これが俺の恋姫†無双   作:篝火 灯

68 / 68
玄助、体調不良也

「ハックショイ!」

 

「む?三船。風邪か?」

 

「んー…熱がある感じじゃないんだよねー…ちょっとボーッするけど…」

 

「それを発熱と言わんでなんと言うのだ?」

 

「いや、暑くもないし…ただ、くしゃみと鼻水と目眩と…」

 

「体調不良ではないか…」

 

「んー…まぁいつもの俺じゃないのは確かだね…」

 

「今日は早く休め…。最近眠れていないのも要因では無いのか?」

 

「いや、でもやることあるし…」

 

「体調不良の時は休め。」

 

「はーい…」

 

冥琳に諭され自室に戻って来たが…いかんホントにフラフラしてきた…な、なんとか寝床まで…。そこでプツリと俺の意識は無くなった。

 

「三船が体調不良?」

 

「そうなのです。蓮華様は三船に御用でしたか?」

 

「えぇ、お茶菓子を頼もうと思っていたのだけど…」

 

「三船なら自室で休んでいると思いますが…。」

 

「そう…」

 

「ご心配でしたら見に行かれるとよろしいかと。」

 

「そ、そうね。ちょっと見てくるわ。」

 

「えぇ。」

 

そうして、玄助の部屋の前に来た蓮華。

 

「三船?大丈夫?私よ。」

 

「…。」

 

「寝てるのかしら…。少し様子を見てみようかしら。」

 

扉をそっと開けると…そこには床に倒れた玄助が。

 

「げ、玄助!?だ、大丈夫!?」

 

「うぅ…はぁ…はぁ…」

 

「なに?凄い熱じゃない!」

 

「うぅ…れ、蓮華…?」

 

「玄助、大丈夫?立てる?」

 

「お、俺は…?」

 

「貴方、倒れてたのよ?大丈夫?記憶にある?」

 

「あー…倒れてたのか…よっこらせ…」

 

立つのも一苦労のようで、蓮華の手を借りながらなんとか寝台へ行く…

 

「うぅ…頭痛い…」

 

「当然よ…それだけ熱があるんだもの。医者を呼ぶわね?」

 

「えぇ?そんな大事じゃないよ…」

 

「貴方ねぇ…倒れる程の高熱を出しておいて大事じゃないとは言わせないわよ?」

 

「う…すまん…」

 

「全く…誰かある!」

 

「失礼致します。あ、孫権様…」

 

「玄助が高熱を出したの、医者の手配をしてくれるかしら?」

 

「はい、かしこまりました。直ちに。」

 

「うぅ…。大事になってしまった…」

 

「当然でしょう?全く…」

 

そして数刻後、医者がやってきて診てもらうと

 

「寝不足、過労、心労から来る発熱かと。充分に休んでください。そうですね…1週間~10日は休むべきかと…」

 

「えぇ!?そんなに休まないと…ゲホ、ゴホ。」

 

「全く…玄助?ちゃんと医者の言うことは守らないとダメよ?」

 

「うぅ…すまん…」

 

「では、お大事に…」

 

「えぇ。ありがとう。」

 

「はぁ…当分休みか…」

 

そう呟いて、寝台に横になる。

 

「働きすぎよ?しっかり、休んで元気にならないと…普段はあまり休めて無いのでしょう?」

 

「うーん…確かに最近は忙しくて…しっかり休めてなかったかも…」

 

「お役目、お店、孤児院、勉強。どれも大切だけど、しっかり休まないとダメよ?」

 

「はい…返す言葉もありません。」

 

「では、食事を持ってくるわ。その後は薬ね。」

 

「おう…」

 

そう言って蓮華が出ていく。

 

「うーん…無理をし過ぎてたか…寝不足なのは否めないが…ストレスまで…薬買っとくか…」

 

KAMIZONで薬をいくつか購入する。

 

「こっちの世界の薬より効くだろう…。うぅ…頭痛え…」

 

「玄助、食事を持ってきたわよ。」

 

「はいよー。って粥か…」

 

「当たり前じゃない。」

 

「もっとガッツリ食べたい…」

 

「ダメよ。食欲があるのは良い事だけど、胃に悪いわ。」

 

「はぁ…仕方ない…いただきます。」

 

「どうぞ。」

 

「ムグムグ…ところで、蓮華?」

 

「なに?」

 

「いつまで居るんだ?」

 

「貴方が食事をして薬を飲んで、寝るまでよ。」

 

「見張り?」

 

「貴方のことだから少しでも体調が良くなれば仕事をするでしょう?」

 

「うっ…お見通しか…」

 

「それくらい読めるわよ。」

 

「でも仕事は山積みだし…」

 

