これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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反董卓連合、集結!

あれから建業を出立してから幾ばくか日にちは過ぎ…ついに到着した。反董卓連合軍の陣地に。

 

こりゃ凄い…思ってた以上の迫力だな…まず目につくのは袁の旗が2つ、これは袁紹と袁術だろう。そして公孫の旗これは公孫瓚だな。そして曹の旗恐らく曹操。これだけでも豪華なのにここに孫の旗とまだ見えてないがきっと劉備の旗も立つのだろう…。

 

「こりゃ壮観だな…。」

 

「うむ、大小様々な有志が集まっているからな、総数は約10万から20万と言ったところか…」

 

俺たちはすぐさま天幕を張り陣立てをする。すると袁紹からの遣いが来た。軍議を開くから来て欲しいとの内容だ。コレには大将である雪蓮と軍師である冥琳が行くこととなった。しかし、袁紹と袁術の兵士はすぐに分かる。なぜなら動きにくそうではあるが豪華な鎧を身にまとっているからだ。さて、雪蓮と冥琳は出掛けたし、祭さんたちは兵士たちに命令を出している。俺のすることは決まっている。そう【天の万事屋】の簡易出張店舗である。牙門旗も立てて派手に宣伝してやろう。

 

「いらっしゃい!安いよー!大陸広しと言えども取り扱っているのはここだけ!天の国の嗜好品だよー!」

 

そう言って呼び込みをする。最初は胡散臭いのだろうか…兵士たちが遠目に見ているだけ…。しかし、俺にはこうなる事も予想し、目の前での実演販売を行うことにした。

 

「この箱から取り出したるは天の嗜好品!コレを咥え、こちらの箱から棒を取り出しこうやって火を付ける。そうして、煙をゆっくりと肺腑に吸い込みゆっくり吐き出す。どうだ?お試しで1つ。」

 

1人が興味を示し寄ってくると、タバコを購入していった。もちろんマッチと携帯灰皿はサービスだ。

そうして人が人を呼び、どんどんと広がっていく。

ふはは!なんだ戦が近くにあるが、嗜好品は売れる。しかも、タバコを買えばマッチと携帯灰皿はサービスで付いてくる。ちなみにタバコはこの前、雪蓮と穏の黄巾党討伐の為に出した慰労品のタバコをいつも店で売っている値段で売る。本数も少なく、普通のタバコより短いので、すぐ消費するだろう。本店、と言っていいのか分からないが建業の店は長期休業だ、その分こちらで稼がせて貰おう。

 

そうこうしていると雪蓮たちが帰ってきた。

 

「どうだった軍議は?」

 

「話にならないわね…誰が総大将を務めるかーとか、総大将が袁紹に決まってからは突撃あるのみとか言うし…めちゃくちゃよ。」

 

「しかし、袁紹と袁紹の兵力は馬鹿にならん。見栄を張っているのだろうがこの2つの勢力で約7万の兵だぞ?」

 

「そりゃまぁけったいな…」

 

「まぁ洛陽に行くまでの最初の関門汜水関での先陣は劉備ちゃんと公孫瓚になったけど、いつまで持つかしらねー。」

 

「劉備も公孫瓚も兵力は少ないはずだろ?なのに先陣なのか…ううむ…」

 

「まぁ袁紹のことよ、劉備が気に入らなかったんでしょうねー。」

 

「一応連合軍だぞ?最初から足並み揃ってないじゃないか…」

 

「足並みなんて揃うワケないじゃない。ここに集まってるのは天下に覇を唱えようとしている連中よ?

