃や収束砲を撃ち込んでくる特A型。

 

グランドブレストを使い、なんとか凌ぐが……このままでは手の打ちようがなく、ジリ貧になる。

 

肉弾戦による長期戦も考えたが、そうなるとボルテリガーのエネルギー面に不安が残る。

 

ボルテリガーは、ガルダリア・ドライブとガルダリア・ブースターを併用してエネルギーを出力している。そのブーストアップの影響で、長時間の戦闘には不向きだ。やり過ぎれば、ブースターがオーバーヒートしかねない。

 

サンダーボルトバンカーも最大出力で打てるのは、あと4回程度。それで特A型を完全に沈められる確証がない。

 

「くそっ!何かやつに対抗できる策は……!」

 

機体を横へスライドさせ、位相収束砲を躱す。

 

急加速に耐えるストーム少尉が唸り声のような声を上げるが、俺にもそこまで気を回す余裕がない。

 

そんな中、エーテリアスが声を上げた

 

【切り札はあります!彼女……レイラ・ストームがボルテリガーに乗った時から、切り札は既に委ねられています】

 

「んぎぃいい……え、わ、私!?」

 

【はい、レイラ・ストーム、そしてダン・ムラクモ。お二人が揃ったことで……ようやく、欠けていたピースが揃いました】

 

今なら〝あの力〟を使うことができる。

 

そう断言するエーテリアス。

 

何もかもがまったくわからない。

 

だが、このままではジリ貧で、いつかあの無尽蔵に撃ち込まれる収束砲に捕まってしまう。迷っている暇はない。

 

「ストーム少尉!いけるか!?」

 

「あぁもう!……私ならできる、私ならできる、私ならできる……やってみせたらぁっ!!」

 

悲鳴のような、気合いのような声を轟かせながら、ストーム少尉はエーテリアスの補助を受けつつ、ボルテリガーの〝フォーメーションコンソール〟を操作し始めた。

 

そして、その切り札は俺たちの前に現れる。

 

「これは……新たなユナイト・シグナル……!!」

 

コクピットのメインコンソールに、二回目のユナイト・シグナルが表示されたのだ。

 

【ダン・ムラクモ!頼みます!】

 

「よし、ユナイト・コネクトぉお!!」

 

その瞬間、再び宇宙にあるハイパーゲートから高エネルギー反応が発せられた。

 

同時に、ハイパーゲートから〝新たなる影〟が飛び出す。

 

【ボルトアーマー【Α(アルファ)】!】

 

それはロケットのような形をした大型の「ボルトアーマー」。

 

ハイパーゲートを突破したそれは、同じく一条の光と化し、ボルテリガーのもとへと飛翔する。

 

同じように背面のスラスターを轟かせて空へと上がったボルテリガーは、雲を裂いて現れるロケット型のボルトアーマーと並ぶように飛び、その手をかざした。

 

「いけます!同調率100%!!」

 

「はぁああっ!ユナイト・アァーマァアーーッ!セット、オン!!」

 

俺の気合いの声に応じるように、ボルトアーマーがボルテリガーにドッキングを果たす。

 

ロケット型のアーマーは各部を展開。

 

まるでボルテリガーの〝右半身を覆う〟巨大な外套のようなアーマーと化したのだ。

 

ボルガーのガルダリア・ドライブ。

 

三つのボルトモジュールに備わるガルダリア・ブースター。

 

そして、A(アルファ)アーマーに備わるガルダリア・バイアスによって、ボルテリガーの持つ攻撃力は飛躍的に上昇した。

 

 

「ボルテリガー・A(アルファ)アァーマァーッ!!」

 

 

それは信念を貫く力。

 

それは宿命を示す力。

 

迷いを捨て、勇気を示せ!

 

真なる力、その名は。

 

ボルテリガー・A(アルファ)アーマー!!

 

 

 

 

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