転生ナメック星人、地球へ 作:一般通過ナメック星人
非公式サイト参照なので真偽は定かではありませんけど。
「ホッホッホ、これで貴方一人になりましたねぇ。スラッグさん」
「役立ず共め、ワシ自らが動かねばならんとは」
スラッグ一味は新たな星を求めて、とある惑星まで来た。
星の改造を進めていたさなか、その惑星を手に入れようとしていたフリーザ軍と交戦。
一般兵如きではスラッグ一味に敵う訳もなく、率いていたリーダーであるキュイは本部へと救援要請をする。
フリーザはキュイを処すかと考えていたが、相手がスラッグ一味と聞き不問にした。
ザーボンとドドリアに加えて特戦隊を引き連れ、フリーザ自らが一味のいる惑星へと向かった。
到着してから部下同士の戦いになり、大将である二人はその戦いを眺めていたが特戦隊の活躍により一味が壊滅。
残りは少し老いが見えるスラッグただ1人となっていた。
たったひとりの最終決戦である(大嘘)
互いに地に降り立つ。
フリーザはスカウターでスラッグの戦闘力を測ると、175万と表示された。
「ほう、素晴らしい。戦闘力が175万ですか、流石威張るだけの事はある……」
「宇宙の帝王という称号に胡座をかいている貴様が、このワシに敵うとでも思ったか?たったの53万だろう?」
「そうですねぇ、この私の戦闘力は53万です。業腹ながら今のままでは貴方には勝てません。ですが……」
「……む?」
「この私は変身型の宇宙人であるという事はご存知無いようですねぇ」
「何を言うのかと思えば、貴様が変身した所で何になるというのだ」
「私は後3つ変身を残しています、その内の3つ変身すれば貴方等敵では無いでしょう」
「面白い、ならばやってみせるといい。その上で貴様を葬ってやろう」
「ホッホッホ、ではよぉくご覧なさい。この変身を見せるのは貴方で最初ですよ」
フリーザがスカウターをギニューに投げ、離れる様に指示する。
離れたのを確認したフリーザは、力を込め始めた。
先ずは巨漢の第二形態そして第三形態まで変身し、更に最終形態まで変身する。
そこで漸くスラッグのニヤケ顔が無くなり、目の前の存在に警戒心を持つに至る。
「待たせたね」
「それが貴様の真の姿か」
「フフフ。どうかなスラッグ、ボクの部下になるつもりはないかな?キミなら幹部にもなれるよ」
「何故ワシより弱い奴に従わねばならん」
「それは残念、ではこのボクより強いと思っているその思い上がりを正してあげよう」
「フン」
スラッグは自身のプロテクターを脱ぎ捨て、首を回すとパワーを上げる。
フリーザはそれを見ても尚、余裕の姿を崩さない。
それが癪に障ったスラッグは、腕を伸ばしフリーザの頭を掴もうとするが態々掴まれる筋合いがないフリーザは横に避ける。
「キエェ!」
避けたと同時に腕を掴み、手刀で腕を斬り落とす。
スラッグは目を顰めたがちぎれた手に魔術をかけて、フリーザに強襲させた。
「ふぅん?キミもサイコキネシスが使えるんだね」
「貴様のと同じにするな、ワシのは魔術だ!」
スラッグはもう片方の腕も切断すると、即座に両腕を再生させ自動追尾型の腕と手数を増やした。
その何とも言えない光景に呆れた顔のフリーザだったが、スラッグの力を侮ってはいない。
「ほら、来なよ」
「調子に乗るなよ、ガキが」
魔術の腕を先行させ、フリーザに肉薄するスラッグはそのパワーを持って殴りかかる。
フリーザも尻尾で魔術の腕をいなしながら、スラッグの剛腕を受け止め横っ面を肘で穿つ。
それを耐えたスラッグはそのまま腕を伸ばしフリーザに巻き付けて捕え、そのまま地面へと叩き伏せる。
そのままやられるフリーザではない。少しパーセントを上げて拘束から抜け出しスラッグに向けてエネルギー弾を放つ。
それに紛れて突貫し、スラッグに頭突きし吹き飛ばす。
「オグッ!?」
「フフフ」
指先からデスビームを撃ち、スラッグの右脚を貫く。
スラッグは膝を突くが二撃目にダークネスアイビームを放ち、それを阻止。
ナメック星人は腕や足等は切れたら生やせるが、穿かれた肉体は元には戻せない。
右脚を斬り落として生やせば元通りではある。しかし生やすにも体力を消費する為スラッグはその選択はしなかった。
だがパワーは負けていないと密かに考えているスラッグ、だがフリーザは更なる絶望を植え付ける為に真実を話す。
「楽しかったよ、ここまでの運動は久しぶりだった」
「もう終わったつもりか?まだワシは」
「ボクはまだ数%しか力を出していないよ」
「な、何だと!?」
「さあ終わりにしてあげよう、ボクに刃向かった事をあの世で後悔するといい」
フリーザは空に向かって指を差す。みるみる内に巨大なエネルギーが肥大化していく。
禍々しいそのエネルギーはもはやスラッグの何倍も溜まっている。ここで漸くスラッグは自身の思い上がりに気づいたのだ。
「では、サヨウナラ」
瞬く間に巨大なエネルギー、デスボールがスラッグを呑み込む。
勝ちを確信したフリーザは背を向けて、宇宙船へと歩き出した。
スラッグの断末魔と地表の破壊音だけが、この星に残ったのだった。
フリーザ達が去った後、最早死の星と化した惑星にスラッグは死の淵に立っていた。
もう残り僅かの生命力しかない。それでもスラッグは怒りの形相をしていた。
「お……おのれ……だが、このまま終わると思うなっ!!グオォオオオオ!!」
スラッグは残り全てのエネルギーを使い、己の子となるタマゴを射出した。
タマゴは宙の彼方へと消えていった。そのまま宇宙を彷徨う中で適当な星へと辿り着くだろう。
「ぐっ……ククク、我が子よ……いつか必ずフリーザを殺せ。フッフッフ、ハハハハ……」
こうして有り得たかもしれない物語は終わりを告げ、新たな命が生まれようとしていた。
果たして悪の超ナメック星人スラッグの子は、どの様に育つのか……
これはまだわからない