リリカルヤンデル短編集   作:コミュニ爺

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こんにちは。コミュニ爺です。
こ…今回マジで難産でした…。フェイトそんの口調がマジで難しすぎる…。

今回はフェイトちゃん視点の日記から始まります。
誤字脱字、設定ミス、口調の違和感等ありましたら、感想欄等で遠慮なくご指摘ください。

※2026.05.09追記:読みにくく感じた部分を一部修正しました。


『Mayday!』Side:フェイト・T・ハラオウン

———1年目———

〇月×日

今日から正式な管理局の職員になったので、業務内容の整理もかねて日記をつけようと思う。正直なところ、上手くやっていけるか不安だけど、クロノや義母さんに迷惑かけないようにしっかりやらなきゃ。

 

〇月△日

今日はひどい一日だった。プレシア母さんのことで冷たく見られることもあると、覚悟はしていた。していたつもりだったけど、やっぱり応えるなぁ。でも、みんながみんなそんな目で見てくるわけじゃなかったから、少し救われた気持ちになった。そう思うと、明日からも頑張れそうだ。

 

〇月〇日

今日は同期の●●●君が書類の作り方がわからなくて困っていたから、作り方のコツを教えてあげた。事前にクロノやエイミィから、事務方の仕事についても教わっていて良かった。

誰かに感謝されるっていうのは、気分が良くなるね、なのは。

 

×月△日

今日も●●●君が困っていたみたいだから、仕事を手伝ってあげた。呑み込みがちょっと悪いけど、私が教えたことを真面目に聞いて、しっかりメモを取ってくれてるから嬉しい。なにより、彼が本心から感謝してくれてるのがよくわかるから、それが嬉しくてつい世話を焼いてしまう。一応同期入局だけど、なんだか私が先輩になったような気持ちだ。

 

×月〇日

今日は●●●君にお昼ご飯をごちそうになった。最近仕事を手伝ってくれてるから、そのお返しということらしい。見返りを求めてやっていたわけじゃないけれど、感謝の気持ちを伝えてくれて、本当に嬉しかった。これからも仲良くしたいな。

 

△月×日

今日、ある立ち話を聞いてしまった。同期の男の子たちの間で、好きな子がいるのか、という話だった…。そこまで真面目に聞くつもりはなかったんだけど、●●●君もいたからつい聞き耳を立ててしまった。

 

その、自分で言うのも恥ずかしいんだけど…彼は、私のことが好きらしい。うぅ…思い出すだけでも顔が熱くなってくるよ…。明日からどんな風に接したら良いんだろう?こんなこと相談できる人もいないし…どうしよう…。

 

◎月△日

今日は久しぶりに●●●君と話すことができた!彼も仕事に慣れてきたのか、入局したばかりの頃のように手伝う必要がなくなったからかな。最近はあんまり話せなかったんだ。

●●●君は、私のお陰で一人でもできることが増えてきたんだ、と喜んでくれていた。

おかしいな、彼がすごく嬉しそうにしていたのに、それを一緒に喜ばなきゃいけないハズなのに…

 

●●●君が私から離れて行くようで、少し嫌な気持ちになった。

 

☆月〇日

今日は、すごく嫌な一日だった。

●●●君が私じゃなくて、———先輩に仕事のことを聞いていたからだ。ここ最近、彼とは業務についてのことや、すれ違った時に雑談を少しする程度しか話せていない。

なのに、どうしてわからないことを聞くこともしてくれないの?後でそれとなく確認してみたけど、私でも十分教えられることだったのに、どうしてだろう?

 

彼が———先輩に笑顔でお礼を言っていた時、すごく嫌な気持ちになった。それ(彼の笑顔)は、私の物なのに。

だって●●●君は私のことが好きなんだから。

 

———2年目———

〇月×日

私が管理局に入局してから、今日でちょうど1年が過ぎた。でも、気分はあまりよくない。

これも全部●●●君のせいだ。初めて後輩ができたからって、浮かれて良いカッコしすぎだよ。みっともなくて見てられない。私にはそんなところ見せてくれたことないのに…。

 

彼は仕事が特段できるわけじゃないんだから、見栄を張らずにいた方が良いと思うんだ。後輩の面倒を見るのが大事なのはわかるけど、自分のことを疎かにしちゃうかもしれなくて、ちょっと心配だな。

 

〇月◎日

今日は良い日だった!17日ぶりに●●●君と話せたんだから!

