カイザーの基地に向かい、それぞれが配置についた。先生の戦闘の合図によってカイザーの兵士と生徒が銃撃戦を始めた。数ではカイザー側が有利だが、先生の指揮によって戦いは有利に進められていた。
「なんか楽勝ね。こんなもんだったの?」
「ん、これならカイザーの銀行でも襲って…」
『バカなことを言わないでください!絶対認めませんからね!』
「そうですよ〜。それに戦えてるのは先生や他校の皆さんのおかげなんですよ。」
順調に敵を倒し、自信満々になっていたアビドス生だったがこの世界はそうも上手くいかないものである。
ゴゴゴゴゴゴ
"何、この揺れは!?"
「カイザーの兵器!?」
『違います!対象は地面を掘って進んできてます。この行動パターンは…。』
アビドスで地面の中を進んでくると言えばあいつしかいない。せっかく順調だったのに…!
「先生、対象はとても大きく生半可な攻撃は通りません。空崎ヒナをぶつけた方が良いでしょう。」
"そうだねアロナ。ヒナ、少し良いかな。"
「何、先生。」
"少し相手をして欲しい奴が来たから対応できるかな?"
「分かったわ。」
『先生、聞こえますか?』
"聞こえるよユウカ。"
『こちらからもドローンの一部をヒナさんに送ります。陽動などは任せてください。』
"ありがとうユウカ。"
・カイザーの基地のとある一室
「おい黒服、あれはなんだ!こちらの兵士まで襲ってるではないか!!」
「落ち着いてください理事。あれはどちらの味方でもないただの乱入者です。現にこちらの勢力も、あちらの勢力も攻めあぐねています。恐らくですが向こうが陽動をすると思われます。その時に我々が見つけたあの兵器をぶつけます。」
「あの兵器、『雷帝の遺産』とやらは使えるのか?」
「ええ、問題ありませんよ。それに今使わなければあなたはここを攻め落とされ、私は小鳥遊ホシノを逃してしまう。どちらとしても良い話ではないでしょう。」
「チッ、良いだろう。おい!あの兵器を起動しておけ!」
カイザー兵の1人が慌ただしく走って行った。
「では私は小鳥遊ホシノの様子を見てきます。」
「フン、勝手にしろ。」
・実験室
「また来たの?」
「ええ、貴女にも見ていただきたいのです。貴女の選択がどのような結果をもたらすのかを。」
「みんなには手を出すなと言ったはずだ!」
「それはアビドスに所属していた場合です。貴女はもうカイザー所属ですのでもうアビドスとは関係ありませんよ。」
「お前…!」
外ではヒナがビナーを陽動し、こちらが優勢となっていたがカイザーの物量で未だにホシノがいる実験室には近づけずにいた。
『先生、トリニティの砲撃部隊の弾薬が少なくなってきました。』
『先生、今陽動している奴はもう少しかかりそう。』
『ドローン部隊も結構落とされてます。』
長く戦いが続けばこちらが不利になってしまう。しかし敵の対応もおかしいものだった。現状を維持しつつ何かを待っているようだ。
「敵は何かを待っています。到着する前に一気に叩ければ良いのですが…。」
"そうはいかないよね。"
こちらが攻めあぐねていたその時、基地の奥から鉄の塊がこちらに砲身を向けていた。
キィィィィィィィン
「先生!あれから高密度なエネルギーが発射されます!急いでください!」
"みんな聞こえる!?全員物陰か何かに隠れて!"
生徒や残っていたカイザー兵が物陰に隠れようとしていた時、戦場は
カッ
激しい閃光と激しい爆発音、そして熱風に包まれた。
小説を書くのって難しいですね。結構陳腐な感じになってると思いますが楽しんでください。