「確かに、玄助にしか出来ない仕事だろうけど、無理して身体を壊しているのだからダメよ?」

 

「はーい…」(夜仕事しよ…)

 

「皆の寝静まった夜に仕事をしようとしてもダメよ?部屋の前に交代で人を立たせるから。」

 

「あはは…や、ヤダなぁ…そんなことするわけ…」

 

「目が泳いでるわよ?」

 

「あー…あはは…」

 

「全く…いい?ゆっくり休むこと!約束よ?」

 

「分かった。」

 

蓮華にここまで強く言われたら休むしかない…。むぅ…何もせずに寝るだけとはつまらないな…。

 

「ほら、薬を飲んで。」

 

「おう。」

 

「じゃあしっかり休むのよ?」

 

「はいよー…。ありがとうな、蓮華。」

 

「いいのよ。しっかり休んで早く元気になって?」

 

「ん。分かった。」

 

「じゃあね。」

 

そう言って蓮華が部屋から出ていく…。はぁ…メシも食べた、薬も飲んだ。寝よう。医者からも蓮華からも休めと言われたら休むしかない。そうして、俺は寝台の上で意識を手放すのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【黒山の狼、乱世を嗤う】(作者:パスカルDX)(原作:恋姫†無双)

▼あらすじ▼後漢末期――黄巾の乱によって大陸は荒れ果て、民は飢え、役人は腐り、弱者は踏みにじられていた。▼太行山脈を根城にする巨大賊軍「黒山党」。▼その頭領こそ、“黒山の狼”と恐れられる男、張燕――真名を《時雨》。▼残虐。狡猾。冷酷。▼官軍も諸侯も嫌う外道。▼だが彼は、ただの盗賊ではなかった。▼民を見捨てる漢王朝。▼名門の誇りに酔う諸侯。▼正義を掲げながら弱…


総合評価:1014/評価:6.91/連載:305話/更新日時:2026年08月05日(水) 16:34 小説情報

【完結】争いは他所でやってくれ!最後は平穏無事に過ごしたい(作者:大気圏突破)(原作:ハイスクールD×D)

 サービス残業・休日出勤・パワハラで疲弊していたサラリーマンはデスクワーク勤務中に心臓の鼓動が止まり亡くなってしまった。憐れんだ神は第2の人生として彼を『リリカルなのは』の世界に送るつもりだったが書類の手違いで『ハイスクールD×D』の世界に送ってしまった▼ 神は送る直前に間違いに気付き彼に与えた力の他に原作主人公の能力を奪って付与させた。赤龍帝になってしまっ…


総合評価:2122/評価:6.54/完結:86話/更新日時:2026年08月08日(土) 15:14 小説情報

魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟(作者:make_51)(原作:魔法少女リリカルなのは)

これは、一人の元引きこもりなダメ人間と、それを取り巻く環境と人々が送る物語・・・。▼彼は何をし、何を思い成し遂げるのか・・・・。▼そして、そんな彼を周囲は『どうしていくのか?』▼*注意*▼この小説は某ss投稿サイトで投稿された小説と流れが似ておりますが異なりますので、お気に召さなかった方々は『戻る』をしていただいて構いません。


総合評価:935/評価:6/連載:113話/更新日時:2026年08月09日(日) 18:08 小説情報

心配性の実力者は今日も鍛え続ける(作者:大気圏突破)(原作:魔法少女リリカルなのは)

 青信号で横断歩道を渡っている時に上級国民が運転する暴走車に轢かれてしまい彼は命を落とした。本来ならもう67年ほど生きる予定だったが天国に来てしまった。定員オーバーなので神は二次創作特有のアニメ作品内に彼を転生させる▼ 部屋で目を覚ました彼は9歳の姿になっていた。そして机の上置かれていた手紙に▼「その世界は実力が無いと死んじゃうから頑張って鍛えてね♡ byゴ…


総合評価:3512/評価:7.15/完結:63話/更新日時:2026年05月02日(土) 20:55 小説情報

異常過ぎるのは間違っているだろうか?(作者:ダーク・シリウス)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

冒険者として生活をする事になったとある並行世界の兵藤一誠を知った神々と冒険者。▼色々無視できないことばかりするので・・・・・。▼「イッセー! ワシと覗きに行くぞ!」▼「お前はお前を愛する女を裏切らなきゃいいんだよ!」▼「なぁなぁ、なーんか楽しい事しようやー」▼「どんな手を使ってでもあなたは私のオーズにするわ」▼「炉の炎に照らされるあなた横顔と鎚の音を見聞きす…


総合評価:1014/評価:7.5/連載:16話/更新日時:2026年06月13日(土) 00:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>