宇宙人の力ってすげー!   作:そこらの一般人

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ベン10のエイリアンの中で初代のアップグレードは一番好きかも。なんかずんぐりしてるの可愛さがあるね。



ケビン11

久々の3連休二日目、飛鳥はルミナスクエアと郊外の間にあるゲームセンターに来ていた。

 

飛鳥「昨日は大変だったなぁ〜今日はうんと遊ぶぞ。」

 

昨日飛鳥は10種類全てのエイリアンに変身し名前を付け能力を確認していた。たまに選んだエイリアンと違うのが出て結構苦戦していた。

 

ここのゲームセンターは新エリー都で一番格安で遊べるのだ。一般的なゲームセンターは1Play100ディニー、しかしこのゲームセンターは1Play10ディニーなのだ。まぁそのせいか不良みたいな客が多かった

さっそく飛鳥はアーケードゲーム[マッハ25]をプレイしようとするもコントローラーが反応せず直ぐゲームオーバーになった。

 

飛鳥「すいませーん!このゲーム故障してます!」

 

店員「注意書き見てないんですか?ゲームをする時は自己責任でプレイを。」

 

とんでもなく塩対応な店員に思わず愚痴を言う。

 

飛鳥「ぼったくりじゃねぇか!汚いぞ!」

 

「その通り、最低のゲーセンだ。」

 

すると後ろから声が返ってくる。

 

飛鳥「だな、でもあの店員の口臭よりマシだ。シュールストレミング顔負けの臭さだ。」

 

「面白い事言うじゃねぇか、これは貸しだ。」

 

その男がゲームの媒体に触れると電気が流れた音がしてコインがジャラジャラ出てきた。

 

飛鳥「すげー!どうやったんだ?」

 

「ちょっとしたパワーさ。」

 

飛鳥「ありがとう、俺鳥駝飛鳥。」

 

「ケビンだ。」

 

飛鳥「エアホッケーしようぜ!」

 

飛鳥の後ろにケビンがこの前荒らしたホロウレイダーの仲間が通る。

 

ケビン「いい、俺帰らなきゃ。」

 

ホロウレイダーにバレないように帰ろうとしたが結局見つかってしまった。

 

ホロウレイダー1「久しぶりだな。」

 

ホロウレイダー2「どこ行ってたんだ?バッテリーを充電してたのか?」

 

ケビンが一歩後ろに下がると後ろに居たホロウレイダーが腕を掴む。

大きい声がして喧嘩でも起こったのかと思い見に来るとケビンがホロウレイダー達に゙絡まれていた。

 

飛鳥「よし、アイツの出番だ。」

 

ゲームの媒体の後ろに隠れ時計の画面を押す、血管が浮かび上がり目は緑一色に染まる、XLR8(エクセラレート)に変身した。

 

ケビン「溜まり場はどうだ?俺がぶち壊したままか?」

 

ホロウレイダー1「そうさ、きっちり弁償してもらうぞ。俺達に勝ったと思うなよ?モンスターが。」

 

飛鳥「それはどうかな?」

 

乾いた声がする。

 

ホロウレイダー達が振り返るとそこにはXLR8が居た。

 

ホロウレイダー2「おいおい、ハロウィンにはまだ早いんじゃないのか?」

 

XLR8は一瞬でホロウレイダー達の前から消えるとホロウレイダーの一人が上に飛ばされて床に叩きつけられる。また目の前に現れたかと思うとまた一瞬で消える。

 

ホロウレイダー2「どこに行った!?うわぁ!」

 

叩きつけられたホロウレイダーと一緒に尻尾で弾き飛ばされる。

 

一人になってしまったホロウレイダーは一歩ずつ後ろに゙下がると肩を掴まれる。振り返るとそこにXLR8が居た。

 

飛鳥「トリック・オア・トリート?」

 

ホロウレイダー3「うわぁぁぁ!」

 

驚いたホロウレイダーはXLR8の手を振りほどいて走って逃げて行った。XLR8もケビンに手をふって去った。

 

