すいません、『エクスタスの裏ワザ』を解禁します。   作:原作改編

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あとがき

 

 

 以上、『すいません、エクスタスの裏ワザを解禁します』でした。

 後日談としては、この後シェーレは裏ワザの後遺症に苦しめられるでしょう。それほどの覚悟を持たなければ狂化コロに打ち勝つことができませんでした。しかし、タツミを抱きしめてあげるくらいは出来るのではないでしょうか。

 たぶん、原作のセリュー・ユビキタスならコロがやられた程度では止まりません。ゆえに今回の状況ではコロが盾になった後、ノータイムで反撃に出たところでシェーレに容赦なく首を刎ねられるでしょう(原作ではシェーレに殺されそうにもかかわらず、助けを求めないという強い子なので)セリューはやはり自分の絶対正義を疑わないで死んで欲しかったので今回のようなオチにしました。

 今回はシェーレの『エクスタス』にスポットを当ててみました。万物両断なはずなのにトンファ―で防がれているので、『斬れない部分がある』のは確定的だと思いました。だったら防御を完全に捨てた超攻撃特化型という裏ワザを思いついたのです。

 二刀流はロマンですね。

 帝具ヘカトンケイルの仕様も変わっています。

 再生すればするほど強くなる仕様は、シェーレの万物両断と相性最悪なので取り入れてみました。再生キャラは死ぬのが仕事になってしまい、どうしても弱く見えてしまうので、やられるごとに強くなればいいと考えたのです。

 エクスタスのデメリットも付け加えてみました。

 『万物両断』なのでハンドル部分に触れても斬れてしまうというものです。適合者はエクスタスの毒に対する耐性が高いだけで、裏ワザ解禁すれば手が裂傷だらけになるという仕様に落ち着きました。まさに諸刃の剣というやつです。

 エクスタスの毒はシェーレを精神的にも肉体的にも追い詰めるための仕様です。肉体強化はコロのスピードに対して上回らないと勝てないと判断しました。ぶっちゃけるとこの方が強そうだったから、という結果に落ち着きます。

 セリューはホントにもったいないキャラでした。

 原作ではタツミをワイルドハントの悪行に対して反旗を翻してほしかったです。彼女の正義感では『ワイルドハントが悪を処罰してる』と一蹴されてしまいそうですが、絶対正義の名のもとに、帝国側を苦しめるワイルドハントのひとりくらい仕留めてほしかったです。

 書いてて思ったのですが、やはりシェーレの死は『アカメが斬る!』という作品全体を印象付けるイベントだったと思います。エクスタスの性能上、つばぜり合いができないうえにアカメと若干被る『必殺』なのであそこでの退場が彼女としてもちょうど良かったのではないでしょうか。

 奥の手が光るだけ、ではあまりに不憫だったので裏ワザという形で二刀流を書いてみました、書いているうちにどんどん話がまとまってきて満足の行く出来になったと思います。あとは誤字脱字をなんとかするだけですね。

 また書きたくなったら書きます。リクエストがあれば感想欄にご記入ください。

 ご精読ありがとうございました。

 


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