個性『スーパー戦隊』 うん。……ちょっと待て????? 作:翠吏
先生らの口調崩れてるかもしれません。
申し訳ありませんが、ご注意ください。
いいタイトル思いつかなかった結果だよ、これが…。
『第二試合も終わりついに第三試合だ!!対戦カードはこちら!』
第一回戦
轟vs飯田
第二回戦
爆豪vs五十志
『さっそく第一回戦を始めるぜ!』
プレゼントマイクの放送を聞きながら席を立つ。すでに轟と飯田の二人はステージに立っているようだ。早く向かわなければ。そんな時だった。
「オイ。変身野郎」
爆豪に呼び止められた…。
「なんだ」
ちょっと声を低くして言ってみる。
どうもコイツは苦手だ。実際に相対するとな…。
「一番派手なのでこいや」
「は?」
「二度も言わすんじゃねぇ!一番派手なのでかかってこいつってんだよ!!」
そう言うと背を向けてズカズカ進んで行った。
派手、ねぇ…。アレしか思い浮かばない。いや、キラメイとかも十分派手だと思うぞ?だけどどうしても脳裏に居座るあの戦隊がいる。まさかなるとは……。
はぁ、気にしないでおこう。
さてと、俺も早く向かうか。
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『さぁ注目の第二試合!!ヒーロー科爆豪勝己!対するはヒーロー科…ってアレ!?五十志戦一がいないぞ!?』
爆豪がすでに入場しているというのに、五十志の姿は見えない。観客は困惑している。爆豪に至ってはイラついており、手を爆発させまくっている。
『…どこで油売って…』
相澤がため息混じりに言おうとしたが、小さな音を拾い言葉を切る。とても小さな声だった。
『マイクちょっと黙れ。なんか聞こえないか』
『そうか?』
観客が少し静かになる。
…ハッ……ア…
『お?』
アッハッハッ……ハッ
『なんかだんだん近づいてきてねぇか?』
アッハッハッ!!
五十志(?)が笑いながら入場口から出てきた。
おそらく個性を使用しているのだろう。サングラスをかけているかのような目、額にはモモ。そしてちょんまげ。全体的に赤い。そしてテンション高めなうえ、なぜか神輿(?)に乗っており、扇子を広げている姿で。とてもカオスである。
「やぁやぁやぁ!!祭りだ祭りだ!袖振り合うも他生の縁、躓く石も縁の端くれ!共に踊れば繋がる縁!この世は楽園!悩みなんざ吹っ飛ばせ!笑え笑え!ハーハッハッハッハ!!」
『イレイザー、あれ乗ってるの五十志だよな?あってるよな?キャラ違いすぎないか?』
『……俺は知らん』
神輿の周りには天女のような人らがその神輿を囲むようにして舞っている。ここの場にいる全員…どころか中継を見ている人々でさえも開いた口が塞がらないだろう。それほどまでに…インパクトが強く、ツッコミどころが多い登場である。
そしてステージに入るり、神輿から降りる。
すると先ほどまでいた男性や天女らがいなくなる。なんなら神輿も消えた。ツッコミどころが増えた。
『い、五十志……であってるよな?返事してくんねぇか?』
そうプレゼントマイクが言うと、五十志(?)は観客らの方を見渡す。ご丁寧に360度回転して見ている。流石に声をかけようとした時、
「ここにいる全員及び、画面の向こうのお前達よ!!今俺を見たな?これでお前達とも縁ができた!!」
『イレイサー……』
なんとも言い難い声色でマイクが呟く。
相澤は黙っている。
そんな中、わなわなと体を震わしていた爆豪が五十志(?)の胸ぐらを勢いよく掴んだ。
「テメェおちょくってんじゃねぇぞ!!」
「は?何言ってんだオメェ」
「あ"?」
「は?」
『は?????』
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おちょくってる……?
