これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

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桃香たちには不義理になってしまいますが…


ただいま!建業!

あれから3日後、日の出前に俺は店を出る。このまま行けば、俺が出ていったのが劉備たちに知られるのは早くても朝、遅くても昼。連れ戻される可能性はないだろうが0とは言えない。早く帰ろう。

 

そして、馬を跳ばすこと数日、俺はとうとう建業に帰ってきた!やった!ようやく帰ってこれた!俺はそのまま馬を進め、城に入る。そして冥琳に帰ってきたことを伝えるのだ。

 

「冥琳?入るぞー。」

 

「久しい声だと思ったがようやく帰ってきたか。しかし些か早いのではないか?」

 

「もう売るもん売って帰ってきた。」

 

「そんなに劉備の元は居心地が悪かったか。」

 

「ほとんど無理やりだよ?そりゃやる気も出んよ。」

 

「しかし、商売はしたのだろう?」

 

「もちろん。コッチの店より高値で売ったが、売れたぞ。」

 

「意地が悪いな。」

 

「まぁ民たちにはなんの責任も無いけど、俺からの意趣返し。かな?」

 

「本当に意地が悪いよ。お前は。」

 

「褒め言葉として受け取っておくよ。しかし、いつもながら、仕事が多いな。」

 

「ああ…今日は特に多くてな…休憩もあまり取れん。」

 

「そっかー。なら少し待っててくれ。」

 

「ん?まぁいいが…」

 

そうしてリンゴジュースをグラスに注ぎ、氷をたっぷり淹れて冥琳の机に置く。

 

「コレでも飲んで少し休め。働き過ぎは体に毒だぞ。」

 

冥琳の許可無く、窓を開けタバコに火をつける。

 

「全く…帰ってきた報告だけかと思えば…」

 

フッと笑う冥琳。何故だろう少し嬉しそうだ…。そんな気がする。

 

「ああ、そういえば三船。」

 

「なんだ?」

 

「朱治からの伝言で店のタバコの在庫が切れたそうだぞ?」

 

「ンな!俺が居ない間に店開いてたのか!?」

 

「朱治も開ける気は無かったらしいが、客からせめてタバコだけでも、と頼まれたそうだ。」

 

「マジかよ…どんだけタバコ人気あるんだ…」

 

「それは、祭殿と雪蓮が外でタバコを吸っていれば噂にもなるさ。」

 

「あー…確かに…」

 

祭さんと雪蓮は良い広告塔か…。しかし、タバコの在庫切れはマズイ…いくら金があれば無限に買えるからと言ってもタバコの仕入れは今取り扱っているタバコだけでも数十の種類がある。それを一気に仕入れとなると相当な金が飛ぶ。全く…まぁお客さんからの頼みだ月詠も無下には出来なかったのだろう。しかし、タバコの在庫が切れるとは…。早く店に行って補充しなければ。

 

「んじゃ、冥琳俺はこれで。早速店に行ってタバコを補充しないと」

 

「ああ、それが良いだろう。行ってこい。」

 

「んじゃ、お邪魔しましたー。」

 

そうして冥琳の執務室を出てダッシュで店に向かう。そして、店に入ると…タバコの棚は空っぽだった…

 

「なんとまぁ…」

 

「あ、三船様、お帰りなさいませ。」

 

「月詠、タバコ売ったんだって?」

 

「あ、はい…申し訳ございません。お客様からどうしてもと言われ…」

 

「まぁ、売ったモンは仕方ない。仕入れするから手伝ってくれ。」

 

「はい!」

 

そうして、チャリン、チャリン、と何カートンもタバコを購入していく。そしてそれを並べるのは月詠。そうして補充が終わった俺たちはいつもより少し遅い時間だが、店を開けることにした。ちなみに月詠から休んで欲しいと言う提案は却下した。俺はここのお客さんが大好きなのだ。

 

「やっぱり御使い様が居なきゃこの店は輝かねぇや!」

 

「やっぱりここの甘味は最高ねー」

 

みんなが喜んで来てくれるそれだけで嬉しい。確かに劉備のところでも好かれては居たが…。やはり俺にはこの土地が合ってるのだ。

 

「御使い様ー。」

 

子供までお使いに来れるほど安全な店だ…。やはり、ここに居ると俺は愛されてるんだと改めて思う。

 

「やっぱり建業は最高だな!」

 

そうして午後の数時間ほど店を開き、お客さんとの会話を楽しむのだった

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