個性『スーパー戦隊』 うん。……ちょっと待て????? 作:翠吏
やぁ、ボクだよ!……何言ってんだろ俺。だだっ広い一軒家のリビングで悶える。ソファから落ちて前世の記憶を思い出した。あまりにも思い出し方が雑じゃないですか?神様は意外と雑に仕事をこなすのかもしれない。両親は?と疑問に思って今世の記憶を探れば二人とも海外出張だった。なんだこの夢小説あるあるは。いらねーよ、普通に寂しいわ。
「あー……暇だな。ニュースでも見るか…」
そばにあった机の上のリモコンを手にして番組を変える。
『今日午前×時、〇〇市でヴィランによる──』
「は?」
ヴィラン?……へぇ、オールマイトによってな?
…………。
「ここヒロアカの世界かよ!?」
うっそだろ。俺文化祭の記憶がギリあるかだぞ!?林間学校直後数話ぐらいしか完全に流れを覚えてないんだが?!あー!終わった、終わりましたー!
ハッ(゚ω゚)そうだ!俺には個性がある!!がんばれ俺!記憶を探れ!
………ふんふん、俺の個性は『スーパー戦隊』とな?
は?(二回目)ちょっと何言ってるかわからないですね。試しにやってみる?みちゃう?と俺の好奇心がブレイクダンスをしている。……やってみよ。決してこれは好奇心に負けたわけじゃない。ただ、この世界で生きるための確認なんだ……!そう言い訳しながら、どの戦隊にするか悩む。小一時間ほど悩んで決めた。初変身はこれだぁ!そうやって戦隊を思い浮かべる。そうすると俺の手にはティラノサウルスの頭のような銃と、電池のようなものが握られていた。そう、獣電戦隊キョウリュウジャー。俺が初めて見た戦隊だ。
「おぉ……!」
オモチャとは違う、ずっしりした重みを感じる。それと同時にワクワクが湧き上がる。だって俺死んだ時まだ高校生だったんだぜ?もうすぐ大学生かーって思ってた時に死んだんだ。ワクワクしないわけないお年頃なんだ。興奮を抑えて、
「ブレイブ、イン!」
電池のスイッチを入れる。尻尾部分を押して開いた口に電池を入れ、口を閉じさせる。
『ガブリンチョ!ガブティーラ!!』
「恐竜チェンジ!」
キングの決めポーズをして、回転部分を回転させるとサンバのような愉快なダンスが流れ出す。
ダンスなんて上手くないけど、体は勝手に踊り出す。最後に一周回って
「ファイヤー!」
真上に銃口を向けて、引き金を打つ。
そうして俺は──『牙の勇者』キョウリュウレッドに変身していた。
「おぉ……!」
憧れのヒーローの一人になっている……!
それに力が溢れる。
戦隊の人たちは世界のために戦ってきた。
ならこの力、そのために使うべきではないか?そう思った。
「決めた、俺はヒーローを目指す!!」
拝啓、かつての親友へ
俺は戦隊の力を借りて、彼・彼女らのようなヒーロになろうと思う。
どうか応援してください。
そうして俺は、その日から特訓をすることにした。
【おまけ】
「にしても………リビングでこの格好って結構シュールだな…」
客観的な視点を想像してしまい、ちょっとだけ恥ずかしくなってきた。
変身解除しよ…………。どうやってたっけ?あ、…あーッ!
その後三十分で解けました。
なんで解除方法忘れてたんだろ……(白目)
だいぶ雑になってしまいましたが、次回も頑張りたいと思います。
掲示板が少し入りまーす。