これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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オトナの女性?

「玄助ー。入るわよー。」

 

「お邪魔しまーす。」

 

「お、雪蓮に梨晏。どうしたんだ?珍しいな。」

 

「梨晏と手合わせをしようと思って審判を頼むためにねー」

 

「なるほど…それで俺か。」

 

持っていたグラスを机に置きながら、返事をする

 

「ねぇ、玄助。それ何を飲んでたの?」

 

「ん?ああ、コレは…酒だな。」

 

「お酒ですって!?」

 

「玄助ー?お昼からお酒飲んでて良いの?冥琳に見付かったら怒られるよ?」

 

「コレは試飲。店が本格的に始動するからな、そこに置く酒を試してたんだ。」

 

「梨晏!手合わせは中止よ!玄助!私にも飲ませて!」

 

「しまった…雪蓮の前で酒の話しは禁句だった…」

 

「あ〜あ…雪蓮ダメだよ?冥琳に見付かったらホントに叱られるよ?」

 

「そんなつれないこと言ってないで梨晏も一緒に飲みましょ。ほらほら。」

 

そう言って梨晏を無理やり座らせ、その隣りに雪蓮が座る。コレはもう何を言っても無駄だな…飲む気満々だ。仕方ない、いくつか飲ませてやるか。

 

「ほら、雪蓮、梨晏。注いでやる。」

 

氷の入ったグラスを2人に渡し、ウイスキーを注ぐ。

 

「カンパーイ。」

 

「はぁ…私まで…」

 

「こうなったら仕方ないだろ…せっかくだし、梨晏も飲め。」

 

「絶対、冥琳に見付かりたくない。」

 

「それは同感。」

 

「ほらほら、2人とも〜飲むわよー。あ、玄助おつまみもちょーだい。」

 

「ったく、仕方ねぇなぁ…」

 

酒といくつかツマミを机に置くと、主に雪蓮だが…モグモグ、コクコク、と酒とツマミを減らしていく。

 

「ほらほら〜…梨晏も飲みなさいよ〜。」

 

「うわ、雪蓮…お酒くさ…もう酔ったの?」

 

「あはは、これくらいで酔うワケないじゃない。」

 

「雪蓮は絡み酒か…。梨晏、ご愁傷さま…」

 

梨晏が杯を空ける度に酒を注ぐ雪蓮。おいおい、そんなに飲ますな…

 

「ねぇ、玄助?」

 

「ん?なんだ?」

 

「あれから少しは自信付いた?」

 

「ああ、まぁ…な…」

 

「ん?なんの話し?」

 

「梨晏も知ってるでしょ?玄助のお役目の話しよ。」

 

「玄助のお役目?あー、天の血を孫呉に入れるって話し?」

 

「そそ、それで玄助?誰を抱いたの?」

 

「ンなこと言えるか!」

 

「でも、抱いたんでしょ?」

 

「まぁな…。」

 

「きゃー大胆。」

 

「雪蓮から振ったんだろうが…って梨晏、顔真っ赤だぞ?酔ったか?」

 

「あら〜?梨晏ったら照れてるの?可愛いわね〜。」

 

「雪蓮!照れてる訳じゃないよ!わ、私だって経験あるんだから!」

 

「あら?意外ね〜?いつ経験したの?」

 

「そ、それは、数年前だね。」

 

そうして女子2人の猥談が始まったが…そうか…梨晏は経験あるのか…。まぁそりゃそうだ、こんな美人を放っておくのは無理がある。そりゃ男も寄って来るだろう。しかし、真面目なお付き合いでもして居たのか?梨晏のことだし、腑抜けた男と付き合うワケじゃなさそうだし…。

 

「なるほどね〜。じゃあ梨晏は口付けも済んでる訳ね〜?」

 

「当然だよ!」

 

「じゃあ…玄助?」

 

「ん?ん!?」

 

雪蓮に呼ばれ顔を上げたら突然キスされた。これで2度目だ…

 

「ん。ちゅ…。ぷは。こんな風に梨晏は口付けしたのね〜。」

 

「雪蓮…不意打ちはやめろ。心臓に悪い。」

 

「なな、なんで今、玄助に口付けしたの、雪蓮!」

 

「なんでってしたかったからよ?それ以外になにかある?」

 

「そんな…私の目の前で…」

 

「あら?梨晏は経験済みなんでしょ?なら問題無いわよね〜?オトナの女性ってヤツよね?」

 

「雪蓮…梨晏をからかうな。」

 

「あら?からかってないわよ〜?梨晏が言っていたことを実際にしただけよ?梨晏は玄助にこんなこと出来るかしらね〜?」

 

ケラケラと笑う雪蓮。雪蓮め、梨晏を試してやがる。しかも俺相手に口付けをしろだと?梨晏の気持ちもあるだろうが…。あれだけ無理やりはダメだと言ったのに…完全に酔ってやがる。

 

「はぁ…梨晏?雪蓮は酔ってる。こんな酔っ払いの言葉、真に受けんで良いぞ?」

 

「私だって、出来るよ!」

 

「は?」

 

ガタっと立ち上がり、俺のそばに来て、顔を真っ赤にした梨晏が唇を寄せる

 

「ンな梨晏…ん。」

 

「ん…ちゅ…」

 

「あらあら、大胆〜。」

 

「ぷはっ。どう?玄助?」

 

「あ、ああ…。梨晏?ホントに良かったのか?口付けした事は確かだが…酔ってするにしても軽率な様な気がするが。」

 

「私だって…玄助のこと好きだもん…」

 

「は?」

 

今なんと言った?好き?ああ、ライクの方…ってンなワケあるか!絶対ラブだろコレ!てか、ラブじゃないとキスなんてせんわな。しかし、何処でフラグが…

 

「雪蓮たちだけじゃない…後から来た私にも優しくしてくれてる玄助は凄く魅力的だし、いつも明るくて、真摯に接してくれる。そんな玄助が大好きだよ!」

 

こりゃ参った…。いくら酒が入ってるとは言えここまで本音を聞かされたら応えないワケにはいかない…

 

「梨晏…ホントに俺で良いのか?」

 

「玄助しか居ないよ。私の本音。」

 

「梨晏…」

 

「玄助…」

 

「えーっと…私はお邪魔みたいね〜。退散〜…っと」

 

コソコソと雪蓮は部屋から出て行く。そして部屋には2人きり…想いを伝えあった2人はもう一度重なり、そして寝台で何度もお互いに愛し合うのであった。

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