お前が「一番派手なの」つったんだろうが!ご注文通り一番派手なのだよ!!あとなんか、マイク先生のすごい困惑した声が聞こえたんだが。なんでだ?…あ。テンション違うからか。
『五十志ぃ…色々突っ込みたいけど、あの男性と女性は誰なんだ…?』
「え、知らないですけど」
『……ハァ?』
最後まで謎だったな、そういえば。
ドンブラは色々謎が多いからな。ノリと勢いみたいな感じだったから、視聴してたとき頭ん中に「?」浮かべること多かったな。大爆笑する時も多かったけど。
とりあえず、爆豪の手を離す。
うるさいな、ギャーギャー言うなよ。
『五十志、お前さっきまでのテンションの高さはなんだ』
「さっきまでのテンション……?あー、コレにですね、変身するとテンションバカ高くなるんで。まぁ、個性の影響です」
『お前の【個性】ますますわかんねぇよ……』
せっかく変身したなら言いたいからな。仕方がない。個性については…まぁー、こっちじゃ誰も知らない力だからなぁ。物間みたいな個性でも変身アイテムを出すことすらできなかったし。そもそも知ってること自体が発動条件みたいなもんだしな。
「と、とにかく!爆豪くん位置に戻りなさい!!そして五十志くんは個性を解除して!」
すごい大きな舌打ちをしながら爆豪が戻っていく。
なぜこうもキレられなければならないのか。そうして爆豪が元の位置に戻る。それと同時に変身を解く。
ミッドナイト先生が爆豪と俺を見る。
確認をしたんだろうな。
「それでは、始め!」
「くたばれェ!!!!!!」
始めの号令がかかると共に爆豪が手を爆破させながら向かってきた。横に転がって避ける。その後も俺に対しての突進がすごいな。その都度後ろに飛んだりして避けてるんだが、このままじゃ先にバテるのは俺の方だ。変身したいんだがな…。
『爆豪勝己、激しい勢いで五十志戦一を襲っているゥ!そのせいで五十志は個性を使えない!!』
『五十志の個性は強力だが、発動する際に大きな隙を伴う。爆豪はそこを突いたんだ』
痛いところだ。
短縮は可能なんだけどなぁ、やはりワンクッションいる。ドンブラの場合だと手に持ってるドンブラスターにアバタロウギアをセットし、この歯車を回さなければならない。
「手ェ抜いてんじゃねぇぞ変身野郎!!」
「うっせぇな爆発三太郎クン!?」
「誰が爆発三太郎だ!!!!!!!」
指を俺に向けながら言う。
このツッコミで爆豪が動きを止めた。
「今だな!アバターチェンジ!!」
急いでギアをセットし、歯車……もといスクラッチギアを回転させる。
ぃよぉ〜ッ!ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!!
ドンブラコ!ドンブラコ!
という、合いの手が聞こえてくる。
何度見ても面白い空間だな。ドンブラスターのトリガーに手を掛け、頭上に銃口を向けて引く。上の扉に当たりギアが降りてきて被さり、サングラスが顔にくれば変身完了。
ドンモモタロウ!
「桃から生まれた!ドンモモタロウ!!」
よっ、日本一!
「さぁ、楽しもうぜ!!」
『五十志一瞬の隙をついて個性を使用!さっきのやつに姿が変わったぞ!!』
「だからなんだってんだ!」
爆豪が向かってくる。
心が凪いでいる。ドンブラに変身するとなんだか余裕が出てくるんだよな。テンションは高いのにな。矛盾してないか?まぁ、いいか。向かってきた爆豪をひらりとかわす。が、爆豪は爆破により素早く方向転換をし爆風で飛びつつかなりのスピードでこちらに向かってくる。ザングラソードを構えて見据える。
あまり傷付けたくはないが、だからと言って武器を使わないわけにはいかないのだ。こう言う考えはあまりよくないが、あとでリカバリーガールの手によって治されるのだから、斬りつけても良いだろう。誰にも見えないだろうが、自分が笑っているのがわかる。気分が高まる!
「上手くやるとするか!!」
「何さっきからぶつぶつ言ってんだ!!」
狙うは肘の外側の筋。
至近距離で爆破を喰らわねばならないが、構わない!筋を切ってやる心意気で行かせてもらおう!!できるだけ深く切らないようにはするが!!
「グゥ……ッ!」
「チッ!!」
顔面て、お前容赦ないな。
当たり前だが。マスクしてたから良かったものの、生身でくらったらとんでもねぇ威力でやりやがって。
だが、確かに斬った感触はあったぞ。
「!?…右手が、開き辛ぇ…!」
片っぽだけだが、相手の力を奪えたようで何より。深くはいかないようにしたから使えんというわけでもないだろう。浅くなくてよかった。じゃなきゃくらった意味ねぇからな。
『五十志が爆豪を斬った、であってるよな?』
『……なるほどな。アイツが斬ったのは肘の外側…おそらく筋だ。今の爆豪の右手は指を動かすワイヤーを切られた状態になっている。それで右手で個性を発動することが難しくなったんだろう。避けなかったのはこれをしたかったからだろうな』
ご明察。
どっかの漫画で読んで得た知識が活用できるとはな。やっぱ本当かどうか調べるのって大事だ。
「左手だけで俺に勝てるか?」
「勝つに決まってんだろうが!!」
駆けてくる。
何を仕掛けてくるかわからない。
「死に晒しやがれェ!!!!」
地面に向けて爆破し、飛ぶ。
嘘だろ、片手だけで飛びやがった。
軌道は読めてる。
だからこそ…!!
