アイツいると味方陣営でも碌ことしない。
『よし、これでファイズとカイザのベルト取り返したぞ』
北崎くんがラキクロ倒してベルトの奪還に成功しましたね。
これでサイガだけでなくファイズとカイザにも変身出来ますね。しかもデルタギアは分解されることなく残ってるのでデルタにも変身出来ます。
あと一つ手に入れたらファイズライダーコンプリートです。好きなライダーになれます…というわけではないんですよね。
けどこのベルトを使う事はありません。サイガが上位互換な上にまだ強いベルトが一つ残ってますから。
『待って、そのベルト返して!』
おっと、真理が草加のサイドバッシャーのサイドカーに乗って来ましたね。
ベルトの返還を要求してますが何の見返りもなく聞く義理はありません。
女なら相応の頼み方を知ってるだろう?(ゲス顔)
『うん、いいよ』
『え?そんなあっさり…?』
草加にカイザギアを、真理にファイズギアと、ソレゾレ投げ渡します。
さっき言った通りサイガは二つのベルトの上位互換です。ファイズとカイザに変身しても意味がありません。
部下に渡すという選択肢もありますが、オルフェノクとしての戦い方に慣れてるから今更ライダーに変身するメリットがありません。
ベルトの戦い方と武器に慣れた主人公サイドたちに使って貰う方が効率的です。
だから返してやった方が恩も売れるので一石二鳥です。
『あ、ありがとう。代わりになるものは今渡せないけど…』
『じゃあ、聞きたいことがあるけどいいかな?』
初手で好印象も与えられたので流星塾陣営とコミュを取りましょう。私たちはメタ視点で情報は無いこと知ってますが、北崎くんは知りませんからね。
まあここはスキップでいいしょう。いつも通り早送りで。
ではその間にこのルートの流れを説明します。
北崎くんの目的は花形を殺す事です。彼にとっては自分達を利用した怨敵であり、この物語の全ての元凶といってもいい相手ですからね。
対する流星塾の面々は育ての親ですから反対しますが…。
『僕もアンタらも利用されたんだよ!アイツは存在するかも分からない王とやらを生み出す為にアンタたちを育てた!あの日、アンタたちを殺すよう指示したのもアイツなんだ!』
『そ、そんな…!?ウソよ!お父さんがそんなこと…』
『嘘じゃない!俺はアイツから直接聞いた!全てはオルフェノクの未来の為にってな!アンタらはアイツにとってはただの実験動物だったんだよ!』
実際は情みたいなのが沸いてるっぽかったのですが、結局計画は実施しましたからね、あのヤギ。本当に自分の子供同然だと思ってったらやってません。だから実験動物扱いというのも強ち外れではないんですよね。
『そんな…そんなこと……』
『あの男のやり方だ。さも善人のように振る舞って利用するだけ利用して役目が終えたらポイ。そうやって僕もアンタらも利用してたんだよ』
『じゃあ、何でこのベルトを私たちに届けたの?』
『…僕の仮説だけどいいか?』
お、これは知らないシーンですね。
『多分、あの男は本当にオルフェノクが存続するべきか迷ってるんだと思う。だから君たちに力を渡してスマートブレインとぶつけ、どっちが生き残るにふさわしいか決めかねてるんだよ』
『な、何よソレ!?じゃあ私たちはオルフェノクと人類の未来を決めるためのゲームの駒ってこと!?』
『そういうことだ。如何にもあの男が考えそうなことだ』
なるほど、つまり人でありながらオルフェノクの記号を持つ流星塾メンバーにベルトという戦力を渡す事で人類代表に仕立て上げ、スマートブレインをオルフェノク代表としてぶつけることでどちらが生き残るべきか決めようという事ですね。
劇中では花形の行動には色々と矛盾があって舞台装置のようでしたが、そう考えると一応の筋は通ります。
最初はオルフェノクの存続を考えてたけど、力に溺れたり悪の道に走るオルフェノクが多すぎて本当にオルフェノクは人類の進化した種か疑わしくなったと。更に寿命問題もあります。だから滅ぶべきなんじゃないかと思ってしまった。
しかしいきなり反対の路線に変更する事に躊躇があるから、ゲームというか儀式というか、こんな手の込んだ回りくどいことをしたと。
うん、当事者からすればふざけるなって話ですね。
『だから俺はアイツだけは殺す、何がなんでもな』
『………待て、父さんを殺すのは俺達だ』
『レオにも勝てなかった君が?』
ハイ、予想通り草加が突っかかってきましたね。
『第一、まだ父さん呼びしてる時点で覚悟ないんじゃない?そんなんでホントに殺せるの?』
『黙れ。薄汚いオルフェノク風情が偉そうに言うな!』
あ~もう本当にこれだから草加は(呆れ)。力の差も理解してないようですね。
『やめなさい草加くん!さっき助けてもらったばっかりでしょ!』
『け、けど真理コイツは…』
『あれ?そういえばファイズは?確か乾巧って人が変身してるんだよね?』
おや?確かにたっくんの影が見当たりません。もしかしてはぐれたのかな?