しかも、1週間後に●●●君と一緒にお食事に行くことになった。日ごろのお礼と懇親も兼ねてのことだというから、とても楽しみだ。行く先もミッドで有名なお店らしい。私のためにここまでしてくれて、とっても嬉しかった。あぁ、早く☆日にならないかなぁ。

 

〇月☆日

うそつき。うそつき。うそつき。

 

〇月■日

昨日は心が落ち着かなかったから、日記の体をなしていなかったので、今日の分で仔細を書いていこうと思う。

 

昨日のお食事は、後輩を何人か誘っての懇親会のようなもの、だったらしい。●●●君が後輩のみんなが職場の雰囲気に馴染んできたから、もっと仲良くなりたくて企画したそうだ。

優しいのは、彼の美徳だと思う。思うけど、だとしたらどうして、私に意地悪くするんだろう。私は、二人っきりでお食事に行けると思って楽しみにしてたのに。久しぶりに●●●君と一緒にいられると思って張り切ってたのに。なんでだろうね、私のことが好きだって言ってくれたの、嘘だったのかな。

 

×月△日

嘘じゃなかった。やっぱり、●●●君は私のことが好きなんだ。嬉しいなぁ。

彼が目をかけている後輩の子から聞く限り、彼は優しく面倒見が良いが、少しズレたところがあるようだ。気遣いのつもりで的外れなことをされたらしく、その子も少し困っていたみたいだ。

 

ということは、やっぱり●●●君はまだ私のことが好きなんだ。きっと私に良いところを見せたくて、この間は無理をしてまで後輩のみんなに奢ったんだろう。そうだ、きっとそうに決まっている。やっぱり●●●君を支えられるのは私だけなんだ。

 

×月〇日

今日は最高の一日だった!ちょうど1年前に彼と一緒に行ったお店で、また二人っきりでお食事ができたからだ。あの時は私がごちそうになっちゃったから、今度は私がお金を出した。彼には渋られたけど、あの時のお返しということを強調したら納得してくれた。

 

またこんな風に、彼と一緒にお食事をしたり、お買い物に行ったりしたいなぁ。

 

☆月×日

最悪だった。次の休暇が被るから、●●●君に一緒に出掛けないか誘ったのに、先約があるからと言って断られてしまった。その場は仕方がないと言って取り繕ったけど、すごく胸がモヤモヤする。

次の休暇が被る日に埋め合わせをしてくれる、ということになったけど、こっちが勇気を出して誘ったのにあんまりだと思う。しっかりエスコートしてもらわないとね。

 

———3年目———

〇月☆日

●●●君が、異動になっちゃった。まだ、埋め合わせをしてもらってないのに…。

今までのように顔を合わせられる機会も減るだろうから、正直なところかなりショックだ。それに、彼は幾分マシにはなったとはいえ、仕事ができる方ではない。新しい部署で馴染めるのかが心配だ。

 

~~~n年後~~~

 

◎月〇日

彼に、会いたい。会いたい。会いたい。

会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい

 

~~~そして現在へ…~~~

 

「あはっ、懐かしいなぁ…♡」

 

———君を再入局させて(・・・・・・)しばらく後、部屋の掃除をしていたら懐かしいモノが出てきた。気になるところだけ流し読みしてみたけど、思った通り彼のことばかり書かれていた。彼には私がいないとダメなように、私も彼がいないと耐えられないということがよくわかったと思う。

 

「そ、そこまで思ってくれてたのは嬉しいが…同居するんなら、もう少し段階を踏んでだな…」

「段階?なんの?」

「なにって、そりゃお前…。その…か、彼氏彼女になるとか、こっ…ここっ恋人になってから、とか…」

「もう、何言ってるの?———私たち、好き合ってるんだから何の問題もないじゃない♡」

「いや、俺は別に…。その…む、昔の話、だし…」

「もぉ~っ、相変わらず照れ屋さんなんだからぁ~♡———そ・れ・にぃ♡」

 

———キミが一人じゃダメダメなのと一緒で、私も、キミがいてくれないとダメなんだよ?

 

そう伝えると、彼は心底驚いたような、何か言いたげなような、そんな微妙な表情を浮かべた。視線が合い、数秒後。彼は溜息をついて目を伏せると、大きく深呼吸。顔を上げ、言葉を紡いだ。

 

「———フェイト・テスタロッサ・ハラオウンさん、僕とお付き合いしてください。できれば、こんな不健全な感じじゃなく、ごく普通に(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

「は、はい…。———こちらこそ、よろしくお願いします」

「———それはそうと、管理局で働くのだけはもう勘弁してくれ…」

「え~?———ふふっ、それはダ~メ♡」

「ひでぇ!?」

「ふふっ、あははっ!」

 

きっと私は、今までで一番の笑顔でいられたことだろう。

私、フェイト・T・ハラオウンは、今が一番幸せです。

 

~~~数秒後~~~

 

「ところで、どこが不健全なの?」

「見りゃ分かんだろ!?両手足を縛りあげるのを健全とは言わねーんだよ!」

「むぅ…バインドだもん。手錠とかじゃないからセーフだもん」

「んなわきゃあるかーっ!?」

 

それでも本気で抵抗せずに受け入れてくれる、そんな彼が大好きです♡

 




キミをなくす日のことを 想像してはもだえてる
なんだかあぶない

メーデー! 心と体が 悲鳴をあげている
異常発生 自分に正直に たずねてごらんよ
Baby, それが勇気ってもんです
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