超かぐや姫の世界に転生してしまったので...   作:大塩tune八郎

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これはpixivで連載しているものです
オリジナルの設定が含まれるので苦手な方はご遠慮ください
これでお終いです。
楽しかったぁー


エピローグ:□□□□□□□□□□

 

私の名前は和福 恵

どこにでもいるただの、

 

人造身体プロトタイプMGM型・肉体年齢設定28歳・内精神40歳と□00歳

酒寄研究所第2副所長兼ツクヨミライバーヤマト

 

そんな私は今、凄い物を作った。

それはもう凄い。SF映画とためを張れるぐらい凄い。

研究所の離れに、自分で稼いだお金全てをつぎ込んで作ったのは.....

 

「こちらです....」

「何..これ...?」

「めぐみ...もうちょい機械の形どうにかならんかったの」

「舟のほうがカッコイイよ、これ」

 

彩葉、かぐや、ヤチヨの3人にお披露目したのだが、見た目への文句しか言ってくれない。こんなにも美しい見た目をしているのに....

 

「ふん、この形の良さが分からんとは....まだまだだな...!」

「はよ説明して」「はい」

 

彩葉に急かされ、説明を始める。

 

「こいつで出来ること。それは.....」

 

 

「多次元世界の過去と行来することが出来るのです.....!」

 

 

「「「.....」」」

 

 

ポカンと「何言ってんだこいつ」という目線をひしひしと感じる。まるでかぐやがヤチヨに宣言した時の視線のようだ。

ジト目の彩葉が呆れた声で質問をしてくる

 

「それ作って、何する気なの?」

「よくぞ聞いてくれました、拍手」パチパチパチ

「今日なんかテンション高いね」「多分徹夜のせいでしょ」

 

そこ!適当言わない!

 

「ん゛ん゛ん....これを作った理由とはですね..........」

 

タメを作ってドヤ顔で自信満々に、大胆に宣言する。

 

「私を、突き落とすためです!!!」

 

「「「.....」」」

 

少し考えた表情をした3人。

するとかぐやが目を見開きながら私を抑えつけようと突撃してくる。

 

「だめだめだめぇーーー!!」

「うわっ、ちょっ、あぶな」

「何するかわかった、それはダメ!」

 

他2人もかぐやの反応を見て気づいたらしい、顔を青ざめながら私を止めようと突撃してくる。

 

「めぐみ、ダメだよ。それだけは絶ッ対ダメ。許さないから」

「めぐみ、許さないよ。もう口聞いてあげないよ?」

「ちょっと、待って、話を聞いて....」

 

かぐやと彩葉に押さえつけられ、怒り声のヤチヨが脅してくる。アッチョチカラツヨ...イタ

 

「別に、これは...殺しとかじゃなくて、やらなきゃ、いけない、ことだから....だから、HAッ☆NAッ☆SEッ!!!」

「かぐや、彩葉!頑張って!絶対緩めないで!」

「めぐみの考えてることぐらいわかってるちゅうの...!」

 

うおおおおおおおおおお!!!離せぇぇぇぇええ!!

 

「私は、過去の、自分を、超えなきゃ、いけないんだぁぁぁぁぁ!!!彩葉やかぐや×2のためにもぉぉぉああ!!!」

 

「「「そんなお人好し行動しなくていいから!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー

 

ゼェゼェ...

 

「やるじゃねぇか...! でも、今回は、私の勝ちだぜ...!」

 

衰えを知らないこの身体に感謝だ。

彩葉とかぐやを無理やり引き離し、装置を起動させた私。

カプセルの中に入り、行き先と年代を指定する。

 

「めぐみダメ!行かないで!」「クソッ、開かないようになってる...!」「口聞いてあげません」

 

3人から文句タラタラな私。モテモテだな、うん。

 

《システムチェック完了。先行物体到着。準備完了》

 

システム君が装置発動準備OKをアナウンスする。

こっちからしたら10秒後ぐらいには帰ってきてるけど...

まあしとくか

 

「じゃ、行って帰りまーす」

 

「「行くな馬鹿野郎!!!」」

 

こうゆう時は息ぴったりなんだよな、この2人。

 

 

────────────────

 

 

────────────

 

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────

 

....

 

「おお、着いた着いた」

 

気が付くと懐かしい駅ホーム来ていた。

当時はデカめの駅だと思ってたが今見ると小さい駅なんだと感じる。それに、

 

(みんな今とファッションセンス違うな〜)

 

それもそうだ。10年以上。しかも別世界なのだから。

みんな顔の造形が深い。こっちが薄すぎるだけかもしれんが。

 

ああっと、いかんいかん。私のこと探さないと。

 

滞在時間をできるだけ短くするため、あの瞬間の数分前にセットしたのだった。

1歩1歩懐かしい視界を味わいながら、自分を探す。

 

お母さんは元気だろうか。

はなちゃんはまだ寝てるだろうか。

 

そんなことを考えながら夕日に照らされているホームを歩く。

そして、

 

「.....」

 

過去の自分を見つけた。

 

 

ああ、今みるとダサい格好してるなぁ...

