これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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決して喫煙を推奨するものではございません。未成年の喫煙ダメゼッタイ
喫煙者は周りに配慮してマナーを守って喫煙しましょう。


商売、始めます!

城内にある一画、そこに大きな広場がある。ソレは練兵場、その名の通り、兵士たちが訓練をする場所である。そして、練兵場の入口から少し離れた所に簡素な屋台がある。そう、ここで兵士たちを相手にタバコとコーヒーを売るのだ。

 

「御使い印の嗜好品だよー!いらっしゃい!」

 

「御使い様このようなところで何を?」

 

1人の兵士が話しかけてくる

 

「商売だよ。どうだい?1つ」

 

「何を売ってらっしゃるので?見たことも無いモノが並んでますが…」

 

「ああ、タバコって嗜好品とコーヒーって飲み物だな。どうだい?」

 

「えっと…なら1つ貰います」

 

「おお、ありがとう!どれにする?」

 

「えーと…よく分からないのですが…どれがお勧めですか?」

 

「そうだなぁ…タバコなら軽い方が良いだろうし…コレなんてどうかな?」

 

「では、それを頂きます。おいくらですか?」

 

「えーとソレは…18銭だね。毎度あり。あ、タバコ吸うには火も必要だな…ほれコレはオマケだ」

 

「火が必要なのですか?そしてこの小さな箱は?」

 

「ああ、それはマッチって言ってな簡単に火を起こせる道具だな、箱から1本取りだして、コッチのザラザラした面にマッチの赤い部分を擦れば、ほらこの通り」

 

マッチの使い方、タバコの吸い方などをレクチャーする

 

「ケホ、コホ…コレはむせますな…」

 

「まぁ慣れるまではな…仲間内で分け合うのもアリだぞ?慣れれば美味いし、お気に入りのタバコも見つかるかもな。」

 

「なるほど…ありがとうございます。仲間と吸いますね!」

 

「おう!吸いすぎ注意なー!」

 

そうして1人目の接客が終わると次が居た、見た目からして文官だ

 

「あのー…御使い様が天の国の嗜好品を取り扱っているとお話しを伺ったのですが…」

 

「おお、いらっしゃい!御使い印の嗜好品だよ!どうかな?1つ」

 

「嗜好品と言うことは気晴らしになったりするモノですか?」

 

「そうだね、気分転換、集中したい時、様々な時に使えるよー。しかもこの小ささ、そしてお気軽!どうだい?」

 

「では、1つください。初心者にも優しいモノをお願いします」

 

「了解!んじゃコレだな。16銭になります」

 

「そこそこしますな…しかし、買いましょう。ではこれで…」

 

「あいよ!ありがと、あとコレはオマケな」

 

そしてまたタバコの吸い方とマッチの使い方をレクチャーする。案外売れるモンだな…まぁ物珍しいってのもあるか…

 

「あ、玄助くん。やっほー」

 

「あ、粋怜さんいらっしゃい。」

 

「さん付けはいらないわよー。それともお姉さん、そんなに年上に見える?」

 

「いや、実際めちゃくちゃ若く見える。けど年上には変わらないでしょ?」

 

「硬いなぁ…さん付けは無し、いい?お姉さんからのお願い。」

 

「はぁ…分かったよ粋怜。じゃあ俺の事も呼びすt」

 

「玄助くんは玄助くんでしょ?」

 

「あ、いや、だから呼び捨てで…」

 

「私が良いんだから良いの。それよりもタバコ頂戴?」

 

「お、粋怜はハマった?どんなのが良い?強さ的には弱中強とあるけど…」

 

「うーん…そうねぇ…あ、そうだ。玄助くんのオススメにしようかな。」

 

「俺のオススメ?うーん…粋怜に合いそうなタバコか…えーと…コレかコレかな?」

 

「何が違うの?私にはさっぱり分からないから説明して欲しいなー」

 

「えっとコッチは前より少し強めで、旨みがある。んでコッチは、甘い香りと優しい口当たりかな。」

 

「じゃあ…口当たりの優しい方で。」

 

「了解。じゃあ18銭ね。んでコレはオマケ」

 

「ありがと。何これ?小さな箱?」

 

「ソレはマッチって言って簡単に火を起こせる道具。こうやって…ほら」

 

「すごいわねぇ…コレは売り物じゃないの?」

 

「ん?うーん…マッチだけを買う人が居ないから今はオマケだけどマッチだけ欲しいって言ったら値段を抑えて売るかなー」

 

「そうなのねー。ふふ、いい事考えた。侍女や厨房で働く皆にもマッチの性能を教えよっと。」

 

「へ?なんで?」

 

「だってこんなに簡単に火を起こせるのよ?コレさえあれば火の管理なんてしなくて良いんだから、火を扱う人たちにはノドから手が出るほど欲しいに決まってるじゃない」

 

「あ、そっか…その手があったな…ありがとう粋怜。コレでもっと俺の商品が広まるよ。」

 

「ふふ、お姉さんも考えてるのよ。ってことで儲かるかも知れない情報をあげたんだからもう少しオマケしてくれても良いんじゃない?」

 

「う、確かにそうだし、粋怜が広めるなら絶対に集客はあるだろうし…そうだなぁ…んじゃ、コーヒーを1杯オマケするよ。」

 

「こぉひぃをくれるの?砂糖と乳もお願いね?」

 

「了解。ほい、アイスコーヒー。」

 

紙コップに入ったアイスコーヒーを手渡す

 

「あら、前と違って容器も紙?それに冷たいし…」

 

「アイスコーヒーって言ってね、飲みやすくて、冷たいし、動いた身体にはちょうどいいかなと」

 

「なるほど…玄助くんも考えてるのねー。それじゃ、いただきまーす。ん…コク…。んー…冷たくて美味しい。一運動した後に良いわねぇー。」

 

「あ、飲み終わった容器はそっちに捨てて。」

 

「って、あ、しまった…」

 

「どうしたの?」

 

「吸い終わったタバコを捨てる灰皿を準備してなかった…早く用意しないと…」

 

「案外抜けてるとこあるのねー…ふふ、可愛い。」

 

「タバコのポイ捨ては火事の原因にもなるから灰皿は必須なんだよね…ヨイショっと」

 

喫煙所によく置いてあるタイプの置き型灰皿を2つ店の外に設置する。

 

「ご馳走様、玄助くん、また来るわねー」

 

「あぁ、お役目頑張ってー」

 

そして、粋怜と俺のやり取りを遠目で見ていた兵士たちがやって来てタバコとコーヒーを購入してくれた。初日にしては上々の出来ではなかろうか。

タバコのジャンルも増やしとくか…

そうして、夕暮れまで、タバコやコーヒーを売り捌くのであった

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