シッテムの箱舟計画   作:菓子中毒

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評価、感想ありがとうございます。頑張って終わらせます。


出来ることは

 2人のアロナはこれからの事態に話し合いをすることになった。

 

「これからはどうしますか?私たちはこの場所から出ることはできません。」

「出来ることから始めましょう。まずは情報を集めることから始めるべきです。」

「ではキヴォトス内のあらゆる端末のハッキングなどを行いましょう。」

 

 片方のアロナは知識はあるとはいえ、実際にシッテムの箱の力を使うのは初めてだ。情報を集める際に徐々に慣れていくだろう。

 

 

 

 

 

 

 もう1人のアロナがあらゆる端末にアクセス、ハッキングをしているうちにこちらは別の方からアプローチをしてみる。

 

 (目標のものは…見つけた。)

 

 対象はこちらに気がつくわけもない。あっという間にハッキングを終わらせた。

 

 (視覚はオッケー、感覚も問題なし。)

 

 僕がハッキングしたもの、それは'カイザー兵'だ。ロボット型の市民もいるが流石にダメだ。このカイザー兵が、一体でいたのはラッキーだ。

 インターネット上の情報も大事だが、実際に見聞きすることはもっと大事だ。

 

「早速行ってみましょう、アビドスへ。」

 

 

 

 

 アビドスへ行く道中、こちらでも端末などにアクセスすることで情報を仕入れた。アビドス周辺は警備が厳しく、入ることは困難らしい。まあ入る人は全くいないが。

 

 (そりゃあんなことがあればね…。)

 

 アビドスに到着した。確かに警備は厳重だ。重武装の人が配置され、人がいないところはドローンや監視カメラなどで埋め尽くされている。

 

 (まあ、機械はこちらの敵ではないけど。)

 

 ドローンやカメラをハッキング。こちらが入っているところを見られないようにしてあっさりと侵入完了。

 

「あの場所がどのようになっているか見てみなければ。」

 

 

 

 

 

 カイザー基地の跡地に近づいているとある反応を複数感じた。

 

「この感じは…神秘…!?誰かがあの場所にいるのですか…!」

 

 この場所に長居は無用だ。ホシノ*テラーが近くにいれば見つかってしまう。

 

「急いで向かわなければ。」

 

 

 

 

 

 跡地であるクレーターに到着した。神秘の反応を頼りに捜索を開始したが見つけられるのはあの時一緒に戦った生徒の遺体だけだった。

 

「おかしいです…。確かに反応があるはずなのに。」

 

 考えに耽っているとふと思うことがあった。

 

(まて、なんで遺体が残っているんだ。)

 

 たしかにシェマタの爆発に巻き込まれていても遺体はしっかりと残っている。さらに調べていると新しいことに気がついた。

 

「神秘の反応が遺体から…?」

 

 自身が探していた神秘の発生源はどうやら亡くなった生徒の中から来ていた。

 

「…詳しく調べてみる必要がありそうです。」

 

 生徒の体に触れてみると目の前が一瞬で暗くなった。

 

「えっ…。」

 

 辺りを見渡すと1人横たわっている人がいた。近づいてみると自分が触った生徒のようだ。

 

「大丈夫ですか…?」

 

 触れても揺すっても反応はない。このままではこの場所に閉じ込められることになるかもしれない。

 

「何かできることは…。」

 

 その時、まだ神秘の反応があることに気がついた。場所はすぐ近く、横たわっている生徒からだ。

 

「神秘の反応…、恐らくこれが神秘の発生源…。」

 

 そこで、ふとある考えを思いついた。

 

「私の力を使えば持って帰ることができるかもしれません…。」

 

 アロナはシッテムの箱の中にある弾薬のデータを現実に出すことができた。神秘をシッテムの箱の中に入れることが出来ると考えた。今回は横たわっている生徒に行おうとしている。

 しかし他人、さらには神秘というブラックボックスだ。上手くいけるかは分からない。

 

「しかしやってみなければ…。」

 

 自身の神秘に力を込める。手から光が溢れ出し、段々と光量を増していく。

 

「クッ…!」

 

 眩しさに耐えきれず、目を閉じる。

 

「…ここは。」

 

 目を開けると元のクレーターに戻ってきたようだ。手を見てみると何かを握っていた。

 

「これは…。」

 

 手を開くと小さな透明なボールがあった。ボールの中にはヘイローが入っているのが見えた。

 

「これが神秘…なのでしょうか?」

 

 ふと触れていた遺体を見ようとしたが何処にも見つからなかった。

 

「恐らく神秘を取り出したことで体が消えたのでしょう。」

 

 今回起こったことをまとめる為にシッテムの箱に戻ることにした。戻った際に、今回手に入れた神秘も一緒にシッテムの箱の中に入れることも新たな発見だった。

 

 

 

 

 

「これは本物のアロナに伝えると物語自体が変わってしまいそうですね。」

 

 今までヘイローが砕けると神秘も一緒に消えていくのだと思っていた。しかし違うのだろう。遺体に神秘が残っていたのだ。

 

「少し考えてみましょうか…。」

 

 恐らく神秘の防衛反応のようなものだろう。神秘の入れ物である肉体は普通の体として動く。しかし損傷が激しくなり活動が難しくなると、あらゆる事象に対して耐性がつき、休眠状態のようなものになるのだろう。だから爆発に耐え、微生物などの分解も耐え、死亡した状態のままでいたのだろう。簡単に言えば人間サイズのクマムシみたいなものかもしれない。

 しかし肉体が消えたことに説明がつかない。まだ考える余地はあるが一旦終わりにしておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…しかし、私が神秘を回収しない場合は肉体はどの期間残るのでしょうか。…もしかしたらずっと消えないことも…?」




 はい、妄想垂れ流しです。ブルアカの設定は少しわかりづらいところもあるので自己解釈しまくっています。まあ設定と真逆のこともしているかもしれませんが、楽しんでいただけたのなら幸いです。
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