これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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少しアンチが入ってしまうかもですが…


【天の万事屋】出張する?

「はぁ!?荊州まで行けと?そりゃまたなんで…?」

 

「劉備から使いが来てな。お前の店を荊州にも出してほしいそうだ。」

 

「いや、そりゃいいけどさあ…コッチの店はどうするんだよ…」

 

「ふむ…確かに…しかし、劉備とは一応友好的な関係でありたいのだ…」

 

「そりゃ分かるけどさぁ…」

 

言いたいことは分かる敵を増やしても意味が無い、でもそれと同じで俺が行く意味も無い…

 

「あっちに店出してもらって、コッチから腐ったりしない物を輸出するのじゃダメなのかね?」

 

「なんでも、劉備からはお前を直々に指名してきている。何かしたか?」

 

「いや、心当たりは無いけど…」

 

「ふむ…しかし劉備直々の依頼だ。受けんワケにもいくまい?」

 

「はぁ…また店を閉じるのか…」

 

「すまん。私の方でなんとか出来れば良かったのだが…」

 

「もうヤケだよ。行ってやるさ。その代わり少し値段は高くして売ろ…」

 

「まぁそれも許容範囲内であれば大丈夫だろう。」

 

「んで?俺はどうすれば良いの?」

 

「悪いが早速荊州まで行ってもらいたい。」

 

「何もかもいきなりだな…」

 

「すまん。」

 

「もういいよ。冥琳を責めてもどうにもならないし…」

 

しかし、劉備よ。少しワガママが過ぎんか?コレが曹操と劉備の器の差か…。曹操は、俺を呼ばずに側近をコチラに寄越し、買い物をしたが、劉備は俺に来いと言っているのだ。ソレはワガママと言うモンだろう。これだから甘ちゃんは…コッチの都合お構い無しかよ。

 

「はぁ…すぐ出るよ。月詠には冥琳の方から伝えてくれ。」

 

「分かった出来ることはコチラでしよう。」

 

「うん。お願い。」

 

そうして、すぐさま支度をし、荊州へ向けて出発する。それから数日…

 

「ここか…。まだ劉備は劉表の下に付いてるはずなのにもうすっかり、王様気取りだな…」

 

しかし、街を見ると活気もある、そこそこの治安だな…。しかし、建業と比べると少し元気が無いように思う。土地柄もあるのだろうか…。荊州に入ってから少ししてからは劉備の派遣したであろう兵の1団が俺を護衛してくれている、しかし、弱そうだな…。そして城に着くと即座に劉備との謁見である。

 

「三船玄助、ただいまコチラに参上致す。」

 

簡略礼で挨拶を済ます。所詮この地を捨てて逃げるのだ、これくらいでちょうどいい。

 

「三船玄助はそれなりの武人であると聞いていたが礼を失するか?」

 

「なに、我が主、孫文台に比べればこのくらいの礼で良いと思っただけ…」

 

「貴様…桃香様を侮辱するか!」

 

「侮辱?コチラの都合も考えず、向こう見ずな頼みをしてきたのはどちらかな?」

 

「う…三船さん…ワガママ言ってごめんなさい。でも、この土地の人たちにも三船さんのお店の良さを伝えたくて…」

 

「伝えるだけなら俺を呼ぶ理由にはならん。俺は建業で店を構えている。これは周知の事実だろう?」

 

「はい…。知ってます。」

 

「その店は俺が居ないと開けない。ならば俺の都合はどうなる?収益は?それにまさか、店はまだ準備してないとか言うんじゃないだろうな?」

 

「そ、それは…朱里ちゃん。」

 

「はい。お店ならこちらで手配済みです。必要な物は教えて頂ければすぐさまご用意させて頂きます。」

 

「なら良い。コレで店すら準備してないと言っていたらすぐさま劉備の首を刎ねるところだった。」

 

「我らが居る中、桃香様に触れることなど出来ん。」

 

「ほう?まぁいいだろう。聞きたいのは店の場所、それと規模だ。」

 

「は、はい…お店の場所はこちらの地図に…。規模は30名程入れるくらいでしょうか…」

 

「ふむ…分かった。ならばすぐさま支度しよう。」

 

「分かりました。ではお願いします。」

 

「ああ、そうだ劉備、曹操はわざわざウチの店に自分の側近を使いに出して買い物をしたぞ?器が違うな。」

 

フッと笑い部屋から出ていく。

 

「なんなのだアイツは!桃香様に無礼な真似を…」

 

「落ち着け愛紗。あちらの言い分も分かる。それに先に曹操があやつの店で買い物をしていたのなら比べられる。しかも、使いを出して買い物をしていたのなら尚更だ。」

 

「そうですね…曹操さんと比べられてしまっては…我々は三船さんを呼びたてワガママを言っている風に見えてしまうのも当然かと…」

 

「どうすれば、三船さんと仲直り出来るかな…?」

 

「もう三船さんの中では桃香様は曹操さんより下だと認識されてしまって居ます。それを覆すのは難しいかと…」

 

「ふん!どうせあのようなヤツの店だ、売れるワケもない。」

 

「あわわ、ダメですよ愛紗さん、こちらから呼んだのですからそれなりに儲かると思って頂かないと…」

 

「しかし、私はあのような無礼は許せん!」

 

「先に私たちが無礼を働いたんだから三船さんもそういう態度を取ったと思われます。」

 

「しかしだな…」

 

「ここでいくら話してても変わらないよ!なんとか三船さんと仲良く出来る方法を考えないと…」

 

「桃香様はあやつと仲良くするつもりですか!」

 

「当然だよ!私たち、特に私のワガママで呼んだんだから仲良くしないとダメだよ!」

 

「しかし、桃香様の仰ることも確か。愛紗よ、我らが先に無礼を働いたのだ。あの者の態度を理解しろとは言わないが、もし、我々があちら側だったらどう言った反応をするのか冷静に考えた方が良いぞ。」

 

「そうは言ってもな、星!お前はあのような態度が許せると思っているのか?」

 

「私があちらと同じことをされれば、私もそれなりの対応をするさ。」

 

「ううむ…ええい!桃香様の提案だ。私も否定することは出来ん。」

 

「じゃあ、お仕事が落ち着いたら私たちで三船さんのお店に行こう?せめてもの罪滅ぼしじゃないけど、ワガママ聞いてもらったお礼しないと!」

 

~玄助side

 

ふむ…少し無礼だったか…。しかし、俺の仕える炎蓮さんとは立場も何もかも違うのだ…しかもアッチのワガママで呼ばれたんだ。そりゃ無礼な態度も取るさ。俺だって人間だからな。おっと、この建物かな?準備するか…。しかし、俺はいつまでここに居れば良いんだ?明確な日数も知らない…どうしたモンか…ああ、帰りてぇ…。しかし来てしまったものは仕方ない、やれるだけのことはやろう。

 

「よっしゃ!いっちょやったりますか!」

 

そうして店の準備を始めるのだった。

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