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プレナパテスが誕生してから少し経った。最初にケセドの制圧を行った。雑兵はシロコ*テラーによってあっという間に蹴散らされた。すぐにケセドは色彩の手に落ちた。より大規模な侵略をすることになる。
ケセドによって量産された兵士に紛れて'僕'も各地に移動した。戦闘が終わった場所でヘイローが砕けた生徒の回収を行なっていた。アビドスの所も回収し、シッテムの箱の中に保管する。そんな毎日が続いていた。
「こ、殺さないで…。ねえ、起きてよ…!」
「……。」
避難場所が襲われて多くの死者が出た。その回収に向かっていた時、中に生徒がいた。二人いるが一人は既に亡くなっていた。
この周辺はケセドの兵に埋め尽くされている。あちこちで銃声が聞こえてくる。
「ハッ、ハッ…。」
……いずれ見つかる。なら今すぐに楽にしてやるべきじゃないのか。そう思って手に持っている銃を生徒に向ける。
「すぐに楽にします。」
「や……!」
バンッ!
生徒の体が横たわる。その神秘を回収していく。自分の単調さに苦笑が漏れる。いつの間にか罪悪感は消え失せてしまった様だ。
なんて馬鹿なことだ。自分がみんなを幸せにすると宣いながらその対象を殺しているなんて。
「はぁ…。」
空は灰色の雲に覆われている。
「僕は…'私'は…、何をしているのでしょう。」
デカグラマトンの預言者たちを色彩の手に落とした。より多くの犠牲者が増え、それらを回収する、…そして生き残りを探して殺す。見逃された希望を与えられ、そして見つかり殺される絶望を与えるよりもすぐに見つかり殺される方がきっと楽だろう。
神秘を回収するために神秘の反応を辿ってある路地裏を回っていた時…。
「…!あれは…。」
黒く長い髪に猫耳、そして赤い目…。私はこの姿に見覚えがあった。
「黒見…セリカさん…。」
アビドスのみんなを回収していたが、セリカだけが見つからなかったが、こんなところにいるとは。見たところ賞金稼ぎだろう。
「もう亡くなっていますね…。」
色彩の兵士にやられたのだろう。神秘を回収しようとしてセリカに近づくと何かを持っていた。
「…あっ…。」
写真だった。アビドスのみんなが写っているものと先生が写っているものの二つだった。
「皆さん、笑っていますね…。」
しかし私はその笑顔を奪い、殺伐とした世界を作ってしまった。でも…。
「もう少し待っていてください。より良い場所へ…、世界へ連れて行きますから。」
ブルアカのボス達を色彩の手に落とした。さらに混乱は大きくなっていく。ゲヘナとトリニティがエデン条約を締結しようとしていたが、そこにアリウスが襲撃をかける。それに乗じて色彩の兵士も見境なく襲っていく。犠牲者が増え、回収する神秘も増える。
この前、アツコの遺体があった。アズサが仕掛けたヘイロー破壊爆弾が原因だろう。そばにいたアズサの神秘のエネルギーが歪んでいく。そして…。
<テラー>が誕生した。すぐさまシロコ*テラーを呼び、制圧が完了した。…これからも見ることになるのだろう。変貌した生徒を。
犠牲になった生徒達を回収しました。
空崎ヒナさんを回収しました。
小鳥遊ホシノさんを回収しました。
奥空アヤネさんを回収しました。
黒見セリカさんを回収しました。
十六夜ノノミさんを回収しました。
梔子ユメさんを回収しました。