これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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檄文届く

とある日の朝議にて

 

「炎蓮様、袁紹からの檄文が届いております。」

 

「ほう?あの冀州の小娘から?なんて書いてあるんだ?」

 

「はっ、洛陽にて蛮族の如く悪逆非道を尽くす董卓を討つ為に連合を組むと。」

 

「その参加要請ってワケか…。なるほどなァ…」

 

「いかが致しましょう?」

 

「オレは出ねェが…そうだな…オレの名代として雪蓮が行け、連れていくヤツらは雪蓮に任せる、あと冥琳も軍師として参加しろ。」

 

「はっ。」「えぇ〜私?」

 

「オレの名代を務めるなら雪蓮、お前が適任だ。そうだなァ、冥琳いくら動かす?」

 

「5000から1万ほどかと…」

 

「なら決まりだな、あとは雪蓮、冥琳に任せる。人選もテメェらの自由だ。好きにしろ。」

 

「御意。」「は〜い…」

 

珍しい…戦だと言うのに雪蓮が乗り気じゃない。何かあるのか?しかし、反董卓連合か…こりゃ大事だな…確か…ゲームでは董卓は可憐な少女だったっけ…。うーん…そう思うと攻めるのは可哀想だが…。この流れには乗るしかない…俺だけが異を唱えても証拠が無いし、反董卓連合は様々な勢力が集まるのだ、ソレに乗らないとコチラが董卓と繋がっているのでは、と捉えようによってはそう思われても仕方ないのだ。いくら知っていようと俺の一言で、この世界の流れを崩すワケにもいかない。

 

「玄助さま?どうしました?難しいお顔をされて…」

 

「ん?いや、なんでもないよ?ただ、ホントに董卓は悪逆非道の限りを尽くしてるのかな?」

 

「ほう…?ソリャどういうことだ?玄助。」

 

「実際、洛陽を見たワケじゃないから分からないけど…でもウチの店には今じゃ大陸中からお客さんが来てる。洛陽で董卓がそんなことをしている。なんて噂すら聞いた事がない。」

 

「なるほどなァ…いくら王朝の力が衰えていようとも、漢の首都は洛陽だ。ソコで悪逆非道の限りを尽くせば噂にもなる…か。」

 

「そう、炎蓮さんの言う通り。悪逆非道の限りを尽くしているのに噂にすらならないのはおかしいんだよ…。この裏には何かあるかも知れない…。まぁソレが何なのか分からないんだけど…」

 

「しかし、裏に何があろうと四世三公を輩出している袁家からの檄文だ、乗らないわけにはいくまい?」

 

「うん。だからこそ、参陣して、実際に洛陽を見てみないと…」

 

「よぉし、なら玄助ェ!テメェも雪蓮たちについて行け。天の御使いの名前を広めるには良い機会だ。ついでに商売もしてこい。そうすりゃ大陸の有志たちとの繋がりが出来るだろ。」

 

「え?でも、店が…」

 

「店?テメェ隠しても無駄だぞ?1人雇ってるじゃねぇか。ソイツに任せりゃ良い。」

 

「いやいや、新人ですよ?ソレに商品の補充は俺が居ないと出来ないし…」

 

「なら休みにすりゃいい。金には困ってねェんだろ?」

 

「それはそうですけど…」

 

「ソレより今は玄助を含めオレたち孫呉の顔を売ることが最優先だ。」

 

孫呉の為だと言われたら仕方ない。俺は孫呉に尽くすと決めているから…

 

「分かりました。その命、受けます。」

 

「よし、なら即座に支度しろ、テメェら気合い入れて来いよ!」

 

「「御意!」」

 

そして、朝議が終わり、店で月詠に説明する

 

「と、言うわけで当分、店を閉めることになる。俺が居ない間の生活費など諸々は俺の貯金から使ってくれて良いから…」

 

「いえ、今まで充分のお給金を頂いてるので、大丈夫ですが…三船様、戦場へ出向かれるのですよね?」

 

「まぁ、前線に立つかどうかは分からないけど…一応戦場だね。」

 

「どうかお気を付けてください。もし、三船様に何かあればお店や待ってくれるお客さんが悲しみます。もちろん私も…」

 

「なに、大丈夫さ。でも、ありがとう月詠。ってワケで、俺は支度しなきゃいけないから、ずっと城詰めになるだろうから…お客さんに当分の間、店を閉める旨を説明しといてくれ。」

 

「はい!分かりました!」

 

そして、戦支度と商売の準備を始めて、数日後、出立の時が来た。雪蓮を大将に軍師は冥琳、そして俺、祭さん、梨晏、明命、と言った面々に1万の兵を連れて建業を出る。

 

しかし、戦なら分かるけど商売までしてこいなんて…炎蓮さんらしいと言うかなんと言うか…まぁ売れるモンは売ろう。

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