TSして触手産卵ゲーのマゾメス堕ちロリ女神になった   作:ハリケーン

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『信仰』と『色欲』と2

 

 

 

 

 

 

 

 

 鉄扇―――神器『ゼピュロス』を手に構えるアイリスも、そして部屋の入口で斧槍を手に取ったスルトも互いに余裕の表情。

 そして、先に仕掛けたのはスルトの方で。

 

 黒い炎が広がったかと思うと、部屋が異空間――――触手で囲まれた空間に強制的に転移させられる。

 

 

 

 

 

「魔装『ヘルヴィム』にはこういう使い方もある。――――さぁて、お得意の転移で逃げられるか試してみるか?」

 

「………ユーリにも言いましたけど、甘いですね」

 

 

 

 

 パチン、と音を立てて鉄扇を閉じる。

 その瞬間、スルトの背後からもう一人のアイリスが思い切り脚を蹴り上げてその股ぐらを蹴り飛ばした。

 

 

 

 

 

「ぐぉっ!? テメェ――――!」

「固った! チッ、甘いのは私もでしたか!」

 

 

 

 

 ラスト・ミラージュによる分身――――本来であればカーディナルを模倣することにしか使えない技だが、アイリスは本来の『女神アイリス』とは別の存在であるために、自分自身も対象にすることに成功していた。

 

 そして玉を潰すと宣言されたスルトは「コイツならやる」とあらかじめ触手で急所を防御していた。それはそれとして痛いものは痛いのだが。

 

 

 

 

 大した効果が得られなかったと瞬時に理解し、転移で離脱。

 触手空間の外には出られないが中なら転移できる、ということを最初から知っていたためであり。反撃とばかりに襲い掛かってくる大量の触手を回避―――するが、スルトを蹴った脚から黒い炎が広がっていることに気づくと苦々しい顔で分身を解除した。

 

 

 

 

 

「やはり厄介ですね。マナであればなんでも燃やし尽くすその炎」

「お前の転移も、なっ!」

 

 

 

 

 黒い炎を纏った斧槍を構えてアイリスに向けて踏み込むスルトに、暴風を纏わせた鉄扇で応じるアイリス。

 

 

 両者が正面から激突する―――と思われたその瞬間、アイリスの姿が消えてスルトの背後から脳天に一撃。

 

 

 

 間に触手を挟むことで辛うじて防御を間に合わせたスルトだが、振り向いた瞬間には既にアイリスは再び転移していた。

 

 

 

 

「まずは、金的ぃ!」

「ぐっ」

 

 

 

 

 触手のガードを貫いて、風を纏った脚がスルトの股間に突き刺さる。

 だが、アイリスの筋力は残念なことにたかが知れている。故に。

 

 

 

 

「続けて、金的ィィッ!」

「ぐおっ」

 

 

 

 

「そしてトドメの金的だぁあああ!」

「ぐっ……捕まえたぞ」

 

 

 

 

 股間を蹴られながらも、脚を閉じることでアイリスの細い脚を捕まえることに成功したスルト。捕まえていれば、自分だけ転移するのに時間がかかるのではという想定であり。

 即座に襲い掛かった触手がアイリスの四肢を拘束して――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――そして、脚から広がった黒い炎によって分身は掻き消えた。

 

 

 

 

 

 

「………こっちも分身だと!?」

 

 

 

 

 

 

 誰もいなくなった触手空間を解除し、青筋を浮かべたスルトは暫し思案。

 そして誰かしら襲ってやればお優しい女神様は助けに来るだろう、と一歩を踏み出して。

 

 

 

 

 部屋の中に転移してきた気配に、不敵な笑みとともに振り返った。

 

 

 

 

 

「分身だろうが関係ねぇ。燃やさなければ消えないのなら、アヘらせてから本体に影響があるか見てやるよ」

 

 

 

 

 

「―――――と、言うわけなんです。ユースティア姉さま」

「……まさか、スルトが勝手に出てくるなんて」

 

 

 

 

 大人しくアイリスが出てくるわけもなく。

 完全武装のユースティアを連れてきたアイリスもまた武装済み。

 

 おたのしみのハズが完全に本気の戦闘になりそうなことに若干げんなりしつつも、スルトは斧槍に炎を纏わせて黒い炎の剣に作り替える。

 

 

 

 

 

「来い、『レーヴァテイン』――――こうなったら仕方ねぇ。3Pと洒落込むとするか」

 

「姉さま、とりあえずユーリを叩き起こせばこっちの勝ちです。金的とか金的とか金的とか、なんでもいいのでとりあえず強い衝撃を与えましょう」

 

「そう。なら遠慮はいらないわね」

 

 

 

 

 

