これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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ゲームとリアルの違い

カッポカッポと孫策と黄蓋が馬を歩かせる

 

「玄助ー、落ちないようにねー」

 

手綱を握る孫策が後ろに乗る玄助に声をかける

 

「おー…気をつけるが…なんとも不思議な感覚だな…慣れない、ケツが痛い…」

 

「んもー…それくらい我慢しなさいよー。男でしょー」

 

「ンなコト言われても、俺の居たとこでは馬に乗ったことなんぞないし…」

 

「えー!馬に乗らないって…じゃあ遠くへ行くにはどうするのよー」

 

「天にはもっと便利な乗り物があるんだよ…。しかし…もう二刻(一刻30分なのでもう1時間)は馬の上だし…それに孫策には鞍があるけど俺には無いんだからな。」(ケツ痛いしタバコ吸いたい…てか、遠くね?)

 

「たったの二刻でしょー。我慢しなさいよー」

 

などと孫策と仲良く話していると黄蓋が一言

 

「のう、策殿?少し休憩せんか?馬も来るときには早駆けじゃったし、馬を休ませんと」

 

「あら、祭も玄助に賛成?なら仕方ないわね…少し行ったところで小休憩しましょ。」

 

「それが良かろう。そこの小僧の尻も限界じゃろうし…」

 

「おお、さすがさ…じゃなかった黄蓋さん!俺を労ってくれるなんて」

 

「お主の文句に聞き飽きただけじゃ。ほれ早う行こう」

 

「そうねー。それじゃ玄助?よく捕まっててねー」

 

「は?って…うお!跳ばすな!落ちる!」

 

必死に孫策にしがみつく

 

「これくらい跳ばしてるウチに入らないわよー」

 

ケラケラと笑う孫策

 

「だから、俺は馬に不慣れで…ってうお!落ちる!」

 

そんなやり取りをしながら数十分…

 

「ここら辺で休みましょう。ほら、玄助、降りて。」

 

「はあ…生きた心地がしなかった…あー地面は良いなあ…」

 

「軟弱ねえ…そんなのじゃ女の子にモテないわよー?」

 

「いやいや…天で普通に馬に乗れるのは一部の人間だから…コレが普通。」

 

少し離れたところでタバコを咥えジッポで火を付け一服する

 

「え?玄助、今どうやって火を起こしたの?一瞬で付いたように見えたけど…」

 

「ああ、コレだよコレ。ライターって言ってな?簡単に火が付く道具だよ。」

 

「簡単に火を起こす道具じゃと?それはどう言った原理でそうなっておるんじゃ?」

 

「おお、黄蓋さんも食いつくのね…えーとココにオイル…じゃなくて油が入ってて…」

 

簡単にライター(ジッポ)の説明をする

 

「へえ…案外、簡単な原理で動いてるのね。ソレ私も欲しい!」

 

「ええ…欲しいって…コレ俺の特注品だし…あげるワケには…」

 

「えー!私も欲しいー!」

 

「んもー…仕方ないな…じゃあコレと同じ原理だけどカタチは違うヤツならあげられるけど…ソレでもいい?」

 

「うーん…まあ、それでも良いわ。ちょうだーい」

 

「まあ…城まで運んでもらう運賃として渡そう。」(100円ライターの3個セットでもあげよ…えっと…あった、購入をポチっとな。)

 

チャリンと音が鳴る

 

「なんの音?金属みたいな音がしたけど…まさか賊?」

 

「あー…違う違う。俺がライターを購入した音だよ。」

 

「購入?って買ったの?お店も無いのに何処で?どうやって?」

 

「まあ…ソレは俺の特殊能力ってことで。説明が面倒過ぎる。ほら、ライター」

 

「やった。ほら、祭見てよー私のらいたぁよー!」

 

(こんな安物で大喜びしてる雪蓮に申し訳ない…く、俺の良心が痛むぜ…)

 

「のう、小僧。儂はお主が咥えておるソレが気になるんじゃが…なんじゃソレは」

 

「あー…タバコだよタバコ。天では嗜好品かなー…ごめん臭いよねー」

 

「煙草じゃと?煙草は薬じゃろうが。ソレが嗜好品じゃと?ソレに煙管を使わんとは…相当上等なモノに見えるぞ?」

 

「あー…1本吸う?黄蓋さん吸えそうだし。」

 

「む?良いのか?ならば貰おう。」

 

どうぞ。とソフトパックのタバコを1本差し出す

 

「なんじゃ、コレは…紙を使っておるのか?なんと貴重な…ソレにこっち側には綿が詰まっておるな…コレはどう吸えば良いんじゃ?」

 

「えーと…フィルター…じゃないや、綿の詰まった方を咥えて、その反対に火を付けて、肺腑に煙を吸い込む…かな…一気に吸うとむせるから、ゆっくり少しずつ吸った方がいいよ」

 

「なるほどのう…こうか?」

 

「じゃあ私が火を付けてあげるわよ。このらいたぁでね!」

 

「おお、すまん策殿。すぅー…ゴホ!ゴホ!コレはキツイわい!」

 

「あー…だから、ゆっくり吸ってって言ったのにー…ソレにやっぱりキツイか…美味いんだけどなあ…」(さすがに、初心者にタール17ミリは重すぎるか…)

 

「すぅー…はあー…。おおゆっくりならば吸えるのう…美味いかどうかは分からんがクセになりそうじゃな。一部の人間は好きそうじゃ。」

 

「おおー。売れるかもな…。」

 

「む?お主こんなモノを売るつもりか?」

 

「え?なにかまずかった?」(タバコが売れるなら資金には困らないと思うんだけどなあ…ダメか…)

 

「いや、まずいワケでは無いのじゃ…しかし…紙を使い上等な葉を使った煙草じゃ。民には高くてそうそう買えんじゃろうな…」

 

「うーん…まあそこそこの値段はするけど…嗜好品だし…お酒みたいにランク…じゃなくて格分けして売ろうかなと…」

 

「ふむ…それならば売れるじゃろうな。御使い印の嗜好品ならば売れるじゃろう。城に着いたら大殿に相談すれば良い。」

 

「うん。そうするよ。ありがとう。黄蓋さん。」

 

「うむ。しかし…なにか他人行儀に聞こえるのう…」

 

「えー?そうかなあ…俺は普通なんだけど…」

 

「二人ともー!そろそろ行くわよー!」

 

「おっと、孫策が呼んでる。行こう?黄蓋さん。」

 

「うむ。早う帰らんと城の皆が心配するじゃろうしな。」

 

そう言ってヒラリと馬に跨がり、3人は建業の城に向けて出発するのであった。

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