超かぐや姫の世界に転生してしまったので... 作:大塩tune八郎
オリジナルの設定が含まれるので苦手な方はご遠慮ください
最終話になっちゃいました。意外と早く終わってしまった。
評価・感想お待ちしております。
頭....痛っった......
それになんかすっっごく気持ち悪いんだけど.....
かぐや!どういうこと?! 騙したの!
え?名前?私の名前は"めぐみ"でしょ!
そんな、こと....よりも....
あれ?
記憶....戻って.....
私今、かぐや...かぐやって言ったよね...!
あのかぐや? 騒がしくて、元気で、太陽みたいなかぐやだよね...?」
「うん...! そうだよ」
ぐしゃぐしゃの泣き顔でかぐやがそう返答する
あ、ああ゛ぁ....
こんな事が....ありえるだなんて....!
もう、戻って来れないって...一生このままだって、覚悟、してたのに....!
体が自然と動く。
今はもう、命令させずとも飛び込める、
「かぐやぁ....かぐやあぁ!!!!」
大好きな人の元へ。
「おかえり....ッ!めぐみ....!」
「ただいまッ..! .....かぐやッ、あ゛いた゛ッがった゛よぉッ....!!!」
何千年ぶりに感じる、喜び、感動、音、色、そして...
私を心の底から思ってくれる大切な人。
その置いていった全てが今、ボロボロの私を全力で迎えてくれた。
ーーーー
「かぐや、何歳になったの?」
「んうぇ!?今聞くこと、それぇ?」
「いや、なんとなく大人びてるなぁって」
「...ふーん、やるじゃん」「なにが!?」
私はかぐやが乗ってきたたけのこ型の舟に乗りながら談笑をしていた。
「まあ、いいや。それよりも。彩葉、元気にしてる?」
「あー、それがねぇ....」
かぐやが言うには私を連れ帰る計画は、かぐや・彩葉・ヤチヨの3人で行く予定だったらしいのだが....
「いい歳してるのに......嬉しすぎて夜寝れなくて......寝不足で来れなかったって.....彩葉.....w」
「...フッフフw.....ふアハハハハッハッwww」
まさかの寝不足で来れなかったらしい....
ダメだ....笑っちゃいけないのに、すっごい面白い....w
「ひーw面白ーw可愛いかよ....w 可愛いんだったわ」
「うわ、急に冷静にならないでよ」
「ちなみにヤッチョは?」
「彩葉1人にすると無理して来ようとするから見張り番させてる」「なるほど」
かぐやから2人のことを聞いて少し安心する。
私の行動は、意味の無いことではなかったって
かぐやに抱きつきながら、そう思った。
.....そういえばどうやって月まで来れたんだ?
「ねぇかぐや。どうやって月まで来れたの?現実からだと難しいよね」
「ふふん、よくぞ聞いてくれたねめぐみきゅん」
「きゅんて」
鼻を伸ばしながら誇らしげに語り始める
彩葉がやったことなのになんでこんなに誇らしげ...?
「まず、めぐみが残してたあのファイル。それを使って私を電子世界に移行させたの」
「え、それかぐやの身体大丈夫なの?」
「そこはヤチヨと私でちょちょいってして安全にしたんだ♪」
ていうか、かぐやも一緒に作ったんだ。まあ、犬DOGE作ってたし、いけるか
「その後は、ツクヨミからめぐみの手首につけてる" それ "を頼りに月まで飛んできた!って感じかなぁ〜」
「おあぁー....」
変な感嘆の声が出てしまった。
まさかかぐやから貰ったブレスレットが私を救うだなんて、
なんだか運命じみたものを感じる。
というか、ざっくりしてる説明だけどやってることはとんでもないのでは?
実質的な意識の転送を行来できるようにしてることになる。
普通にSF以上の技術だ。
「凄い技術開発したもんだね....彩葉ってここまで天才だったっけ...?」
「ノンノン....お嬢さん....これを完成させたのは彩葉じゃなくて...!」
胸を張って、両手の親指を自分の顔に向けて言い放つ
ま、まさか.....
「私が!製・作・者なんです!」
なん......だと.......!
「か、かぐやってそんなに賢かったっけ...?」
「ぶー、ちゃんと東大行って、研究所の副所長なんだよー?」
まじかよ。
かぐやが言うにはあの後、私を連れて帰るために彩葉と勉強
し、東大へ入学。4年間私の技術を研究した後、彩葉と共に研究所を作り、約5年の歳月をかけて完成まで漕ぎ着けたそうだ。
え...っと、ごねん...?たったそれだけで....?マジでかよ。
かぐやは続けて言った、
「約束したじゃん、ハッピーエンドに連れてくって。めぐみがいないと、楽しくないよ」
ああ、過去の自分を殴れるなら殴ってやりたい。
こんなに私を思ってくれてる人を忘れるだなんて。
なんて酷いやつだ。あ、私か。
舟が動きを止める、入口が現れて懐かしい音が聞こえてくる。
ああ、夢じゃないんだ。
「めぐみ」
「ん?どうしたの」
「ありがとう、私の事、救ってくれて」
「何よ。そんな改まって言うキャラじゃないでしょ」
そうだね。と返答するように、かぐやが私の両手をとる
「帰ろう。私たちの家へ」
「...うん」
きっと今この世界で一番笑顔で、暖かくて、幸せなのは私だ。
もう、大丈夫だ。
笑顔を取り戻して、光が満ちている場所へ、
私は前へ1歩、踏み出した。
ーーーーー
[ 現在地:ヤチヨの私室 ]
私は今、鬼の形相の彩葉の前で正座をしている。
おかしい....私の予想だと暖かく迎えてくれるはずだったのに...!
