これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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首都洛陽。

漢の首都である洛陽に到着したのは、虎牢関の戦いから数日経ってからのこと。首都と言われた洛陽は静かなものだった…。

 

「ここが洛陽か…」

 

「案外呆気なかったわねー。」

 

「雪蓮…戦わないで済むならそれに越したことはないんだよ?」

 

「でも、私出番無かったし…」

 

「大将の出番が無いのは良いことだと思うけど?」

 

「全く…玄助は分かってないわねー。武人は戦で活躍してナンボよ。」

 

「そんなモンかね?いつ死ぬかも分からないのに…」

 

「それがヒリヒリして良いんじゃない。」

 

「危険な考えだなぁ…」

 

「雪蓮様。洛陽城内に董卓らしき人物は居ませんでした。」

 

シュタッと明命が現れる。ビックリするなあ…

 

「そう…董卓は見付からず…かー…。」

 

見付かるワケも無いだろう。ゲームでは劉備たちが保護するんだからな。

 

「さて、雪蓮。俺たちはどうする?」

 

「そうねぇ…これで連合軍は解散だろうし…一応洛陽の中を探索して民たちに炊き出しもしましょ。」

 

「了解。」

 

そうして、洛陽の中を探索していると…明命から報告がある。

 

「雪蓮様。井戸からなにやら光っているものがあるとの報告があります。」

 

「井戸?」

 

来たか…恐らく玉璽だな。

 

「明命。その井戸の中調べてみなよ。きっと良いものがあるよ。」

 

「あら?玄助は心当たりでもあるの?」

 

「勘といっておこうかな。」

 

そうして井戸の中から光っているものを取り出し中を確認すると

 

「これってまさか…」

 

「ああ、そのまさかだな…まさか、玉璽だとは…」

 

「これは天命かしら?」

 

「さてな。しかし、玉璽であることには変わりない。どうする?雪蓮。」

 

「どうするって…捨てる訳にもいかないでしょう?持って帰るわよ。」

 

そうして玉璽を手に入れ、民たちに炊き出しを行う。こういう時は俺の役目だ。

 

「さぁ、みんな並んでー!美味いメシだよー!ジャンジャン食ってくれ!」

 

そう天の国、日本の料理を提供しているのだ。

 

「こりゃうめぇ!」

 

「こんなの食べたことないわ…でも美味しい。」

 

「ああ…わしは死ぬまでこの味を忘れんじゃろうなぁ…」

 

概ね好評のようで良かった。これから洛陽は復興するんだ。そのためには民たちに元気がなければダメだからな。そのためならいくらでもメシなら提供しよう。しかし、なんで張飛と文醜まで炊き出しのメシを食ってるんだ?コレは民の為の炊き出しだぞ?はぁ…こりゃマイナスポイントだな。いくら美味いメシだからと言っても一軍の将が炊き出しのメシを食ってたらマズイだろうに…。

そうして、炊き出しをすること数日後、俺たちは建業に帰ることとなった。炊き出しについてはまだやれる余裕はあったが、劉備たちが後を引き継ぐ形で俺たちは帰路についた。

 

はやく帰って店を開けたいモンだ…。やはり、戦は疲れる。それに人の命を背負う程俺は出来た人間じゃない。元々、一般人だった俺にそれを背負わすのは酷なことだ。そりゃ確かに俺は人を殺める程の力はあるし、実際こちらの世界で人を斬った、しかし本質は一般人なのだ。しかし、戦は終わった。これでまた少しだろうが、平和な暮らしが待っている。帰ったら何を売ろう…またセールをするのも良いな…それにそろそろ酒を売っても良いだろう。店のことを考えているのがとても幸せだ。あの忙しさも確かに大変だが、平和の一部とするならば甘んじて受けよう。月詠はちゃんと生活出来て居るだろうか…ううむ、考え出すとキリがない…しかし、考えざるを得ないのだ。待っているお客さんたちの為により良いモノを提供するために。今は考えよう。そうして馬上で揺られながら、ああだこうだ、と思考を巡らせるのであった

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