これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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タバコなんて教えるんじゃなかったかも知れない…

俺は炎蓮さんに呼ばれ炎蓮さんの自室に向かっていた

 

「突然オレの部屋に来いだなんて…いきなり過ぎるよ…はあ…早く終わらせて、店開けないと…」

 

炎蓮さんの部屋の前に到着し、一声かけてから部屋に入る。

 

「炎蓮さん、来ましたよー…。俺に用事ってなんですか?」

 

「おう、来たな。遅えぞ。」

 

炎蓮さんは部屋の椅子に座っておりリラックスした雰囲気ではあるが、その威厳はやはり別格だ

 

「俺も店があるんですからね?稼がないと納税できませんよ?」

 

「そりゃ悪かったなァ。んで話しなんだが…」

 

「なんでしょう?俺に出来ることならしますよ?」

 

「タバコをあと10箱…いや、20箱くれ。」

 

「はぁ!?俺この間それなりの数を献上したんですけど…もう吸ったんですか?」

 

「はっはっは!オレとタバコの相性が良くてなァ…美味すぎて吸っちまった。」

 

「ちょ、ソレは吸いすぎですよ!酒と同じで適量なら良いですが接種のしすぎは毒になるんですからね?」

 

「アアん?酒もタバコも変わらねェよ。ほら金なら払うからタバコを寄越せ。」

 

「仕方ないですねえ…でも売れるのは5箱だけです。あればあるだけ吸うでしょう?」

 

「ンなケチくさいことを言うな。どうしようがオレの勝手だろうが。」

 

「しかしですね…吸いすぎは身体によくありません。上に立つもの、特に炎蓮さんがもしソレで身体を壊したらどうするんですか!」

 

「その時はその時だ。今がよけりゃソレでいい。」

 

「なに言ってるんですか!孫呉の安寧のためにここまでやってきたんでしょう?ンな寝ぼけたことを言わないでください。」

 

「ンなことはいいんだよ。オレは下地を作った、あとは雪蓮に継がせてオレは頃合いを見て隠居するさ。」

 

「江東の虎と言われた人物も落ちましたね…全く…こんなんじゃタバコなんて教えるんじゃ無かった…」

 

「ほら、いいからタバコ出しやがれ。ソレにすぐさま隠居するワケじゃねえ…。天下に覇を唱えるほどこの孫呉が大きくなればの話だ。」

 

「んもー…仕方ないですねえ…5箱だけですよ?どうぞ。」

 

「コレだコレ。くぅー…肺腑に染み渡るゼ…」

 

いかん…炎蓮さんが完全にヤニカスになってる…しかも相当なヘビースモーカーだぞ…コレは俺が炎蓮さんに対して購入制限をかけるしかなさそうだ…江東の虎がヤニカスでした。なんて歴史に残ったら最悪すぎる。確かに酒も豪快に飲むけど…まさかタバコまでとは思わなかった…くそ…俺の浅はかな行動で1人のヘビースモーカーを誕生させてしまった…

 

「はあ…これからは炎蓮さんにはタバコの購入制限をします。酒もタバコも両方バカみたいにやるのはいけません。程々にしてください。炎蓮さんは7日に一度だけ5箱の購入に限らさせていただきます。」

 

「おいおい、テメエが広めておいて制限するとはいい度胸だなァ?」

 

「脅してもダメですよ。なにより炎蓮さんの身体、健康が大事なんですからね?少しは節制してください。文句があるならもう一切売りませんよ?」

 

「チっ仕方ねえなァ…分かった。ソレでいい。玄助がオレのことを考えての行動だからな。しかし、オレはタバコも酒も辞める気は無ェからな?」

 

「俺も喫煙者ですし酒も飲みますが…辞めるのは大変なことなのは理解してますが。くれぐれも飲み過ぎ、吸いすぎには注意してくださいね?」

 

「分かった分かった。婆みたいに小言を言うな。ほら、金だ。」

 

「どうも。いいですか?くれぐれも…」

 

「分かったから早く店に行け。オレの用事はコレだけだ。」

 

「はあ…分かりました。ちゃんと帳簿は付けますからね?誤魔化されませんよ?」

 

「分かったからさっさと行け。」

 

そう言ってタバコを買うだけ買って追い出されてしまった。しかし…まさかあんなヤニカスになるとは…もっとライトに楽しんで欲しいなあ…。新たにヤニカスを生まない為にも1人辺りの購入制限でもかけるか…ううむ…商売とは難しいモンだ…

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