TSして触手産卵ゲーのマゾメス堕ちロリ女神になった 作:ハリケーン
すみません、100/1ゴールデンマモン像と書きましたがあんまりにもデカすぎたので10/1に変更にしました。正しくは17m級です。誤字報告ありがとうございます。
決してマモン君が17cmしかないわけでもないです
心臓部に風穴を開けられた10/1ゴールデンマモン像が、ドロドロと形を失って金色の泥のように崩れ始める。
それを見て慌てて離れるスピカは竜翼をはためかせてユーリの隣に並び。大きく迂回してユースティアもそれに並ぶ。
「さすが母さまです! あのでっかいのを一撃で貫くなんて!」
「ふふっ、ありがとう。スピカが頑張ってくれたお陰よ」
「~~~!」
スピカは感極まったようにユースティアに抱き着いて頭をぐりぐりと擦りつける。ユースティアはちょっと戸惑った様子だったが、そっとスピカの頭を撫でると嬉しそうに微笑んだ。
「どうしましょう、ユーリ。私たちの子が可愛い……」
「親馬鹿だな」
とかなんとか言いつつユーリもスピカの頭をぐりぐりと撫でて。スピカに抱き着かれて満更でもなさそうに笑った。
『―――――いやー、やってくれたね。正直舐めてたよ』
「マモン!?」
確かに腹部をぶち抜かれたはずのそのマモンの身体が、黄金に変わってドロドロと溶け始める。だが、周囲から――――全方位からマモンの声が響く。
『欲望には果てが無い。『強欲』がこの程度だと思われるとは心外だ』
「抜かせ、ならなんで逃げ隠れする必要がある」
『そりゃあもちろん、キミたちを『敵』と認めたからさ。ボクは正面切っての戦闘をやる脳筋じゃない。キミたちは果て無い欲望と戦い抜けるかい?』
『『そう、ボクは欲望の限り無限に存在する』』
操られていた人間にまとわりつくように黄金の泥が入り込み。
マモンと同じカタチを取って立ち上がる。
『『『『『『無限の黄金、無限の欲望がボクの力』』』』』』
10人、100人、数百人。
周囲の軍勢全てがマモンのカタチとなり、流石のユーリも引きつった笑みを浮かべ。
即座にスピカが一体を峰打ち()するが、倒れた瞬間に黄金が再び纏わりついて起き上がる。
『『『『『『『『『『さあ、足掻いて見せてよ。無様にね』』』』』』』』』』
ユーリの斧槍も、ユースティアの神器『アストライア』でも、結果は変わらない。しかも中にいるのは一般人。手加減しなければならないのに黄金で操られた人間たちは人並外れた凄まじいパワーを発揮する。
「ゾンビかよ!?」
「くっ、一旦退きましょう!」
「――――ユーリ!」
ちょうど空からエルピスを乗せたグリフォンが飛来し。
ユーリが飛び乗ってそのまま再度高度を取る。
「いいタイミングだ、エルピス!」
「迷子になったかと思いましたよぉ…ユーリが」
「迷子はお前だ!」
「いたぁい!?」
グリフォンの速度はそれなりだが、二人乗せていることもあってユースティアとスピカもすぐに追いついてくる。
「どうやら空までは追いついてこないみたいですが…」
「母さま! 奴ら私たちじゃなくどこかを目指して移動し始めました!」
黄金の軍勢が操られているだけあって一糸乱れぬ行軍で向かうその先は、首都ペルリ。
『『『『『『『『アハハハハ! お前たちが戦う意志を見せなければ、ボクはこの国を破壊し尽くすだけだよ!』』』』』』』』
「はっ、なんかだか増えてます! ……かわいい子が!」
「そっちかよ!?」
グリフォンの上でビシィっ! とエルピスが指さしたのは黄金の大群(大軍)ではなくスピカの方で。
「あ、どうもです。スピカと申しますです」
「あ、エルピスです。よろしく~」
ゆるーく挨拶を交わす二人。
「スピカがあと10人くらいいればいけるか…!?」
「すみませんユーリ私の身体と神力が持たないです! やめましょう!」
「なんですか!? わたし抜きで気持ちいいことしてたんですか!? わたしも混ぜて下さい!」
出産で神力を消費するのであれば、莫大な神力を持っているカーディナルとかアイリスなら一発逆転のスーパー眷属が産まれるかもしれないが…。いやなんでアイツ主神に匹敵するレベルの神力持ってるんだって話だが。
それでも今は打つ手がない。
ひとまず空から首都ペルリに先回りすることにして、黄金の大軍を見逃すしかなかった。
―――――――――――――――――――――
燃えるような深紅の髪と瞳。
ユースティアよりもグラマラスな騎士の女王とでもいうべきミネルヴァ。彼女もマモンの情報は仕入れていたらしく、既に首都ペルリは厳戒態勢だった。
が、流石に女神ユースティアがいるので特に攻撃されるということはなく。
あっさりと謁見が叶ったユーリ達だったが、ミネルヴァの反応は無情だった。
「………そう、か。ではこれ以上広まる前に全て焼き払うしかあるまい」
