実験室にて黒服とホシノは外の映像を眺めていた。
「まさかこれほどの威力を持っているとは。クックックッ、見つけた甲斐があったものです。」
ホシノは黒服の話を全く聞いてはいなかった。ホシノはアビドス生の、守り抜くべき後輩達が無事であることを祈っていた。
閃光と土煙が消え、ホシノと黒服が見た光景はまさに
地獄絵図であった。
'神秘'を持つ生徒でさえ耐えることはできず熱風、爆風による瓦礫や衝撃、建物の崩壊に巻き込まれるなどで多数の生徒のヘイローは砕け散った。'神秘'を持たないカイザー兵は欠片が残れば良い方だろう。
「小鳥遊ホシノ、見えますか。これが貴女が望み、選択した結果です。」
「私が……。」
「ええ、他でもない貴女が。」
私には先輩がいた。バカで少し抜けているところがあったけど、尊敬して一緒にいて楽しい人だった。でも喧嘩をして先輩が出て行って仲直りも話し合いもできなくて、先輩は砂嵐に巻き込まれて遭難して見つけた時には既に死んでいた。
私はいつも夜にアビドスの見回りをしていた。常に不良生徒が学校を襲撃するしし、砂漠でも白いデカブツが襲ってくる。だから街も、砂漠もできるだけ見て行った。けどカイザーが基地を建設していることに気づかなかった。気づかなかったからあんな危険な代物をカイザーが手にしてしまった。
私には大切な後輩がいる。先輩が死んで、1人だった時に来た大切な後輩がいる。先輩みたいにいなくならないで欲しいその一心でみんなを守って行った。でもみんなは怖かったのかな。信頼、信用はしていてくれたけど少なからず恐怖はあったかもしれない。結局、全部私の独りよがりだったのかもしれない。自分1人で判断して、勝手に決め込んで、みんなに相談すらしないで…。
私が先輩と喧嘩をしなければ…!。
私が先輩を早く見つけていれば…!。
私が確認を怠ったから…!
もっとみんなと協力したり、相談したり、もっともっとみんなを信じていれば…!
こんな結果にはならなかった
全部
私が
私が 私が
私が 私が 私が
私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が私が
ユメ先輩…
私が
幸せな、素敵な時間が終わりを迎える。ありとあらゆるものが簡単に崩れ去り、目を背けていたものが現れていく。
怒り、悲しみ、後悔、無力感、孤独感、喪失感、罪悪感、嫌悪、などありとあらゆる負の感情が体を駆け巡る。繊細な奇跡で成り立っている'神秘'は裏返り、
さて、これからどうしましょうか。なかなか人物の口調や考えなどを考えるのって難しいですね。