 特殊能力を無効にしてくる厄介な相手に、どうすれば勝てるか。

 それはシンプルに強い人をぶつければいいのである。あと火属性のスルトには水属性のユースティアを、というシンプルな計算。

 

 

 

 

 本当はミネルヴァ姉さまも連れてきたかったんだけど……あの人もうケツアクメ調教されちゃってるから……。下手すると即座に無効化されかねない。とかアイリスは考えていた。

 

 

 

 

 そして余計なことを考えている間に、水を纏ったユースティアが神速の踏み込みで斬りかかり、それをスルトが悠々と受け止める。一合、二合、三合。ほとんど目視できない速度での斬り合いに、下手に割って入ると邪魔になりかねない。

 

 ので、バフをかけることにした。

 

 

 

 

 

 

 

「風纏いて万里を駆け、風裂いて万象を斬る―――ストーム・アクセル!」

 

 

 

 

 

 瞬間、ユースティアの身体を緑の輝きが包み込み――――その速度が爆発的に上昇する。

 あらゆる空気抵抗を無効化し、意志に沿うように追い風が吹く。余裕をもって受け止めていたスルトの表情から余裕が消え、怒涛の勢いで繰り出される斬撃の豪雨にじりじりと押され始める。

 

 

 

 

 

「―――――湖水、万象を映し―――――孤滴、岩を穿つ――――」

 

 

「ぐっ――――燃え上がれ、レーヴァテイン!」

 

 

 

 

 

「アロンダイトォォ―――ッ!」

 

 

 

 

 スルトの纏う黒い炎を、緑の風と青い水が押し返す。

 鮮烈な青い輝く斬撃が、スルトの手にする剣を真っ二つに切り裂いて。

 

 そのまま剣の柄で一撃喰らわせたユースティアによって、スルトの身体がユーリのそれに戻る。

 

 

 

 

 

「ぐっ――――くそ、迷惑をかけたな」

「……ふぅ。無事で良かったわ、ユーリ」

 

 

 

 

「で、そのだな……大変申し訳なかったと思ってるのでそれをどけて貰えないか…?」

 

 

 

 

 ユーリが冷や汗を流しながら言ったその先には、股間に添えられた鉄扇。ユーリに戻らなければ潰してやろうかと思っていたアイリスだが、まあ元に戻ったのなら特段恨みもない、というか原作プレイ勢としてはそれなりに思い入れもあるので鉄扇を仕舞うと転移で自分の机に再び腰かけた。

 

 

 

 

「一応、釈明があるならどうぞ」

「いやその、寝ている間に気が付いたらスルトが勝手に出ていたみたいで……」

 

 

 

「なるほど。じゃあしょうがないですね」

「え」

「え?」

 

 

 

 

 

 ちょっと待ってほしい、なんでそんな反応になるのだ。とアイリスは慌ててユーリとユースティアの顔を見比べた。

 

 

 

 

「共犯なら許してはおけないですけど。不可抗力なら仕方ないじゃないですか。……えっ、私ってそんな血も涙もない感じに思われてます?」

 

「まあその…」

「割とそうね」

 

 

 

 

 これが日頃の行いというやつだろうか。

 ユースティアはむしろちょっと疑うような目でアイリスを見ていた。

 

 

 

 

「というか、なんでスルトのせいだって確信できるのか分からないし……普段のアイリスなら『疑わしきは裁く』わよね」

 

「確かに」

 

「えっ、いや……」

 

 

 

 

 まさか「原作知識です」というわけにもいかない。

 何か理由、理由……と考えたアイリスは、ユースティアとユーリを見比べて言った。

 

 

 

 

「あっ、ほら。ユースティア姉さまの大事な人ですし」

「アイリスがそれくらいで手を抜くとは思えないけれど……」

「むしろ厳しく裁きそうだよな」

 

 

 

 

 アイリスは必死になって理由を考えた結果―――。

 真顔になって鉄扇を構えなおした。

 

 

 

 

 

「―――そうですね。もっと厳しく裁きましょう」

「え」

「あ」

 

 

 

 

 

 咄嗟に脚を閉じたユーリは英断だった。

 転移してきたアイリスの股間を狙った蹴りは不発に終わり。尻を蹴とばされたユーリがつんのめるようにして地面を転がる。

 

 

 

 

 

「うぉっ!? ちょ、ちょっと待て! 俺が悪かった! 頼むから待ってくれ!」

「安心してください片方の玉は残してあげます」

 

「アイリス! からかってごめんなさいちょっと待って!」

 

 

 

 

 

 

 

 必死になって羽交い絞めにするユースティアに、アイリスは転移こそ使わないが割と本気で暴れつつ叫んだ。

 

 

 

 

 

「は な せ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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