アビドス高校の1年生は不思議な奴   作:梅雨空 蒼穹

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プロローグ 2

カーテンの隙間から差す光が男の顔を照らし、目覚めさせる。

目を開ければ、見知らぬ天井に見知らぬ部屋。

 

「……成程、ここが転移場所か」

 

男は寝ていたベッドから立ち上がり、部屋の探索を始める。

すぐ近くには大きな姿見があり、そこで姿を確認すれば、就寝時に身にまとっていた寝巻きの状態であった。

 

「本当に、そのまま転移したんだな」

 

そう呟きながら、部屋の探索を進めていく。

周りを見渡せば、タンスに棚、机、少し奥には扉がある。

タンスを開けば、中にはぎっしりと服が詰まっていた。

 

「……知らない服もあるが、サイズは同じ様だな」

 

タンスを閉め、奥の扉へと向かう。

扉を開ければ、キッチンと1つの背が低いテーブルが置かれていた。

 

「良さげな1LDKと言うところか……ん?」

 

テーブルの上をよく見れば、スマホと紙が置かれている。

近づいて見てみれば、紙には「(わたし)からの伝言」と丁寧にルビが振られた文字が書かれていた。

 

「何?……

 

『今頃目が覚めた頃でしょうか

契約書に書いていた特殊能力と貴方の現状について話したいと思います。

まず、特殊能力からですが

1:瞬間移動

2:銃と銃弾の生成

3:異空間のボックス

まず、瞬間移動は、1度見た事がある景色であればいつでもどこでも移動が可能です。

しかし、見た事が無い場所は、緯度・経度・高度の3つを脳内で手動入力していただけなければいけません。

銃と銃弾の生成はそのままで、想像すれば生成出来ます。

異空間のボックスは、ゲームで言うアイテムボックスだと思ってください。

指定した物を異空間にしまうことができ、しまったものを取り出すことが出来ます。

そして、貴方の現状についてです。

今、貴方は学園都市ギヴォトスという場所に居ます。

学園都市ギヴォトスは、そのまま名の通り、様々な学園が固まって出来ている都市です。

それぞれの学園が、1つの国のようなものとしてその場所に存在しています。

それぞれの学園が、1つ1つの場所の運営を生徒達が行っています。

そして、このギヴォトスで特筆する点は

日常生活の中に銃があることです。

生徒達はヘイローという不思議な物を持っています。

ヘイローは頭の上に輪っかとして存在し、ヘイローが持つ力によって、身体に銃弾を受けても打撲程度で済みます。

なので日常的に銃弾が舞い上がります。

最後に、貴方の年齢的に学校に通ってもらいます。

学校に関してはわたしが勝手ながら選ばせてもらいました。

貴方が目を覚ました建物の近くにある、アビドス高等学校に通ってもらいます。

色々大変かと思いますが、頑張ってください。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『追記.戦闘が厳しいと思うので仮面ライダーエグゼイドの変身アイテムの創造を追加しときました。』

 

紙の後ろに書かれていた追記を見た男は

 

「……はぁ?!」

 

素っ頓狂な声を出すことしか出来なかった。

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