「んで? なにか言うことがあるよね?」
ヒッ...
身体があまりの圧にビクッと反応する
「た、ただいま.....?」
「違うでしょ!!!!」
ヒンッ....
部屋のわきで見ているかぐやとヤチヨにコッソリ目配せをする。
あ!そっぽ向かないでよ2人とも....!
「おい」
「はい....」
こんなに緊張したのは電子体になる装置を起動するとき以来だ。
「心配かけて.....すみませんでした....」
「.....」
彩葉の方をチラッと見る。
「......はぁ。....バカ...」
「....っ!」
彩葉は軽く溜め息をつき、腕組みを解いて私の髪を優しく撫でる。
感触はないはずなのに、優しく、でも少し震えてる気がした。
「.....ずっと、心配してたんだよ....! 」
「めぐみが私のために連れていかれたって聞いた時からずっと、苦しかったんだよ...!」
「彩葉....」
「もう....二度と、どこにも....行かないでね.....! 大バカ野郎..!」
あ゛あぁ....大丈夫って...思ってたのに....
涙....止まらないよ....
「ごめんね...! 心配かけたよね..! もう、どこにも行かないから....ごめんねぇ....!」
ただ今は彩葉に謝り続ける。
冷たい表現とは裏腹に暖かくて優しい感情がこの部屋をポカポカと満たしていいる。
ーー
「めぐみってどこまで未来のこと知ってるの?」
ひとしきり再開を喜んだ後、私は彩葉から質問攻めを受けていた。
「あと、どうやってスマコンにあの技術詰め込んだの?」
「あと、旧アパートにあった本の数なに?」
「あと、秘蔵の彩葉写真集ってファイルのPIN教えて。消すから」
「あと....「ちょっと待って彩葉、パンク、パンクしちゃうから」...」
とんでもない弾幕だ。それに後半は私のプライベートじゃないか。
「まあまあ彩葉、今日はこれぐらいにして」
「かぐやお腹すいた〜」
ヤチヨとかぐやが彩葉をなだめてくれる。
そういえば私の肉体ってどうなったんだろ
「ねぇ彩葉。私の身体ってどうなったの?」
「え、あー....その.....心臓停止しちゃって、もう骨粉に....」
「あ.....」
気まずそうに彩葉が答えた。まあ、そっか。
少し残念だがしょうがない。
「彩葉がスペアボディ作ってくれるから大丈夫か」
「なんで知ってるの!?」
「彩葉ならそうするかなって」「えぇ...」「ホラーかな」
「愛があればなんでもできる!!」
3人が人を見る目で見てくれない。ぴえん
すると急にヤチヨがよそよそしく、
「あ、あのさ。めぐみ」
「ん?」
「ありがとう」
何も詳しく言わず、ただ『ありがとう』と。
でも、なんとなく理解できた気がする。
「ううん。ヤチヨの協力があったおかげだよ」
「じゃなきゃここまで来れなかったから」
驚いたような、安心したような、ハッとした表情をしたヤチヨは
可愛い袖を胸まで持ってきて愛らしく、
「エヘヘっ..」
ただ嬉しそうと笑った。
おぉぉう.....。
「かわいすぎ」「これがメスの顔ってやつ?」
かぐやと彩葉も同じような感想らしい。
当の本人は恥ずかしそうにオヨヨとか言いながら顔を覆っている。
フゥ-.....空気うめー
この空気をまた死ぬまで吸い続けれると思うと、ワクワクが止まらない。
4人で、みんなで、どうか最後まで。
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約5年後の某日------------------
『みんなぁぁ!!!!!!ついに....ついにこの日がやって来たたぞぉぉぉ!!!!!約10年前、突如消えたかぐや・ヤマトの復ッ活ライブ!!!!!最高の歓声で迎えてやれぇぇぇ!!!!!!』
『うおおおおおおおおおおォォォおおお!!!!!』
「相変わらず声でかいなぁ...」
とてつもない熱が会場を支配している。
慣れないなぁ。このヒリヒリする感じ。
私は今、現実世界の地に足をつけて舞台幕の前で開始時刻を待っていた。
隣にはライブ衣装のかぐやと彩葉、ホログラムのヤチヨがいる。
「まあ、10年ぶりのライブだし....ねぇ」
「ヤッチョは先週ぶり〜☆」
「私も正確に言うなら数百年ぶりか?」
「もしかして10年ぶりなのかぐやだけ!?」
そんなことを言いながら互いに緊張をほぐす。
....いや、3人ともあんまり緊張してなくない?
「まだまだめぐみは若いねぇ〜」
ヤチヨめ〜
するとイヤホンから時間がきたことを伝えられる。
『時間です。10秒前!』
4人で手を繋ぐ。固く、もう離れることはない。
「それじゃあ、行こっか」
「楽しんでこぉ〜☆」
「ぶちかますぜ!!」
「程々にしてね」
足を揃えて舞台へ駆け出す。
「「「「せーのっ!!!」」」」
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フフ、これが私の転生物語。
え?最後の方曖昧じゃないかって?
いいのいいの。これでおしまい。
題名かぁ....そうだな...
こんなんしか思いつかないけどいっか
この物語の題名は.....
" 超かぐや姫の世界に転生してしまったので..."
『んー、蛇足ぅ〜』
『フフッ』
『---------------アハハハハハ!!!!!』
お終いです。
初めてのシリーズで完走できるとは思っていませんでした。
ハーメルンでも投稿し始めて、多くの評価をしてもらって、
とても励みになりました。
ご愛読していただき、ありがとうございました!
まあ、まだエピローグあるんですけどね