個性『スーパー戦隊』 うん。……ちょっと待て?????   作:翠吏

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短めに仕上がりました。
これでも頑張った方なんです、信じてください


挑め、覚悟を決めて 下

 

 魔法で瞬間移動した時、見たのは相澤先生を叩き潰そうとしている脳無の姿だった。見た途端に全身から吹き出す汗と心の底から沸き上がる怒りはなんとも言い難い。

 

ブンブンチェンジ

 

『ブンブン ブーン!』

 

あいつに頼んだ声とは違う、静かな声で言う。親友曰くキレると俺は真顔になって怖いらしい。だから今俺は真顔なんだろう。

 

チェンジャーの下にあるタイヤ部分を左腕に走らせ、変身する。そのまま加速して相澤先生を抱え、救出する。そのついでにと言ってはなんだが死柄木も蹴り飛ばしておく。見れば脳無の方はブンブンが組み合っている。先生を先ほど死柄木が居たところに下ろした。

 

「お前……五十志か」

「そうです」

 

周りを見ると黒霧がいた。なら飯田が他の先生方を呼びに行った後か。そう思いつつブンブンの方を見ると脳無を羽交締めにして押さえ込んでいた。ナイスアシスト。ぶっちゃけ轢いてやってもいいんだけどなぁ、流石にアウトだよな。そこら辺は流石に弁えてるよ。

それにしてもブンブンロボ扱いで出せるのなんでだろうな。あれか、トレーラー時とか巨大戦とかで基本的に(?)操縦してんのがレッドだからか。どっかでブンブン一人で巨大戦やってた気もしなくはない。流石にそこらへんの細かいこと覚えてないんだよな。まぁ、今はどうでもいいか。

 

「誰だ、おまえ」

「そこら辺にいるあの人たち(ヒーロー)に脳を焼かれた男子高校生だよ」

「は?意味わかんねぇよ。まぁいい。脳無!そんなやつさっさと振り解いてコイツをやれ!!」

「……!マズイ!!」

 

ブンブンの拘束を解いて脳無がこっちに向かってくる。……コイツと戦わなきゃなんないのか。まぁ、丁度いい。この怒りの矛先を向けるにはピッタリなわけだし、スピードはあまり出ないみたいだしな。

 

「戦一、ごめん!」

「大丈夫だ、ブンブン。そしてありがとうな」

「嗚呼!」

 

礼を述べるとブンブンの姿が消える。

向かってくる脳無を見据えてブンブンハンドルをロッドモードにし握り直す。コイツ確か再生とダメージ吸収あったよな。対オールマイト製の脳無つってたもんな。なら俺ができるのはコイツの周りを羽虫みたいに走りながら斬りつけることだけ。……やっぱコイツトレーラーで轢きたいな。意味は無いんだろうが。斬りつけるよりもダメージはあるだろ、運転できないからダメだけど。

 

「五十志!」

「大丈夫です相澤先生。他の先生方が来るまでの少しの辛抱なんでね。緑谷ら守っててくださいよ、重傷なんですから」

「…………、頼んだぞ」

「りょーかい!」

 

脳無に向かって駆け出す。

足のタイヤが回って一気に距離を詰め、横を通る。そのついでにできるだけ深く斬りつける。振り返ってみると傷はすでにほとんどが再生されてる。はー、めんどうな能力ですねぇ!

 

「無駄だ。そいつには再生能力も備わってんだ、どんだけ切りつけてもすぐに再生する!」

 

知ってますが何か?

ガン無視して再び攻撃する。今度は膝裏を狙ってみる。少し脳無がぐらつく、そこを見逃さずに脳無の横顔を蹴り付ける。クソッ、わかっちゃいるけど憎たらしいほど硬いな。

 

振り下ろされた拳を避ける。

あれくらったら確実に骨が逝くな。骨折は勘弁願いたい。できたらの話だけど。距離を離し、ガンモードにかなり変え目を狙って撃つ。前世の射撃好きの友人の受け売りが生きてくるとは、人生何があるかわからないな。まぁ、片っぽ外してんだけど。それでも、視界が狭まることでこっちが有利になる。そこを一気に加速して詰め、再びロッドモードにし手前で飛んで脳の部分狙って思い切り斜めに斬り裂く。再び振り返って脳無の様子を窺う。脳無はゾンビみたいなもんだならあの剥き出しになってる脳みそやったらいけんじゃねーかと思ったんだがな。弱点と思われる部分は積極的に狙ってくものだ。

 

「うわ、顧問に怒られるなコレは……」

 

斬り裂いたと思っていた脳は無事だった。

あの時、首を横に曲げることで避けていたんだ、コイツは。その証拠に首から肩にかけてほんの少しだけだが、傷が見える。剣道で面を避けるときに顧問がやるやつじゃ無いか!油断したのが悪かった。二度も同じ手を喰らってくれるだろうかコイツは。他の戦隊に変身するか?