 

「ああ、このままでは我々は出遅れるかも知れん。」

 

「よーし、この戦で活躍して大陸に孫呉ありと名を轟かせるわよ!」

 

「うむ。」「おう。」

 

そうして雪蓮と冥琳は残りのメンツの揃った天幕へ入る。って俺は商売してて良いのか?俺も軍議へ参加した方が良いんじゃ…

 

「コレをくれ。」

 

「こっちもだ。」

 

「毎度ありー」

 

軍議に参加したいのは山々だが客足が止まらない…どうしたモンか…あとで軍議で決まったことを梨晏にでも聞くか…。ソレにここで商売してれば、各勢力の関係者や、武将まで来るかも知れない…知っておくのは情報として大事だ。俺も俺なりに働かないと…今はタバコとその関連商品だけだが。試しにコーヒーも売ってみるか…。

 

「さて、集まってくれたみんなに良い事がある、新しい商品を売るぞ。飲み物だ。天の国の飲み物は興味あるよなぁ?タバコとの相性は最高だぞー。」

 

「では、タバコとその飲み物をください。」

 

「俺も買うぞ!」

 

そしてワイワイと人だかりが出来ていると。各勢力で噂になったのだろう。重要人物たちまでやってくる始末…、まず来たのは…

 

「へぇ…これが天の国の嗜好品を扱う店…ねぇ。」

 

「お、いらっしゃい!」

 

小柄で金髪ツインドリル…コレ、華琳か!まさか華琳が来るなんて…こりゃ丁寧に接客しないと…しかも隣にいるのは春蘭と秋蘭?おいおい、マジかよ…

 

「ねぇ…貴方、天の国のものを取り扱っている、と言うのは本当かしら?」

 

「もちろん。なんたって俺がその天の御使いだからね。ちゃんと保証するよ。」

 

「そう。では、その証明をして見なさい。嘘ならば、分かっているでしょうね…」

 

ううむ…どうしたモンか…証明ね…。あ、そうだ、インスタントカメラならどうだ?ついでに撮った写真まで売れるかもしれない。

 

「なら御三方、こちらの絡繰を見てー…そういくよー。」

 

パシャリ。

 

「なにをした!」

 

「うわわ、大丈夫だって、危険は無いから…お、出来た。」

 

そう言ってインスタントカメラから写真が印刷されて出てくる。

 

「ほい、コレが証明。」

 

「これは…私たちの姿絵?まさかあの一瞬で描いたと言うの?」

 

「うむ…信じられん…しかし、華琳様、孫呉に天の御使いが降りたと言うのは本当かも知れません。」

 

「そう…貴方が本物の天の御使い…。面白いものを見せてもらったわ。」

 

「ああ、いえいえ。これくらいで良ければいくらでも…。」

 

「自己紹介がまだだったわね。私は曹孟徳、隣に居るのは…」

 

「夏侯妙才だ。」

 

「夏侯元譲だ。」

 

やっぱり当たってたか…。

 

「これはどうも、俺は三船玄助だ。」

 

「見た事の無い旗が立っていると思ったら貴方の旗だったのね。」

 

「ああ、目立つかもと思って立てといたんだよ。」

 

「なるほど…商売は順調かしら?貴方の店の話は私の領地でも噂になってるわよ?」

 

「へぇ…孟徳さんのほうでも噂になってるのか…。」

 

「今や大陸中で知らない者は居ないほどよ?天の国の品物を取り扱うなんて。」

 

まぁ、そりゃそうだ…。珍しいモンばかりだし、名前が売れるのはすぐだろう。今回のことも重なればもっと噂は広まるかもしれないな…

 

「それじゃあ私たちはもう行くわね。」

 

「なんだ、買い物していかないのか。」

 

「天の御使いの顔を見ておきたかっただけだもの。私たちの用は済んだわ。」

 

「なるほどね…。まぁもし次があるなら買ってくれよ?」

 

「ふふ、善処しましょう。ではね。」

 

そう言って去っていく曹操たち…さすが華琳だ今のうちに唾付けとこうって考えか…。諸侯の中では一番乗りだ。末恐ろしいな…。さて、華琳とはいつかぶつかり合う運命だ…。そんなことを考えても仕方ない。まずは商売だ。どんどん売るぞー。そうして俺は反董卓連合軍の陣中で商品を売りさばくのだった。

 

 

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