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─「忌々しいヒューマンアンデッドの眷属如きが…、どこまでも邪魔をしてくれる…!」
アルビノジョーカーが憎たらしげに吐き捨てる。
ジョーカーとなった男、
「イレギュラーなバトルファイトを起こし、眷属の分際でアンデッドを倒し、挙げ句にアンデッドになる─。」
「間違った進化の道を歩んだ人類はやはり抹殺するしかないようですね…!」
飄々とした先程までの態度とうってかわり、苛立ちを露わにするアルビノジョーカー。
剣崎がアルビノジョーカーの方へ向き直る。
「確かにお前の方が正しいのかもしれないな…。」
「だが、俺達は大切な人を守るために戦っている!それが『仮面ライダー』の仕事だ!」
(『仮面ライダー』の仕事…。)
「剣崎さん!これを受け取ってください!あなたのブレイバックルです!」
「君の名前は?」
「逢瀬…逢瀬 准一といいます!」
「逢瀬くん!確かに受け取ったぞ!」
ブレイバックルを手にした剣崎が逢瀬の目をまっすぐ見つめた。
そして、バックルにカードをセットして腰に装着する。
「これが最後の…変身!」
『TURN UP』
バックルから発生したゲートをゆっくりとくぐり抜け、アーマーを装着する剣崎。
その姿は─。
青い鎧を身につけ、剣を携えた本物の『仮面ライダーブレイド』。
あの時と同じ気高さを纏った青い戦士だった─。
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─「すぐに終わらせてもらう!」
左腕に装備されたラウズアブゾーバーに
『EVOLUTION KING』
すると十三枚のカードが飛び出し、宙を舞う。
宙を舞ったカードがブレイドの身体に触れると、次々にアンデッドの紋章『アンデッドクレスト』をもった
全身を重厚な金色の鎧に包まれたブレイドは王者の風格を漂わせる姿となった。
その姿はブレイド『キングフォーム』。
スペードスートのアンデッド十三体すべてと融合を果たした姿だ。
左手に巨大な剣、重醒剣『キングラウザー』が現れる。
「さあ、決着をつけるぞ…!アルビノジョーカー!」
ブレイドの右手にスートとカテゴリーをもたない一枚のカードが現れる。
そのカードに描かれたのは、断ち切られた鎖と天に掲げられた右腕。
「それは…まさか!」
アルビノジョーカーが動揺する。
「剣崎!これを使え!!」
三枚のカードを受け取ると同時に、アンデッドクレストから
「これが俺の…俺達の『最後の切り札』だ!」
キングラウザーに五枚のカードを次々に投入する。
そして、
『FIVE CARD』
五枚のカードがビジョンとなってブレイドの前に現れた。
腰を低くして力を溜めた後、アルビノジョーカーに向けて走り出す。
カードをくぐり抜ける度に加速し、ブレイドは様々な色をしたオーラを纏う。
カードを五枚すべてくぐり抜けたブレイドは虹色に輝いていた。
「くっ!」
アルビノジョーカーが反撃の火球を放つが、すべて虹色のオーラに弾かれてしまう。
「とどめだ!」
すれ違いざまにキングラウザーを振るう。
一閃─。
斬撃を受けたアルビノジョーカーの身体が眩い光を放つ。
「うぐっ…!なぜです!?なぜそうまでして間違いを犯すのです…!?」
致命傷を受けながらも、かろうじて耐えているようだ。
「俺はジョーカーになったとき誓った…。『理不尽な運命に勝ってみせる』って…!」
「くそっ…!下等な人類如きがこの私を…!?ぐあああっー!!」
断末魔の叫びをあげ、アルビノジョーカーが閃光となって消滅する。
「ついに終わったんだ…!」
逢瀬が安堵し、ほっと息をついた。
キングラウザーを下ろしたブレイドが変身を解いた。
そして、四人は剣崎のもとへと駆け寄っていく。
「よくやってくれた!」
「さすがです!剣崎さん!」
「剣崎さーん!」
最後の戦いを終えた剣崎が穏やかに微笑んだ。
「剣崎…お前は…!」
剣崎の手にしたカードが消滅していった。
剣崎が無言で拳を突き出す。
それに四人が応え、拳を突き合わせた。
「みんな…ただいま!」
─完─