「そんな!? ミネルヴァ姉さん、相手は操られているこの国の――――」
「――――だとしても! 疫病のごとく広まる洗脳とあらば私が食い止ねばならぬ」
「でも―――!」
「……ユースティア」
ユーリがそっとユースティアを止める。
その目線の先では、ミネルヴァの拳から血が出るほど握りしめられていて。肩を落として黙り込んだユースティアに背を向けて、ミネルヴァは翼を展開。黄金の盾である神器『アイギス』を手に取って声をかける。
「……聞いていたな! 敵は強力な洗脳を用いる大軍だ! 西方教会騎士の最精鋭のみに絞って出陣する! 直ちに支度せよ!」
「ハッ!」
アイリスが一度やってきて魔王の脅威を伝えていたこともあって既に臨戦態勢にあった騎士団はすぐに準備を整えていく。
――――――――――――――――――――
そして、相対するのは地平を埋め尽くさんばかり千にも届こうかと言う凄まじい黄金の軍勢で。
「くっ、面妖な――――皆、気を強く持て! 少しでも魅入られれば『呑まれる』ぞ!」
「「「オオオォォォッ!!!!」」」
「我が秩序の守護、その顕現たる姿を見るがいい――――光臨せよ、『アイギス!』」
軍勢の最前に立ったミネルヴァが黄金の盾を掲げると深紅の花のように6枚の花弁の盾が展開される。それは『強欲』による洗脳効果すらも断ち切り。既に影響下にある者たちはどうすることもできないものの、少なくともこれ以上の犠牲者が出ることは防げるように思われた。
「皆、アイギスより前に出るな! 前衛、
『『『『『『『『『『フハハハハ、怖いかい!』』』』』』』』』』
「ふっ、それはこちらの台詞だ。我がアイギスの守護―――抜けるものならば抜いてみるがいい!」
如何なる城壁よりも固いと言われる神器『アイギス』。
その守護は無数の黄金の槍がぶつかろうと、びくともしない。
対してミネルヴァ率いる西方教会騎士も長槍で突かれても、矢が無数に刺さっても黄金が纏わりついてくるばかりで全く手応えのない『強欲』の黄金に対して攻めあぐねていた。
『『『『『『『『『『へぇ、噂通りの固さというわけかい。だけど――――どこまで保つかな?』』』』』』』』』』
黄金が練り上げられるように集まり、形作るのはまたしても10/1超巨大ゴールデンマモン像。拳を振り上げ、アイギスを殴りつけると初めて僅かながらその守護が震えた。
「くっ、なんという重さ――――悪趣味な!」
「ユーリ! あれを使いましょう! アレ!」
「いやアレってどれだよ!?」
生憎とユーリの手駒の中で、スピカを除けばあんなデカブツを相手できるような――――。
「アイリスの、ガン〇ムがいるじゃないですか!」
「魔鉱石ゴーレムか!」
アイリスの趣味で魔鉱石コーティングされた人型ゴーレム。冗談みたいな固さがあるだけで大した火力はないのだが、時間稼ぎという点では確かにこれ以上ない。
ユーリの展開した触手空間から虹色の魔鉱石の輝きに包まれて10/1ゴールデンマモン像に匹敵するか、あるいは凌駕するサイズの超巨大ゴーレムが姿を見せる。
「いけー! もえあがれー!」
「とにかくヤツの攻撃を止めてくれ!」
キュピーン、と謎の効果音と共にデュアルアイ・センサー風の顔を光らせて虹の巨人が大地に立つ。そしてそのままジャンプしてアイギスを飛び越えると、飛び蹴りを喰らわせて数十メートルも吹き飛ばす。
黄金がすかさずゴーレムに纏わりつこうとするのだが、魔鉱石に弾かれている。そしてシンプルに魔鉱石の方が黄金よりも固い。
「見て下さい、ユーリ! ゴーレムがあんな戦い方をしています!」
「無駄かと思ったが、魔鉱石コーティングのお陰であの黄金も効かないみたいだな!」
「ならば私も――――ハアアアアアッ!」
叫ぶが速いか、ミネルヴァが己の手に持った盾を動かすと、それに応じて花びらの巨大な盾も連動して動く。そして放たれるのは超巨大なシールドバッシュ。神力によって炎を纏わされたそれは、黄金に操られた人間たちの前衛を容赦なく焼き払い―――――。
『『『『『『『『『無駄無駄無駄ぁ! 無駄なんだよねぇ!』』』』』』』』』
炭化した遺体に、それでもなお黄金が纏わりついて無理やりに起き上がらせる。
あまりにも凄惨な光景にミネルヴァが僅かに怯んだその瞬間。
後衛から悲鳴が上がる。
「後ろだ! ペルリから黄金に操られた奴らが出てきているぞ!」
「うわああああ!? 嫌だ、来るなぁぁぁぁ!」
「死にたくねぇ! ミネルヴァ様、どうか守護を…!」
「そんな!? なぜ―――――」
『『『『『『『『あはははははっははは!』』』』』』』』
『『『『『『『『『ボクが馬鹿真面目に行軍してるとでも!? 普通の黄金に紛れ込ませて、キミらの中に潜ませておくくらいしているとも!』』』』』』』』』
『『『『『『『『『『『さあ、無様に踊っておくれよ?』』』』』』』』』』』