これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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【天の万事屋】新装開店に向けての1歩

チャリン、チャリン、チャリン、ドサドサ!

さて、こんなモンか…。ん?俺が何をしてるかって?店の新装開店に向けて様々なアイテムを使おうと思い、それを購入していたのだ。ふふふ、天の国の店の雰囲気を味わってもらう為の大量購入だ。こちらの世界にはない一風変わった店にしよう。まずは絶対にこちらの世界には無い電気を使用することにした。孫呉の土地は温暖な気候でいつでも暖かい、そのため店内にエアコンや明かり、冷蔵庫等を設置しようと思い、ガソリン発電機や、ソーラー発電機を用意した。あ、設置は人を雇ってやってもらった。そして、配線はKAMIZONに『猿でも分かる電気配線の仕方』と言うなんともご都合主義全開の本があったのでそれを読みながら行った。エアコンは業務用のでは無く、一般的なエアコンを導入した、学生時代にエアコン設置のバイトをしていたのでその知識が役に立った。そして、あとは冷蔵庫である。先程も言った通り、孫呉は温暖な気候、それゆえ、惣菜パンや他の食品が傷んでしまう可能性を低めるための措置だ。店内に設置するべきモノは月詠に手伝ってもらいながら設置した。そして、あとは、スピーカーの設置である。これはスマホから接続して音楽でも流そうかと思っている。コレで大方揃った。あとはさっき購入したモノを設置するだけだ。

 

「ふぅ…こんなモンか…」

 

「三船様、こっちも終わりました!」

 

「おう、なら休憩するか。」

 

「はい!」

 

そうして俺たちは縁側で休憩する。月詠と知り合ってから幾日か経つが、月詠はタバコとコーヒーの相性にハマってしまった。炎蓮さんみたいにヘビースモーカーにならないか心配だったが、息抜き程度に楽しんでいるようだ…良かった…。

 

「ふぅ…。三船様のいらっしゃった天の国は凄いのですね…火を使わない明かりに、氷を使わずにモノを冷やす絡繰…勉強することがいっぱいです!」

 

「まぁ…世界的に見ても先進国だったからなぁ…」

 

「もっと素晴らしいモノがあるんでしょうね…いつか天の国を見てみたいです」

 

「ははは、それは夢物語だなぁ。」

 

「夢を見るのは自由でしょう?」

 

「そりゃそうだ。そういえば月詠は建業に慣れたか?」

 

「はい!皆さん良い人たちばかりで、宿の女将さんにはいつも良くして頂いてます!」

 

「そうかそうか。良い事だ。孫呉、特に建業は気のいい人たちが多いからな。」

 

「はい!三船様も良いお方ですし、さすがは天の御使い様だと思います。」

 

「そうか?俺は普通だぞ?」

 

「その普通が素晴らしいのですよ。」

 

「うーん…そういうモンか…」

 

「そういうモンです」

 

やはり、現代日本で育った俺とこちらの世界の価値観は違うようだ…月詠からの話だとこちらの世界では10日に1度良い所でも給金は300銭から500銭らしい…ううむ俺はその10倍出してるからなぁ…。しかし、こちらから提示したのだ今更変えるワケにもいかない。コレがアレか、金持ちになった者の金銭感覚のマヒか…。しかし、自分で使わず、人や土地に還元しているのが何とも俺らしい…。普通金持ちになれば贅沢をしようと思うのだろうが…俺にとっては、俺に関わる人たちの幸せそうな顔を見るのが好きなのだ。まぁ俺の稼いだ金だ、どう使おうと俺の自由、好きに使わせてもらおう。

 

「さて、もう一仕事するか、休憩終わり!」

 

「はい!いくらでもお手伝い致します!」

 

そう言って俺たちはせっせと店の備品の整備や準備に精を出すのであった。

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