 

 

【〜〜♪この後、1番線に〜行きの快速列車が〜】

 

乗るはずだった電車の予告が流れ始める。

過去の自分は席を立って黄色い点字ブロックまで近ずいていく。

 

私はきずかれないように、そっと、息を殺して、背後に立つ。

 

 

 

 

 

輪廻というのは残酷だ。

壊した当人に、それを直せと言わんばかりに材料を手元に揃わせてくる。

そして、それを理解していても好奇心が優先されてしまう。

 

 

そっと、手を背中に当てる

 

「君なら、大丈夫だ」

 

そう静かに言い放ち、

 

確実に落ちるよう全身で押し込んだ。

ふわりと落ちていく自分。

 

ふとその瞬間、過去の自分と目が、

 

あ...

 

合った気がした。

 

...

────────────────

 

 

 

────────────

 

────────

────

 

 

「....!....gみ!」「...!....mぐみ!」

 

 

「めぐみ!めぐみ!」「大丈夫?息してる?」

 

 

「んぁ?」

 

気が付けば私は元の世界に戻ってきていた。

かぐやと彩葉が熱烈に帰りを歓迎してくれた。

 

私は、問題なし。ヤチヨも大丈夫そうだ。

カプセルから出て、装置を見る。

 

「お勤めご苦労さま」

 

1回限り、まあ成功確率は10000%だからあんま心配してなかったが。

 

「何がお勤めご苦労さま...よ!」

「こっちの気も知らずにさぁー」

「ふんッ」

 

彩葉とかぐや、そしてヤチヨがプンスカ怒りながら理由を聞かせろっと言う感じで見てくる。

まあ、いいけど...

 

「ヤチヨが消えてない理由、確か世界線が別れたetc..のこと前言ってたけど。やっぱ違ったのよ」

「ふーん、違ってたのかぁ」

「Yes, んで、どうしてだろ〜って考えた結果...」

「私が輪廻の輪を崩した影響で小さな輪が沢山できたんじゃないかって思ったわけ」「ほう」

「でも、その今私たちがいる小さな輪の先端が、始まりの場所。つまり、私が転生してくるって場所にまで辿り着けなかったら全員消えちゃう!そう考えたわけなんですよ」

「だから、そのためにはこれ作らないといけなかったし」

「過去の私を誰かが殺s....救ってやらなきゃいけなかった」

 

「だから、しょうがない」

 

そう整然と説明した。すると、彩葉が...

 

「...めぐみ」

「ん?」

「今度から離れ付近に立ち入るの禁止ね。あと、位置共有のアプリも義務として付けるから」

「......へ?」

 

個人の自由って知ってますか...?

彩葉が完全に重い女行動で自由を無くしてきた。

目がガチだ。あれはどう頑張っても折れない目をしてる。

 

「異論あるかた、挙手をお願いします」

 

すぐさま一縷の望みをかけて手を挙げる。

 

「はい!個人の自由を尊重するべきです!」

黙れ。ここは私が法律だ。楯突くな」

 

んな理不尽な。

ドスの効いた声で私の異論は叩き落され、

 

「賛成が過半数なのでこの条項は可決です」

 

私の個人の自由は亡くなってしまった。

くそう、この離れでサボるのが一番バレにくいのに....!

 

「めぐみ、かぐや今日から1週間一緒に寝てあげないから」

「ふん、反省するまで口聞いてあげなーい」

 

月姫コンビからもこの風当たり....トホホ

真面目に仕事するかぁ.....

 

「あとそれ、解体しといてね」

 

そう彩葉が言い残し、

3人はスタスタと自分の持ち場に戻って行った。

みんなが帰ってしまって、トボトボと萎れた顔で解体する準備を始めようとした時、

 

ブブッ

 

メールが届いた。

スマートフォンを開くと、

 

『ありがと』

『めぐみ、ありがと!大好き!!』

『べ、別に感謝なんてしてないんだからね...!』

 

3人から感謝を画面越しに伝えられた。

1人確実にふざけ倒してるやつがいるけど関係ない。

これもこの7、8年間で培われた関係性だ。

 

 

「...感謝したいのは私の方なんだけどな」

 

 

ポツリと呟く。

つまらなかった人生に彩をつけてくれたのは間違いなく彩葉とかぐや、ヤチヨの3人のおかげだ。

この結末に辿り着けたのも。

私が今、幸せに満ちていることも。

この世界が作られたのも。

全部、彼女らのおかげだ。

 

 

 

 

 

 

「ありがとう。大好き....」

 

そう思いながら、退勤時間まで作業を続けた。

きっと今までも、これから先も、変わることの無い、

この気持ちを抱えながら....

 

 

 

 

 

 

~エピローグ:4人のハッピーエンド~




ご愛読ありがとうございました。
後日談のような小話をちょくちょく更新するつもりなので
お時間ある時に読んで貰えれば幸いです。
評価・感想お待ちしております。
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