『巧は…今いないんだ』
『いなくていいよあんな裏切り者』
ここはややこしいので少し説明しましょう。
実は前にラキクロと村上の総攻撃を受けた事でファイズとカイザは負けてしまい、たっくんがオルフェノク化して撃退しました。しかし仲間にオルフェノクである事とソレを黙ってたことで不信感を買ってしまい、ベルトを置いて出て行ってしまいました。
しかも真理が流星塾同窓会襲撃事件の記憶が曖昧な中、たっくんの正体であるウルフオルフェノクを見たって言ったから余計に面倒なことになってます。
まあ、ソレでも普通なら真理や菊池啓太郎もたっくんがオルフェノクであることにショックは受けつつもそ立ち直ってまた受け入れるのですが、草加が余計なこと吹き込んだせいで拗れてしまったんですよ。
そこんとこは草加ですからね。パラロスの前日譚では草加の策略によって三原デルタは負けてデルタギアを奪われましたからね。で、奪ったデルタのデータを元に帝王のベルトが完成し、片割れであるサイガに負けて殺されたのですから。自業自得ですね。
『もしかして狼型のオルフェノク?確か報告では逆に助けようとしていたって聞いたけど』
『え!?どういうこと!?』
さて、ここで真実を話しましょう。たっくんは通りすがりで、むしろ流星塾の面々を助けようとしたと。そして襲撃者の一人を倒したことを。
実は襲撃者の中でも流星塾の孤児たちが人体実験の為に利用されたと後から知って憤った者もいます。そういった者たちが北崎一派にリークしたことで発覚しました。
しかし今は何っても無駄です。なにせ草加がいるのですから
『騙されるな真理!そんな証拠何処にもないだろ!』
『草加くん失礼なこと言わない!助けてもらった上にベルトも取り返して貰ったでしょ!?』
「だからって信用しすぎだ!ソイツはオルフェノクなんだぞ!』
真理ちゃんが止めに入ってる間に退散しましょう。
ぶっちゃけ彼らと組んでも得はありません。
ベルト争奪戦では新参者ですが、戦力も組織力もこちらが一番ですからね。
ですから組織らしく人を使いましょう。
『あ、もしもし澤田さん?治療中悪いけど流星塾の面々に接近して守ってくれない?定期報告もよろしく』
『…分かった。ピンチの時は応援部隊をよろしく頼む』
『勿論。飛んでいくよ』
澤田を使って繋がりは保ちましょう。
彼はオルフェノクとはいえ流星塾出身です。襲撃事件の真実を知ってるどころか当事者なのでたっくんの誤解も解いてくれるでしょう。
そしてメインキャラを守る戦力でもありパイプ役でもありスパイでもあります。いや~、ホントに便利な人スカウトしたわ。人殺しに手を染める前に引き込めて本当に良かった。
まあ、草加がいるので大分難儀しそうですが。というか澤田も真理のこと好きだから絶対何か仕掛ける。
けどソレを何とかするのは澤田くんの仕事なのでこちらには関係ありません。援護はするがあくまで援護だけです。なのでドロドロ昼ドラは任せて苦しんでもらいましょう。
『じゃあ後は任せたよ』
通話を切ってサイガフォンをベルトに戻します。
フライングアタッカーを操作しながらサイガフォンで通話するのは一見シュールですが、令和の今なら免停食らいそうですね。フライングアタッカーに免許あるかは知らないし、どうせ無免許だと思いますが。
話変わるけどコイツ運転上手いな。原作でも初めて運転した筈のジェットスライガー乗りこなしてたし。
ということで今日はここまでです。ありがとうございました!
ラキクロメンバーはもういないので後は村上だけですね。