(またしても)原作を知らないオリ主inキヴォトス   作:朧月夜(二次)/漆間鰯太郎(一次)

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せんせぇ……どこぉ?(コハル並感)


キヴォトスとは

「え、マジですか!?」

 

「そうじゃ。あの事故は本来そなたに起こるはずじゃなかった。本当にすまぬ……」

 

 

 

 やっぱそうか……なんか変だと思ってたんだ。

 

 アパートの部屋を出た瞬間、家の前にタンクローリーが猛スピードで突っ込んできて、俺は轢き殺された。

 

 

 

 おかしいでしょ。

 

 うちの前、道ないんよ。

 

 

 

 つくば市の外れにある、農家の爺さんが税金対策で建てたアパートだ。

 

 目の前は畑。そこにグオーってタンクローリーだもの、意味分からんわ。

 

 

 

 そしたら気が付けば、そこら中真っ白な謎空間にいて、ギリシア神話の神様みたいな、白くて片方の乳首が見えてる服の爺さんが土下座してた。

 

 

 

 あっ(察し)ってなったよね。

 

 往年の異世界転生ラノベの導入じゃね? これって。

 

 

 

「まあそうじゃ。部下の神見習いの手違いでな……と言う訳で生き返らせてやろう」

 

「えっ、転生じゃなくて?」

 

「そうじゃ。そんな都合のいい異世界なんてある訳ないじゃろう? いきなり何の出自も無い人間が現れたら、日本でも大混乱になるじゃろうが」

 

「ええ……正論過ぎて草」

 

 

 

 嘘でしょ。

 

 ここは転生でしょ、常識的に考えて。

 

 

 

 けどまあ生き返れるならいいのか?

 

 いやでもなんだろ、このモヤモヤは……。

 

 

 

 すると神様はこう言った。

 

 

 

「一度神の関わった死を味わったそなたには、運命外の不幸が起こりやすくなる。ゆえにそなたの思う異世界転生は出来ぬが、そのかわり! テンプレの能力を授けよう」

 

「か、神様っ!!!」

 

「現金な奴じゃ……でも実際に簡単に死なれても困る。だが今後も地球で生きるならば魔法などはやれん。ゆえに人外めいた身体能力をやろう。これでダンプカーに轢かれようが、東京スカイツリーの天辺から落下しようが死なんじゃろう」

 

「おおっ!」

 

「とは言えじゃ。そんな力を持ちながら普段使えないのはストレスが溜まるじゃろう。なので転生ではないが、行った所でさほど影響のない異世界に転移出来るゲートの魔法のみ授けようか。そこでなら人外能力を全力で発揮できるじゃろう」

 

「神様、俺、俺ぇ! 神様の事信仰しますっ!!! み、御名を教えてくださいっ!」

 

「これこれ。調子のいい奴じゃ。では力を授けたぞ。せいぜい残りの人生を楽しむがよい。ちなみに力の使い方は頭の中にすり込んでおいた。後で強く意識すれば使い方が分かろう。ではもう会う事はなかろうが息災にな。最後に名か、ならば名刺をやろう。チャオ」

 

 

 

 そうして神様は去っていった。

 

 気が付けばアパートの部屋の中にいた。

 

 

 

 俺の手には、新宿のホストみたいな派手派手の名刺がある。

 

 名刺に書いてある名前は――――

 

 

 

『や〇〇え♡』

 

 

 

 なんだこれ。

 

 〇に何が入るんだよ。

 

 

 

 やまもとやえ……とか?

 

 字余りで草。

 

 多分しょーもない神様だな、うん。

 

 

 

 まあいい。

 

 夢かと思ったら、マジで頭の中に力の詳細が浮かんできやがった。

 

 

 

 それによると、銃を乱射されても痛いで済み、競走馬なみのスピードで走れるらしい。あとスーパーマンめいた身体能力だ。

 

 ウマ息子か?

 

 

 

 あと転移は、俺の触れてる物も含めて異世界に行けるらしい。

 

 なら俺の愛車、スーパーキャリイも持っていけるってことか?

 

 

 

 やば……異世界でキャンプ出来るやん。

 

 異世界なら直火で焚火してもセーフやろ。

 

 

 

 でも魔法の名前は「転移ゲート(キヴォトス)」って書いてあるから、キヴォトスって所にしか行けないっぽい。

 

 

 

 んじゃ行ってみっか。どうせ暇だし。

 

 

 

 何せ俺は専業パチプロだからな!

 

 東大入って就活失敗とかどんだけ~つって。

 

 でも案外食えてるって言うね。

 

 

 

 今日もマイホで稼働するつもりで家を出たんだけどな!

 あの世の父ちゃん母ちゃん、あんたの息子、パチ屋行こうとして異世界行ってるけど勘弁してな。あんた偏差値高いけどバカだよね(笑)って言ってたけどマジだったわ。

 

 




リハビリのために書き貯めて保存しておくはずが、久しぶり過ぎて手順を間違い投稿してしまう恥知らずな作者がいたらしい。
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