 

「考え事をするな五十志!!」

 

相澤先生の声でハッとする。

俺がいる場所に影が落ちている。顔を見上げれば既に脳無が俺に向かって腕を振り下ろし始めていた。あ、こりゃやったわ。なんて馬鹿みたいなことを思いつつ足が逝く覚悟で逃げようとした。

刹那、脳無が真横に吹っ飛んだ。

 

「は?」

 

思考が纏まらない。

混乱している。だけど、目の前にオールマイトがあることはわかる。

 

「もう大丈夫!なぜって…?私が来た!!」

 

怒りを抑え込んだような声色で言う。

ネクタイを引きちぎりながらどこかに投げる。こわぁ……。怒らしたらダメな人だわオールマイト。なんてデケェ背中なんだ……こりゃ憧れるわ。

 

「五十志少年!大丈夫かい!?」

「おかげさまで。ありがとうございました」

「気にしないでいい。相澤くん、みんなを連れて入口へ!」

「嗚呼」

 

相澤先生が立ち上がる。がすぐにふらついて倒れそうになったのを緑谷が支えた。相澤先生はすまなそうにしているが緑谷は気にして無い顔をしている。しかし思うところはあったのか、「ダメです、アイツ…」と何かを言おうとした。オールマイトにすかさず「大丈夫」と返されていたが。ってダメだ。緑谷に続いて俺も……いや、その前に伝えることがあったな。

 

「オールマイト、あの脳無には再生能力……とおそらくですがショック吸収がついています。…ご武運を」

「情報提供、感謝するよ」

 

激しい戦闘が始まったため、今度こそ俺は緑谷に続いて入口に向かおうとしたが緑谷とすれ違った。

 

「相澤先生、み……気絶か。良かった」

「ちょうどよかったわ、五十志ちゃん。相澤を早く…!」

「わかった」

 

俺はそのまま相澤先生を担いで急いで入口へと向かった。って先生方!?あ、飯田。…んなことしてる場合じゃないか。

 

「あ"ー、先生。相澤先生をよろしくお願いします」

 

この後は、全員の安全確認やらなんやらで詳しくは覚えていない。変身解除したら割とボロボロなぐらいだ。まぁ、脳無にやられたやつじゃないからセーフか。………明日は腕とかが筋肉痛になりそうだ。ちょっとやだなぁ。

 

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569 スーパー戦隊好き

と、いうことでUSJ編は終わりです

 

570 名無しの転生者

うん。まずは無事で何より

 

571 名無しの転生者

魔力の方が使い慣れてるのか?

ほら、モヂカラの時はアレだったじゃん

 

572 名無しの転生者

三つだから五分五分じゃないか?

 

573 スーパー戦隊好き

>>571 よく練習した

モヂカラと違って呪文が多いから……

 

574 名無しの転生者

変わらんやろがい

って思ったけど覚えやすさではモヂカラか

 

575 名無しの転生者

しかもある程度パターンがあるからオリジナルつくれたりするよな

 

576 名無しの転生者

それよりも、脳無相手に考え事は油断してたろ

 

577 ヒロアカマニア

しかも脳無の中でも上位クラス

 

578 名無しの転生者

>>577 そうなの?

 

579 ヒロアカマニア

白いのが下位、灰色が中位、黒いのが上位、ハイエンドと言われるやつもあるけどそれはまた別として……

 

580 名無しの転生者

ほえー

 

581 スーパー戦隊好き

以前言われたことでもあるからなぁ…

本当にそこが駄目

これから本腰入れて直してく

 

582 モモタロス成り変わり

マジでそうしてくれ

じゃないと恨むからな!?

 

 

 




えー、骨組みとね、だいぶ違う展開になりましたがこれでUSJ編か終わりとなります。なんかすごいあっさりだな……。上と下の文字数逆な気がする……。まぁ、ちょっと設定弄ってます。バイクとかの乗り物も出せるみたいな案あったのを思いっきり忘れてました。すみません……。諸々の文句言われても何も言えない。ちなみにブンブンが出てきたのはマジで予想してませんでした。なんかいつの間に居た。怖いね。

【裏話】
最初はマジレン→メガレンでした

では、次回も楽しみに〜
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