──────────────────────

 

ゲームセンターの外でジュースを飲んでいるとゲームセンターからケビンが出てきた。

 

ケビン「あのスピードマン、一気に叩きのめしてたな。」

 

飛鳥「あぁ、XLR8って言うんだ。知り合いでね。」

 

ケビン「すげぇ、なぁお前、郊外に来るのは初めてか?」

 

飛鳥「行ったことない。」

 

ケビン「じゃあ案内してやるよ。」

 

──────────────────────

 

しばらく歩いて周りの景色が殺風景になり始めた。

 

飛鳥「どうやってあのパワーを?」

 

ケビン「生まれつきだよ、エネルギーを吸い取れるんだ。エンジンやエアコン、電池、なんでもね。それを好きな時に使えるんだ。」

 

飛鳥「便利そうだな。」

 

ケビン「来いよ、俺の家見せてやる。」

 

──────────────────────

 

ケビンの家は廃駅にあってテレビやアーケードゲームが幾つもあった。

 

飛鳥「此処で暮らしてるの?家族はどうしたの?」

 

ケビン「音信不通、モンスターの息子なんて育てたくないってさ。でもウザいの居なくて楽だぜ。」

 

飛鳥「それ分かる、俺にも親が居なくてさ。そう言えばなんでホロウレイダーなんかに追われてるんだ?」

 

ケビン「アイツ等、俺の受けた仕事を横取りしてきたから、腹いせに溜まり場をぶっ壊してやったんだ。」

 

飛鳥「やっぱりお金稼ぐのって大変だな。」

 

ケビン「でも良い案がある、お前家庭用ゲーム機でスターライトナイトのゲームが出るの知ってるか?」

 

飛鳥「7月発売の?」

 

ケビン「そうだ、それをルミナスクエアにある運送会社の倉庫から盗んで発売日に定価より安く売るんだ。仕入れはタダだからきっと大儲け出来るぜ。手伝ってくれよ。」

 

──────────────────────

 

時間は夜、運送会社の倉庫に二人は忍び込んだ。

 

ケビンが能力でドアを開け倉庫の中にある木箱の蓋を開ける。中にはお目当てのゲームソフトが入っていた。

 

ケビン「ケースに出来るだけ詰めるぞ!」

 

飛鳥「分かった!」

 

その時、警報が鳴り出し窓からスモークグレネードが落ちてきた。

 

ケビン「逃げるぞ!」

 

入ってきた所から逃げようとするもそこから治安官が入ってくる。ケビンは近くにあったフォークリフトに乗って能力で動かす。

 

ケビン「企業の犬が、これでも食らえ!」

 

治安官はフォークリフトにはねられた。

 

なんとか倉庫から出るも左右からパトカーが前は海でヘリコプターが居る。また倉庫に戻って木箱の後ろに隠れる。

 

ケビン「何か策は無いのか?」

 

飛鳥「あるけど、秘密を守れる?」

 

ケビン「勿論。」

 

飛鳥は時計を使って何に変身するか選び始める。

 

ケビン「なに時計で遊んでんだよ?」

 

画面を押して変身する!左右の耳の上と下から目が生えて背中には羽、横腹からは腕が生える。

 

ケビン「うわ臭っ!」

 

飛鳥「分かってる!」

 

ケビンをしっかり掴み、飛び出す。後ろからヘリコプターが追ってくるがスティンクフライの飛行速度には敵わない。

 

ケビン「お前もモンスターか!どうやったんだ?」

 

飛鳥「その話は後!このまま撒くぞ!」

 

ルミナスクエアのビル街に逃げ込み路地裏で変身が解除される。

 

ケビン「なぁ、時計を回せばいつでもあの昆虫モンスターに変身できるのか?」

 

飛鳥「それだけじゃない、合計10種類のエイリアンに変身出来るんだ。」

 

ケビン「10?じゃあのスピードマンもお前なのか?」

 