「大方ここだろう!?」
「なっ……!」
予想は的中していた。
爆豪は軌道が読まれることを考えられなかったほど馬鹿じゃない。なにせコイツはセンスがいい。何か一工夫を加えてくるだろう。そう考えた。その「一工夫」は何か?軌道を読み、その通りにザングラソードを振ったと仮定した時、一番やられたら厄介だと思ったこと。それは「爆発によって軌道を変えられ、背後から攻撃される」こと。だからあえてザングラソードを振るうふりをし、変えられた時に半身になり危険を承知でもう片方の手で爆豪の腕を掴み勢いよく投げさせてもらった。一工夫してくるかどうかは割と賭けではあったが、勝ったようで何より。
「さぁ!必殺技とこうじゃねぇか!!」
ザングラソードの鍔のギアディスクを回し、エネルギーを溜めていく。
『なっ、なんだぁ!?周囲が暗くなったぞ!これじゃ何も見えねぇ!!』
「どこにいやがる……」
ざわざわと観客が騒ぎ出す。
だが、そんな雑音なんて気にもならない。
『あっ!なんか光り輝いてぜ?!』
「そこかァ!!」
「桃代無敵・アバター乱舞!!」
必殺奥義!モモ・タロ・斬!!!!
こっちからは爆豪がよく見える。
思いっきり駆け出し、本来なら刃の方で斬りつけていくのだが今回ばかりは峰の方で行く。
「がっ…は……!!」
どさり……
そんな音がしたのを聞きつつ、立ち上がり振り向く。
流石に峰で叩きすぎただろうか。気絶しているのか、立ち上がる気配ない。……静寂がこの場を支配している。
「ば、爆豪くん行動不能!よって勝者五十志くん!」
刹那、先ほどの静寂とは打って変わり、大歓声と共に拍手に場が包まれる。変身を解除し、思わず片膝をつく。あぁ、疲れた……。とりあえずコイツ担いでリカバリーガールんとこ行こ………。
左顔ちょっと火傷してたようだ。
マスク越しでも防げぬ熱ゥ……。
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409 名無しの転生者
いった!イッチ勝った!!
410 名無しの転生者
やったぁぁァァァァ!!!!!!
411 ヒロアカマニア
変身の暇がない時はヒヤヒヤしたけど良かったァァァァ!!!!!
412 今北産業
よっしゃぁ!!
413 名無しの転生者
よくやったなイッチ!
414 モモタロス成り変わり
良かったぜ……
ん?俺いつかホノモンと会うことになってるよな…?うわぁァァァァ!!
415 名無しの転生者
あ
416 名無しの転生者
どんまい、モモタロスニキ……
417 今北産業
あ、そうだ
ちょっと気になったことがあったんスけど……
418 名無しの転生者
なに?
419 名無しの転生者
ん?
420 今北産業
いや、なんで「スーパー戦隊」なんだろうって……、「戦隊レッド」とかの方がわかりやすくないですか?
421 名無しの転生者
それだと漫画のやつと被るじゃん
422 名無しの転生者
…………漫画版と被るからでは?
423 名無しの転生者
え、戦隊に漫画あんの!?
424 名無しの転生者
え、知らなかったの?!
異世界もんのやつ
425 名無しの転生者
知ってるけど見た事ないんだよねぇ……
426 名無しの転生者
見てみて、面白いよ
427 名無しの転生者
勿体無いぞ!?
428 名無しの転生者
>>426 転生先によっちゃ見れねぇだろww
爆豪の攻撃の参考にvs轟戦を見てました。
変身シーンを作るためにツッコミで足止め……。
ちょっと審議入りそうな感じです。
【裏話】
当初、イアイ斬を出そうと思ったのですが、参考するものがほとんどなく桃代無敵・アバター乱舞に。斬りつけまくるので、違うのにしようと考えてましたが、上記と他にいいもんがなかったので峰で叩きまくるという感じに落ち着きました。
次回登場予定
・お化け屋敷と絶叫マシーンが駄目
・??「人見知り直した方がいいかも……」
・「人」の「ため」に
ヒーロー名モチーフ
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戦隊(スーパーは入れられないんだ…)
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虹(色)