【しかし、貴様らはどちらも稀な存在のようだな。】
「そうなの?」
【あぁ、我が『勇者』に300年前に此処に封印される前から転生する者もいれば、異世界から転移してくる者もいた。が、
首を傾げながらそう尋ねる私に竜さん…『暴風竜ヴェルドラ』さん(名前を教えてもらった)は腕組みしながら、まじまじと私を見ながらそう答える。
「うーん……私達がいた世界では割と
【え?いるの?妖怪!?】
【ちょっと待て。スライムよ。何故、貴様が驚く?同郷なのだろう?】
「まぁ、私達の世界の人間でも大抵は視えないし話したりもできないからね。私は小さい頃に死にかけたからか、こっちに転生してくる直前まで視えてたし話もできてたけど。」
【まさかの霊能JK!?】
【ふむ。悪魔や精霊のような精神生命体みたいなものか……因みにどのような妖怪がいたのだ?】
「うーんと、『踏み切りで切断されて死んだ後、他の人を同じ目に遭わせようと彷徨う下半身のない少女の霊』とか『質問の答え次第では殺すか口を引き裂くかする口が裂けた女の人』とか『家で一人でいる人に電話を掛けながら近付いていって、最終的には呪い殺す少女』とか……」
【わぁーっ!わぁーっ!聞きたくない!聞きたくない!特に最後のやつが前世独り身だった俺にとって恐ろしすぎる!!】
【聞いた我が言うのもなんだが、なんだその
私がそう答えるとスライムさんとヴェルドラさんが震えながらそう言う。
三人とも、生前の私の友だちで良い子達なんだけどなぁ……
※今、上げた三人の妖怪達は少女の死亡後、少女を虐げた者達に報復しています。by作者
「っとそうだわ。ヴェルドラさん。さっき、異世界から転移してくる者もいたと言ってたけど、その中に『博麗霊夢』……こっちではレイム=ハクレイって言った方が良いかしら。がいなかったかしら?」
【博麗霊夢!?東方の主人公じゃねぇか!?】
「私が聞いているのは同姓同名の実在する別人のことよ。本人とはそのことで盛り上がりはしたけど。」
【だとしても凄ぇっ!!】
「霊夢お姉ちゃんは私の生前の四年くらい前に忽然と消えたの。それこそ『神隠し』に遭ったかのように……さっきのヴェルドラさんの話を聞いて、もしかしたらと思ったんだけど……」
【ふむ……レイム=ハクレイたる女子か……すまぬがわからぬ。先も言った通り、我が『勇者』に封印されたのは300年も前の話なのだ。それ以降の
「……そう……」
【あぁ!落ち込むのはまだ早いぞ!スキマ妖怪よ!!その者がお主の前から消えたのが四年前でこの世界に転移しているのなら、まだ『希望』はある!!】
「!?本当!?」
【うむ!現地民と違って転移者は強力なスキルを獲られやすいと聞くし、更に『仙人』や『聖人』等といった上位の存在に至っておれば、逢える確率は群と上がる!!】
「そう……よかった……」
【よかったな!紫の嬢ちゃん!!】
「紫の嬢ちゃんって……まぁ、いいか……」