飛鳥「あぁ。」

 

ケビン「最高だ!じゃあ他のエイリアンも見せてくれ。」

 

飛鳥「簡単にはいかないんだ、意地悪な時計でね。」

 

ケビンが時計をじっと見る。

 

ケビン「貸せよ何とかしてやる。」

 

時計に手を伸ばしてくる。

 

飛鳥「無理だよ、腕から離れないし。」

 

ケビン「俺とコンビ組まないか?俺達二人の能力を使えば何だって出来るぜ、大金持ちにだって!悪くないだろ?友よ。」

 

飛鳥「良いね!」

 

──────────────────────

 

二人は地下鉄に忍び込んだ。

 

ケビン「パワーが必要だ、チャージしないとな。」

 

ケビンは駅の蛍光灯からエネルギーを吸い取るとそれを使って分岐点のレバーを動かしポイントを切り替えた。

 

飛鳥「何してんの?」

 

ケビン「もうすぐ此処に現金輸送車両が通る、反対からくる列車が来たら…バーン!お宝の山だ、XLR8で金を奪ってバックレる。」

 

飛鳥「でもそれじゃ沢山の人が巻き添えを食らうよ!」

 

ケビン「犠牲は付き物だろ?」

 

飛鳥「成功するもんか。」

 

ケビン「心配するな、ポイントを切り替えたからな。」

 

飛鳥「俺がそんな事させないって事だ!」

 

ケビン「がっかりだぜ、仲間じゃなかったのか?」

 

飛鳥「こんなの絶対間違ってる!」

 

ケビン「じゃあ俺を止めてみろ!正義の味方ならな!」

 

飛鳥「結局、自己中のクズか…」

 

ケビン「俺の事言ってんのか!」

 

飛鳥「違う!ただの自虐だ。」

 

飛鳥はケビンに掴みかかるが投げ飛ばされてしまう。

 

飛鳥「こうなったら…コイツの出番だ!」

 

時計を回し画面を押し込む。身体全体が黒くなり緑のラインが掛かる!

 

飛鳥「アップグレードか、まぁいい。下がってろ!」

 

ケビン「誰が従うか!俺は変わるんだ…」

 

今度はケビンが飛鳥に掴みかかりエネルギーを吸収するが今までとは桁違いのエネルギーに吹き飛ばされてしまう。

飛鳥が心配して駆けつけようとするとビームに撃たれてしまう。

 

ケビン「馬鹿が、俺はエネルギーを吸い取れるんだっての!」

 

ケビンの上半身はなんとアップグレードと同じ姿になっていた。

 

飛鳥「そんな事知ってるよ!」

 

飛鳥も負けじとビームを撃つ。

 

ケビンは飛鳥に殴り掛かるが飛鳥は殴られた所を空洞にして攻撃を躱した。その隙を狙ってケビンに至近距離でビームを放つ。ケビンは躱す事が出来ずに諸にビームを食らい壁に叩きつけられる。線路の奥から電車の音がした。

 

飛鳥「急げ!」

 

飛鳥は分岐器に取り付きポイントを切り替えた事で何とか事故を防ぐ事が出来た。飛鳥は電車が通り過ぎたのを確認してケビンの元に向かう。

 

ケビン「もう辞めてくれ!降参だ!」

 

一瞬赤い光が駅を包む。

 

飛鳥「あぁ、辞めにしよう。」

 

ケビン「俺はパワーの使い方を間違った、こんな俺を助けられるのはもうお前しか居ない。」

 

飛鳥「俺達、仲間だろ?こんな事辞めて僕達の力で困ってる人達を助けようよ。」

 

ケビン「そうすればどうなる?」

 

飛鳥「きっと認めてくれる。」

 

飛鳥は左腕を差し伸べる。ケビンはその手を、掴むとさっきまで赤かった時計が緑になりケビンにエネルギーが流れてしまう。

 

ケビン「うわぁ゙!!」

 

飛鳥「ケビン!どうしたんだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──続く




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